毒キノコ

登録日 :2010/09/26(日) 23:58:01
更新日 : 2016/10/22 Sat 12:55:20
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秋も深まりつつあるが、アニヲタの諸君はいかがお過ごしだろうか。

家ばかりに引き込もっていないで、たまには紅葉が始まりつつある山にでも行こうではないか。

そこでやることは決まってる。

秋の山といえば、そう

キノコ狩りだ!!



日本には古くからキノコを食用とする文化がある。
現在でもナメコやエリンギの養殖が盛んに行われ、マツタケといえば秋の味覚の最高峰として名高い。

中でも自分で山にわけいり、採取した天然キノコなどのうまさは格別であるが、
一つ気をつけねばならないのは、
毒キノコ
の存在である。

その強さには一本食べただけで致命的なものから、軽い食あたりですむものまで多種多様。

ちなみに某ヒゲのゲームに出てくる毒キノコは食べると体が小さくなる。小さくなった状態で食べると即死。



マンマミーヤ!!

昔から毒キノコの見分け方として
  • 縦に綺麗に裂けるキノコは毒ではない
  • 銀のスプーンをキノコを茹でた湯につけ、黒く変色したら毒
  • 虫が食っているキノコは大丈夫
  • 派手な色のキノコは危ない
など多数あげられているが、これらはすべて 迷信 にすぎない。

キノコ狩りを楽しく、自分で採取したキノコをおいしくいただくには、一つ一つの毒キノコの性質、発生土壌を覚え、
少しでも怪しかったり判断しかねるキノコには手をつけないことが重要である。


主なキノコ中毒の症状

  • 消化器系
キノコ中毒で一番多い。
多くは食後30分~10時間以内に胸焼け、胃の違和感、吐き気、下痢がおきはじめ、酷い場合はコレラのような症状が起き死亡する。
対処方法としては胃の内容物の自主的な嘔吐、胃洗浄がある。
中毒を起こすキノコ→ドクツルタケ、ツキヨタケ、ドクヤマドリなど

  • 精神系
交換神経や中枢神経、脳に作用し、精神を錯乱、興奮させたり、汗や震えが止まらなくなる症状。
だがこの症状は長くとも一日か二日で治ることが大半で、致死的な毒の強さではない。
新手の麻薬「マジックマッシュルーム」もこの手の毒キノコ。
ちなみに、この部類のキノコには「麻薬取締法」で所持、栽培が禁止されている種がいくつかあり、
もしもその種のキノコが生えていたらすぐに保健所に連絡し、除去を依頼しなくてはならない。

あなたの家にそのキノコが生えていることを通報された場合、ヘタすると 麻薬取締法違反で逮捕される恐れがある
まったく、ひとんちの庭にまでケチつけるとは世も末…

主な種(★印は麻薬取締法対象)→オオワライタケ、★ワライタケ、★センボンサイギョウガサ、オオキヌハダトマヤタケなどのアセタケ科のキノコ


  • その他
その他にも様々な症状があり、皮膚がただれたり、失明につながったり、重大な後遺症につながるものも多いので、以下に特に注意が必要なものをあげておく。



日本国内でおそらく一番有名で一番致死率の高いキノコ。
その姿はまるで真っ白な羽を広げた天使であるが、ひとたび食べてしまうとコレラのような胃の不快感、嘔吐、下痢が起こる。
この症状は2日で回復するが、毒性分は体内に残って徐々に中毒者の体を蝕み、

約一週間後、中毒者は腎臓や肝臓がスポンジ状になるまで破壊され息絶える

英語では「Destroying Angel(死の天使)」だなんて呼ばれているがその名に偽りはない。
テングタケ科のキノコはそのほとんどが有毒かつ致命的なものが多いので十分に注意を要する。

ちなみにこのキノコに含まれる毒性分はちょうど一本分で人間が死ぬ量である。
…計画通り



真っ赤な傘に白い斑点をつけた日本毒キノコ界のいわば、

ょぅι゛ょ

よくおとぎ話や童話に描かれるキノコといえばだいたいイメージはわくのではないだろうか。
山や林という地味な色彩の空間で見つける彼女らの姿は、まるで味気ない日常にふいに現れた我々の心を癒すょぅι゛ょである。
かわいい
彼女らは、まれに「菌輪」と呼ばれる発生体系をとることがある。
これは成長した菌糸が地面に円状になるように伸び、そこからキノコが発生することによってキノコも円になって生えるのだ。
まるで踊っているようである。
かわいい

毒もょぅι゛ょらしく致命的なものではないがある特徴をもっている。

なんと毒成分が うまい のだ。
これは彼女の主要含有毒成分「イボテン酸」が人間がうまみを感じる「グルタミン酸」に非常によく似た構造をしていることに起因しており、
しかも度合いはイボテン酸のほうがグルタミン酸の約16倍も強い。
なので一部の上級者には中毒覚悟で彼女らを味わう猛者もいるのだとか。

