ルビーの手持ち(ポケットモンスターSPECIAL)

登録日:2010/11/14(日) 19:00:13
更新日:2023/10/20 Fri 20:10:20
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ポケットモンスターSPECIAL』の登場人物ルビーの手持ちポケモン一覧。


ルビーの手持ちは「美しさ」を優先して構成・育成されている(一部、疑わしいのがいるが……)。

そんな彼の嗜好から、積極的にバトルを行う事は無い。
だが、一度戦いになればコンテスト専門とは思えない戦闘力を見せる。

コミックスのステータス紹介ではコンテスト用のコンディションしか示されず、メインを担った第4章当時のレベルはほとんど不明。
序盤の「VSカクレオン」で、当時のRURUのレベル(Lv.15)がポケナビを通して確認できたくらいであった。
ファンブック「ポケスペティア」でようやく第13章時点でのレベルが明かされたのだが、
同世代かつ非凡なトレーナーのサファイアエメラルドの手持ちと比較しても平均レベルが頭一つ抜きんでている。

ニックネームの法則は種族名から文字を抜き出し、ローマ字にして並べる。

幼馴染ポケモンポジションが父であるセンリからもらったポケモンであることもあり、他人から貰ったポケモンが多いのが特徴。
また飛行要員が(第13章時点でも)存在していないこともあり、サファイアからとろろ(トロピウス)を借りたり、第13章ではラティオスと行動を共にしたりして補っている。
そのほか、なみのり要員にはZUZUがいるが、長距離移動などの際には同じくサファイアからえるるを借りたことも。


コンテストでのアピールの為か前口上が設定されており、
何か動きを見せる際には「前口上」「種族名」「ニックネーム」「締めのセリフ」をルビーが述べるのが通例。

締めのセリフはボールに入ってる際は「いでよ!」
既に出てる際は「今、ここに」

例:
時の流れはうつりゆけども変わらぬその身のかっこよさ!
身につけたるは疾風(はやて)健脚(にげあし)

ポケモン・ポチエナ 名前はNANA!!

いでよ!!


○チームメンバー概要

◆NANA(ポチエナ→グラエナ)♀

特性:にげあし(ポチエナ)→いかく(グラエナ) 性格:いじっぱり

前口上:
時の流れはうつりゆけども変わらぬその身のかっこよさ!
身につけたるは豪殻な威嚇
※ポチエナ時は「疾風(はやて)健脚(にげあし)


かっこよさ部門担当。COCO、RURUと共にセンリから貰った幼なじみポケモンの一体。

ムロタウン・石の洞窟で進化。

センリとの訓練で、ポチエナ時代から"はかいこうせん"を使える。


◆COCO(エネコ→エネコロロ)♀

特性:メロメロボディ 性格:むじゃき

前口上:
時の流れはうつりゆけども変わらぬその身のかわいさよ、
身につけたるはメロメロボディ。


かわいさ部門担当。

外見に似合わずアイアンテールなどの意外と高い攻撃能力を持つ。
可愛いため、空気にならない存在感。

あの「石マニア」の持ち物に触れ、NANAと同時に進化した。


◆RURU(ラルトス→キルリア→サーナイト)♀

特性:シンクロ 性格:おとなしい
かしこさ部門担当。

トラブルから第4章の間、ミツルに預けっぱなしだったため前口上を披露する機会が無かった。
ミツルに預けてる間に進化(ミツルは「勝手に進化させてしまった」と後悔していたが…)

第13章の冒頭でサファイアに預けられ、きるる(キルリア♂)との特訓の最中に進化した。
その後、ルビーが流星の民のおばば様から「サーナイトナイト」を貰ったことでメガシンカできるようになる。

そんな理由で(メガシンカ以外の)進化シーンにルビーが立ち会えていないポケモンである。


◆ZUZU(ミズゴロウ→ヌマクロー→ラグラージ)♂

特性:げきりゅう 性格:のんき

前口上:
時の流れはうつりゆけども変わらぬその身のたくましさ
ほとばしたるは怒りの激流。

たくましさ部門担当。

オダマギ博士から貰ったミズゴロウが進化。
初めて見たルビーの感想は「緑の方(キモリ)よりはマシ」というあんまりなもの*1
しかしヌマクローに進化した際は「たくましくなった」と喜んでおり、旅の中で評価が上がっていった様子。

ヌマクローの頃までは鼻を垂らしていて、まさに「のんき」な雰囲気を放っていた。
ラグラージに進化してからは抜けた雰囲気も一気になくなり、重量級の少ないルビーチームのパワーの要として活躍した。
当時の最重量ポケモンのグラードンを"がむしゃら"で投げ飛ばしたことも。

第6章では水の究極技「ハイドロカノン」を習得。

第13章ではメガシンカも披露。
現実ではこれまで以上に賛否両論な見た目ではあったが、成長したルビーからは「見違えた」「たくましい」と更に評価されていた。


◆POPO(ポワルン)♀

特性:てんきや 性格:しんちょう

前口上:
時の流れはうつりゆけども変わらぬその目のかしこさよ
雨・晴・氷と躍するてんきや


RURUがいない間のかしこさ部門担当。

元々はツワブキ社長のポケモン。
ポケモンに慕われるルビーに興味を持ち、付いてきた。

事件解決以降も全く返す気配が無いが、第13章にてツワブキ社長は「預かってくれている」と発言しており、一応容認されている模様。


◆MIMI(ヒンバス→ミロカロス)♀

特性:すいすい(ヒンバス)→ふしぎなうろこ(ミロカロス) 性格:ひかえめ

うつくしさ部門担当。
適当に釣り上げたヒンバスだったが何故か懐いて付いてきたのが初接触。
出会ったときからタマゴ技である筈の「ミラーコート」と「光の壁」を使える。

