バンジョーとカズーイの大冒険

登録日:2009/11/08(日) 02:37:00
更新日:2023/11/15 Wed 05:04:58
所要時間:約 6 分で読めます





『バンジョーとカズーイの大冒険』とは1998年12月6日に発売されたNINTENDO64専用ソフト。開発はレア社。
2008年にはXboxでリメイク版が発売された。
更に2022年1月21日より、Nintendo Switchの有料オンラインサービス『NINTENDO64 Nintendo Switch Online』にて本作の64版VCの配信が開始された。
VC配信はこれがのため、実機以外で本作を遊べる貴重な媒体である。


★概要

クマのバンジョーと鳥のカズーイが冒険に出る物語。2匹が文字通り一心同体となって行動するという冒険形態が特徴の作品である。
アクションゲームであるが、アクション性より謎解き・人助けといった要素を重視した作風はその後の同社作品の基となった。

基本的なシステムは『スーパーマリオ64』を参考に作られており、箱庭タイプのステージ内に散らばった「ジグソー」「オンプ」を収集し、一定数を集めると次のステージへの道が開く。
また、使うたびに残量が減るアイテムなどスーパーマリオ64には存在しない独自のシステムも多い。
後年、レア社はこの作品のシステムを発展させて『ドンキーコング64』を開発した。
そのため、両作品の間には「パッド」「消費型アイテム」「CボタンとZトリガーを組み合わせた操作」など類似点が多い。

本作はCEROレーティング「12才以上対象」(新区分の「B」)であり、これは本シリーズでは初となる。
2008年12月11日には、本作のポリゴンなどを再利用したゲーム『バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦』が発売された。
このゲームは「全年齢対象(A)」である。

★シリーズ

  • バンジョーとカズーイの大冒険
第1作。グランチルダに連れ去られたチューティー(バンジョーの妹)を助けるためにバンジョー達が旅に出る。

第2作。上の作品の続編。復活したグランチルダを追って「マジョあいらんど」を冒険する。

  • バンジョーとカズーイの大冒険~グランティの復讐(日本未発売)
GBAで発売された第3作。物語の位置付けは1と2の中間である。

  • バンジョーパイロット(日本未発売)
レースゲーム。元々は『ディディーコングレーシング』の続編だった物を、主役をバンジョーに変更した作品。

  • バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦
Xbox360で発売された第4作。

  • バンジョーとカズーイの大冒険DS(仮称)
ニンテンドーDSで発売される第5作。当然外国のみの発売。


以下は1の事について記載する


★あらすじ

悪の魔女グランチルダは、ある日鍋のディングポットに「この世で一番美しいのはチューティだ」と言われたことに激怒する。
そして、開発していた他人の若さと美しさを吸い取る機械を使ってチューティの美しさを自分のものにし、自分が世界一の美人になるべく彼女を誘拐。
機械のエネルギーが貯まるまでに兄のバンジョーはチューティを助け出せるのだろうか……。

★登場人物

  • バンジョー
このゲームの主人公であるクマ。
チューティから「ねぼすけ」と言われるほどののんびり屋だが、温厚な性格で心優しく、正義感も強い。
好きな物は蜂蜜と昼寝で、嬉しくなるとディスコダンスを踊りだす。
カズーイとは小突きあうこともあれど、いつも一心同体と言ってもよいほどの最良の相棒である。

  • カズーイ
バンジョーの相棒の赤いメス鳥。一人称は「あたい」
冒険時にはバンジョーのリュックサックの中に入っている。
性格はバンジョーと違ってかなりキツく、やたらと口も悪いため、様々な人物に失礼なことを言ってはバンジョーに諌められるのがお約束。
ボトルズからは「チキンちゃん」と呼ばれている。

このコンビの歴史(ゲスト出演など)についてはこちらを参照。

  • チューティ
バンジョーの妹。見た目とは裏腹に冒険が大好きというお転婆な性格。
この世界ではかなりの美人らしく、その美しさを欲しがるグランチルダによって連れ去られた。
楽器の演奏が趣味で、OPムービーではバンジョーと共にフルートの演奏を披露してくれる。
2には出てこない。

