シルバーホーク(ダライアスバースト)

登録日:2011/11/04(金) 21:25:41
更新日:2024/01/04 Thu 21:46:34
所要時間:約 10 分で読めます




シルバーホークとは


ダライアスバーストに登場するプレイヤー機であり、ダライアス軍における宇宙戦闘機の総称でもある。

バースト機関搭載機体は□□□シルバーホークバーストと表記され、非搭載機体は□□□シルバーホークと表記される。(ジェネシスシルバーホークのみ例外で□□□シルバーホーク表記ながらバースト機関を搭載している)

バーストとは

今シリーズでベルサー軍の用いるエネルギー技術。人類側はベルサー軍から脱出してきた捕虜を通じて技術を獲得した。*1補助機器バーストユニットを用いて使用する。
GダライアスにてシルバーホークのコアであったAll Nothing機関と類似性があり、実際バースト機関はA.N.機関の部分的な複製である。この事が、シリーズのストーリー展開における重要な伏線となっている。

シルバーホークバーストはこのバースト機関を用い、
バーストユニットを機体直結で発射する高威力な「バーストビーム」、
ユニットを機体から切り離しての多角的攻撃「設置バースト」、
複数の機体の設置バーストを干渉させあうことで発射する「バーストリンク」などの方法で攻撃することができる。
他に想定外の事象(設定上)として、バーストビーム発射直前に敵バーストを受けることで発動する「カウンターバースト」がある。

バーストには高い威力に加えて強力な弾消し能力があり、魚群・敵幕と称される高密度の敵集団を殲滅したり、脅威となる敵の攻撃をシャットアウトしたりと、様々に応用することができる。
またバーストで敵を撃破するとスコアにも特別な倍率がかかり、中でもカウンターバースト時のスコア倍率が最高の為、攻略・スコアアタックの両面においてこのバーストをいかにうまく使うかがカギとなる。
総じて、「ダライアス『バースト』」の名前の通りゲームの中核となる兵装である。



シルバーホーク一覧


ダライアスバーストシリーズに登場するシルバーホークを紹介する。

兵装の攻撃力は《強← 特 強 並 弱 微 →弱》で表記する。

初代バースト(PSP版)から登場


レジェンド シルバーホークバースト (レジェンド)


兵装や外観など伝説の機体「シルバーホーク」の遺伝子を色濃く受け継いで造られた、シルバーホークバースト1号機。
ベルサーの初期侵攻における亜空間ネットワークへの攻撃によって壊滅したダライアス宇宙軍最後の希望*2として後述のネクストと共に投入され、見事ベルサーを退けた。
完成当初(初代バースト)は高性能すぎて人間では身体が耐えられず、人型アンドロイドであるTi2専用機だったが、調整や改良が施され、後の時代(バーストAC)に量産された。
なお、オリジナルのレジェンドはバーストJルートにおいてA.N.機関に類似しているバースト機関に惹かれて現れたシーマとの対話のために旅立っており、行方不明となっている。
+ ダライアスバースト クロニクルセイバーズにおいて
CSモード終盤で登場する敵艦種「CRIMSON NIGHTMARE」をよく見ると、 その中心にレジェンドが埋まっている のが分かる。
この艦種*3は、自身の体積を自由に変えられる・ダメージを与えても体色が赤くならない・他のベルサー艦に見られない対バースト兵装「バーストイーター」を装備しているなど、これまでの敵(ベルサー)とは違う存在であることが強く暗示されている。
レジェンド、そしてそのパイロットであるTi2がシリーズにおいて一体どのような運命を歩んだのかは、ぜひ本作をプレイして、そのヒントに迫ってほしい。

〇兵装と倍率
ショット ミサイル→レーザー→ウェーブ 攻撃力:並
ボム   シングル→ツイン→マルチ 攻撃力:並
倍率   基本:16倍 バースト:×4 カウンター:×6
ショットやボムはダライアスシリーズ恒例の性能なので、詳細はこちらを参照。バースト機共通で言えることとしてウェーブは地形は貫通するが敵は貫通しない。カウンターバーストを決めると敵バーストを受けている間バーストゲージが回復し解除するまでゲージ消費速度が1/3になる。

外観から見て分かる通り、バーストシリーズの実質的な主人公機。機体選択でもデフォルト。
火力・攻撃範囲・機体速度どれを取っても癖がなく使いやすい王道な機体性能であり、バーストと相まってどの様な局面でも活躍できる。

