アイアンマン(映画)

登録日:2011/01/16(日) 00:21:24
更新日:2024/03/15 Fri 17:15:33
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◆アイアンマン



装着せよ―――

強き自分。






『アイアンマン(IRON MAN)』は08年の米映画。
MARVEL社の人気コミックヒーローである「アイアンマン」の実写映画化作品である。


【概要】

コミックの基本設定を元にスピーディーなアクションと軽妙なノリで進みながらも奥深い設定で魅せるドラマが融合した快作で、本国は勿論「スーパーヒーロー物はウケない」と言われていた日本でもヒットを記録したのは記憶に新しい。
恐らくは日本の国民的二大ヒーロー『ウルトラマン』と『仮面ライダー』にどこか似た要素を持っていたのが、受け入れやすかった要因の一つと思われる*1
ちなみにのちに日本で連載されたウルトラマンの漫画作品である『ULTRAMAN』は実質的にアイアンマンの要素を彷彿させる世界観となっている。

続編に『アイアンマン2』『アイアンマン3』が存在。

また、MARVEL社が自社製作により手掛けた初の映画作品であり、同じく自社のスーパーヒーローを題材とし、
他の映画作品とも連動させたお祭り映画『アベンジャーズ』プロジェクト・「マーベル・シネマティック・ユニバース」の中核作品の一つであり、記念すべき第1弾である。公開当時はディズニーがマーベルを買収する前だった為、アメリカではパラマウント映画が配給し、日本ではソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが配給を担当している。
ただし実際には中核作品というか、事実上アベンジャーズの主役はトニーだった気もしなくもない。
トニー・スターク役のロバート・ダウニーJr.は、本作の撮影当時は薬物中毒からの復活後で、徐々に注目作を増やしている中で受けた監督のジョン・ファヴローの抜擢と、自らの希望を叶えての配役となったが、
当時は既に40代中頃だったということも含めて、制作側からも否定的な意見がある中で、自ら完璧とも云えるプロモーションをオーディションで見せつけて役を勝ち取った。
容姿が似ているのに加えて、蓋を開けてみれば破滅型と呼ばれていたアイアンマンとダウニーのトラブルは共通した部分が多く、それが余計に親和性を増して見せたと分析され、その後は徹底した節制とトレーニングの甲斐もあり、2019年の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで10年以上に及ぶ期間をアイアンマンとしてMCUの大黒柱として過ごすことになった。

これ程の長期に渡るシリーズを成り立たせたのも、多くの意味で本作の成功と手法が与えた影響が大きかったと云える(本作のフォーマットは、そのまま以降のMCU関連作品にも引き継がれている)。

そもそも、アイアンマン自体が当時のアメコミでは読者を選ぶタイプのヒーローという評価が何十年にも渡って定着していた、MARVELファン以外には響かない程度の知名度しか持てなかったアメコミ全体ではマイナーな部類のヒーローであり、90年代からしつこく実写映画化企画が進められては消え、10年以上が過ぎてから漸く自分達で実現させたにもかかわらず、まさかの大ヒットを記録するなんて誰も思ってなかった事を、第一回目のコミコンでぶっちゃけられていた(コミックだと常にNo.2から下の不安定な問題児的ポジションであり、酒に溺れたり会社を乗っ取られたり死んだりしたエピソードばかりが取り沙汰されていた程だった。また、社長に限らずX-MENファミリーが人気を獲得してからはスパイダーマン以外の個別タイトルヒーローやアベンジャーズ関連のヒーローすら端っこに追いやられていた)。
当時の予定としてMCUはコミックと同じくキャプテン・アメリカを中心としてアベンジャーズ関連のストーリーを展開する予定だったが、アイアンマンの予想外の大ヒットにより今の地位が確立される事となる。

本作のメガヒットを境にアイアンマンはアメコミやグッズ展開に恵まれるようになり、今ではMARVELでは欠かせない存在となっている。
正に、ダウニーJr.がアイアンマンをMARVELの顔にしたのである。

テーマソングとして有名ロックバンドのAC/DCとBlack Sabbathの楽曲が設定されており、MCU各作品でアイアンマンが登場する際のBGMに使用されたり、トニーがバンドの公式Tシャツを着ていたりと小ネタが随所で見られる。
本作ではAC/DCの「Back in Black」を車内で聴いている描写がある他、エンディングロールの一部にBlack Sabbathの「Iron Man」が使用されている。


