ゾンビ

登録日 :2011/08/28(日) 10:57:03
更新日 : 2017/09/11 Mon 16:41:44
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カチャッ…バタン
タッタッタッ









「wiki籠りのメモ」


ゾンビとは、死亡しているにも関わらず動き回る、「生きた死体」のことである。

元々「ゾンビ」という言葉は、コンゴで信仰される「不思議な力を持つもの」という意味の「ンザンビ」という神の名前がルーツ。
その言葉が、コンゴ出身の奴隷が各地に渡る際、「ゾンビ」という言葉に、意味も「お化け」「妖怪」と変わっていったのである。

そして1932年の映画「恐怖城」を発端に、ゾンビはホラー・ファンタジー作品における人気モンスターとして名を馳せるようになった。
この頃の「ゾンビ」は呪術師によるゾンビパウダーで仮死状態となり、埋葬後に呪術師に蘇生させられ意識のないまま使役されるものだったが、
ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ(映画)からはドラキュラ(映画)以後吸血鬼の特性とは考えられなくなった下記のような特徴を持つようになった。

■いかにしてゾンビ化するか

昔はヴードゥー教の奴隷ゾンビの作成法など、魔法や呪術によるものが一般的だったが、
近年ではウィルス、寄生虫、遺伝子操作など科学的な要因でゾンビ化する、という設定が多い。
特にホラー作品において、リアリティを持たせるために疑似科学を使うものは非常にたくさんある。
また、ゾンビに怪我を負わされると怪我をした方もゾンビになるという設定もある。

この場合、ゾンビ化が瞬く間に広がっていき、終いには生き残った人間が追い詰められていくというサバイバルホラーなストーリーになることが多い。

■ゾンビの特徴


  • 医学的にはすでに死亡している
大前提であり、これを満たしていない場合はゾンビとは言い難い。
もはやゾンビと言って良いのかよく分からない萌えキャラなどでも、最低限ここだけは抑えている。
死亡しているのに動く、この矛盾がゾンビの持つ一番の恐怖である。
完全に停止させるには、頭部や背骨などのゾンビにとっての急所を破壊するか、燃やし尽くす必要がある。
怪我や劣悪な環境などに加えて自然治癒力もないので、腐乱しやすい…もしくは腐乱しているケースも多い。新鮮なゾンビ(?)でもズダズダな場合もある。
また、視覚については何故か目が無い状態でも人間を視覚で察知可能なことが多いが、嗅覚・聴覚などはあまり無いか人間と大差ないなど優れていないことが多い。
痛覚は基本的には無いとされるのだが、触覚はあるらしく攻撃に反応したり色々したりする。何だか意外と複雑である。

  • 知能が低下している
思考を司る脳が破壊されている場合が多いため、動きが鈍かったり、簡単な罠に掛かったり、道具が使えなかったりする。
しかし二足歩行に拘りがあるのか、立ってから動こうとする傾向にある。
それ故にゾンビは雑魚キャラ扱いされることがある。

  • 大抵は頭部が急所
前二つと矛盾しているように思えるが、大体のゾンビに当てはまる。
基本的にはお約束としてスルーされるが、場合によっては説明がある場合もある。

  • 体液混入などにより、怪我を負わせた相手もゾンビ化させる
先述したが、これも特徴のひとつ。こうなると、ゾンビはねずみ算にふえていくことになる。

  • とにかく人間を襲い、そして食べようとする。
お約束として大体理由はスルーされるが、これと前述の性質が組み合わさって感染拡大を招く。
食欲か使命感かは分からないが、人間を襲うことにかけてはとことん情熱的でひたむきな様子を見せる。
これらの性質によって基本的に明確な敵として描かれる。

  • 人間の体液ではなさそうな、謎の液体を吐いたり流していることがある


■ゾンビを題材にした作品

映画、漫画、ゲームを問わず人気のあるジャンルである。

日本のゲームからはじまったシリーズ。実写映画化もされ、世界中で人気がある。

こちらもゲームのシリーズ。非常に自由度が高い事が知られる。

エログロとギャグとシリアス。

龍が如くシリーズの外伝(正確にはナンバリングとも外伝とも違うらしい)。ゾンビ如きじゃ神室町は崩壊しなかった。

あれ、ゾンビ?バタリアンだっけ?ヘルレイザーだったか?死霊のはらわた、だった気もしてきた。
「サンゲリアですよトリコさん!」
\ゾンゲだ!ゾンゲ!/

SODOM編にて登場。この作品では、人間に森という人物の遺伝子を送って作ったという設定で外観は紫色でゾンビというよりクリーチャーっぽい。
ゾンビ要素そのものはメインではないものの、奇跡的に自意識の残っている者も居て少し考えさせられるところがある。

主人公の相川歩が「ゾンビ」だが、なった経緯が「超越者による人為的な変化」なため「感染性」や「知能低下」は一切発生せず、描かれ方としては広義の「アンデッド」に近い。

近年登場したチアガール姿の少女がスタイリッシュにゾンビをチェーンソーで狩るゲームである。


■実際のゾンビ

さて、ここで実際のゾンビについて説明しよう。

ゾンビの正体。それはヴードゥー教の教えに背いた信者が社会的に抹殺され、罰として奴隷にされた者の事である。

ではどのようにゾンビとなるか順を追って説明しよう。

1 罪を犯した信者を毒によって一時的に仮死状態にし、社会的に抹殺する。この際使われる毒はフグ毒で有名なテトロドトキシン
実はテトロドトキシンは致死量以下で摂取した場合一時的な仮死状態になるが、時間がたつと目覚め毒も自然と消える性質がある。