  • ボトルズ
クルクルやまに住むモグラ。
行く先々に配置されているモグラヅカで新たな技を教えてくれたり、進行のアドバイスをしてくれる。
丁寧語で話す生真面目な性格だが、ごくまれにギャグを飛ばしたり、自らを「バンジョーとカズーイの大冒険のスター」などと言い切ったりするお茶目な一面も。
カズーイからはメガネくんと呼ばれている。

  • ジンジョー
小さい体をした不思議な生き物。
各ステージに青・緑・桃・黄・橙の5匹おり、全員救出するとジグソーを得られる。
グランチルダとの最終決戦でも体当たりでバンジョーをサポートしてくれる。
無敵のジンジョーネーターなるものも存在する。神ジョー。
たまに水中やピラニアだらけの沼地の上など「そこにいて大丈夫なの?」と言いたくなるところにもいたり。

本作の悪役である魔女。日本国外版では「Grunty」と略されることが多い。一人称は「ワシ」。
緑の顔に肥満体といった醜い風貌だが、自身を「世界で一番美しい」と信じて憚らない。
自分よりも美しいというチューティから美しさを奪い取るために連れ去った。
語尾を伸ばす独特のしゃべり方をするが、自分でもなぜそんなしゃべり方をするのかわかっていない模様(例:しゅゅゅやくは ワシぢゃゃゃ)。
見た目に違わず、性格は悪いがミニゲーム等をクリアすると悪態を突きつつもしっかりとご褒美はくれる律儀な一面があったり、大のクイズ好きだったりする。
最終的にはバンジョーの活躍で巨大岩の下敷きとなり、次回作までの向こう二年間はずっと生き埋めという末路をたどる。

  • ブレンチルダ
グランチルダの妹。
姉を反面教師として育ってきたため、とても心優しく、バンジョー達の体力回復もしてくれたり、冒険の先々で姉の想像を絶する生活の実態を教えてくれたりする。
一見ただのサブイベントにも見えるが、この話の内容が後に重要な役割を果たすこととなる。
2では他の妹が出るが他の妹は悪なので姉妹の中で唯一善人なのだろう。
そりゃチューティ美人だよな…

  • クランゴ
グランチルダの一番の部下であり、専属の科学者。言葉は全てカタカナ表記。
本作ではデモ画面に登場するのみで、バンジョーと実際に対面することはない。
見た目はあまり賢そうに見えないが、グランチルダを美女にすることに成功する場面があるあたりそれなりの腕はある模様。
次回作ではドM疑惑をかけられる。

  • マンボ・ジャンボ
ガイコツのまじない師。一人称は「ミー」
バンジョー達を色々な物に変身させてバンジョーたちの冒険を助ける。
変身したままステージを出ることも可能だが、ある程度ステージの入り口から離れると自動的に解除されてしまう。
魔法学校で教鞭を取ったことがあるという経歴の持ち主でグランチルダとも面識がある。
変身のまじないに必要なアイテム「マジックドクロ」をグランチルダに隠された。

  • チイト
グランチルダの所有物である意志ある魔道書。
砦内にいくつか潜んでおり、見つけ出すとアイテムの最大値を増やす公式チートを教えてくれる。


★ステージ

次回作と違いボスの役割の敵キャラはステージごとにいたり、いなかったりする。
マンボもいるステージといないステージがある。
一度でもステージに入ってから出ると、ステージの入り口近辺にそのステージに登場したザコの一部が出現するようになる。

各ステージの詳細はリンク先も参照。

・クルクルやまのふもと

チュートリアルステージ。
ステージ中央にはらせん状の形をした「クルクルやま」がそびえている。
ボトルズに基本操作を教えてもらい、ハニカムを集める。
操作方法のレッスンはスキップすることも可能。

グランチルダのとりで

エントランスステージ。中断後のゲーム再開はここの入り口からになる。
ここを進むことで各ステージへ。各ステージでジグソーを集め、他ステージを開き、オンプを集めて先に進む必要がある。
マリオ64で言うピーチ城、ドンキーコング64で言うところのDKアイランドのような場所。しかしその多重フロアによる複雑な構造は、前二者とは比べ物にならない。
各ステージに隠されている魔女のスイッチを押すことで砦内にジグソーが出現、または取れるようになる。

