落花流水(漫画)

登録日:2011/08/27(土) 16:37:42
更新日:2023/09/27 Wed 11:49:56
所要時間:約 4 分で読めます





『落花流水』とは、2005年から2015年までまんがタイムきららMAXにて連載されていた4コマ漫画
単行本全9巻に加えて、小説とドラマCDが発売されている。

本作は弓道部を舞台にした百合あり笑いありの作品であり、
またテーマの関係上、基本的に男性キャラは登場しない。(出てもモブ程度)
きらら系列の漫画では珍しく、キャラ萌えなどに頼らずネタで笑わしてくれる4コマらしい4コマ。


◎あらすじ

桜庭女子高校の受験に合格した葉山秋穂は喜びの束の間、学校伝統の部員勧誘に巻き込まれる。
そしてなんとか逃げ出した先で弓道部部長の帆風水夏に会い、弓道部に誘われる。

水夏に一目惚れした秋穂は、弓道部に入部し、
同級生の草場春河や顧問の霜月真冬と共に楽しい学校生活を送ることになる。


◎登場人物(CVはドラマCD版)

◎桜庭女子高校

  • 葉山秋穂
CV:中原麻衣
本編の主人公。
髪型は黒髪+ポニーテールで、性格は天然ボケでよく暴走し、貧乳であることを気にしてる。
水夏曰く「魅力的でかわいい女の子」。
水夏に対しては、出会ってから想いを寄せており、
彼女に構ってもらうと「狼化」して耳と尻尾が生える。
水夏に男が近づいたときも化し血祭りにあげたことがあるようだ。
弓道は高校に入ってからだが初段を取っており、
更に継ぎ矢(刺さっている矢に放った矢が当たること)が四連するという奇跡を出した。
猫のもかを飼っている。
最終話で水夏の後を継いで部長になる。


  • 帆風水夏
CV:遠藤綾
弓道部部長で、責任感あるしっかり者。
だが……可愛いもの(動物等)には弱く、またその時には冗談は通じない。
秋穂以外にも学校の女子からも人気が高く、
秋穂が入学する前のバレンタインデーには機動隊が出動し、怪我人が発生した程。
弓道の腕は、四段で地区大会を連覇(ドラマCDでは全国3位)するほどだが、弓道を好きになれかった時期がある。
かなりの鈍感であり、秋穂の強力なアプローチも全く通じていない。

  • 草場春河
CV:松岡由貴
秋穂の同級生で関西弁で喋る。(初期設定は標準語の予定らしい)
明るく活発でムードメーカーな性格だが、
トラブルメーカーな面もあり、実際に馬術部からを借りてきて迷惑をかけたことがある。
また弓道歴は3年だが、本人は「的よりも動くモノが当てやすい」とのこと(事実、飛行中の蜂を射抜いた事も)。
また、初段は高校に入ってから。
自覚はないが夕曰く秋穂に好意を持っているのではないかとのこと。
同じアパートに国籍不明の人が多くいるとか幼い頃隣家の人が押し入れの中で草を育てていたとか
中学時代の友人のバイト先から借りた制服がなんかいかがわしいとかきなくさい話題が時々出る。

  • 霜月真冬
CV:金田朋子
桜庭女子高校の化学教師と弓道部顧問。(後に秋穂のクラスの教師)
外見は幼女であるが、お腹回りの肉や古い映画の話をするため、中身は大人である。
(ロリ体型なのは祖母の血を強く引いてるため)
弓道の顧問だが、弓が引けない。(特注の弓を用意したが、強度の関係で壊れた。)
ちなみに一回だけ、体が大きくなった。
同僚の平田先生とフラグが立っているが、職業柄ロリコンはまずいため平田先生が校長に呼び出されるオチがつく。
保健室の薬は殆ど彼女が調合したらしいが、必要以上に合法を強調したり服用した草場が体育祭で怪我をした時
医者に見せるのを止めたりと本当に合法なのか疑惑がある。

  • 綾瀬暁
CV:生天目仁美
アーチェリー部と弓道部を掛け持ちするオレっ子。
後述する夕とは幼なじみで、彼女を追って入部した。
ほぼ、絶壁とも言える貧乳で「面が無いから、基本的に揉めない」とのことだが、
夕が暁の胸を大きくしようとして胸を吸われる。
アーチェリー部の部長には、携帯のメールである弱味を握られている。

  • 五条夕
CV:沢城みゆき
3年生になってから桜庭女子高校に転入してきたお嬢様
体が弱く、素で脈が無くなったり走馬灯が見えたりする。
お嬢様であるが、秋穂以上の天然ボケであったり、実家がヤクザとも思える描写があったりする。
暁とは昔からの幼なじみであるため、友情以上の感情がある。(3巻の書き下ろしにて)

  • その他の部員
初期には書割の弓道場を設営したり、コートのまま夜中に練習して怪談の原因となるなど上記した以外の部員も登場したが、
二巻ごろから登場しなくなった。


桜庭女子高校には部活としての「帰宅部」が存在する…と噂にのみ登場。
試験前の部活休止期間中には帰宅せず学校に泊まり込むとか……


◎その他


  • 松来霧香
真冬そっくりの幼女。
秋穂と同様に水夏が好きで、互いをライバル視してる。
霧香と真冬の違いは、春河いわく「全体的にピチピチなのが霧香で、お腹回りがピチピチなのが真冬」らしい。
霧香の母はギャンブラーだが、大抵は痛い目に会う。

  • ジェーン・マグワイヤ
日工大付属の弓道部に所属しているアメリカ人の3年生。
10歳に来日し、弓道を初めるが当時からよく見かける水夏に対して対抗心と尊敬の目を向ける。
生真面目な性格故に基本的にツッコミ役だが、生真面目すぎておかしなことになることも。
ちなみにジェーンを含む、日工大付属のメンバーだけしか登場しない回がある。

  • はーさん&のんち
秋穂の中学生時代の友人。中1時代に試しにキスしたが、
はーさんいわく「カレー味のタラコ」らしいが当の秋穂には理解されなかった。

  • 業者
連載序盤にそれまで野外だった弓道部に弓道場が作られたときの業者。
画面に登場したことはないが「弓道場の床が傾いている」などトラブルが続出し、
近所のスーパー銭湯の建て替えも同じ業者の手抜き工事が原因だと判明すると
水夏が県警の幹部である父に連絡する描写が入り、以後話題に出なくなった。


◎余談

本作は元々、作者が同人誌で発表した作品が元になっている。

また、タイトルの『落花流水』の意味は、
「落ちた花びらは流水に浮かびたい。流水は落ちた花びらを浮かべて流れたい気持ちがある」と相思相愛の意味である。
水夏の近所の川ではその通りの光景が見られると一度作中にも登場している。ただし、モノがアブラナの花のため水面には油が浮くらしい。


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最終更新:2023年09月27日 11:49