冴島大河(龍が如く)

登録日 :2011/06/16(木) 00:40:35
更新日 : 2017/08/13 Sun 20:07:26
所要時間 :約 5 分で読めます







ワレも極道の端くれやったらな、人生のケツくらい自分で拭けや





人を殺すちゅうんはな……ごっつこわいもんなんじゃあ!






冴島大河とは、『龍が如くシリーズ』のキャラクターのこと。
声優は小山力也氏が担当。

『龍が如く4 伝説を継ぐ者』 の主人公を勤める。
しかし続編 『龍が如くOF THE END』 には名前しか登場しない。
前作の主人公なのにどういうことなの……。
(商談で中国に出張中とのこと。ちなみに冴島組は彼の不在時も商売上手だったりと、中々上手にシノギをこなしている)
と、思ってたら5で復帰だよ、やったね先生! でも坊主ってどういうこった!
(今度は網走に収監されたのでその時に丸められた模様。
ちなみに日本の刑務所では基本的に坊主頭がデフォルトであり、髪型の自由がある程度許されるのは仮釈放が決まった者か死刑囚ぐらいである)


【人物】
年齢は4では45歳。出身は不明だが元神室町チャンピオン街在住で、関西弁を話す。

肩まで伸びた長い髪と筋肉質で大柄な体が特徴。
緑を基調としたミリタリー風の服を着ているが、実はこの服は冴島と同じく主人公の一人である桐生 一馬が揃えた物。
つまり冴島のファッションは桐生のセンスによるものということ。………出来る男はファッションセンスも違った。

尚、背中には をモチーフに描かれた刺青が彫られている。
虎は自身の名前(大河→タイガ→タイガー)、笹は自分が身を置く組の名前に由来している。

元東城会系笹井組 の若衆であり、20歳の時に組の命令で 上野誠和会 の襲撃へと向かった。

上野誠和会幹部18人を殺害した後、 死刑判決 を受け25年間を暗い独房の中で暮らすこととなる。
それは後に 上野吉春襲撃事件 と呼ばれ、
冴島は『ヒットマン』『殺し屋』という肩書きで東城会の生ける伝説となったのだった。
……正直な話、真島吾郎の親分である嶋野組長などは、
{兵役も経て銃で武装した戦闘集団・ジングォン派の構成員30名を"(過激過ぎる作戦内容のためその気になれず)、
働かない風間組長に代わって独り、半裸に拳銃一丁スタイルで"無傷で仕留めて見せる}という化け物ぶりを見せている。 *1

更に、本作の主人公、桐生はデビュー作で {刃物や拳銃で武装した200人近い暴徒や、
銃で武装した数十人規模の暗黒街の特殊部隊の包囲網を、ほぼ無傷、それも素手で蹴散らして強引に突破。}
といった真似も度々やらかしてきた怪人であり、多くのプレイヤーにとってはほぼ見慣れた光景だった。
そのため、18人殺しの何が伝説になるほどなのか余りピンとこないプレイヤーも相当数居り、あちこちで突っ込みが見受けられる。

冴島の「18人殺し」が伝説となったのは
「店に居た幹部のうち、葛城を除くと18人は皆一切武装していなかった。という実状が知られていない」
「(ゴム弾で気絶しただけの18人の幹部達を、上野誠和会の葛城が冴島が去った後で眉間だけ撃ち抜いたため)
たった1人で狭くて回避もままならないラーメン屋にカチコミをかけ、
18人の極道組織の幹部を、大混戦の中無駄弾を全く使わずに尽く殺してのけ、当人は一発被弾しただけで済ませた超人スイーパー冴島。
という誤った認識が広まったと思われる」
これらの事情の影響だと考えられる。
これが駆け出しの若衆の所業だというのだから、話題性は確かに抜群だろう。