【物語】

アメリカ最大級の兵器産業会社「スターク・インダストリー社(以下、スターク社)」の社長(CEO)トニー・スターク。
アフガニスタンでの新兵器プレゼンの帰り道…。
多国籍ゲリラ「テン・リングス」の襲撃を受け、瀕死の重傷を負うと共に捕らえられたトニーは、自らがプレゼンしたばかりの新兵器「ジェリコ」ミサイルをゲリラの為に作る事を強要されるのだった。
共に捕らえられていた現地の科学者であり、命の恩人でもあるインセンの助けを借りたトニーは、驚異的な力を持つ「アーマー」を開発。
尊い犠牲を払いながらも窮地からの脱出を成功させるのだった。

…その経験からトニーは帰国後、CEOを務めるスターク・インダストリーの軍需産業からの撤退を発表。
混乱する世論を尻目に、トニーは自らが知らずに苦しめていた世界を救うべく「アーマー」を改良。
遂に歴史上、誰もが見た事の無い超兵器を完成させる。

…しかしトニーの知らない所で、一度は彼の命を奪いかけた陰謀が再び動き出そうとしていたのだった。


【主要登場人物】

()内は役者名。

CV:藤原啓治
4才で集積回路、6才でエンジンを組み上げ、17才でMITを首席で卒業したと云う、マンハッタン計画にも携わった高名な父・ハワードをも超える超天才
21才で会社を継いでからは「強力な兵器が平和を生む」という父の理念を受け継ぎ、数々の革新的発明を利用した兵器開発により多大な収益を上げると共に、知らずの内に世界のパワーバランスを塗り替えていた。
その功績故か、「現代のダ・ヴィンチ」とも「死の商人」とも呼ばれている。
アフガニスタンで親しくなった三人の空軍兵士の若者や、インセンを目の前で殺された経験から、帰還後は軍需開発からの撤退を発表する。
が、パーティー会場でクリスティンがグルミラ村に兵器が横流しされたことを告発されたことで、会社内にテロリストに加担している裏切り者がいる事を知る。
そして、自分の作った兵器で罪もない人々が虐げられているのを知り、遂に怒りが爆発。
改良したスーツを纏い、テロリスト達を次々倒していくが…

かなりの享楽主義者で、酒好き女好きファストフード好き。特に、ファストフード好きっぷりは命からがらで合衆国に帰還早々、記者会見ついでにバーガーキングのチーズバーガーをたしなむほど。
月刊誌「マキシム」の表紙モデル12名と順に関係を持った等の伝説を持つ(少しハズレ)。
「僕のやるべき事は、これだけだ。もうチャリティーにも、セレモニーにも出ない! 契約書に、サインもしない!
次の使命をこなす……それだけだ!


「真実は…」
…私がアイアンマンだ

ちなみにだが、あの"赤い彗星"でおなじみの池田秀一氏がテレビ朝日系列の『日曜洋画劇場』で吹き替えを担当したこともあるこの人、いつも赤に縁があるな

CV:高木渉
米軍中佐で、トニーとは職務を越えた友人同士。
原作とは設定が大きく異なるが、トニーを見送りMk-2スーツを見た後の「次は一緒に行くか!」の台詞にはニヤリとさせられる*2
「ドライブは楽しんだか? ……次は私と一緒に乗れよ!」


  • ヴァージニア“ペッパー”・ポッツ(グウィネス・パルトロー)
CV:岡寛恵
トニーの秘書。
有能だが、パニックになると人の話も聞かずに騒ぎ立てる一面がある。
トニーが最も信頼を置く人間で、彼女もトニーに対し特別な感情を抱いている様だが…お互いに煮え切らない関係が続いている。
終盤、偶然アイアンマンの「正体」を最初に知ってしまう。
その際はトニーの身を案ずるあまり逃げ出そうともしてしまうが、その時トニーが彼女に投げかけた言葉は、あまりにも重い…!!


トニー「僕が破壊兵器で利益を上げている間、ずっと傍にいたのに……その兵器で苦しむ人を護ろうとした途端、離れていくのか……?」

ペッパー「あなたは自分を殺そうとしてる。その手伝いはできません。……私にはあなたしかいない!」

吹き替え担当の岡寛恵氏は過去に『スパイダーマン』シリーズのMJことメリー・ジェーン・ワトソン役や『デアデビル』のエレクトラ・ナチオス役で出演しており、異なるメインヒロインを3度演じる事になった。


  • ハロルド“ハッピー”・ホーガン(ジョン・ファヴロー)
トニーの付き人で運転手。
本作の監督であるジョン・ファヴローが自ら演じたが、今作ではあまり出番が無かった。
「…やられました! でも近道したんです」


