砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない

登録日:2011/06/07(火) 22:32:03
更新日:2017/08/22 Tue 18:59:55
所要時間:約 3 分で読めます




――ぼく、おとうさんのこと、すごく好きなんだ――
――好きって絶望だよね――

『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』とは桜庭一樹による青春小説である。鬱小説ジャナイヨ青春小説ダヨ。
富士見ミステリー文庫から刊行。イラストはむー
桜庭一樹が文壇に注目されるきっかけをつくった作品で、後に単行本・角川文庫として刊行される
月刊ドラゴンエイジで杉基イクラによって漫画化もした。上・下2巻。「ナナマルサンバツ」でブレイクする前の作品だが、原作のシリアスかつリリカルな空気感を描写しきっており、評価は高い。

本書の特徴は冒頭に結末が書かれ、1章のなぎさと藻屑の出会いから何故、誰が冒頭のような事を起こしたかまでを描いた作品である。
よって「結末を知りつつ、その経緯を読む」という青春小説にしては少し変わった楽しみ方が出来る

<あらすじ>
その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。
見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために
(角川文庫版背表紙より抜粋)

<登場人物>

山田なぎさ
中学2年生
この物語の主人公であり、彼女の語りで物語は進行する。
海野藻屑曰く、容姿はクラスで1番かわいいとのこと。
もっともその後藻屑自身が自分が転入してきたので明日からは2番手になるとも言っている。
「逃げようか」

  • 海野藻屑
九月の始めに山田なぎさのクラス転入してくる。
なぎさから、名字が海野だったとしたら絶対につけない名前 と思われる
自称人魚のお姫様でぼくっ娘。ミネラルウォーターの2Lボトルを標準装備。
転入初日は薄い水色の下着を着用
水色のパンツである
別に大事な事では無いけど二度(ry
ちなみに、作者の桜庭一樹が一番愛着を持っている人物であり、
直木賞受賞作の『私の男』の腐野花とは同一人物とのこと。(桜庭一樹~物語る少女と野獣~ H20 7/31発売 より)
「今年も、大嵐がくる。日付は十月三日。あと一か月だね?」

  • 海野雅愛
藻屑の父親でシンガー。
デビュー曲『人魚の骨』は1番、2番ともにとてもロマンチックな曲。だが3番は狂気の沙汰
愛犬をうっかり撲殺してしまったり、鉈を買いにスーパーへ行ってしまうなどとドジっ子。
「“Because I miss you”逢いたくて、じゃないかな?」

  • 山田友彦
なぎさの兄。美少年
頭も良く、容姿も良い少年だったがある事がきっかけで引きこもって通販ライフを送っている。俺らの美少年バージョン。
すごく妹想いなお兄ちゃん。本体はピンク色のもや。
「なぎさは“ストックホルム症候群”って聞いたことあるかい?」

  • 花名島正太
なぎさの初恋相手。だけど本家wikiにすら出てこないモブ。坊主頭
藻屑に興味を持ち、なぎさを通じてアプローチするが当の本人はなぎさLOVEなので相手にされず、名前も覚えて貰えず。
とある事で大変なものに目覚めてしまう
「二人で俺をはめたんだろ? 何が泡になって消えるだ。ふざけんなッ!」



「死んじゃえ」

「……死なないよ。うるさいな」

「じゃ、追記・修正して」

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