その所為か、1988年頃には近江連合でも噂される程の逸話となり、
2012年になってなお、散々色々やらかした「堂島の龍」とも並び称される有名な逸話になっている。


実は真島組組長真島 吾朗とは兄弟分の間柄。
本来は上野吉春襲撃事件も真島と共に行う予定だったが、真島は現場には現れず結局は冴島一人が逮捕されることとなった……。


【性格】
厳つい外見とは裏腹にかなりのお人好しで面倒見の良い人物。
目の前で困っている人を放って置くことができないタイプであり、そのせいでよく厄介事に巻き込まれる。

また結構な兄貴肌で、元教師志望なだけあり厄介事を運んできた人間には手を貸してやると同時に愛のある説教もかます。
冴島先生のお説教に救われた人間は神室町に数知れず。
そしてその男気は自分を利用しようとした浜崎や、敵の刺客である馬場を動かしている。

その男気のあるキャラクターから男性ファンが多い様子。


【笹井組について】
冴島には妹の靖子(CV:小沢真珠)がおり、子供時代の冴島は病に伏した妹を救うため金策に駆け回っていた。

しかし幼かったゆえに上手くいかず、荒れた冴島は誰彼構わずケンカを吹っ掛けるようになった。
その時に出会ったのが笹井組の組長である。

笹井は拳を交えた説得で冴島を救い、靖子の治療費まで提供した。
その一件で冴島は笹井に大変な恩義を感じ、笹井に人生を捧げる覚悟を固めたのである。


【バトルスタイル】
見かけ通りのパワーファイターで、一発一発の攻撃が強烈。

怪力無双 と(公式から)言われているだけあり、敵の攻撃をパワーでごり押ししてねじ伏せてしまえる。
その分スピードが他の主人公に劣るが、溜め技を使った攻撃を駆使すればそれを補える。

また、全主人公中唯一 大型バイクを持ち上げて武器にする ことも可能。
それを投げつけられた敵はたまったもんじゃない。
…が5ではロードヒーティング用の配電盤を文字通り 地面から引っ剥がし
更に 道路標識を引きちぎって 武器にする事も出来る。どこのDIO様だ。
そんな超重量級の武器を叩き付けた上に追い打ちで踏みつけたついでに首をゴキャッと捻るという容赦の無さも見せる。やめたげてよぉ!

ちなみに唯一 主人公として桐生一馬と戦えるキャラクター でもある。


【その他】
25年間刑務所で暮らしたため、シャバでの25年分の情報や常識がすっぽり抜けている。
携帯も持ってもいないためシリーズで唯一メールのできない主人公でもある。

キャバクラは『興味がない』、カラオケは『柄じゃない』という理由で入店できない。
しかし真島は曰く 『あいつの歌はなかなかのもん』 らしい。
「5」では解禁されている

さらに某スタッフの 合いの手入れさせたいキャラNo.1 のようなので、もしかしたら今後の展開も期待できるかもしれない。

そんな冴島さんが新作の5 夢、叶えし者でついに北海道でキャバクラデビューする事になりました。
都会慣れしたのか接待で行く事があったのかキャバにも行けるしカラオケにも行けるし携帯も弄れる。更にマタギデビューもしました

そして何故か木彫りという渋すぎる趣味を持つ。
モデルを見つけて数秒で作品を仕上げる程度の腕を持つが、
唐突に往来のど真ん中で木槌をガンガン振るい始める困ったさんだったりする。


公式で桐生共々「人間をやめた」と言われており、その怪力伝説には枚挙がない(秋山,品田,谷村,龍司はまだギリギリ人間の範疇らしい)。
4mはあろうかという規格外の巨大な熊と素手で取っ組み合い、
初戦は引き分け、再戦は頭部に猟銃を撃ち込んでダメージを負わせた後とは言え勝利。
その後は、2mのツキノワグマ程度であれば「大したことないやんけ」とか言いながら普通に凹って宥める怪人と化している。

配電盤を地面から引っ剥がして振り回す。道路標識を引きちぎる。
スリップしながら猛スピードで突っ込んできた車を真正面から止める等等……

ちなみに冴島を主人公として操っていると、ミニゲーム格闘家をつくろう!(略して格つく)がプレイ可能。
格闘家の卵達との交流を通し、いつもと違った冴島の顔を見ることができる。