  • オバディア“オビー”・ステイン(ジェフ・ブリッジス)
CV:土師孝也
トニーの父ハワードの親友で、トニーの後見人でもあるスターク社の副社長。
ハワードが亡くなったときは一時的に社長となったが、トニーが成人したらあっさりとその地位を譲った。
常に笑顔を絶やさない温和な好々爺。
「我々はチームだ、二人で手を組めば何でもできる。私と君の父さんのようにな……トニー、いいか? 『撃ってから狙え』では順番が違う。わかってるな?」


  • インセン(ショーン・トーブ)
CV:井上倫宏
アフガニスタン人科学者で、トニー以前から「テン・リングス」に捕らえられていた。
穏やかな口調の冷静かつ温和な人物で、トニーの命を救うと共に他人に無関心な彼の心を開いた。
劇中屈指の漢。
トニー「……命の恩人だ」
インセン「その命……無駄にするな」


  • フィル・コールソン(クラーク・グレッグ)
CV:村治学
「戦略国土調停補強配備局」のエージェント。
ある命を受けトニーに事情を聞きに来た序でに色々と助けてくれる。
トニー「覚え難い」
コールソン「略してS.H.I.E.L.D(シールド)です」

吹き替え担当の村治学氏は実写映画版『デアデビル』でもブルズアイ役で出演しており、ヒーローとヴィランの両方を演じる事になった。


  • クリスティン・エヴァーハート(レスリー・ビブ)
CV:北西純子
雑誌「ヴァニティー・フェア」の美人記者。ブラウン大卒のためトニーからは「ミス・ブラウン」と呼ばれる。
トニーに口説かれていきなり一夜を共にする等、軽く見えるが仕事振りは真面目で、彼女自身は聡明で正義感もある。
マスコミの中では『トニー=アイアンマン』と最初に気付いており、最後のトニーの「私がアイアンマンだ」発言に周りが騒ぐ中、彼女一人だけ「ああ、やっぱり」と言いたげに何のリアクションもしていなかった。
「…責任が聞いて呆れるわ!」


  • テン・リングス
アフガニスタンでトニーを襲撃した多国籍ゲリラで、スターク社製の最新兵器を武器に猛威を振るっていた。
恰幅の良い髭面の男が目立つが、ボスはスキンヘッドの男・ラザ。(演:ファラン・タヒール/CV:山野井仁)
「10の指輪(テン・リングス)」とは原作でのアイアンマンの宿敵「マンダリン」に掛けたネーミングであり、リーダーが語る「ジンギス・カン」云々の話も同じ。
「弓と矢がかつて最強の兵器だった時代がある。ジンギス・カンは弓と矢で広大な大陸を支配した。その領土はアレキサンダー大王の2倍、ローマ帝国の4倍の広さだった。だが現代では、スタークの最新兵器を手にした者が支配者となる。直に……俺の番が来る!


  • スタン・リー
本人役のゲスト出演。
MARVELで数々のスーパーヒーローを生み出して来た米コミック界の伝説。
パーティ会場で美女を連れた老紳士である。
トニー「やあ、色男」




【メカニック】

  • ダミー(不器用アーム)
トニーが大学時代に製作した人工知能装備の自立マニピュレーター。
頭はないが、ボルトの位置が目っぽくてどこかかわいい。
古いから(?)か失敗が多いデキない子で、トニーは「今度ヘマしたら市民大学に寄付するからな」という風にいつも悪態を吐いているが捨てる気は無いらしい。
終盤での“彼”の行動は、劇中屈指の感動シーンで涙腺崩壊必至。
トニー「いい子だ…!!」


  • J.A.R.V.E.S(ジャービス)(CV:ポール・ベタニー)
吹替CV:加瀬康之
トニーの自宅を管理する人工知能で、孤独なトニーの助手兼家族。
「アーマー」着装時のサポートもこなすデキる子。
『いつでも起きてます、トニー様』


  • Mk-1
トニーが脱出用に製作した最初の「アーマー」で、無骨なデザインは原作第一話になぞらえた物と考えられる。
材料は鉄で、ガラクタの寄せ集め。
インセンと共にミサイルの部品に見せかけて手作業で作り上げた装備ながら、火炎放射器や機関銃、飛行能力も備える。
後退することを考慮せずに製作したため、装甲は前面のみにしかなく、メカが露出している背後からの攻撃には非常に弱い。