やっぱりょぅι゛ょに手を出すにはそれなりの覚悟がいるということか…

ちなみに赤い笠に白い斑点は某配管工の好物とよく似ている。
つまりヒゲはょぅι゛ょを食べて大きく(ry



日本の中どころか世界の中でも最強に近い猛毒を秘めたキノコ。
食べた人の身体を徹底的に破壊しつくし、死に至らしめるために生まれてきたような天然化学兵器。
姿は名の通り、真っ赤な焔がうねるようなおどろおどろしい形をしている。
もっと言うなら、さながら地面から這い出た亡者の手といった感じ。
毒成分はなんと ベトナム戦争当時、米軍が散布した枯葉剤と同じもの。
一口齧るだけで皮膚は爛れ、粘膜は溶け、毛は抜け落ちて、まるで放射能被曝したかのような状態になる。
更に血液の機能を止め、腎臓を始めとする内臓を徹底的に破壊し尽くし、果てには小脳を委縮させて言語能力や運動機能に甚大な障害を残していく。
ドクツルタケが死の天使(Destroying Angel)だとするならば、このキノコは 死(Destroying)そのもの である。


名前の由来は夜になるとヒダが蛍光緑色に発光することから。
形状がシイタケ、ムキタケ、ヒラタケなどの優良な食用キノコに似ているため、毎年のように多くの中毒者が発生している。
厚労省の統計では、ほぼ毎年20件以上、100人弱が被害に遭っている。

中毒症状は典型的な消化器系中毒が起こり、ついで全身の身体の痺れに襲われる。

だが、真ん中から縦に裂くと黒いシミがあるという比較的簡単な見分け方があるので覚えておいて損はない。
(同じ木にツキヨタケとムキタケが混生していたり、シミがないものもごく少数あったりで絶対に安心とは言えないが…)


地味な見た目でいかにも食べられそうに見えるが、その小柄な体型に備えられた毒性は恐ろしい力を秘めている。

その中毒症状は、
手足や鼻、ティ○コなど体の先端部が腫れ、焼けた鉄を押しつけられたような激痛が昼夜問わず一カ月以上続く

という拷問としか思えないようなものであり、「先端紅痛症」と呼ばれている。
さらに恐ろしいことに、

この症状は 末期ガンの疼痛を抑制するのに使われるモルヒネすら効かない

いまのところ完全な対処法はなく、血液透析や局所麻酔を打ち続けてやっと軽減できるレベルである。

それでも死亡するような毒の強さではないのだが、このキノコが原因で死亡する人間は少なからずいる。

痛みと苦しみに耐えかねて自殺することで…

  • ニガクリタケ(モエギタケ科)
年がら年中群生し、道路脇なんかでもよく見かける。
身近なキノコの中では相当な猛毒で、しかも加熱で分解することもない。
さらにこのキノコ、放射性物質のトリウムやウランを濃縮しやすい性質まで併せ持っている。

  • クサウラベニタケ(イッポンシメジ科)
kusaura.png

ツキヨタケほどではないが、キノコ中毒の代表選手。だいたい年数件。多い年で10件ほど。
食用のウラベニホテイシメジに似ているため誤食による中毒がよく発生する。つうか双子かと思えるほど似ている。

参考にウラベニホテイシメジの画像
urabeni.png

そっくりさんってレベルじゃねえぞっ!

しかも同じような時期に同じような環境で同じ場所に混生している。

東北地方ではこのキノコのことをメイジンナカセと呼ぶほどに間違いやすい。
中毒症状も消化器系の激しい症状にみまわれる。死に至る事例もないではないが、それほど強毒ではないのが救い。

因みにこのキノコ中毒になる原因はほとんど先述の「ウラベニホテイシメジ」との誤食だが、
実をいうとウラベニホテイシメジは歯ごたえこそいいものの味はクセがありお世辞にも美味しいとはいえないので、
リスクを背負ってまで食べるほどの価値はない…あれ?こんな時間に誰だろ…


余談だが、天然キノコの生食は絶対にやめたほうがいい。
キノコはいわば消化酵素のかたまりである。パインを食べると舌が割れて痛くなる、あれが胃の中でおこるのだ。
食用キノコであっても中毒する危険性がある。

食べたつもりが体内から食べられていたなんて笑い話にもならない。
ベア・グリルス曰く「食用でも栄養は僅かなので自分の知らない物はたとえサバイバル時でも食べないほうがいい」。

以上キノコ狩りを楽しむ前の毒キノコ講座であったがここまで受けてくれた諸兄ならもうわかったはずである。

スーパーで売ってんの買って喰えばいいんだぜ

と(もしキノコを狩りたいなら必ずプロといけ)。


毒キノコを食すリスクを背負ってまでキノコ狩りをするキノコ好きな方は追記・修正をお願いします

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