ネクスト シルバーホークバースト (ネクスト)


高性能すぎて人間に扱えないという1号機レジェンドの反省から造られた、「人間用」シルバーホークバースト2号機。
鏃に似たスタイル、機体下部の巨大な砲身など、従来のシルバーホークとは大きく異なる外観をしている。
初代バーストにおいてレジェンドと共にベルサーの侵攻を食い止め、人類を救った。オリジナルのパイロットはリーガ・プラティカ。
機体のベースとなったのは、1000年以上前にダライアス空軍で運用されていた護衛用戦闘機である。

〇兵装と倍率
ショット ミサイル→レーザー→ウェーブ 攻撃力:並
ボム   追尾ボム少→中→多 攻撃力:並
倍率   基本:16倍 バースト:×4 カウンター:×6
ショットは弾の幅に不安があるものの(威力自体はレジェンドと同じ)追尾ボムがそれを補っており総合的な火力は高く、設置バーストが自機の存在する方向に回転するため生存能力は結構ある。

バースト搭載機のなかでこの機体だけ設置バーストの旋回方向が違い、とっさの時の盾など防御的使い方がしやすい。追尾型のボムも当てることを意識しなくてよいため扱いやすく、新規プレイヤー向けの機体とされる。
通常のシルバーホークとはかけ離れたそのデザインは「初代」の1UPアイテムや「外伝」のコンティニュー時にアイテムを放出する味方機として登場したチョイ役キャラがベースであり、これは上記設定にも反映されている。

オリジン シルバーホーク (オリジン)


長年ダライアスの民を守護してきた伝説の機体。
バースト機関を搭載していないためバーストビームを放つことはできないが、その分基本兵装の火力がバースト機を上回る。

〇兵装と倍率
ショット ミサイル→レーザー→ウェーブ 攻撃力:特(貫通特化)
ボム   シングル→ツイン→マルチ 攻撃力:特
倍率   基本:(PSP)16倍→(AC以降)60倍
初代ダライアスのシルバーホークと同様の兵装。
PSP版では「単にバーストの無いレジェンド」だったが、ACではスコアの最大倍率上昇、攻撃力強化、ウェーブが地形と敵の両方を貫通するなど、より初代ダライアスの仕様に近づけたアッパー調整が施された。

初代「ダライアス」の由緒正しき主人公機。なんと初代から1700年間ダライアス宇宙軍にて運用され続けてきたらしい。*4
バーストを持たないため防御面や瞬間的なスコア倍率はバースト機に劣るが、通常ショットの性能と安定した基本スコア倍率の高さでそれを補っている。
バーストシステムに慣れない過去作プレイヤーや初心者または上級者向けの機体。
貫通特化にもかかわらずショットを画面内に撃てる弾数が少ないことから弾切れに悩まされやすい。特にウェーブLv.0と1の時は最大3発しか撃てなくなるので要注意。
敵配置と攻撃パターンを熟知した上でウェーブの殲滅力と、密接ボム連射の超火力をどれだけ活かせるかがこの機体を使う際のキーポイントとなる。
また、オリジンをはじめとする「過去作再現機体」は性能だけでなく各種効果音も元作品のものが使用されている。
余談だが、公式のビジュアルではこのオリジンと後述のジェネシスは機体色がオレンジとなっている。プレイ時には他の機種と同じく、プレイヤーの番号によって色が決まる。


アナザークロニクルの追加機体


フォーミュラ シルバーホークバースト (フォーミュラ)


曲線主体の特異な外観を持つバースト3号機。
他機体と同様のバースト機関を搭載しているが、「この時代の人類にとって未知の技術が使われている」など謎めいた機体でもある。
バースト1号機レジェンドの10倍もの出力を持つプロトタイプ機の性能を量産できないということで開発は暗礁に乗り上げていたが、大幅なデチューンを施すという割り切った対応で量産機*5を製造。軍による大規模反攻作戦の開始を1年延期する程度に留めることになった。