  • Mk-2
帰国したトニーが試行錯誤を経て作り上げた原型モデル。銀一色でなかなか渋い。
基本能力は以降のモデルに匹敵するが、鉄製の為に超高高度*3で氷結現象を起こしてしまった。
だが特殊合金を使った以降のモデルよりも修理・改造が容易というメリットもある。
後に「ウォーマシーン」、「アイアンパトリオット」に生まれ変わる。


  • Mk-3
Mk-2の失敗を元に宇宙開発にも使われる金とチタンの合金により製作された完成型。
材質以外はMk-2と基本性能や武装は同じ。
当初は金ピカだったが「ちょっと派手過ぎる」為にホットロッドを参考にで色分けされた。
新聞にてアイアン・モンガーとの戦いが報道され、ここで初めて「アイアンマン」と名付けられた。


  • ジェリコ
トニーがリパルサー技術を応用して作り上げた新世代クラスター型ミサイル。
この兵器の技術を元にアイアンマンの主装備であるリパルサーレイが開発された。


  • アーク・リアクター
スターク社がリベラル派への言い訳のために作り出した次世代型プラズマ還元エネルギー炉。
しかし、技術的な問題から小型化は不可能と考えられ30年間も研究が放棄されていたが、トニーは捕らわれの身ながら小型版の「チェスト・ピース」を完成。「アーマー」を起動させた。
外殻はジェリコ内にあったパラジウム1.6g分で作られている。
最初のリアクターはガラクタの寄せ集めで作った為、パワーが不安定だった(トニーの計算によると毎秒3ギガ・ジュールだったらしいが…)が、脱出後にパワーを向上させたリアクターを完成させた。
「ノスタルジーに浸る趣味は持ち合わせていない」と試作品リアクターは廃棄処分となったが、後に意外な形でトニーの命を救う事になる。


  • アイアンモンガー
「兵器屋」の意。
オバディアがMk.1の残骸を解析して作り上げた大型の戦闘用スーツ。
だが5m近い巨体である為、厳密にはアーマードトルーパーやアームスレイブである。
動力の問題をトニーの「心臓」を奪う事で解決する等、かなり悪辣な方法で完成させた。
重装備で、トニーのスーツにはない兵器も搭載されていたが、所詮は試作品段階だった故か、材質が鉄製のままという細かい荒もある。
オバディアはこれを量産し、世界中に売り出すことを計画していた。


【余談】

  • ロバート・ダウニーJr.演じるトニー・スタークは同じ『マーベル・シネマティック・ユニバース』に属する『インクレディブル・ハルク』にもカメオ出演している。

  • 本作の企画の発端は90年にまで溯り、00年前後にはニコラス・ケイジ主演で決定との記事が流れていた。

  • 『アイアンマン』は、原作では心の弱さからアル中となった末に自滅する等、アメコミ史上で最も破滅的なヒーローと呼ばれていたが、見た人間ならば判る様に本映画シリーズでは寧ろ健全な印象である。
    尤も、以降のシリーズや続編では……。

  • 今回の敵(ヴィラン)アイアンモンガーは、本来は次作『2』に登場の予定だったが、前倒しされて本作での登場となった。







追記、修正を自由にするカッコイイスーパーヒーローが私?

第一、私はヒーローって柄じゃあないし、
何しろ……性格は欠点だらけ、過ちの数々も知れ渡ってるし……

真実は……

…私が、Wiki篭りだ。

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「『私がアイアンマンだ』って……? ヒーローは自分一人だけと思ってるのか? 君はより大きな世界の一員となったんだよ。まだそれを知らないだけだ」

「ガンマ線の事故や放射線を浴びた蜘蛛に刺され、様々な力を持つミュータントでも足りないとでも言うのか?他人と上手くやれない、おもちゃを手放そうとしない自分勝手なわがまま坊やの相手までしなきゃならないのか」



  • ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)
CV:手塚秀彰
エンドクレジット後に姿を見せる「S.H.I.E.L.D」長官…。
かなり食えない人物。本格的にトニーと絡むのは『2』以降。
地上波での放送時は登場シーンがカットされる事が殆どである。
「……君に『アベンジャーズ』の話をしに来た」





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最終更新:2024年03月15日 17:15

*1 どこかウルトラマンに似たアイアンマンのデザインや、仮面ライダーの悲哀を秘めたヒーロー要素など、共通する部分が多いのも事実である。

*2 ただしテレンス氏はギャラの問題で次回作を降板しており、ウォーマシンはドン・チードルが演じている。残念。

*3 上映当時、飛行機で最高高度を記録したのはSR-71ブラックバードの85000フィート。因みに、ブラックバードはX-MENの専用機としてMARVELファンにもお馴染み。