マンボまうんてん

傾斜に富んだ山のステージ。
山の中腹には『シロアリの塔』と呼ばれる高い塔がそびえている。
本作の基本を学ぶのに最適。
ここで変身できるシロアリは攻撃はできないが、カズーイダッシュでも登れない急な斜面を登ることが出来るようになる。

ボスはゴリラのコンガ。
オレンジ攻撃を掻い潜り、高台からたまごミサイルを3発当てる。
こいつを倒すまでのイベントでジグソーを2つ取れ、こいつを倒すことで3つ目を取れる。

おたからザクザクびーち

海賊船が座礁された海のステージ。
外周の海にはサメのスナッカーが現れるため、ついた別名が「トラウマザクザクびーち」。
砂の城は今作のチートコードを入力する場所となっているが、地面のパネルをくちばしバスターで1つ1つ押していく方式のため時間がかかる。
名前どおり多くの宝箱が登場するものの、そのほとんどが敵キャラクター。
宝箱以外で安全に拾えるお宝はたったの2つ。

ボスは巨大ヤドカリのニッパー。
四連続のハサミ攻撃後、隙が出来るのでキツツキアタックで顔面を攻撃するといい。
攻撃を与えるごとにハサミのスピードがアップするので焦らないように。
倒すと殻の中に入ってジグソーを回収できる。

クランカーのどうくつ

機械仕掛けのクジラ「クランカー」が住む下水道のステージ。
浜辺の割にあまり泳ぐことがなかった前ステージと違い水中で泳ぐことがメインになるステージ。
クランカーを浮上させるミッションがなかなか難しいため、水中での操作に慣れること。
ちなみに開発中は「fungus forest」と言う森のステージでクランカーも生身のクジラだったが、機械化される形で本ステージに変更され、森要素とBGMはドンキーコング64の「ひるよるウッド」でリメイクされることに。

ボスはミューティ・スニピット。
前ステージに登場したザコのスニピットの右のハサミと左目が巨大化しただけのものだが集団で襲ってくる。

ブクゲコぬま

一面の沼地地帯のステージ。
沼はピラニアの住み家となっており、入るとダメージなので注意。
ここで変身できるワニは、沼に入ってもダメージを受けず、本作の変身後で唯一の攻撃手段である噛みつき攻撃を持つ。

ボスは黄色いカエルのフリビッツ。
ステージに登場する雑魚の赤色のフリビッツより体力が多く、集団で襲ってくる。

フローズンズンやま

巨大雪だるまやクリスマスツリーなどがある、雪山のステージ。
このステージの水は冷たすぎるため、入るとダメージを受ける。
雪だるまのサー・スラッシュが雪玉を投げてきて鬱陶しいので、先に全部倒してジグソーをもらってから探索したい。
ここで変身できるセイウチは冷たい水に入ってもダメージを受けない。

ゴビバレーさばく

灼熱の砂漠のステージ。熱砂に入るとダメージを受ける。
各地のピラミッドやスフィンクスの内部を探索する。
ここでラクダのゴビが初登場し、シリーズを通して彼の不幸が始まってしまう。
ここまでに全てのアクションを教えてもらえるため、ひとまずここまで進み、取得が難しいジグソーは後回しにすると楽。

マッドナイトまんしょん

グランチルダの別荘と思われる屋敷や墓場がある教会などが存在する不気味なステージ。
敵のほとんどがオバケや骸骨など無敵以外では倒すことができない敵が登場する。
ここで変身出来るカボチャは狭い所に入ることができるので排水溝や汚いトイレに流されて中に侵入できる。

サビサビみなと

貨物船が停泊している港のステージで、本作屈指のトラウマステージ。
ここの海は油が垂れ流されており、水面に出ても酸素が回復しない。
それどころか、潜ると通常の倍のスピードで酸素が減る。
足場が非常に悪く落下死しやすいエンジンルームや、船の最後尾のスクリューは多くのバンジョーとカズーイとオンプを消し去った。