〇兵装と倍率
ショット ミサイル→レーザー→ウェーブ 攻撃力:強(射程:短 連射特化)
ボム   追尾ボム少→中→多 攻撃力:微
倍率   基本:16倍 バースト:×4 カウンター:×6
ショットは射程距離があり強化していくと短くなる(ミサイルとレーザーはモニターの約1画面分・ウェーブに至ってはモニターの0.5画面分で消える)が、それ故に弾切れは起こらないため攻撃力そのものは高い。ボムは弾速はあるが他は無いよりマシ程度。
特記事項として、全シルバーホーク中最速の移動速度を誇る。CSのDLCモード限定でフォーミュラより速い人間汎用小型宇宙機人型ロボットが実装されてしまったため、厳密には作中最速ではなくなってしまったが
その代わり、バーストゲージの消費が他より早め。

スタイリッシュな見た目の機体。
最速の移動速度と引き換えにショットが画面端まで届かないという癖の強さを持つ、上級者向けの機体。
唯一画面端まで届くバーストをいかにうまく使うかが試される。
クロニクルセイバーズではこの機体の出自が語られ、プロトタイプと思しき機体がストーリーに登場する。なんと単機でGREAT THING級戦艦を数隻まとめて撃沈するというとんでもない性能を見せつけた。それをプレイヤーにも使わせてください。

上記プロトタイプのパイロット、イブリーはXbox 360版「ダライアスバースト」でデビュー予定だったことが後年に柏木准一氏によって語られている*6。本機も同様とすれば、緑色のカラーリングもXboxを意識したものだったと思われる。

セカンド シルバーホーク


惑星オルガのテクノロジーにより強化されたシルバーホーク。
オリジンと比較して殲滅力が向上している。

〇兵装と倍率
ショット ミサイル→エナジー弾→E弾+レーザー 攻撃力:特 (接射・範囲特化)
ボム   シングル→ダブル→マルチ 攻撃力:強
倍率   基本:60倍
元作品同様最大まで強化すれば圧倒的な弾発射数と攻撃範囲を誇るが最大発射数の関係で接射しないと威力を発揮できず3段階目に追加される8WAYレーザー取得までは敵を貫通する武装を持ってこないためザコが大量に出現する場面では苦戦しやすい。8WAYレーザーは名前とは違いウェーブ属性扱いで、敵と地形両方貫通するが特定の敵には無効化される。
ボムのシングルの次はツインでなくダブルで方向は斜め下前後。マルチでようやく上方向に発射。弾速はかなり速い。オリジン同様バースト攻撃を持たないため基本倍率が60倍までに引き上げられている。

「ダライアスⅡ」に登場した惑星オルガ製のシルバーホーク。
当初はクロニクルの特定エリアでのみの登場だったが、EXにVer.UPした際にオリジナルモードでも使用可能となった。
最大強化までかなり苦しいが、強化されきった後は圧倒的な攻撃力を誇る大器晩成型。
基本スコア倍率もオリジン並に高く、タイムアタックイベントステージなどの電撃戦に向いている。
ACの大型筐体モニタでは弾切れが起こりやすく近接戦向けの側面が強かったが、水槽が狭くなったCSモードでは連射力が相対的に大幅強化され、さらに購入に必要な費用がオリジンと並び最も安いという、非バースト機最強のコスパを誇る。
独特の自機爆発音から本機を”ドゴン”と呼ぶプレイヤーもいる。

外伝 シルバーホーク (ガイデン) ※機体名です


移民星ヴァディスの機体。セカンドと同様の経緯で現在に至る。
高効率の縮退炉を装備しており、全シルバーホーク中唯一縮退弾ブラックホールボンバーを発射できる。

〇兵装と倍率
ショット ミサイル→レーザー→緑小ウェーブ→
     緑大ウェーブ→赤大ウェーブ+追尾弾 攻撃力:弱 (貫通+連射特化)
ボム   ツイン→マルチ→追尾マルチ 攻撃力:弱
倍率   基本:(AC無印)60倍→(EX)24倍 ブラックホールボンバー:×4
ショットは武装表示と関係なく元作品と同様の強化をしていく(赤玉3個ごとに強化される)。
威力は低い代わりに発射数と連射速度が高くほぼ弾切れが起こらないほど。ウェーブは敵と地形両方貫通する。
ゲージ満タン時にブラックホールボンバーが使用可能。元作品と比べてゲージ式になったことで回転率が上がって気軽に打てるようになった反面敵機を吸い込んだり画面全体にダメージを与えたりすることは出来ず、無敵時間もないためとっさの緊急回避には使いづらいが攻撃、防御、点稼ぎと外伝機の要とも言える。
スコアレートは最大24倍。12倍以降の上昇率が上がる晩成型。また、ブラックホールボンバーのダメージで敵を倒した場合、更に4倍の倍率がかかる。ただし、ボンバーの効果中でもショットのダメージで倒してしまった場合は倍率がかからない。特にボス相手の場合は要注意。

