ゼロツー(星のカービィ)

登録日:2011/11/25(金) 21:13:33
更新日:2024/03/18 Mon 16:37:00
所要時間:約 4 分で読めます





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(ゼロツー)とは『星のカービィ64』の真ラスボス
リップルスターを侵略した黒いカゲの首領である。


概要

通常はミラクルマターを倒すとエンディングなのだが、その時クリスタル回収率を100%にしているとムービーが変化。
妖精の女王に憑依していた黒いカゲをクリスタルが察知してレーザーを浴びせ、カゲは女王から抜け出し最後の星「ファイナルスター」となる。

ケータイでワープスターを呼び出したカービィと仲間達は、最後の戦いに挑む。
そしてそのファイナルスターの最奥に座すのが、このゼロツーである。

名前の通り、前作『星のカービィ3』の真ラスボス「ゼロ」に酷似した「白く丸いボディ*1に赤い単眼」という特徴を持つ。
しかしそれに加え、赤い翼や天使の輪、下に突き出た突起等、オプションが追加されている。

登場の際には冒頭のAAのように、天使のような笑顔から口かと思っていた部分が開き目となるというモーションがある。結構グロい。

実はちゃっかりエンディングにも登場しているが、ノーマルエンドの場合は天使モードの為「誰だコイツ?」となること請け合い。


戦闘方法

戦闘はもはやお約束のシューティング…しかも、まさかのシリーズ初となる3Dシューティング
攻撃できる場所どころか操作方法すら表示されず、突然3Dシューティングが始まるという屈指の初見殺しボスである。

カービィはリボンに背中を預けクリスタルの弾で闘う。

(この時ステータスを漢字表記にしているとコピーが『妖・晶』となる)


ゼロツーは目からカービィに向けて炸裂弾を放ってくる。
これを大きく回避しようとすると、逆にこちらの攻撃が目に届かないというジレンマが起こる。とりあえず動いていればそう当たるものでもないので強気に行こう。

だがプレイヤーは気が付く。いくら急所と思わしき目を攻撃しても音がするだけでボスのHPが減っていないことに。

それでもめげずに、しばらく目に攻撃を続けると怯んで頭上に回れる。
ここで天使の輪を攻撃し続け(色が黄色→青→赤と虹色に変化)、破壊して頭頂の絆創膏に攻撃を加えると、本当の急所である茨状の尻尾(ワサビとか言うな)が剥き出しになる。

今度は下に回り込み、尻尾を攻撃。これでようやくダメージが与えられる。
ゼロツーは暴れてる間、緑色の毒粉をばら撒いて抵抗してくる。脅威度は低い。


しかし、この弱点への攻撃以外一切ダメージが与えられないので、倒す以前にそもそもダメージを与える方法が分からず詰んだ人も多いはず。
しかも一度ゼロツーの間に入ると一時停止しても

[つづける]
[がんばる]

で脱出不可能。
(通常は[がんばる]の部分が[でなおす]になっており、ステージセレクトに戻れる)

この演出自体は高く評価されている。
別にリセットすればいいだけの上に、ゲームオーバーになったところでゼロツーまでの道中は無いに等しい(最弱のザコしかでない)ので実害はあんまり無い。
ちなみに[でなおす]が表示されるバーは右から出ているのに対し、[がんばる]だと[つづける]同様左から出ているという気付きにくい余談。


使用技

  • 炸裂弾
通常時の攻撃。目から6~7発に分裂する光弾を放つ。
弾速こそ早いが5-3のシャッツォのような先読み等は一切無く、ひたすら自機狙いしかしてこないので動いていれば殆ど当たらない。
十字キーを左右に入れっぱなしにするだけで全て当たらないが、その場合こちらの攻撃も届かない。
…が、別に8の字運動だの円運動だの後述の方法だのノーダメージでやり過ごす方法はいくらでもある。


  • 毒粉
弱点が出てもがいてるゼロツーから出てくる緑の物体…そもそも攻撃と言っていいのだろうか?
そのせいか遅いし曲がらないし分裂しないので回避以前に殆ど当たらない。







ん?攻撃方法が少なくないかって?
…実はゼロツーの攻撃パターンはこの2つしかない。
というか自発的な攻撃に至っては通常時の炸裂弾のみ。


戦闘能力

HP自体は目30、輪っかと羽10、絆創膏1、本体60で本体のHPはミラクルマターの3倍もあるのだが、
被ダメージ時の無敵時間すらないので撃退の為のルーチンを知れば最速2ターンで倒せる…どころか実は輪っかが復活する前に尻尾がひっこむ=絆創膏を撃ってもう一度尻尾を出せることがあるため、
実は運とやり方次第では1ターンで沈むことさえある。
1~5面ボスにあった第2形態なんてありません。

