コピー能力(星のカービィ2)

登録日:2012/02/08 Wed 01:17:39
更新日:2024/01/17 Wed 16:20:17
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この項目では、『星のカービィ2』におけるコピー能力について紹介する。

カービィは『夢の泉の物語』から特定の能力を持った敵を吸い込むことで同等の能力を持つ「コピー能力」を手に入れた。
今作では3人の仲間と合体することで、より強力なコピー能力が使えるようになった。
それらは強敵に立ち向かう際や、「虹のしずく」を集めるための謎を解く鍵になる。

単体の時とまるで攻撃範囲が違う能力、単体の時とそんなに変わらない能力、単体の時の方が強い能力、強いといえば強いが他の能力の下位互換など様々なものがある。
しかしいずれも仲間との合体技のエフェクトはかなり多彩で、エフェクトや性能の一部は続編の『星のカービィ3』にも流用された。
さらにこのコピー能力の格差がプレイヤーの使用コピーを事実上制限してしまうことが「あえて使いづらい能力を使わせて隠し要素を取らせる」という発想へとつながっていく。


◇バーニング
カービィが炎を纏い、の玉となって敵に突進する。突進中は完全に無敵かつほとんどの敵を貫通可能。早く移動したいときに便利であり、RTAなどでは必須。さすがに強すぎたのか3以降は「使い続けると攻撃時間が短くなっていく」というデメリットがつけられた。
リック/リックの口から燃え盛る炎を吐き出す。斜め上にも攻撃できる。夢の泉のファイアに相当。
カイン/カービィの口から火の玉を吐き出す。一見地味だが持続時間がかなり長く、スパークの陰に隠れがちだが結構なやり手。水中だと威力が半減するのはお約束。
クー/クーも一緒に炎を纏って斜め下に急降下する。カービィ単体のバーニングの攻撃範囲が変わったものだが、この攻撃範囲が独特であり途中解除ができないため、強制スクロールやボス戦ではむしろ使い勝手が悪くなることもある。


◇アイス
冷気の息を吐き出して当たった敵を凍らせる。リーチが長く使いやすい。凍った敵はサッカーにして遊ぼう!
リック/雪だるまになって冷気を振りまき、敵を凍らせる。デメリットなしで使い続けられるが、リーチが短い上に身動きができない。リックは本能ゆえか冬眠中。
カイン/周りに冷気を振り撒いて敵を凍らせる。リックのものと非常によく似ているが、こちらは自由に動くことが可能。使い続けると氷漬けになり一定時間無防備になるが、そうなる前に解除すれば使い続けることが可能なので実質ノーデメリット。
クー/カービィが横に向かって冷気を吐き出す。下180°の範囲で方向転換可能だがいちいち角度を調整しなければならず、さらに地形を貫通することができない。リーチはあるものの一度に攻撃できる範囲が狭く、クーは他のコピー能力が強いためありがたみがなく、吸い込んだときのコピー能力紹介が他の能力の2~3倍ほどの時間を取られるなどいいところがまったくない。


◇スパーク
踏ん張ることで電気を放射。放出中は動けない。
リック/電気を鞭のようにしならせて放出。夢の泉のビームのようなもの。範囲が広くて使いやすく、5面と6面の虹のしずくを入手するために必須*1
カイン/豆電球を咥えて周囲を照らし、ボタンを離すと豆電球を発射、さらに豆電球は何かに当たったりすると爆発する。暗所特有の隠し扉や隠しメッセージなどを解読できる。流石に強すぎたのか、『3』では電球がすぐに割れて発射出来なくなり大幅に弱体化した。それでも強いんだけどね。
クー/落雷攻撃。真っ黒くなったカービィが真下に向かって雷を落とす。リーチが非常に長いので高所から一方的に敵を攻撃できるが、威力が極めて低くダメージ効率が非常に悪い。そのため慣れていないうちは頼りになるが、ゲームに慣れると一番使いづらくなるという変な能力。