2 墓から掘り起こし目覚めた所を別の毒で自由に動けなくしゾンビにする。この際思考の低下や平衡感覚の弊害といったゾンビの特徴があらわれる。

この時に使われる毒はゾンビのキュウリと言われているダツラという植物で、幻覚や意識、記憶障害を引き起こす。

以上がゾンビ誕生のメカニズムである。
現実のゾンビは呪術で蘇ったオカルトの類でなく、薬学から産み出された産物である。


■余談

  • サバイバルゲームで、プレイヤーがヒットされたのにゲームを続行する或いは、ヒットされたように装い不意うちしたりすることもゾンビと呼ばれる。
    やるとかなり嫌われます。最悪、フィールドの出入り禁止やブラックリスト入り等もあるそうです。
    それ以前に、悪質なマナー違反なので、決してやらないように!


  • 1968年にジョージ・A・ロメロが自主製作に近い状態から作り上げた映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』は、現在で言うゾンビ映画の礎と言われるが、実はこの頃はまだリビングデッド=甦った死者のことをゾンビとは呼んでおらず、元の伝承に近い「食屍鬼(グール)」や「新鮮な死体(フレッシュ・ボディ)」等と呼んでいる。
また、この時の甦る死者のイメージは1954年リチャード・マシスンのSF小説『I Am Legend(アイ・アム・レジェンド)』(旧邦題:吸血鬼、地球最後の男)に登場するウイルスにより人間が転じた吸血鬼の姿が元となっている。
ただし、この作品の吸血鬼は名前こそ吸血鬼だが、描写としては人を喰わないゾンビであり、このイメージに食人、増殖、更には腐敗や無知性の属性を加えたのが“ロメロのゾンビ”だったのである。
尚、ゾンビ=吸血鬼と聞くと随分と遠い物がごっちゃにされてる印象だが、実は元々の“甦った死者のイメージ”は土葬習慣のある欧州地域広範から、英国からの移民が建国したアメリカまでの欧米人が持っている共通の概念であり、ゾンビも吸血鬼も共にそこから生まれている。
土葬の習慣があり、深い森に囲まれた欧州では埋められたばかりの墓が狼などに掘り返されることは珍しくなく、腐敗したガスが体内に溜まり、生前よりパンパンに膨らんだ、紫色の見ようによっては血色のよくなった生前とは似ても似つかない醜悪な顔を晒す遺体も少なくなかった。
それを、たまたま墓場に来た人間が見つけ、その怪物の様な姿を狼などによる家畜被害と結びつけ、こうした誤解が“甦る死者”を元にした怪物のイメージに変じていったのである。
理解出来ないものを教会が“悪魔憑き”や“吸血鬼”と呼んで説明付けたこともあり、こうした存在は民間伝承や人々の記憶に永く留まることになったのである。

また、古い時代は医学が未成熟で死亡判断も曖昧だった為に仮死状態で埋葬されてしまう“早すぎた埋葬”の例もあった。
偶さか、埋葬場所を替えるべく掘り返した所、死体が生き返り棺から出ようとしたおぞましい痕跡が見つかることもあり、これもまた“吸血鬼”の伝説へと繋がった。
無論、この“早すぎた埋葬”は不幸な偶然の合わさった悲劇であり、これ自体も土葬地域での恐怖になってはいるのだが、そうした生きた人間側の過失から目を背けたいという意識もあるのか、神の与えた安らぎから逃れて墓から甦り家畜や人を襲う死者=駆逐すべき怪物としての属性となっていったのである。
元々の吸血鬼は、この様に現在でいう“ゾンビ”に近い、単なる甦った死者であった。
そのイメージを一変させたのがブラム・ストーカーの『ドラキュラ』に代表される創作世界の吸血鬼で、これらは単なる“甦る死者”では無い、夜の世界の魔物のイメージを定着させていったのである。

やや前置きが長くなったが、この原型となる民間伝承の中の“甦る死者”に、新大陸で南米から伝え聞いた魔術で使役される“甦る死者”=ゾンビの名を与え復活させたのがアメリカ移民達が作った前述のホラー映画であったのである。
前述の様にブードゥのゾンビと、欧米人の意識の中に根付いていた吸血鬼は全く別の属性の物だったのだが、それが“甦る死者”と云う共通項だけで、一つに結びついてしまったのである。
……こうして、人を襲う“甦る死者”というフォークロアは、新たな名と属性である“感染”と云うキーワードにより、文字通り世界中に広がっていくことになったという訳である。

  • 吸血鬼とはそうした共通点があるが同じく西洋妖怪御三家のフランケンシュタインの怪物のような「死体を材料にした人造人間」は普通ゾンビには入れない。

  • バイオハザードに「かゆうま」と呼ばれる有名な日記がある。 しだいに ぞんびとかしてく過程がこくめ にしるされ

こ なところか
みょ に あつ それに かゆ とまらな

つい・しゅうせ おねが ます





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ガタッ
ヴゥゥ…ウウウ…

うわっ!?う、後ろから…
うぎゃっ…ウアアアアアアアア





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