尚、格つくにはふくしくんが登場する。








以下ネタバレにつきご注意下さい。




















上野吉春襲撃事件の実行犯として捕まった冴島だが、 真犯人は別にいる

冴島が襲撃に使った銃には 暴徒鎮圧用のゴム弾 が込められていた。
冴島は長年人を殺したという罪悪感に捕らわれていたが、実際は誰一人殺していないのである。

冴島が襲撃現場から立ち去った後、気絶した上野誠和会の幹部を殺害した真犯人の正体は、他でもない上野誠和会組員の 葛城勲 という男。

この葛城は靖子を騙して幾人もの人間を殺させ、冴島の犠牲で若頭までのしあがった。
冴島兄妹にとっては憎んでも憎みきれない相手なのである。
葛城は最終的に追い詰められ、苦し紛れに冴島を狙ったが靖子が身を挺して盾になったため失敗。
更に事切れる直前の靖子の反撃で頭を撃ち抜かれ、看取られることなく葛城はその辺に転がるゴミのような最期を遂げた。

ちなみに真島は冴島を裏切っていたわけではなく、
葛城と裏で手を組んでいた 柴田 によって捕らえられていて、駆けつけようにも駆けつけられなかった。
冴島はこの事実を知らないまま独房に入れられてしまったため、二人は長年袂を分かつはめになってしまったのである。

冴島が猫の鳴き真似をしたことは忘れてあげて下さい。
そして見事にゃんこのハートをゲットしたことは触れてあげないで下さい。


少々余談だが、冴島は当初 殺す筈のキャラ だったが、
スタッフらの中で人気が出たこともあって、生存へと軌道修正したキャラクターだったりする。

その変更の影響からか、本作中をよくよく見ると、

東城会最大勢力となった、堂島組と嶋野組の大幹部両雄が、上野誠和会壊滅の絵図を描き、笹井に任せる
→堂島組が直輸したまがい物じゃない筈の拳銃が、いつの間にか柴田如きの手でゴム弾に摩り替る
→堂島や嶋野にとって子分か舎弟、もしくはその盃すら交わしていない三次団体に過ぎない柴田が、
 上役である嶋野の子分を拉致監禁した上で暴行してオシャカにする方法で、直系2組の計画をご破算に
→二大幹部相手に親殺しですら引くレベルの不義理を犯した上に、上野誠和如きと五分盃を交わす原因を作った
 戦犯・柴田だが、何故かそれが功績扱いで直系に昇格
→戦犯・柴田が真島と監禁しなければ冴島は成功していたと思われ、笹井の責任は小さいため、
 本来ならば、シマの召し上げか縁故詰め、四次団体降格で済むだろう。
 が、何故か全責任を負わされて、追い込みかけられて廃人に

という、ポルナレフが冷や汗を垂らすどころか失神してしまいそうな、起承転結が崩壊した怪奇現象が起きている。

これは恐らく元々の筋書では、

真島と冴島が、自身と親父の出世の為に組へ連絡を入れずに独断で上野誠和会壊滅を目論む
→上野誠和の葛城と共謀した柴田が真島を監禁し暴行
 三次団体如きに自身の子分を暴行される不義理を働かれた嶋野だが、
 幹部会の承認も得ずに冷戦下にある敵対組織に手をかけるのは、流石の大幹部・嶋野組でも問題行為
 自身の子分暴走を柴田が止めてくれたために借りが出来てしまい、柴田の出世に手を貸す羽目に
→勝手に暴走した上に仕留め損ねて事態を悪化させた冴島の管理不行き届きで、全責任がある笹井が追い込みをかけられる

という経緯だったと考えられ、これならばちゃんと理屈が通るのだが、
「嶋野組長や堂島組長にまで迷惑がかかる」等という、
作中の事情とは矛盾した、改変前の後者の推測の方をベースにして脚本を上げた為、
ポルナレフ失神物に仕上がったのだろう。(推測される台詞が散見される)