◇カッター
カッターをかなり遠くまで飛ばすことができる。カッターはブーメランのように戻ってくる。
リック/カービィ自身がカッターになって、リックがぶん投げる。飛び回っている最中はセレクトボタンによる能力の解除ができないため、使用中にうっかり落下してしまうと1ミス確定。戻ってくるカービィを上手に避けるとリックの周りをぐるぐると飛び回るこの仕様は3のみ。
カイン/口から気の抜けた音とともに衝撃波を発射する。衝撃波は少しずつ上下に広がっていく。スパークやバーニングの陰に隠れてしまうせいで地味だが、割と強い能力。あまりカッターっぽくない。
クー/翼から羽根カッターを3方向に飛ばす。リーチは長いし攻撃範囲は広いし、根元で当てれば火力もあるという今作屈指の強能力でRTAでも多用される。カッコイイけどハゲないか心配。クーといえばこれ、なコピーその1。


◇ストーン
岩になって敵を押し潰す。坂道ではごろごろ転がっていく。今作ではあんまり強くない。
リック/リックがまさかの大岩化し、カービィがそれの上に乗って玉乗りのようにゴロゴロ転がしてゆく。決して強くはないがビジュアルがかわいらしく、使っていて楽しいため人気が高い。リックといえばこれ、なコピーその1。
カイン/カービィが口に入っているため、カインが重石になる。ぶっちゃけ通常時のストーンと大差ない。よく見るとカインが重たそうに涙を浮かべている。そりゃ口の中にいる奴が突然重くなったらなぁ……「太った?」は禁句。
クー/クーと一緒にその場で急降下。ぶっちゃけ通常時のストーンと大差ないが、着地時の砂煙にも地味に攻撃判定がある。縮こまったクーが可愛い。クーは石化していないように見えるがしっかりとストーン判定があり、上昇気流のある6面のステージなどでは「石化していないはずのクーがブロックを突き破りながら上昇していく」という奇妙な光景を見られる。


◇ニードル
身体中をウニのようにトゲトゲにさせる。スパークやストーンと大差ないように見えるが、『2』ではニードル全般の特徴として他の能力より威力が1メモリ分高い特徴がある。その分使いにくいが…。
リック/リックがその場に留まって背中から針を出し、ハリネズミのようになる。後方のしかも横方向にしか攻撃できないという非常に癖の強いもの。前方にまったく攻撃できないのでかなり使いづらいが威力は最大。さらに今作では前方攻撃ができないことへの補填なのか後方へのリーチが意外と長く、アイスドラゴン戦やMr.シャイン&Mr.ブライト戦などでは結構なやり手。ハリハムスター?
カイン/カービィに合わせてカインの身体もトゲだらけになる。見た目はハリセンボン。攻撃判定が地味に分かりづらく地味で使いづらい。
クー/カービィが下に向かって針を伸ばす。クー側に攻撃判定がない代わりに下に対してリーチが長い。ぶっちゃけ全体的に中途半端であり、スパークやストーンの方が使いやすい。


◇パラソル
持っているだけで敵の攻撃を防ぐことができる万能傘。攻撃もできる。
リック/大道芸人の伝説はここから始まった。縦方向のリーチは長い者の前方へのリーチが短く、使い道はあまりない。リックといえばこれ、なコピーその2。
カイン/目の前にパラソルを開いてガードする。ほぼカービィ単体の他にもカインバーニング、カインカッター、カインスパークなどの劣化であり、強くはあるが使う明確な理由に乏しい。3ではほぼ別物に変わった。
クー/疑似トルネイドができるクー御用達の技。今作では持続時間も長いのでこれを連打しながら進むだけでほとんどのコースを攻略可能。クーのテーマをBGMに進むと爽快感間違いなし。クーといえばこれ、なコピーその2。


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最終更新:2024年01月17日 16:20

*1 ただし非常に厳しいもののノーマルカービィでもスパークブロックを崩せるため、RTAプレイヤーにはリックは完全に無視される。