白夜行

登録日 :2012/04/01(日) 21:01:03
更新日 : 2017/02/09 Thu 22:36:31
所要時間 :約 4 分で読めます




この項目にはネタバレが含まれるので注意して下さい


『白夜行』は東野圭吾作のミステリー長編小説。

発行部数は2005年時点で55万部だったが、ドラマ放送前後に売れ行きが伸び、現在では200万部のベストセラーとなった。
舞台化、ドラマ化、映画化、韓国での映画化等…様々なメディア展開が行われた。


【あらすじ】
19年前、大阪で質屋の店主が刺殺される事件が発生。
事件は、容疑者の女の自殺で幕を閉じた…

被害者の息子「桐原亮司」と容疑者の娘「西本雪穂」は別々の人生を歩んでいたが、二人の周辺で不可思議な事件が多発していた。
二人には、ある秘密があった…


【登場人物】(ドラマ版、映画版)

  • 桐原亮司
(演:山田孝之、高良健吾)
被害者の息子。
幼少期から感情を表に出す事が少なく、他人と交わる事が無かった。
切り絵が趣味で、質流れした年代物の鋏を愛用している。
学生時代から、売春の斡旋や海賊版ゲームソフトの販売を行う等の裏稼業を行っていた。
雪穂とは親友同士であり、図書館(映画では児童館)で遊ぶ等していた。
雪穂が売春行為を強要させられており、父親が雪穂を買い、行為に至っていた場面に遭遇し……父親を鋏で刺殺した。
雪穂と共に時効まで逃げ延びる事を決意するも、真実を隠す為に悪事を重ねる…。

  • 西本(唐沢)雪穂
(演:綾瀬はるか、堀北真希)
容疑者の娘。
幼少期は貧しい生活で、母親が事件の容疑者として浮上してガス自殺した事で孤児となる。
事件後に唐沢家の養子となり、礼儀正しく成績優秀な女性に成長する。
後に高宮(映画では篠塚)と結婚し、ブティック「R&Y」のオーナーになる。
幼少期には母親から売春行為をさせられており、亮司の父親も客の一人だった。
唐沢家の養女になるため母親の自殺をわざと見過ごした(映画では亮司に母親を殺害して貰った)
嫉妬深く、自分が気に入らない人間は亮司を利用して粛清する等、悪女と言える性格。

  • 笹垣潤三
(演:武田鉄矢、船越英一郎)
事件の捜査を担当していた刑事。
亮司と雪穂の関係を疑い、単独で事件の捜査を続けていた。
後に警察を退職し、独自に事件を追う。
映画版では病の息子を失い、亮司に息子を重ね合わせており、彼を救おうとしていた。

  • 篠塚一成
(演:柏原崇、姜暢雄)
篠塚製薬の御曹司。
大学時代に雪穂の所属していたソシアルダンス部の部長。
非常に頭が切れ、ある出来事から雪穂に強い警戒心を抱いている。
独自に調査を行い、後に笹垣に協力する様になる。
映画版では雪穂と結婚したが、彼女の本性を知ってからは彼女に怯えながら暮らし続けている。

  • 高宮誠
(演:塩谷瞬)
電気部品製造会社の社員。
ダンス部時代に雪穂と出会い結婚するが、彼女に振り回される。
不倫を行う様になるが、雪穂の策略(DVを受けたと偽装)で離婚して多額の慰謝料を支払う。
映画版には未登場。

  • 川島江利子
(演:大塚ちひろ、緑友利恵)
雪穂の親友。
雪穂と同じくダンス部の部員となり、篠塚と交際する様になる。
しかし、それに嫉妬した(幸せになるのが許せない)雪穂の策略で、亮司にレイプまがいのことをされてしまう。

  • 園村友彦
(演:小出恵介)
亮司の同級生。
人妻と関係を持ち行為中に女が死亡し、危機に陥った所を亮司に救われる。
それ以来、亮司に一生ついていくと誓い、彼の裏稼業に協力する。
映画版には未登場。

  • 栗原典子
(演:西田尚美、粟田麗)
病院に勤める薬剤師。
亮司と恋に落ち、彼と同棲する様になる。(亮司の策略)
小説家の卵を装った亮司の要望(小説のネタに必要)で青酸カリを用意する。
映画版では亮司が青酸カリで殺人を犯したと知り、服毒自殺する。

  • 松浦勇
(演:渡部篤郎、田中哲司)
亮司の母親である弥生子の愛人で、質屋の従業員。
亮司の父親の死後、質屋を継ぐも潰してしまう。
亮司を売春斡旋、海賊版ゲームソフトの製作・販売に誘った人物。
最終的には亮司に殺害され、唐沢邸の庭に埋められる。


【備考】
TBS制作のドラマ版は原作とは異なり、第一話の時点で亮司と雪穂の関係が明らかになっている。
また、小説では描かれていなかった亮司と雪穂の関係が事細かく描かれている。

好評であったドラマ版と異なり映画版の評価は微妙な物であるが、ドラマ版と比べた為であり、映画自体は良作である。

ドラマ版の主題歌「影」は女優の柴咲コウが歌った。
映画版の主題歌「夜想曲」を歌った珠紀は、当時中学2年生である。

ドラマ版で雪穂を演じた綾瀬はるかは普段では天然な役柄を演じる事が多いが、本作では冷酷な悪女を演じている。
『ホタルノヒカリ』『プリンセストヨトミ』での彼女の演技と比べて頂きたい。



腹が立ったら追記・修正なんて、何処まで幼稚なのよ…

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