ボス巨大木箱の怪物ボス・ブーム・ボックス。ブーム・ボックスの親玉だが、子分達と違い爆発はしない。
攻撃するたびに2つに分裂していき、全てを倒せばジグソーを取れる。
なのだが、出現位置のジグソーに近づく前にあることをすると倒さずともジグソーだけ取れてしまい無視することが可能。

カッチコッチなもり

中央に高い大樹が立つ森のステージ。
今作の最終ステージで、最大の特徴が四季を巡りながら攻略するということ。
エントランスとなるエリアからそれぞれの季節のエリアに入る形になっているが、最初は全ての季節の入り口が塞がっており、スイッチを押して春→夏→秋→冬の順番で開放していく。
ステージは大体同じ構造だが季節によっては入れない所があったり、足場の大きさや安定感が異なったりする。
全ての季節で大樹に登ることになるが足場が不安定で落ちると大ダメージを受ける。
当然、ジグソーとオンプは4つ分のフィールドを探す。鬼である。
季節ごとに連動しているイベントもあり春からイベントをこなして冬にやっとジグソーを回収できるものもある。
季節ごとに池が干上がっていたり、凍結していたりする。冬の池は潜る場合サビサビみなとと同じ仕様になっている。

ここで変身できるハチは自由に空を飛び回ることが出来る他、スネアー・ベアという敵が反応しなくなる。
ちなみに、他の変身のように水中を歩き回ることはできず、水面に着水すると自動的に飛ぶ。
しかし変身できるのは春のみ*1で、春以外の季節には変身したまま入れない。

ボスは夏のハチの巣で戦う事になるハチのサバス隊。
特攻してくるため、ワンダーウイングを使えば勝手に自滅する。
夏で彼らを倒すと秋の彼らが可哀そうなことになる。
倒さなくても可哀そうなことになる。

・グランチルダのクイズショー

グランチルダのとりでの終盤付近で開催される唐突なクイズショー。
すごろくのような足場が組まれておりパネルごとに出題される問題に正解し進んでいく。間違えるとダメージを受ける。
クイズの他にこれまでのステージで行ってきたボス戦やミニゲームなどを時間内にクリアするアクションチャレンジも登場する。
以下のパネルによって出題内容が変わる。

  • バンジョーとカズーイのパネル
ゲームの内容に関する問題。主にキャラクターの名前など。
難易度はよりどりみどりだが、中にはかなり細かくステージを見てないとわからない問題もあるので、油断してはならない。
特に、色や数を問う問題は難問だらけ。

  • 目玉のパネル
写真を見て問題に答える。
どのステージかを答える問題は撮影のアングルや場所が捻くれているので結構難しい。

  • 音符のパネル
効果音やBGMを聞かせそれが何なのかを答える。誰の声かの問題は記憶が頼りになる。比較的簡単な方。

  • グランチルダのパネル
グランチルダの日常や秘密に関する問題。ブレンチルダが教えてくれた情報が役に立つ。
ファイルごとに答えが違うので何度もプレイしてる人ほど間違う。

  • 時計のパネル
アクションチャレンジ。
登場するのは「砂の城で50秒以内にEIOOZAKOJNABと打ち込む」「VSミスターパイルの第三ラウンド*2」「コーラス隊の第三ラウンド*3」「75秒以内にピラミッドの神経衰弱をクリア」「ボス・ブーム・ボックスを70秒以内に倒す」「サバス隊を30秒以内に倒す」
アクション中にダメージを受けた場合そのままで、時間切れになると不正解扱いでさらにダメージを受ける。自信が無ければ避けたいパネルだが、どれも交差点に設置してある。

  • ドクロのパネル
間違うと一発アウト。出題ジャンルは時計パネル以外のものから出る。出来れば下記のジョーカーを手に入れ、挑戦せずにパスしてしまいたい。

  • ジョーカーのパネル
正解するとパネルをクリア扱いにしパスできるジョーカーを2枚もらえる。不正解の場合は再挑戦できない。
出題ジャンルは時計パネル以外のものから出る。
どれも行き止まりにあるため、ジョーカーを取る為に寄り道を余儀なくされ、道すがら多くの問題に挑戦しなければならない。