龍が如く4の時点で、冴島組を建立し、東城会直系にまで出世してしまったシンデレラボーイ冴島だが、ぶっちゃけ、
18人殺しも結果的には失敗し、上野誠和会に五分盃を交わさせられる口実を作る大失態を演じただけの男、
という存在に過ぎず、ほぼペーペーの若衆の時にこの事態が発生した。
横槍を入れた柴田組の存在を考慮に入れて罰則は免れたとしても、功績は何一つ挙げてないに等しい。

一般社会人で分かり易く例えれば、堂島弥生から舎弟頭補佐という名誉職でありながら、
「堂島組を継いでくれるとずっと信じていた」と言われる程に期待され、
自分の組を立ち上げるのが確定していた、当時二次団体舎弟頭補佐の桐生が、
そう遠くない未来に取締役になれるとも噂される部長クラスだったとすれば、
冴島の場合、

新入社員が、入社半年程度でM&Aを仕掛ける予定だった小規模の企業相手に暴走。
そのまま対等合併させられる窮地に会社を陥れてしまい、そのまま長期停職処分へ。
その後、停職を解かれると同時に、会長と社長、常務の推薦で専務取締役に大出世。

といった現象に等しい。
一体何を言ってるか理解出来ないだろうが、そのくらいの名状しがたいコネ人事である。

とは言え、5、6代目も相当に無茶のあるコネ人事であり、
6代目に関しては冴島といい勝負である(詳細は各キャラの項目参照)。
これが決定打となって『5』では内部抗争とクーデターが勃発する事態になるが、
その反省が活かされたのか『6』における6代目不在の間の会長代行には(経歴は)無難な人物が抜擢された。

但し、「18人殺し」の逸話・通り名は、「堂島の龍」とも並び称される程であり、
(『0』でも近江連合までその名声が届いていることが後付けながら描写されている)
そのため、「東城会本家は「18人殺し」の「功績」というよりも「18人殺し」の名声を利用して、
何とかして東城会の対外的な権威を取り戻そうとしたと考えるべきだろう。

「昔の東城会を知る人間が現会長を支える」為に若頭を内定した冴島だったが、
濡れ衣で服役していた殺人罪の方はともかく、傷害罪の方はまだ宙吊りのままになっていた為、
コネ人事がまかり通る現状を良しとしない層に、冴島を引き摺り落とす口実にされないよう、
自ら出頭して禊を済ませようと決断。

網走刑務所に収監された後は、一日でも早く東城会での仕事に当たろうと、
模範囚としての仮出所を目指していた。
それを妨害するかのようなイカれた変態の暴行にも耐え続けた冴島だったが、
刑務所の中で知り合い、弟分として可愛がっていた馬場にまで手を出され、
とうとう暴れてしまう。

しかし、この一連の暴行行為は、
実は冴島を外に出さない為の刑期延期計画だった。

真島暗殺の一報や冴島を刑務所内で暗殺しようという不穏な動きを察知し、
刑務所の副所長に事件が解決したら必ず戻ると誓ってまたまた脱獄。

その後、実は馬場こそが冴島を刑務所内に足止めするために、
東城会や冴島に敵対する者から送り込まれたパシリだと知る。

ただ、冴島を兄貴分と慕っていたのは事実であることも知り、
激闘の果てに事件が解決してからは、
馬場と共に刑期を務め上げるために刑務所に戻ることとなった。

龍が如く『0』では服役中の為未登場。
ただ真島や他の人物から名前だけはでている。

真島との友情は本物で、
真島は『0』で理不尽な目にあってもいずれ出所する冴島の居場所をつくり、
詫びとして殺される事を考えて色々耐えている。
最終決戦の死地に向かう時も、
冴島への詫びの言葉の伝言を残している程。



『維新』では永倉新八として登場する。





真島「なんや、最近追記・修正っちゅーんが流行っとるらしいで」

冴島「お、自分ちょっと頭良さそうやん」

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