ポケモンコロシアム

登録日 :2011/10/11(火) 01:58:52
更新日 : 2017/05/12 Fri 19:16:28
所要時間 :約 7 分で読めます




2003年11月21日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ゲームソフト。開発はジニアス・ソノリティ。
NINTENDO64で出ていた『ポケモンスタジアム』シリーズの後継的な作品にあたる。

さらに続編として『ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア』がある。


金・銀・クリスタル』と『ルビー・サファイア』のポケモンが登場しており、ルビー・サファイアとは通信交換が行えるようになっている。
後に発売された『ファイアレッド・リーフグリーン』やエメラルドにも対応している。


舞台となるのはウエスタンなオーレ地方
キャラクターデザインはヒロモト森一で、他の『ポケットモンスター』シリーズとは一線を画した雰囲気を持つ。


本作のシステム面における最大の特徴は、 野生のポケモンが一切登場しない という点にある。
ではどうやって仲間を増やしていくのかというと、スナッチマシンという機械を用いて他人のポケモンを 強奪 していくのである。そう、他人のポケモンを。
といっても普通のポケモンをただ奪うのではなく、悪の組織によって戦闘マシーンと化したダークポケモンを奪い返して癒していくというストーリーになっている。

街以外のフィールドマップは存在せず、街の外に出るとバイクで指定した町に移動するアニメ―ションが入る。



◆本作独自のシステム


  • トレーナーバトル
野生のポケモンがいないのでこちらがメインとなる。ルールはダブルバトルが主流。


  • スナッチ
主なポケモン入手手段。文字通りの強奪。
ダークポケモンが現れるとヒロインが教えてくれる。
腕に装着したスナッチマシンモンスターボールをセットして行う。
当たり前だが普通のポケモンを捕まえる事はできない。


  • ダークポケモン
ダークラッシュ」という威力90反動つきの技しか使用することができずレベルも上がらないが、「リライブ」を済ませることによって他の技を覚え(設定的には思い出すと言うべきか)、溜まっていた経験値を取り戻す。
また上記の技の中には通常は覚えない技もある(XDのみ)。
ただし敵が使用する場合はダークラッシュ以外の技も始めから使用可能。


  • リライブ
要はなつき度を上げていくようなもので、基本的なやり方は本家のなつき度UPと同じ。
リライブが進むと徐々に減っていく目安ゲージが個別にある。
ゲージが0になったら特定の場所で完全浄化することで、普通のポケモンとして使えるようになる。


  • ハイパー状態
「ダークラッシュ」を使っていると陥ることがある状態。
「ダークラッシュ」が高確率で急所に当たる代わりに、ポケモンが言うことを聞かなくなる。
「呼びかける」コマンドを使うことで元に戻り、ついでにリライブゲージが下がる。


  • 呼びかける
「にげる」の代わりに存在するコマンド。
「ハイパー状態」以外にも「こんらん」や「ねむり」に有効。



◆欠点


  • セーブ
パソコンの前でしかセーブできない 。この点は次作で改善された。


  • 難易度
これが本作最大のネックとなっている。

まず、野生のポケモンがいないことでレベルが上げづらく個体値厳選もしづらい。
そして進行に合わせてゲットできるポケモンが限られている。
にも関わらず相手トレーナーは強力な思考回路を有しており、しかもレベルが高めに設定されている。


特にレベルに関してはラスボス前座から突然ハネ上がり、(それまでは40レベル台だったのが前座は50レベル台)
ラスボスに至っては60レベル台前半にまで上がる。
しかもケッキングボーマンダを始めとした強ポケばかり。

こちらは各地コロシアムでレベル上げ作業をしてない場合、40レベル台の可能性も高いので明らかに力不足という事態に…
加えてこちらは「ダークラッシュ」オンリーのダークポケモンを抱えている為、戦術はかなり選んでいかなければならない。


これに関しては 開発会社がポケモンを手掛けるのが初めてでバランスが上手く取れなかったことが起因している模様。
すごいキズぐすりがしょっぱなから売られてたりもする。(これは初期手持ちがLv.25というのもあるのかもしれないが)


