グリムグリモア

登録日:2009/07/12(日) 13:57:49
更新日:2024/01/04 Thu 22:28:15
所要時間:約 5 分で読めます





ヴァニラウェア制作、日本一ソフトウェア発売のRTS。対応機種はPS2で、2007年4月12日発売。
また、発売15周年を迎える2022年に「グリムグリモア Once More」として新要素を加えたリマスター化が発表された。
こちらはPS4/Switchで2022年7月28日発売予定。

日本では余り制作されていないRTSのゲーム。
RTSとは本来〈リアルタイムストラテジー>の略だが、〈リアルタイムシミュレーション>と表記されている。


〜ストーリー〜

才能を認められ、魔法学校に入学することになったリレ・ブラウ。そこにいたのは一癖も二癖もある人々。慣れない環境に戸惑うリレだったが、それ以上に憧れの学舎への期待を感じていた。
力ある教師の元で魔術書(グリモア)を学べる幸せ。しかしその幸せな毎日は長く続かなかった。
リレが学校に来てから数えて五日。校舎に封印されていた魔王復活し、学校に住む人々を皆殺しにしていった。
最後に残ったリレに魔王の手が伸びようとした時、不思議な鐘の音が鳴り響く。
気がつけばリレはベッドの中にいた。見たのは悪い。そう思ったリレだったが…


学校の生徒達

リレ・ブラウ
魔法学校に招かれた少女。元は魔法協会に所属していた。高い能力を持ち、全てのグリモアを行使出来る。
「惨劇までの五日間」を繰り返すこととなった主人公。持ち前の前向きさによって事件解決に尽力することとなる。かなり男前。
「静まれ心臓!」

マルガリタ・フローズン
学校にきたばかりのリレに出来た、初めての友人。リレより僅かに早く魔法学校に来た新米魔法使い。黒魔術を専攻しており、常に蛙の使い魔を連れている。
「じゃあ、今から友達になりましょうね」

バティド・バランタイン
錬金術を専攻する少年。魔法学校では割りと古株の生徒で、同じ古参のハイラムとは犬猿の仲。空気A。
「あいつはそんな男じゃない!」

ハイラム・グリーン
交霊術を専攻する少年。交霊術の教師であるオパールネラに憧れているが、相手にされていない。真面目な性格で、軟派なバティドとは折り合いが悪い。空気B。
「もう一度言ってみろ…どの口がオパールネラ先生を貶めたのか」

アマレット・ヴェレジネ
魔法学校の生徒。胸元を大きく開いたセクシーな格好をした少女。外見とは裏腹に、清らかで素直な性格をしている…が、言い回しが一々エロい。を使い魔にしている。シャルトリューズを主と仰いでいる。
話が進むにつれ、リレと百合百合な関係になる。
「愛してくれる人が私の全てよ」


魔法学校の教師達

ガンメル・ドラスク
かつて魔王を封印した大魔法使い。魔王の居城を改築し、魔法学校を作った。現在は校長であり、精霊魔法の講師でもある人格者。空気C。
「待っておったよ、リレ・ブラウくん」

シャルトリューズ・グランド
錬金術を担当している教師。元は美青年であったのだが、呪いで獅子面に変えられてしまった。しかし真理を探求する彼は、呪いなど意に介さず研究を続けているのであった。
「容姿は本質を見据える者には意味はないのです」

オパールネラ・レイン
交霊術の講師。年齢は百を超えるが、魔術により若さを保っている。シャルトリューズに恋をしているが、煙たがられている。激しい気性の持ち主で、ヒステリーを起こすこともしばしば。
「ギムレットを倒す駒はあるじゃない…」

アドヴォカート
ガンメルとの契約により、黒魔術の教師をしている高位悪魔。紳士的な振舞いをしているが、時折凶悪な本性を覗かせる。アボガドではない。
たぶん先生たちの中で一番人気。
言い回しが独特で面白く、自分の名前をネタにしたことを言ったりする。
「魔法使いごときがこの私をだと!?」


その他の登場人物

ルジェ・ベシェ
扇情的な格好をした魔女幽霊。かつてガンメルと共に魔王を封印したが、今は悪霊となって学校を徘徊している。また、オパールネラの師でもある。何か目的があるようだが…
「心はいつも自由よ。退屈はしているけど。」

魔王カルヴァトス
かつてガンメルと共に賢者の石を作った男。しかし魔力に魅いられ、それを危惧したガンメルに封印された。
「かつては魔王と呼ばれたもののなれの果てだ」

ギムレット
魔王と契約した大悪魔。現在はガンメルによって封印されているはずだが…
「今、お前達の将は目覚めた」


戦闘パートでは、四属性×三種類、計12冊のグリモアを駆使して召喚を行う。属性は互いに相関関係を持ち、その特性を理解することが大切。勝利条件は一定時間の防衛や、敵の全魔方陣の破壊など。
どのミッションも所要時間が長く、1ステージに30分以上かかることも。


精霊魔法
錬金に弱く、交霊に強い。回復や防御強化を行える、サポート系ユニットが多い。単体では弱いが、低コスト。遊撃、補助向き。

錬金術
精霊に強いが、黒魔術に弱い。超遠距離攻撃や、継続ダメージなどトリッキーな技が特徴。だが特殊攻撃にはMPを消費するうえ、通常攻撃が貧弱な為、管理が必要となる。

黒魔術
錬金に強いが、交霊に弱い。高体力、高火力、高機動、範囲攻撃と、攻撃防衛共に使いやすい属性。しかし召喚にかかるマナが多く、また召喚数を圧迫するのがネックか。

交霊術
黒魔術に強いが精霊に弱い。召喚数の消費が低い、移動が速い、高い瞬間火力と切り込み向けの属性。耐久はあまり高くないので数を揃えたいが、高マナな為序盤は呼びにくい。

同社開発のオーディンスフィアにも見られる、美麗なグラフィックや劇のような言い回しは健在。珍しいジャンルの為、ゲーム性は好みが分かれるかも。
また一ステージに時間がかかる上、失敗したらステージの頭からなので、時間がない人には厳しい。



ハリー・ポッターに似ている? 気にしてはいけない。


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最終更新:2024年01月04日 22:28