吉井明久(バカとテストと召喚獣)

登録日:2011/09/02(金) 03:05:05
更新日:2024/01/11 Thu 17:55:14
所要時間:約 6 分で読めます




アンタらは小細工なしの実力勝負でブッ倒してやる!


吉井明久とは『バカとテストと召喚獣』の主人公である。そして隠しヒロイン。
自身に酷似した謎の美少女アキちゃんが存在している。

吉井玲は実姉。異性として見ていそうな彼女と違い、こちらは普通に姉としか見ていない。
でも、秀吉のことは異性として見ている。


CV:下野紘*1

概要




バカだ。



明久の事を聞かれたら↑と答えれば大体OK。と、言い切ってしまえる程の恐ろしい頭脳の持ち主。

良くも悪くもバカ正直な性格が最大の特徴。チャイナ服が好きだというのが恥ずかしいから愛していると言ってしまったほどである。

学力レベルはFクラス上位と、バカと呼ばれる割に意外と高い。

そこ、どんぐりの背比べとか言うな。
現在、諸々の特訓のおかげで世界史と日本史だけはAクラスに匹敵するほど。


明久がバカと言われる所以は学力云々もそうだが、実はその独特な思考回路に因る所が大きい。

例としては

瑞希の転校

クラスの異性は秀吉だけに

たった一人の異性を奪いあってFクラスが荒れる

それはまるで某世紀末伝のように……

みんなモヒカンになってしまう!

と、この連想ゲームを最初のワードを聞いただけで全て自己完結させてしまうという、小学生もビックリな想像力である。自分でもバカであることは一応は認めている。


『バカなお兄ちゃん!』


他にも重要な選択に迫られた際、アキ天使とアキ悪魔という二つ存在が葛藤したりするしないなど、明久の心理面がコミカルに演出されている。

なに? そんな配色で大丈夫かって?

大丈夫だ。これで良い。
しかし意外にも感性の方は(どちらかといえば)常識人の部類に入っているので基本ツッコミに回る事が多い。本人も自分は常識人だと自認している。……バカであることとそれ故に奇行に走ってしまうことが多いため周りからそう思われていないが。

アニメ一期では主人公であるにもかかわらず何故かしょっちゅう霊圧が消えていた。

代わりに原作では出番が少なかったアキちゃんが活躍する事が多く、おそらく偉い人の都合で彼女に出番を譲ったのだろう。

OVAいたっては全体の半分くらいしか出番が無かった。

アキちゃんマジ無双。

容姿は優子曰く「見た目はそれなりにまとも」、久保利光の弟良光からも「そこまで揶揄されるような顔はしていない」と評されている。反面Fクラスの男子勢や家族からはブサイクと認知されている。自分のことを間違えて「365度どこから見ても美少年」と称したとき、雄二から「5度多いぞ」とツッコまれ、秀吉からも「実質5度じゃな」と言われてしまっている。

ラノベ主人公の例に漏れず、非常にモテモテで、そして超のつく程鈍感。(しかし秀吉に関しては最初は男として接してた分距離が近いためか好意を向けたり、異性にちゃんと興味があると言った時は遠回しの告白と勘違いした)

作中では瑞希・美波・葉月(小学生)・久保(男性)・秀吉・玲(実姉)・玉野(女装姿限定)と、
そうそうたるメンバーから想いを寄せられているいるにもかかわらず、いっこうに気付かない。

ん? 二人か三人おかしな人物が混じっているって?

なに、バカテスでは良くある事。
 ちなみに小学生の頃から(ちゃんと女子に)モテていた模様(もちろん本人は知らなかった)。

瑞希や美波のアプローチを受け、時折もしかしたらと思う事があるものの、最終的には自らフラグをへし折る。

一応、本人は瑞希に惚れている。だが、以前「何か」あったらしく、勘違いしそうになる度に自分を律している。

「何か」ついては近い内に明らかになると思われるが……現段階では不明。

女性陣には、専ら雄二と恋人扱いされることが多いが、双方いい迷惑である。


不慮の出来事で一瞬思考が凍る事が多いものの、俗に言う据え膳シチュエーションには真っ先に飛び付き、絶体一隅のピンスを掴み取ろうとする。

もっとも周囲に阻止される事が多いが……

9.5巻では女性下着店に単騎特攻し、居合わせた瑞希に自分が身に着けてた女性下着を手渡した。                                                       家族は父母と姉が一人。両親は海外出勤、姉は中盤まで海外留学に行っていた。母親は電話越しで少しだけ登場している。かなりパワフルな人で明久に対して料理は家での立場が1番低い人がやるものと言い、ずっと騙して料理をさせていた模様。                        
物語の序盤では明久は一人暮らしであったが両親の仕送りのほとんどをゲームや漫画などに費やすため本人曰く、清貧な生活を送っていた。しかし途中から帰国した玲と一緒に暮らす羽目になり食費などは玲が管理してるので5巻以降は生活が改善されている模様。しかし、自由にゲームなどが買えなくなったので本人は前の生活の方が良かったと思ってる。(しかしその分瑞希の料理を食べる機会が減ったのでそこに関しては感謝している模様)料理の腕前の方はは好物のパエリアを始め、かなり得意であり人並み以上の腕前を誇っている。(これは母親に、料理は家族の中で一番立場が低い人がやるものと言われたため)  
                            基本的には自分の保身を優先するが、頼み事をされたら一応聞いてみる等、お人好しな面が目立つ。