そんなこんなで欠点を抱えてはいるものの、スナッチというシステム自体や独自の世界観・ストーリーは(厨二臭い雰囲気が苦手な奴もいたものの)比較的好評だった。
また、この会社の特色ともいえるのだがBGMに関しては非常に評価が高い。

『スタジアム』の特徴のひとつとしてシナリオモードの影響なのか対戦時の実況は存在しない。
しかも、ポケモンの鳴き声もGBA版の電子音そのままであり、アレンジはされておらず、前作の「ポケモンスタジアム」シリーズにニックネームをつけたポケモンを送ると体の色が変わるという設定が失われてしまっており、トーナメントorバトル山の相手トレーナーの手持ちにポケモンのニックネームがつけなくなった。


◆登場キャラクター


デフォルト名は「レオ」。元ポケモン強奪組織スナッチ団のエリート。三白眼。
当時唯一の青年主人公で、おそらく現時点でも最年長。
乗り物は自転車ではなくバイク。
物語冒頭で最新式のスナッチマシンを奪い、 アジトを爆破して逃亡した 。アクティブってレベルじゃねーぞ!
初期の手持ちがエーフィブラッキーな熟練者。
従来通りの喋らない主人公な為、組織を抜けた理由が不明。喋らないのにキャラ付けが濃い。
N.O.M.にて、17歳位、ダークヒーローっぽい、ゴロツキが恐れるような主人公というコンセプトで作られたと制作者から語られている。

  • ヒロイン
デフォルト名は「ミレイ」。ミニスカへそ出し。
ポケモンでは珍しく、常に主人公に同行するヒロイン。
ダークポケモンを見分ける能力を持つ為、 袋詰め で誘拐されかけたところを主人公に助けられる。
主人公が元スナッチ団だと知っても「私の王子様だから」とか言って受け入れちゃうおめでたい子。
主人公のすぐ後ろをついて回る為、どこかに引っかけて置き去りにするのはお約束。

  • ギンザル
ゴロツキをまとめる筋肉。色々事情はあるが悪い人ではない。
プラスルをくれる。

  • ローガン
アゲトビレッジに住む老人トレーナーにして、ヒロインの祖父。
相棒はピカチュウ
聖なる祠を破壊しようとしたコワップに挑むが、返り討ちにあってしまう。

  • バトラス
トレーナー修行の場「バトル山」の頂点に君臨するトレーナー。
見た目はマッチョになったハルク・ホーガン。
す・ば・ら・し・い~~!

  • トロイ&ヘボイ
ヒロインを拐おうとしたミラーボの手下コンビ。
この作品の人物のネーミングは大体こんな感じだということを端的に表している。

本作を語る上で欠かせない存在その1。
敵組織「シャドー」の幹部。
本作屈指の存在感を誇るアフロダンサー。続編にも登場している。
思わず「黒飴なめなめ♪」と口ずさんでしまいたくなるアジトBGMからの、とびきり異彩を放つサンバな戦闘BGMと踊るルンパッパのコンボにやられたプレイヤーは数知れず。
ダーク・ウソッキーを所持。

  • ダキム
「シャドー」のry。通称「悪いアデク」。
まさかのリアルファイトを行った筋肉で彼のバクーダは仲間の唯一神を「じしん」に巻き込む鬼畜。
蟹「おい、ポケモンバトルしろよ」
唯一神こと、ダーク・エンテイを所持。

  • ヴィーナス
「シャry。アクティブな紅一点。
占い師っぽいアイドルっぽい何か。
リアルメロメロボディの持ち主で、電波に乗せて男連中に影響を与えまくった。
ダーク・スイクンを所持。

  • ボルグ
ry。ダークポケモン研究者。
名前は彼のレポートという形で早くから登場する。眼鏡。
上記3名と比べて比較的マトモ。
ダーク・ライコウを所持。

  • ヘルゴンザ
スナッチ団のボス。
ヒゲ。ハゲ。あと筋肉。だが常識人。
ダーク・エアームドを所持。

シャドーのボス。(眼の色が)邪気眼。かませ。
だが彼とのバトルはBGMなしで歓声のみと、なかなか粋な演出がされている。
ダーク・メタグロスを所持。

フェナスシティの市長。
というのは仮の姿で、シャドーの本当のボス。協力者と見せかけてラスボス。Dr.エッグマン
序盤でジャキラがこいつの家から出てくるシーンがあるので、あまり隠す気はなかったのかもしれない。