因みにこれらの技の初披露時に「おいうち」と「かみくだく」という物理技2種をはね返している様に見えるが、
これは物理/特殊判定がタイプ依存だった第3世代ならではの光景である。
特殊技に分類されていた悪タイプの技をはね返しているのは別に演出ミスでも誤植でも無い。

出会った当初からルビーの事が大好きだが、その外見故にZUZU以上に扱いは悪かった。
コンテストでは美しさ部門を任されるも、ミクリへの実力を示す野外コンテストでも「心もとない」として他の4匹で挑むなど、
大事な場面では除け者にされていた。

カイナシティでのハイパーランクでは、サファイアとの確執で荒れるルビーに八つ当たりされ、
「キミなんかメンバーに入れるんじゃなかった」「(ミロカロスみたいに)もっと合ったポケモンにすればよかった」などと心無い言葉を浴びせられてしまう。
ショックのあまりルビーの元を去り、浸水で倒壊するコンテスト会場に姿を消した……。

そんな扱いだったにも関わらず、海を越えてルネまでルビーを追って、超古代決戦の終盤、ルビーのピンチに駆け付ける。

大好きなルビーの為に果敢にマツブサとアオギリに挑むも一蹴され、二人からも侮辱され息も絶え絶えとなる。
その姿から「本当の美しさとは心の美しさ」とルビーは悟り、前口上を贈る。


たとえその身が朽ち果てゆけども、

変わらぬ心の美しさ。

身につけたるは…


ルビーの思いに呼応するように、遂にミロカロスへと進化。
形勢逆転の切っ掛けを作った。

それ以来、後のエメラルドとのバトルにてエースとして選出されるなど、ルビーはもうMIMIにデレデレである。
最初は「相手(ルビー)に拒絶される」と言う問題を抱えながらもルビーを信じ続けた末に最終的には硬い絆で結ばれたエースポケモンとなったという経緯は、
サトシリザードンに通ずる物があると言えるだろう。


前口上:
心が身体を解き放てこそ凛々しくそびえる美しさ!
身につけたるは不思議な鱗!
ポケモン・ミロカロス!名前はMIMI!!

こうした事もあり、人気投票の歴代手持ちポケモン部門で二位になると言う大金星を遂げた。



○その他

プラスル

特性:プラス 性格:ようき
マボロシ島でのダブルバトルの訓練に協力してくれた。


○???

セレビィ

ジョウトで捕まえた名前も知らぬ七匹目の切り札。コイツがいなかったらルビー達に勝ち目は無かった。
第9章にて第3章の個体と同一であることが明らかに。


レックウザ

第4章でグラードンカイオーガを食い止める為に一時的に使役したことがある。
第13章で隕石を破壊する為に、伝承者の代わりとして再度共闘することになり、ルビーから「ガリョウテンセイ」を託される。
ルビーは制御に大変手間取っていたが、彼を追い払って役目を果たそうとしたヒガナを容赦なく殺そうとしていることから、
レックウザ自身はルビーに協力する意思は持っていた様子。少なくとも、ヒガナよりルビーのほうを取る程度には。




○バトルの傾向考察

一見すると父親のように直線的に見えるが、
実際は高い洞察力や思考能力の高さをフル活用しポケモンの特性・弱点・性格だけでなく、
地形や天候などの周りのあらゆるものを総合して勝利する理詰めの戦略を取る。
この点はグリーンと似通っているが、彼の場合は必要とあらばトリッキーな戦略も行う点が異なる。

具体的には、
  • NANAの「とっしん」でブーピッグの群れをまとめて一気に沈める。
  • 深海の潜水艇という逃げ場のない状態で地震を放ち、相手のトレーナーもろとも攻撃する。
といった様な力押しの戦術から、
  • 相手のぜったいれいどをで生まれた氷を利用して、洞窟内を無理矢理天候をあられ状態にする。
  • COCOを回転させて敵の攻撃の衝撃を弱める&体に触れる回数を増やしてメロメロ状態にする
    →すかさず「すてみタックル」。
  • 天気研究所の雨どいに攻撃を送り込んで遠隔地から一方的に攻撃
のような、変則的な戦術も率先して利用する。

総評すると、ルビーのバトルセンスと卓越した洞察力から、
その場に適した戦術を即興で編み出し戦う、臨機応変なバトルスタイルであるといえる。
そのためバトル嫌いを克服した現在ではこれといった弱点は無いと言っても過言ではない。

コンテスト出場が生きがいであるルビーにとって、バトルにおける正念場は基本的に野試合であり、
トレーナーへのダイレクトアタックも辞さない者を相手にすることが多いため、ルビーも必然的に周囲の物を利用する機会が多くなりやすい。

…というかルビー自身が、ひとたびバトルになれば、
敵を(場合によってはトレーナーもろとも)完膚なきまでに粉砕しにかかろうとするため、敵からすれば恐ろしいことこの上ない。
本気を出した彼のバトルスタイルは威圧的なイメージがあり、そのことがある形で彼をコンテストの道へと誘う要因の一つになる。



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最終更新:2023年10月20日 20:10

*1 美しさ至上主義のルビーが、鼻タレ状態のポケモンを目の当たりにすれば無理もないが