また、理不尽な行いに対して怒りを覚え、相手が誰であろうと真っ正面から立ち向かう等正義感も強い。

ただ、いずれの場合も後先を考えないので、逆に自分の立場を悪くする時も結構ある。

明久「鉄人だし、まぁいっか」

……自業自得な場合もあるが。


明久を語る上で欠かせないのはやはりゴキブリ以上の生命力だろう。

淫乱ピンク「バルサミコ酢……? 酢酸にバルサンを加えたものでしょうか……」

美波の関節技、瑞希の手料理、玲の折檻、FFF団の制裁……と、某鼻血中学生以上にサバイバルな日々を送る明久の臨死体験総数は不明。
確認できたのは七月に22回以上のみ。

明久曰く「慣れの問題」らしいが、果たして慣れだけで関節の脱着を習得できるのだろうか?

まだ耐性が付くほど必殺料理を食べ続けるなど、もはやMで済まされるレベルではない。

端から見ると自殺志願者にしか見えない。

元々彼女に料理の腕前について正直に言わなかったのは、試食させられるのを回避するためだったのだが、皮肉なものである。


……どうしてバカテスの女性キャラからは清潔な石鹸でも甘いコロンでもなく、芳醇な死の香しか漂ってこないのだろうか?

周囲からの印象と噂


本質的には他の誰かの為に一生懸命になる事ができ、ひたむきに努力している人を素直に尊敬する事ができる好青年である。しかし、普段は、前述のように馬鹿であるため、奇行に走ってしまうことや、自己保身の為に下衆な行動を度々取っているため、本質的な部分は隠れてしまっている。そのため、彼の本質を知る者と知らない者で印象にはかなりの落差がある模様。
 それに加えて、周囲の誤解やそもそも明久だけに関わらず文月学園にはかなり非常識な面々が集まっている事も相まって、本人の知らない所でとんでもない噂が広まってしまっている。久保利光の弟である良光が明久について質問(兄がホモに目覚めた原因である彼を調べるため)した際には、大半は誤解かつ、質問した相手にも問題があるが、
·学校の破壊、除きによる停学を経験している。
·カンガルー、ダチョウは(恋愛対象として)守備範囲内
·メイド服、ナース服が似合う
·バカ
·坂本雄二♂と子供を作った事がある
…と、あまりの内容に良光は心の中で「綺麗な人がいるとか最早そういう問題じゃない」「無人島に二人きりになったとしてもこんな相手に好意を抱くのは不可能」と叫んでいた。(その後、本人と会い彼の本質の一端を知ることになるが)

さて、想い人である瑞希の為、クラスメイトと共に様々な努力を重ね、打倒Aクラスが徐々に現実味を帯びてきた明久。

雄二の事もあり、勝とうが負けようが、恐らく次がラストチャンスだろう。

だが仮にAクラスに勝利したとしても、瑞希・美波・葉月・久保・玲・玉野との関係を精算する大仕事が待っている事は想像に難くない。

また瑞希が見せる不審な動向も非常に気になるところ。


今後もバカテスから目が放せない。


ちなみに12.5巻で明かされた初期案の設定では「吉井直久」という名前だったようであり、
バカという設定は本編とさほど変わっていない。

スピンオフ『バカとテストと召喚獣ぢゃ』
原作と違い、試召戦争に対しては消極的でありやると言ってもメンバーへの仕返しなどの利己的な理由。しかしお人好しな面はこちらでも健在。因みに原作以上にアキちゃんの出番が多い。終盤では玲が訪れ(本編と違い)良い成績でなければアメリカへ転校ということになってしまう。そして結局惨敗してしまうものの雄二たちの強引な助力もあって転校は阻止され玲もアメリカに戻って行った。その為その後も清貧生活を送っている模様。

以下主なセリフ
「須川ぁぁあああああっっ!」

「失礼な! 365度どこからどう見ても美少年じゃないか!」

「――左利きなんだ」

「ほぇ?」

「ダンプっ!」

「――密着具合」

「前に下着がライトグリーンだったから」

「あと1点で二桁だったと思う」

「オーガスト!」

「――アンタの股間に、集中させる……!」

「捨てないで! 捨てないで雄二!」

「雄二の家に泊めてもらえないかな。今夜はちょっと……帰りたくないんだ……」

「ここから先は本気だクソ野郎」

「――今日の主役は、僕じゃないってことです」

「しくじるなよ雄二っ!」


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  • クラス:紀元前_学生番号:334年_氏名:アレクサンドロス大王
  • デュラハン →頭がない→ バカ =Akihisa
  • He is so Akihisafull(彼はこの上なく愚かな人物だ)
  • 愛すべきバカ
  • そのバカを極める!!!
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  • 一級フラグ建築士
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最終更新:2024年01月11日 17:55

*1 『バカテス』は初期のドラマCDとアニメ化以後で声優が替わっているキャラがほとんどだが、明久は下野氏のまま替わらなかった。