ここをクリアするとグランチルダには逃げられるがチューティを救出しスタッフロールが流れる。
尚、クリアしたセーブデータではクイズショーの再挑戦はできない。

・とりでのてっぺん

砦の屋上に逃げたグランチルダを倒しに追っかける。
ジグソーとオンプのほとんどを集めないと屋上へ行けないのでそこで詰まる人も少なくはなかった。
ラスボスのグランチルダは第五段階まである強敵。


★アクション

本作のアクションは各ステージ内にあるモグラヅカを見つけてボトルズから教わる形式。
チュートリアルステージとなるクルクルやまのふもとで教わる基本アクションの分だけは最初の選択肢でスルー可能。

○がチュートリアルで覚える基本アクション、●が各ステージで覚える特殊アクション
コマンド表記は、N64版/Xbox版

■攻撃関連


  • ツメツメパンチ◯ 地上でB/X
三連続のパンチを繰り出す。
実は攻撃アクションの中で威力が最も低い。
これでは熊パンチではなく猫パンチである。

  • ローリングアタック◯ 走りながらB/X
体を丸めて一直線に体当たりする。
移動と攻撃を両立できるので、これとジャンプを交互に出して移動したプレイヤーも多いのでは?

  • キツツキアタック◯ ジャンプ中B/X
当時のCMでやたら強調されていたアクションその1
カズーイがリュックから飛び出し三連続でつつく。
威力が高めかつジャンプ高度で打点を調節可能。
姿勢の低い相手に当てづらいが、とっさに出せる主力技。

  • くちばしアタック◯ しゃがみ中B/X
くちばしを前方へ突き出したカズーイと共にタックル。
岩や木箱等を破壊できる他、スイッチも押せる。
打点が低いので高所への攻撃は不可。

  • くちばしバスター● ジャンプ中Z/LTorRT
カズーイの嘴を真下に向け、そこから全体重をかけた垂直落下を見舞う。いわゆるヒップドロップ。
攻撃以外にも、真下にあるスイッチを押したり、床を破壊できる。
高所で使用すると確実に落下ダメージを受けるので注意。

  • タマゴミサイル● しゃがみ中C上/Y
カズーイが前方へタマゴを吐き出す。一発ごとにタマゴ一個消費。
弾速はあまり速くないが、正面を狙うのには問題なし。

  • おケツタマゴ● しゃがみ中C下/B
当時のCMでやたら強調されていたアクションその2
カズーイがケツからタマゴを飛ばす。一発ごとにタマゴ一個消費。
飛ばしたタマゴはバウンドしながら飛んでいく。もちろん地形の影響も受ける。
割れる前ならば再度回収することが可能。

  • くちばしミサイル● 飛行中にB/X
ヤッホ☆
イェェェェェェェェェェア!!!!!
ウォォアッ!?
那覇☆

カズーイがくちばしを突き出して前方へ猛スピードで突進。使用時に赤いハネを1個消費。
空中唯一の攻撃手段で、的やスイッチを作動させることが可能。
狙いが外れて壁や床に激突すると自分がダメージを受けてしまう。
慣れないうちは狙いが付けにくいので要練習。照準はバンジョーの青いリュックの位置。


■移動関連

  • はばたきジャンプ◯ ジャンプ中A
カズーイが羽ばたいてジャンプの飛距離を少し伸ばせる。
ボタン押しっぱなしで約1秒ほど羽ばたきを維持でき、その間はゆっくり降下できる。

  • とんぼがえりジャンプ◯ しゃがみ中A
バック宙ジャンプ。通常ジャンプでは届かない高所へも登れる。
本作にはロングジャンプが無いため、走り中にしゃがんでもこれが出る。

  • カズーイダッシュ● しゃがみ中C左/LT押しながらRT
カズーイがリュックから足を伸ばし、バンジョーを背負って走る。
通常よりも移動スピードが速く、急斜面を登れる。あまり急すぎる場所は無理だが。
このアクションを習得した瞬間、本作は「バンノーなカズーイの大冒険」と化す。

