アイアンマン(映画)

登録日 :2011/01/16(日) 00:21:24
更新日 : 2017/02/09 Thu 02:07:08
所要時間 :約 7 分で読めます




◆アイアンマン


装着せよ――― 強き自分







『アイアンマン(IRON MAN)』は08年の米映画。
MARVEL社の人気コミックヒーローである「アイアンマン」の実写映画化作品である。
コミックの基本設定を元にスピーディーなアクションと軽妙なノリで進みながらも奥深い設定で魅せるドラマが融合した快作で、本国は勿論「スーパーヒーロー物はウケない」と言われていた日本でもヒットを記録したのは記憶に新しい。
続編に『アイアンマン2』、『アイアンマン3』が存在。
また、MARVEL社が自社製作により手掛けた初の映画作品であり、同じく自社のスーパーヒーローを題材とし、
他の映画作品とも連動させたお祭り映画『アベンジャーズ』プロジェクト・「マーベル・シネマティック・ユニバース」の中核作品の一つである。
(ただし実際には中核作品というか、事実上アベンジャーズの主役はトニーだった気もしなくもない)


【物語】
アフガニスタンでの新兵器プレゼンの帰り道…。
多国籍ゲリラ「テン・リングス」の襲撃を受け、瀕死の重傷を負うと共に捕らえられたトニー・スタークは、自らがプレゼンしたばかりの新兵器「ジェリコ」ミサイルをゲリラの為に作る事を強要されるのだった。
共に捕らえられていた現地の科学者であり、命の恩人でもあるインセンの助けを借りたトニーは、驚異的な力を持つ「アーマー」を開発。
尊い犠牲を払いながらも窮地からの脱出を成功させるのだった。

…その経験からトニーは帰国後、CEOを務めるスターク・インダストリーの軍需産業からの撤退を発表。
混乱する世論を尻目に、トニーは自らが知らずに苦しめていた世界を救うべく「アーマー」を改良…。
遂に歴史上、誰もが見た事の無い超兵器を完成させる。

…しかしトニーの知らない所で、一度は彼の命を奪いかけた陰謀が再び動き出そうとしていたのだった。


【主要登場人物】
  • アンソニー“トニー”・スターク(ロバート・ダウニーJr.)
CV:藤原啓治
4才で集積回路、6才でエンジンを組み上げ、17才でMITを首席で卒業したと云う、マンハッタン計画にも携わった高名な父をも超える超天才。
21才で会社を継いでからは数々の革新的発明を利用した兵器開発により多大な収益を上げると共に、知らずの内に世界のパワーバランスを塗り替えていた。
アフガニスタンでの経験から、軍需開発からの撤退を発表するが…?

かなりの享楽主義者で、酒好き女好きファーストフード好き。
月刊誌「マキシム」の表紙モデル12名と順に関係を持った等の伝説を持つ(少しハズレ)。


  • ジェームズ“ローディ”・ローズ(テレンス・ハワード)
CV:高木渉
米軍中佐で、トニーとは職務を越えた友人同士。
原作とは設定が大きく異なるが、Mk-2スーツを見た後の「次の機会に」の台詞にはニヤリとさせられる。
(ただしテレンスはギャラの問題で次回作を降板しており、ウォーマシンを演じたのは別人)


  • ヴァージニア“ペッパー”・ポッツ(グウィネス・パルトロー)
CV:岡寛恵
トニーの秘書。
有能だが、パニックになると人の話も聞かずに騒ぎ立てる一面がある。
トニーが最も信頼を置く人間で、彼女もトニーに対し特別な感情を抱いている様だが…お互いに煮え切らない関係が続いている。


  • ハロルド“ハッピー”・ホーガン(ジョン・ファヴロー)
トニー付きの運転手。
今作ではあまり出番が無かった。
演じるジョン・ファヴローは本作の監督である。


  • オバディア“オビー”・ステイン(ジェフ・ブリッジス)
CV:土師孝也
トニーの父ハワードの親友で、トニーの後見人でもあるスターク社の重鎮。
常に笑顔を絶やさない温和な好々爺。
+ ネタバレ


  • インセン(ショーン・トーブ)
CV:井上倫宏
アフガニスタン人科学者で、トニー以前から「テン・リングス」に捕らえられていた。
穏やかな口調の冷静かつ温和な人物で、トニーの命を救うと共に他人に無関心な彼の心を開いた。
劇中屈指の漢。