ダライアス外伝に登場した機体。 仕方ないと言えば仕方ないが、あまりにも直球なネーミングである。
クロニクルの点数システムを大きく変えた二大事件の一つ『ベネチア事件』の当事者。*7
他の機体と違い、早い段階で敵貫通のショットを手に入れることができ、さらにACの横長画面ですら連射がかなり効くため対雑魚・遠距離戦に向いている初心者向け機体だが、反面ショットの火力自体はかなり低いためボス戦ではBHB頼りになりがち。
「真の敵は赤紋章」と言われる原作のネタを再現しており、
火力的には『赤大ウェーブ+白ミサイル』が一番だが、バーストゲージのチャージ量が少なく、BHBまで含めた火力だと『赤大ウェーブ×3』に分がある。
ただ、BHBに頼ったプレイをする場合『緑大ウェーブの1段階目』が一番ゲージ効率が良いという性質が牙を剥く。

アナザークロニクルEXの追加機体


アサルト シルバーホークバースト


扱いやすさと生存能力を重視して設計されたバースト4号機。
新兵装スパークバーストなどを搭載しているが、パイロット達からは「癖が強い」と評されている。

〇兵装と倍率
ショット ミサイル→レーザー→ウェーブ 攻撃力:並
ボム   機雷ボム少→中→多 攻撃力:特
倍率   基本:16倍 スパーク:×3 フィニッシュ:×6
     カウンター:×5 カウンターフィニッシュ:×7
ショットの威力や幅はネクストに近い、がレーザーは外伝機についで幅が広い代わりに、ウェーブ段階に入ると強化するほど連射力が落ちる。ボムは機雷で連射力は悪いが若干追尾力があり敵に当たると小範囲・長持続の爆発を起こすため火力は高い。
バーストは最初の入力で球状の攻撃判定を持つスパークバーストを前方に飛ばし、次の入力で展開終了兼広範囲攻撃のバーストフィニッシュを繰り出す。
他バースト機体と同様のカウンターも可能だが他のバースト機に比べバーストゲージの消費量が激しく、ゲージが最低でも約3割程溜っていないとそもそも発動すらできないので、ゲージ管理には要注意。

ネクストのコンセプトを発展させた機体であり、全体的なシルエットの類似がそれを証明している。
攻防一体だが、消費が激しいスパークバーストの扱いが良くも悪くも肝となる。ある意味『初心者 または 玄人向け』機体と言って差し支えないほどに癖が強い。

ジェネシス シルバーホーク


ダライアス創世神話に登場する、惑星アムネリアで開発された伝説の機体の再現機。
ロストテクノロジーとなってしまったA.N.機関はバースト機関の応用で、
亜空間ネットワーク経由のハッキング(キャプチャー)能力はサポートユニットの装備で代用している。
名前に「バースト」を持たないがいちおうバースト機関装備機であり、特殊なバーストビーム「αバーストビーム」を発射可能。

〇兵装と倍率
ショット ミサイル→レーザー→ウェーブ 攻撃力:微(サポートユニット:ミサイル属性 攻撃力:弱)
ボム   シングル→ツイン→マルチ 攻撃力:微
倍率   基本:17倍 ユニット弾:×3 ユニット直当て:×5
     αバースト:×4 カウンター:太さで×5~8
武装の詳細はこちらを参照。バースト機と非バースト機両方の性質を備えた機体。
ショットは補助ユニット込みでようやく平均くらい。ウェーブが原作と違い敵を貫通しなくなったため、火力の低さ&融通のきかなさとあいまって道中・集団戦などとの相性が悪い。
キャプチャーシステムの代わりに装備されたサポートユニットはバーストゲージで配置数が変わり最大2個で三種類のフォーメーション(平行→扇形→追従→平行・・・)を随時切り替え可能。さらにサポートユニットは敵弾を遮ったり、敵に接触させてダメージを与えたり出来る。ただしユニット自体に耐久力の概念があり、一定以上防ぐと破壊されてその分ゲージが減ってしまう。
ゲージ満タン時のみバーストボタン長押しでαバーストが使用可能。再現元と違いボタン連打による延長はなく、ゲージが無くなるまで解除不可、発射中の振り向きも出来ず(=正面以外無防備)敵貫通力も低いと他のバースト機に比べると散々な性能だが、
その代わりに敵バーストを食わせるだけでタイミングに関わらずカウンター成立といった特徴を持ち、さらに敵バーストを食わせている間はビームの威力・攻撃範囲とスコア倍率が4段階まで強化されていく(敵バーストが終わると2段階目まで徐々に弱体化する)