なお輪っかを破壊し損ねると、色が変わったまま炸裂弾モードに戻る(当然HPは減ったまま)が、
輪っかを破壊したあとに絆創膏を攻撃し損ねると炸裂弾を撃っている間に輪っかが復活してしまう。

ちなみに翼の赤い部分はひるんでいる時と尻尾が出ている時に横に回ることで破壊することが可能。
実はこの戦闘、カービィがゼロツーの周辺を飛び回っており(故に左右押しっぱなしの場合、炸裂弾の爆風が背景のように流されていく)
ゼロツーは中心で旋回してカービィを目線で追おうとしているのだが
羽を両方壊してしまえばゼロツーの旋回速度がカービィたちに追いつかなくなり、
怯ませなくとも頭上に上がれるので以降は毒粉以外はノーダメージでスルーできる。

また、実はゼロツー戦ではL・Rで旋回ができる。
ゼロツーの炸裂弾は端が安置の代わりに、こちらからの攻撃も届かない…しかし、実は旋回しながら端でB連打するとダメージが通ってしまうので一方的に攻撃できる。
つまり羽がある時も最初の形態をノーダメージでスルー可能。この事は当時の攻略雑誌にも記載されていた。

正直な話、人によりけりとは言え大概ミラクルマターの方が強いと評されてしまう。
初見殺し要素こそ強いが、攻撃が単調かつ2種類しかないので、操作方法とダメージの与え方さえわかってしまえば非常に弱いボスに成り下がる。
初見でも弱いダークゼロと、知ってしまえば負けようがないゼロツーのどちらが弱いかよく争われるが、初見だけは強い分ゼロツーの方がマシという結論に落ち着きやすい。

ただし、ぼすぶっちをノーダメクリアしようとすると、気が抜けない闘いになることも。
体力的にも精神的にも消耗しているので、普段は当たらない炸裂弾や毒粉に当たる危険性が増す。
そこだけは慎重に行こう。
といっても上述の羽をもぐ戦法を使えば相当余裕だが。


他作品への出演

星のカービィ スターアライズ

隠しモード「星の〇〇〇〇 スターフレンズでGO!」では、アドレーヌ&リボンを選択すると最終ボスのバルフレイナイトでVS.ゼロ・ツー~ミラクルマター~リップルスター:ステージセレクトという神アレンジメドレー「おとめたちとやみのたたかい」が流れる。
厳密なゼロツーアレンジではないものの、曲同士が違和感なく繋がっており、ゼロツーの荘厳な雰囲気からミラクルマターの緊迫感ある流れにシフトし、サビはヒロイックにアレンジされたリップルスターで一気に盛り上げるという熱すぎる構成は必聴モノ。
普通に戦うとすぐ倒せてしまうのでサウンドテストでしかじっくり聴けないが、アップデート第3弾でTheアルティメットチョイスに追加された最高難易度ではバルフレイナイトの強化版が登場するため、そちらであれば戦いながら長く聴ける。ただしかなり強いので気を抜くと負けるが
ちなみにアプデ2弾の時は床がゼロツーの間のデザインになっていた。


余談

  • あだ名は0をOに見立て、O2→酸素。
    ただし化学式の数字は下付き文字にするのが普通なので、むしろ0の2乗の方が近い。

  • 曲はVS.マルクとならび人気が高い。
    また、非公式のファンメイドのアレンジ曲も作られており、二次創作なので多くは記述しないがシリアスな雰囲気や緩急の付け方のうまさに定評がある。
    オフィシャルのアレンジは『スマブラX』で初登場したが、アレンジを担当したのが『超兄貴』シリーズでおなじみの葉山宏治であり、やたらとウェイウェイ叫ぶアレンジとなっている。

  • ゼロツー及びミラクルマター、ダークリムラ/リムル/リムロについてはダークマター族であるとは公式から明言されていない。
    しかし『64』以降ダークマター族がほとんど出ていないため、ファイナルスターがダークマター達の本拠地だったのでは?と、考える人たちも少なくない(ダークマインドやダークゼロは元々ポップスターに近い場所に生息しているため、ファイナルスター崩壊に巻き込まれていない。クローンも同様)。

  • 現在は他作品でゼロツーというキャラクターが出た(しかも二人いる)おかげで、検索サイトで検索するとまずカービィのゼロツーは出てこないという事態になっている。



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最終更新:2024年03月18日 16:37

*1 ゼロがほぼ真球なのに対し、ゼロツーは饅頭型。