  • フィル・コールソン
「戦略国土調停補強配備局」のエージェント。
ある命を受けトニーに事情を聞きに来た序でに色々と助けてくれる。
「覚え難い」
「S.H.I.E.L.D(シールド)です」


  • クリスティン・エヴァーハート(レスリー・ビブ)
CV:北西純子
雑誌「ヴァニティー・フェア」の記者。
トニーに口説かれていきなり一夜を共にする等、軽く見えるが仕事振りは真面目で、彼女自身は聡明で正義感もある。


  • テン・リングス
アフガニスタンでトニーを襲撃した多国籍ゲリラで、スターク社製の最新兵器を武器に猛威を振るっていた。
恰幅の良い髭面の男が目立つが、ボスはスキンヘッドの男。
「10の指輪(テン・リングス)」とは原作でのアイアンマンの宿敵「マンダリン」に掛けたネーミングであり、リーダーが語る「チンギス・ハン」云々の話も同じ。
+ ネタバレ


  • スタン・リー
本人役のゲスト出演。
MARVELで数々のスーパーヒーローを生み出して来た米コミック界の伝説。
パーティ会場で美女を連れた老紳士である。


  • ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)
CV:手塚秀彰
エンドクレジット後に姿を見せる「S.H.I.E.L.D」長官…。
かなり食えない人物。
ロードショーではほとんどハブかれる。


【メカニック】
  • 不器用アーム
トニーが大学時代に製作した人工知能装備の自立マニピュレーター。
古いから(?)か失敗が多いデキない子で、トニーはいつも悪態を吐いているが捨てる気は無いらしい。


  • J.A.R.V.E.S(ジャービス)
トニーの自宅を管理する人工知能で、孤独なトニーの助手兼家族。
「アーマー」着装時のサポートもこなすデキる子。


  • Mk-1
トニーが脱出用に製作した最初の「アーマー」で、無骨なデザインは原作第一話になぞらえた物と考えられる。
材料は鉄で、手作業で作り上げた装備ながら火炎放射器や機関銃、飛行能力も備える。
後退することを考慮せずに製作したため装甲は前面のみにしかなく、メカが露出している背後からの攻撃には非常に弱い。


  • Mk-2
帰国したトニーが試行錯誤を経て作り上げた原型モデル。
基本能力は以降のモデルに匹敵するが、鉄製の為に超高高度で氷結現象を起こしてしまった。
後に「ウォーマシーン」、「アイアン・パトリオット」に生まれ変わる。


  • Mk-3
Mk-2の失敗を元に宇宙開発にも使われる金とチタンの合金により製作された完成型。
当初は 金ピカ だったが「派手過ぎる」為にホットロッドを参考に で色分けされた。
新聞にてアイアン・モンガーとの戦いが報道され、ここで初めて「アイアンマン」と名付けられた。


  • ジェリコ
トニーがリパルサー技術を応用して作り上げた新世代クラスター型ミサイル。
この兵器の技術を元にアイアンマンの主装備であるリパルサーレイが開発された。


  • アーク・リアクター
スターク社がリベラル派への言い訳のために作り出した次世代型プラズマ還元エネルギー炉。
小型化は不可能と考えられ研究は放棄されていたのだが、トニーは捕らわれの身ながら小型版の「チェスト・ピース」を完成…「アーマー」を起動させた。
外殻はパラジウムで作られている。


  • アイアン・モンガー
「兵器屋」の意。
オバディアがMk.1の残骸をベースに作り上げた大型の戦闘用アーマー。
動力の問題をトニーの「心臓」を奪う事で解決する等、かなり悪辣な方法で完成させた。
オバディアはこれを量産し、世界中に売り出すことを計画していた。


【余談】
ロバート・ダウニーJr.演じるトニー・スタークは同じ『マーベル・シネマティック・ユニバース』に属する『インクレディブル・ハルク』にも出演している。

本作の企画の発端は90年にまで溯り、00年前後にはニコラス・ケイジ主演で決定との記事が流れていた。

「アイアンマン」はアメコミ史上で最も破滅的なヒーローと呼ばれているが、見た人間ならば判る様に本映画シリーズでは寧ろ健全な印象である。

今回の敵(ヴィラン)アイアンモンガーは、本来は次作『2』に登場の予定だったが、前倒しされて本作での登場となった。














追記、修正を自由にするカッコイイスーパーヒーローが私?…バカげてる

…私が、Wiki篭り

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