  • ショックジャンプ● 緑パッドの上でA押しっぱなし
超大ジャンプ。バンジョーがジャンプし、カズーイが着地時に力を溜めて大ジャンプするというもの。
ジャンプ1段目(アッホゥ!の部分)は動けなさそうに見えるがそんなことはない。
寧ろ、1段目で少し動いておけば足場へ飛び移りやすくなったり上に昇りやすくなったりする。

  • 飛行● 赤パッドの上でA
カズーイの本領発揮。
カズーイが自慢のハネで空を飛ぶ。
そのまま飛んでいると高度が落ちていくので、Aを押して羽ばたくことによって上昇。羽ばたき1回に付き赤いハネを1個消費。
地面に接触すれば着陸するが、どの高度でもくちばしバスターを使えば一気に着陸できる。もちろん、高すぎると落下ダメージを受けるが。


■その他

  • ワンダーウィング● しゃがみ中C右/右スティック→
バンジョーの体をカズーイの光り輝く羽が包み、無敵状態になる。
発動後Z/LTorRTを押しっぱなしにすれば無敵状態を維持できる。
発動と無敵維持には金のハネが必要で、消費スピードは無敵維持2~3秒ほどで1個のペース。

  • あしながぐつ●
緑色の長靴。
履くことによって、ダメージ地帯を歩けるようになる。

  • ターボシューズ●
稲妻模様が入った白いスニーカー。
カズーイダッシュ以上のスピードで走れるようになる。

靴系のアクションは制限時間が過ぎるか、Bボタンを押すことで解除する。


★アイテム

バンジョー達の冒険を助けるアイテム達。

  • ジグソーピース
コレクトアイテムの一つで、光り輝くジグソーピース。ミスター・ジギーという名前らしい。
とりで内に10個、各ステージに10個ずつの計100個ある。
直接置かれているジグソーも一部あるが、基本的には「クエスト達成の証」と考えていい。
とりで内に隠されたジグソーパズルにはめ込むことで閉ざされたステージの扉を開ける。

  • オンプ
コレクトアイテムの一つ。各ステージに100個ずつ存在し、全部集めれば1UP。
また、各ステージごとに回収した最大数がベストレコードとして記録される。
とりで内の各所に設置されたオンプドアを開けるためには、全ステージのベストレコードの合計がドアに書かれた数字を超える必要がある。
N64版ではミスしたりステージを脱出すると回収数がリセットされてしまい、また1から集め直しになってしまう。
Xbox版ではリセットされなくなっている。

  • はちみつエネルギー
とろ~りおいしい回復アイテム。ダメージを受けて減少したエネルギーを回復する。
主に敵を倒すことで入手できるが、ステージ内にあるハチの巣箱を破壊することでも手に入る。
巣箱の中にはミツバチが群がっているものもあり、ミツバチ付きの巣箱を破壊するとミツバチの群れがこちらに攻撃を仕掛けてくるようになる。

  • 1UP
バンジョーをかたどった金の像。
その名の通り残り人数(ライフ)を増やせる*4
表示限界は9だがそれ以上に増やせる。

  • タマゴ
水玉模様をした青いタマゴ。なんのタマゴかは不明。
所持した数だけタマゴアクションを使用できる。
初期上限は100。

  • 赤いハネ
飛行・くちばしミサイルに使用する真っ赤な羽。
初期上限は50。

  • 金のハネ
ワンダーウィングで使用する金色の羽。
配置数が少ない貴重品。
初期上限は10。

  • マジックドクロ
\イーカンボーカン/
銀色に輝くドクロ。
マンボのガイコツやしきで変身するために必要。
ステージによって変身に必要な個数が違う。

  • ハニカム
六角形のリング。
6個集めることでエネルギーが全回復し、エネルギー上限を1個増やせる。ハニカムで増やせるエネルギー上限は初期が5個で最大8個。
クルクルやまのふもとで6個、各ステージに2個ずつ存在する。
最大値は9個になるはずだが、N64版では最後の1セット分は集めても何も起こらない。
Xbox版ではハニカム全回収の実績を獲得出来る。