「チャージキャンセルアタック」なる小技が存在する。チャージが完了する前にボタンを離してもバーストは発射されないが、ある程度チャージが進むとサポートユニットの当たり判定がなくなって攻撃判定のみが残存するようになる。
これを利用して、敵を無敵化したサポートユニットでゴリゴリ突いて一方的にダメージを与えるというテクニック。射程は機体前方0.5台分とかなり狭いが、鯨のドリルミサイルを瞬時に破壊するほどの威力、さらにユニット直当てと同じスコア倍率という強力な技。
本体最大倍率はバースト機と概ね同じだが、最終段階のみ17倍。αビームカウンターを利用すると瞬間最高136倍を叩き出せる。

Gダライアスより参戦。
流石にオリジナル機そのものの復元は無理だったようで、元と比べると大幅にパワーダウンしているが、気合いの入ったサウンドがそれをカバーしている。
そして、なんと言っても一番の魅力はそのスコア倍率であり、最大で全機体最高の136倍を叩きだせる。
エビフライのように成長したカウンターαバーストで敵戦艦を墜とした時の快感は他の機体では味わえないだろう。
カウンターの醍醐味を簡単に味わえ、アームが少なくなってもある程度は心の余裕があるが、その実はスコアラー御用達の対ボス特化という上級者向け機体である。

ちなみにサポートユニットの防御性能を駆使して「1人4人(クアドラプル);プレイ(QP)」という珍妙な絶技を行う猛者も。


セカンドプロローグの登場機体


レジェンド シルバーホークバースト タイプ・ゼロ (レジェンド・ゼロ)


初代「バースト」の登場機体であるレジェンドの改良型。量産に向けたプロトタイプにあたる。
全体的な外観が試作機っぽい感じに調整されており、バーストユニットも角が取れたような形をしている。

基本兵装は原型機と同様だが、設置バーストがオミットされている。
その代わりバーストビームがジェネシスのように、敵バーストに触れただけでカウンターが成立する形になっており、その違いに慣れさえすればカウンターはかなり決まりやすい。

また、タッチ&スライドで移動するスマホSTGの仕様上、フォーミュラをも上回る機動性を持っている(これは他のタイプゼロも同じだが)。

パイロットは明言されていないが、開発者インタビューによるとTi2の様子。
CSにつながる初代バーストJルートと矛盾するとか言ってはいけない。

ネクスト シルバーホークバースト タイプ・ゼロ (ネクスト・ゼロ)


レジェンドゼロと同様、ネクストの改良型かつ量産プロトタイプ。ビジュアルが試作機っぽいのも共通。

こちらはレジェンドゼロと対になるようにバーストビームがオミットされており、設置バーストのみで戦う。
それ故なんと 設置バーストでバーストカウンターが可能 。しかもジェネシス&レジェンドゼロと同じお手軽カウンター仕様である。
バーストシリーズに登場する機体の中で、唯一設置カウンターバーストが可能な機体である。

またネクストの弱みだった移動速度もスマホ仕様おなじみの超機動へと進化した。
人間用に耐G性能を調整したネクストの設定を亜空間へ放り投げたかのように動ける。パイロットであるはずのリーガが心配になる。

アサルト シルバーホークバースト (試作型アサルト)


SPに登場するアサルト。時系列的にはこの機体がACに登場するアサルトのプロトタイプとなる。
わざわざ「試作型」とついている*8のは、外見こそクリソツだがACとは性能が随分と違うから。