  • ゾルダン
アンダーのさらに地下にあるボトムコロシアム最強のキングの筋肉。が、あんた誰?状態。
グラフィックはモブトレーナーをちょっといじっただけ。
ダーク・ツボツボを所持。
ちなみにスナッチに失敗したときのみ、彼からメールが届く。

  • ミラクルボ
自称ミラーボの後継者。アフロを夢見るが髪の毛が足りない。

  • フェイク
クリア後に現れる主人公の偽物。だが存在感の無い人。
ダーク・トゲチックを所持。
だが、一部のプレイヤーから経験値稼ぎのカモにされる。

  • ウィリー
たまに助言をくれる、存在感が無さそうである人。次作にも続投。

  • ムゲンサイ&ムゲンダイ
対戦モードの「オーレコロシアム」「バトル山100人抜き」のファイナルに君臨する老人トレーナー。
前者はシングルバトル、後者はダブルバトルに登場する。
見た目は前述のローガンをいじったもの。

本作を語る上で欠かせない存在その2。
ゲットしようともたもたしてるうちに仲間に「じしん」でひんしにされちゃう困ったちゃん。
これにより、ますますネタポケとしての地位が固まった。

ラスボスが逃走手段として用意し自動操縦で颯爽と飛来したヘリを「せいなるほのお」で 爆破 した。
こうしてポケモンコロシアムは爆破に始まり爆破に終わったのだった。


◆拡張要素


  • 拡張ディスク
予約特典で今や入手困難なレアアイテム。持っている方は大切にしよう。
因みに次回作XDの予約特典はステッカー。

シナリオモードクリア後、幻のポケモンセレビィをアゲトビレッジの「聖なるほこら」にて受け取れる。
リライブしたダークポケモンの数=48体ということで、いっぱい入手したプレイヤーもいるのではないだろうか。
後述する新たな3体のダークポケモンを含めると、セレビィは1つのセーブデータで51体入手できることになる。

海外版ディスクではセレビィの代わりにジラーチが登場する。

その他、でんきだまを持ったピカチュウ、ポイントマックス、マスターボールがポケクーポンの称号ごとに手に入る。

  • ダブルバトルカードe+
2003年12月25日に発売。
全24枚あり、青、黄、緑、赤パックにそれぞれ6枚入り(固定)。
それぞれ「バーチャルバトルカード」5枚、「ステージカード」1枚。

前者はバーチャルトレーナーのデータが入っており、後者は対戦ステージのイメージを変更するデータが入っている。

「カードeリーダー+」に読み込ませると、シナリオモードクリア後に「カードeルーム」でバトルでき、ポケクーポンや経験値も手に入る。
5人勝ち抜くと謎の6人目が現れ、勝つと道具をゲットできる。

レベルはやさしい、ふつう、てごわいの3ランク。
すべてのトレーナーに勝利すると、ダークポケモンを持つ本物のトレーナーがランクごとに3人現れる。
「やさしい」はトゲピー、「ふつう」はメリープ、「てごわい」はハッサムをスナッチできる。
しかし、個体値はまさかの 逆6V (つまり、 オール0 )


◆漫画


大内水軍により月刊コロコロコミックと小学二年生でコミカライズが連載されていた。
どちらも単行本化はされていない。

因みにギエピーにも番外編で登場したことがある。

ポケスペでは今のところ舞台になっていないが、ぜひ描いてみたいとしている。



◆その他


余談だが、アニメDP編に登場した「ポケモンハンターJ」がロングコート・ゴーグル・腕のマシンと主人公を彷彿させる格好をしていたことが当時話題に…そこまでならなかった。

一応、彼女の姿を見て主人公を思い出した人もチラホラいたようだが、作品自体がマイナーであった為に特にその点について深くあれこれ交わされることはなかった模様。



追記・修正はミラーボ様と踊りながらお願いします

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