尚、このゲームは一部で「トラウマゲーム」として有名。ホラー要素が含まれている訳ではないが、何故か怖いという理由でトラウマになる人が多い。
ゲームオーバーのムービーもさることながら、セーブして終了した時でも同じムービーを強制的に見せられるのでなお……(冒頭でのボタンスキップは可能だがムービーが流れ始めると不可)。

他には、恐らく登場する殆どの物に目や口がついていてちょっとグロテスクなのが理由だと思われる。
倒されるとバラバラになる敵が多いのも原因の一つだろう。
裏を返せば、意図的にホラーを狙わなくても、しっかりした世界観と細かな演出で、時に人を本気で怖がらせることができるということか。

余談だが、チート(チイトには教えてもらってないチート)も公式に存在するが、普通にプレイしていても可能なイベントフラグをチートで解決しようとすると、3つ目を打ち込んだときにボトルズにチートをこれ以上起動しないように警告されるが、無視してチートを起動すると本当にグランチルダにセーブデータを削除されてしまう。(ただし2つ目を打ち込んだ時に砂の城から出入りしてチートを打ち直すとカウントがリセットされてお咎め無しになるのは秘密だ!)
新エリア解放とかアイテム無限とかは大丈夫。後者はどうして大丈夫なんだ…

このゲームには続編との連動要素が考えられており、エリア内にある隠し卵やアイス・キーを入手することで、続編でバンジョーの強化を含んだ様々な引継ぎボーナスを得られる予定だった*5。エンディングでもその要素がチラ見できるが、技術的な問題により当時は実現せず、Xboxリメイクの際はガレージ大作戦との連動要素となり、引き継げる内容も一部を除いて別物になった。
一応、64版でもその卵はデータ上は存在し、チートコード(かなり長い文章)を打ち込むことで入手することだけは可能。引継ぎ要素が没になっているので基本的には入手したところで何の意味もないが。
ちなみに64版での連動方法は「ゲームの起動中にカセットを差し替える」ことだったとか…そりゃ無理な訳だ。

コントローラパックじゃダメだったのだろうか?
と思うかもしれないが、後に開発スタッフからの回答としては、実機でしか体験できないゲーム間のアイテム引継ぎ機能としてこだわった結果らしい。
本作、『2』、『ドンキーコング64』、『スターツインズ』、『パーフェクトダーク』、『Conker's Bad Fur Day』の6作品をまたにかける引継ぎ要素を実装する予定であったという*6
そのうえでさらに、ツールを使ったチート行為にも目を光らせた対応をするつもりだったようで、準備された秘密のタマゴのうち、入手リストの両端2つは通常のプロセスでは手に入らない仕様としたうえで、それらを入手したデータではアイテムを引継ぎ不能にするトラップとして仕込む、徹底した姿勢が明らかとなった。




グランチルダ「ついき~~~やしゅゅゅうせいを するの~~~じゃ!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ゲーム
  • バンジョーとカズーイの大冒険
  • N64
  • Xbox360
  • バンカズ
  • トラウマ
  • バーンジョッカッズーイ
  • レア社
  • バンノーなカズーイの大冒険
  • 那覇
  • 神ゲー
  • ゲームオーバーならぬセーブオーバー
  • NINTENDO64
  • ニンテンドー64
  • ニンテンドウ64
  • 名作

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月15日 05:04

*1 夏は暑さでマンボがダウン、秋は屋敷内まで入り込んだ落ち葉掃除に忙しいため対応不可、冬は南の島でバカンス中なため不在。

*2 食べるべき果物の色の切り替わりが本編の10秒⇒5秒に短縮。負けてもかみつきのペナルティはなし。

*3 先生不在、失敗したらその箇所からのやり直し。

*4 レア社で「ライフ」という単語が出てきたら大概は、生命力=エネルギーの残量ではなく、予備の命=残機を意味する。

*5 実際、同アイテムを続編でドラゴンカズーイというカズーイ強化要素として使用できる。入手は個別。

*6 『ドンキーコング64』にそのデータの残骸があり、隠し要素の1つであるアイス・キーを引き継ぎできる。クリスタルどうくつのチャンキーのゴールデンバナナのうち1つの入手手順が簡単すぎるのは、このイベントの正式実装する予定だった跡地を再利用したため。