まず、アサルトの悩みだったバーストの燃費が大幅に改善。考えなしにスパークバーストを撃っても苦にならない。
さらにACでは出来なかった、スパークバースト展開をキャンセルしてのバーストフィニッシュが可能となった。
この2つの改善が合わさった結果、雑魚におもむろにスパークバースト -> 即フィニッシュ -> 広い範囲攻撃で一気にゲージ回収 -> またスパークバースト展開 といったループが可能になった。
さらにさらに、アーム(バリア)が0=次被弾すれば撃墜という状況になっても、バーストゲージさえ残っていれば被弾時に自動でスパークバーストを展開、被弾をキャンセルするという、 オートボムならぬオートバースト機能 を搭載。
もちろんオートバーストをキャンセルフィニッシュすることも可能。再度ゲージを貯めればいくら被弾してもOKの上、オートボムにありがちなペナルティも特にない。*9至れり尽くせりである。
アサルトはその設定とはかけ離れた癖の強さより、AC登場時より「扱いやすさ(笑)」「生存能力重視(笑)」という風潮であったが、SPでは設定を忠実に再現した機体となった。

これだけ性能が向上したにもかかわらずスコア倍率は変更なし。
ボス戦でのカウンターバースト先の2機と同様簡単で、加えてバーストフィニッシュが非常にやりやすいため、スコアも稼ぎやすい。

総じてDBSPにおける初心者救済要素を担う機体であるが、その性能の高さ、経験者でも1度は使用して驚いてみることをオススメする。

なお、これだけ強力な試作型アサルトがどうしてACでああなったかというと、後に発売されるクロニクルセイバーズにおいて、
「バースト機は火器管制が複雑」「アサルトは火器管制の効率化のため非常に癖の強い機体となった」ということが語られており、
試作型アサルトの高い性能は量産するにはあまりにもハードルが高かったためデチューンされたことが示唆されている。

メタ的な話をすれば、DBSPとDBACは開発の期間が被っており、そもそもアサルトはゲーム開発の系譜上SPに存在した機体コンセプトをACに輸入した、というのが実際のところであった。
つまり、リリース順とは逆に、SPの初心者向け性能からACで調整されつつ「扱いやすさと生還率の向上」という設定が生えた、と言うべきなのが開発陣へのインタビューで判明した。

オリジン シルバーホーク


初代PSP版ダライアスバーストから続投。
DBSPはPSP版のスマートフォン移植+追加要素といった感じのゲームだが、
オリジンはPSP版ではなくAC版ベースの性能となっている。つまるところショットの火力が高めで、ウェーブが敵を貫通し、スコア倍率は最大60倍。
些細な変更点ではあるが、ゲーム中ウェーブが貫通能力を持つのはこの機体だけ。加えてオリジンのウェーブ最大強化は貫通ショットの中で攻撃範囲が最大。
なので、SP特有の超機動で画面を飛び回りながら、最大強化ウェーブでワ・カビエの大群*10を一掃すると非常に快感である。ぜひ試してみよう。


クロニクルセイバーズより参戦した機体


ジェネシスシルバーホーク/バーストプラス タイプ: ムラクモ (ムラクモ)


惑星「トキオ」で開発されたシルバーホークの実験機で、ネクストをベースにジェネシスのサポートユニットを融合させたハイブリッド機体。
ジェネシスの欠点であった火力と柔軟性はサポートユニットの大幅強化で改善したが、反面ユニットの耐久力は大幅に落ちてしまった。
また、取り回しに難があったαバーストビームを新兵装コンプレッションバーストに換装。バーストインパクトはあらゆる局面を打破できる可能性を秘めている。
量産はされなかったが、少なくとも1機は特設部隊PlanetSaviorsへと配備され、実戦に投入された。

〇兵装と倍率
ショット ミサイル→レーザー→ウェーブ 攻撃力:微(サポートユニット:属性可変 攻撃力:弱)
ボム   追尾ボム 少→中→多 攻撃力:微
倍率   基本:15倍 ユニット弾、直当て:等倍
     コンプレッションバースト:×2 バーストインパクト×5 カウンター×4 カウンターバーストインパクト×7
サポートユニットは、追従・扇形・ローリングの三種類のフォーメーションを組む事が出来、更にユニットの兵装も変わる(追従→ウェーブ・扇→レーザー・ローリング→ミサイル ミサイルとレーザーのフォーメーションはショットボタンを離して移動すると角度や向きを調節できる。)ため敵弾の打ち消し能力が非常に高くサポートユニット自体の防弾性能もあって生存力がかなり高くなっている。
バーストはこれまた新兵器である「コンプレッションバースト」で、αバーストのように少し溜めてからバーストを発射するが、こちらはゲージ量に関係なく発射でき、途中で止めることも可能。バーストボタンを押し続けることでアサルトのバーストフィニッシュと同じく〆に爆発を起こし広範囲の敵を殲滅+高火力のバーストインパクトが発生する。更にジェネシスと同じく無条件カウンター可能なうえあちらと違いゲージ量に関係なく使用も解除も可能とかなり高性能。あろうことかジェネシスと同じくチャージキャンセルアタックも可能。硬い敵にはめり込ませるようにチャージすると、ジェネシスとおなじ感覚で破壊できたりする。
欠点として1個1個のサポートユニットの耐久力がジェネシス以上に低く、機体自体のショットの威力・貫通性ともに貧弱なこともあって破壊されると火力と生存力が著しく下がる事と、バーストが前方固定であり機体自体の基本倍率が15倍で止まるため通常バーストで30倍、カウンターバーストインパクトを決めても倍率が105倍なため積極的にバーストを使わないとスコアも稼げない事から良くも悪くもバーストの依存率が高くゲージ管理が重要になってくる。

CS初出の真っ赤なシルバーホーク。名前がとても長い。
4つの補助ユニットやフォーメーションなどどこぞの超時空戦闘機を彷彿とさせるが、機体の元ネタはタイトーの縦STG「スクランブルフォーメーション」からである。*11
そのため、機体決定時にスクランブルフォーメーションのクレジット音が鳴るようになっている。
サポートユニットはミサイル・レーザー・ウェーブの撃ち分けが可能という、ジェネシスのが元とは思えないほどハイスペック。しかもこれがショット無強化の状態から使えるのだから恐ろしい。
だがムラクモの真価はサポートユニットではなくバーストにある。というのも、バーストインパクトがとにかく強く、広い加害範囲に十分な威力、そして何よりも圧倒的なゲージ回収力でいくらでも撃てると錯覚するほど連発できるのだ。*12
敵群にコンプレックスバーストからのバーストフィニッシュを撃ち込んだらバーストゲージが撃つ前より増えていた、なんてことはザラにある。
とりあえずバーストインパクトを連打していればなんとかなるという、「あらゆる局面を打破できる」との設定に恥じない性能である。

間違いなくCSモードにおける最強の機体であり、おそらくは初心者用救済要素の立ち位置なのだろう。
こんな高性能機を量産できるはずもないということで機体購入にかかる費用は上から2番目に高いが、一度買えば何度失敗してもずっと使えるわけで、元は十分に取れる。それまではこの機体の購入を一直線に目指してオリジン・セカンドでスコアを稼いでいくのも良いだろう。
後の『ダライアスコズミックリベレーション』収録のDBACEX+にも特別に追加。
さっそく光導ルートQPのクリアが達成されている。




W A R N I N G !!
追記修正時、頭上注意
デーン

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最終更新:2024年01月04日 21:46

*1 なお、バースト機関はこの捕虜たちが開発した。彼らは遥か昔にベルサーに囚えられたアムネリア人の末裔(つまりダライアス人の遠い傍流)であり、ベルサー内で生き残るために兵器開発を続けさせられていた。

*2 バースト機関の設計図がベルサーのサイバー攻撃に対する免疫となっていた。

*3 原種らしき「AZURE NIGHTMARE」を含む。

*4 ただしこの中には対ベルサー戦争による文明の衰退期を含んでいる。

*5 開発者からは「レプリカ」と呼ばれた。

*6 月刊 ZUNTATA NIGHT 2022年10月号

*7 当初は他の非バースト機と同じく基本スコア倍率が60倍だったのだが、BHBの使用により最大倍率240倍を叩き出すことが出来たためハイスコアランキングが外伝で埋まることとなり、EXのアップデートの際ランキングリセットと共に24倍に引き下げられた

*8 ゲーム本編では言及されていないが、設定では試作型扱いとなっている

*9 バーストゲージの消費量も通常のスパークバーストと変わりない。

*10 これもPSP版にはいないSP追加要素

*11 「惑星トキオで開発」というのもスクランブルフォーメーションの海外で発売された時の名前がTOKIOだから

*12 これに匹敵するのは試作型アサルトのスパークバーストキャンセルフィニッシュくらいである。