都城王土

登録日 :2012/10/07(日) 12:37:27
更新日 : 2017/04/29 Sat 19:02:49
所要時間 :約 6 分で読めます




都城王土とは週刊少年ジャンプで連載していた漫画『めだかボックス』の登場人物であり、十三組の十三人編のラスボスである。

所属:三年十三組(十三組の十三人
検体名:創帝(クリエイト)
異常性:人心支配 、異常性簒奪
CV:勝沼紀義(アニメ)/三宅健太(VOMIC)


フラスコ計画により集められた『十三組の十三人』の一人で、地下十三階建ての研究施設では十三階にて 十三万千三百十三台 のスーパーコンピューターを 二十四時間三百六十五日 操っている。
そのくせ最下層直通のエレベーターは動かせないため、一階一階律儀に下りているようだ。
逆立った金髪に凶悪な目つきをした、「王土」の名前が示すようにまさしく王のような尊大な態度、言葉遣いの男である。
十三組の十三人の中では雲仙冥利を除き最初に黒神めだかに接触した人物であり、初対面の人吉善吉に対しての第一声が、



「お前達、黒神めだかの同胞とみる」


「偉大なる俺がお前達に質問をしてくれよう」


「謹んで答えることを許すぞ」


「目安箱とやらが何処にあるか、俺に教えてよい」


…初対面である。 初対面の相手への質問である。
その後頭が高いと言って善吉を跪かせる始末。なんだコイツ。
側近的扱いの行橋未造曰く、「生まれながらの王者でエゴの塊」「見知らぬ他人でさえ自分の役に立つため生まれてきたと信じて疑わない夜郎自大」

しかし結局投書はする事なく、現れためだかに デートの誘い を渡して去る。
翌朝、善吉と共に待ち合わせ場所に来ためだかにフラスコ計画の必要性を語るが、めだか達はそれを受け入れずに対立。
そのまま 壁を歩いて 去って行った。
ちなみにその際、善吉に対して「どっちが苗字でどっちが名前だ?」と言い、結局 「ヒトキチ」 と呼ぶことにしている。


「お前の名前覚えにくいんだよ!」

「覚えやすいよ!めだかボックスで覚えやすい名前ベスト3に入ると自負してるよ!」



地下では名瀬夭歌に捕えられためだかを洗脳しようとする。
1800秒かかると言っていたが、結局1800秒かからずに洗脳を完了した。 まあ正確には成功しなかったわけだが

その後、洗脳の解けためだかに再び計画に加わるよう伝えるが、めだかはフラスコ計画を否定したうえでそれを拒否。
古賀いたみから異常性を奪い、行橋未造に間接的に重傷を負わせるが、それを気にも留めなかったためにめだかの怒りを買った。



【能力】

「言葉の重み」
自らの体から電磁波を発する事が出来、対象の駆動系に干渉して強制的に行動させる。
人間だけでなく機械も操る事が出来、ゲーム機を潰したり、飛ばして攻撃したりする。脳に干渉して洗脳も可能。
また、この能力によって前述の膨大な数のスパコンを操作していたため、フラスコ計画にとってなくてはならない存在だった。
善吉たちは最初「催眠術」や「念動力」もしくは「重力を操る能力」と推察していたが、「バトル漫画の読み過ぎだ」とそれを一笑に伏す。
じゃあ「人の心を操る能力」はどうなんだとかそういう事を言ってはいけない。


「理不尽な重税」
裏技として有していた能力。対象の心臓に直接手を突っ込み、電磁波の送信と相互干渉によって異常性の周波数を強制的に取り立てる。
奪われた相手は異常性を失い、身体を貫かれた結果当然の如く重傷を負う。作中では古賀から異常駆動の異常性を奪った。
なお、改造によって手にした異常性のためか、古賀は以降異常性を取り戻している。



以下ネタバレ







【王土の過去】
行橋の言う通り生まれながらの王者ではあったが、エゴの塊といったわけではない。
世界を支配するためにあるような自身の異常性を使うまでもなく認識していて、「支配者になるために克服するべきは、自身の支配力」とそれらを王の資格でなく王の試練と捉えていた。当時の彼は世界平和や民衆の幸せのために能力を使う事を誓っており、6歳から12歳までは己の能力の研鑽のため家を出てまで、一人路上で生き、独自の帝王学を築き上げてきたのだ。
やがて地域の警察官に保護され、中学の入学式で挨拶を任された王土は、「よりよく生きろ」「幸せになれ」といった命令をしようと 生まれて初めて 言葉を口にする。





「跪け」





七年間の努力やがんばりもむなしく


結局彼は、己の異常性を支配する事などちっともできてなかったらしく、


むしろ笑えることに彼の方こそ、ずっと異常性に支配されていたようで


それから箱庭学園入学までの三年間、都城王土がどこでどのように生きていたかを知る者はいない――



結局、自らよりも格が上のめだかの異常性と化物性を目の当たりにし、戦意を喪失。
あらゆる犠牲へのバックアップ、異常性の封印を約束すると共に許してくれと懇願するが、めだかに謝罪するように言われ「ごめんなさい」と 土下座

フラスコ計画崩壊の瞬間であった。
この時初めて王土は異常性の支配から逃れられ、救われたのかもしれない。
その後は「普通なる俺」を名乗るようになり、学園に退学届を出して行橋と共にどこかへ旅立った。



【人間関係】
  • 行橋未造
十三組の十三人の一人であり、王土の語り部。
自らの異常性である読心能力の強力さに悩んでいたが、王土に出会う事で「こいつを理解するためにこの異常性はあったんだ」と思い、王土に付き従うように。
理不尽な重税の余波で重傷を負うが、おそらくは名瀬の治療により生還。王土に謝罪されるも「何が?」と返答。退学後は王土と共に旅に出る。
なお、性別不詳だが善吉は抱かれたときに「こいつ女か?」と判断しており、7巻カバー裏には 仲良く温泉に入る王土と行橋がいる。

フラスコ計画の元メンバー同士であり、 友人。 「真黒くん」「王土くん」と呼び合う仲。
王土もその能力は評価しているらしく、フラスコ計画に戻ってこないかと誘いをかけた。



【台詞】
「跪け」
「平伏せ」
「俺達は平和な日本の一介の通常の普通の並大抵の通り一遍のただのありふれた一般的な高校生だぞ?」
「地球は俺にとって小さすぎる。太陽でようやく偉大なる俺に匹敵しよう」
「圧政(ことば)が通じぬなら暴政(ぼうりょく)を振るうまで!」
「王(おれ)以外の誰にも屈することのない、王(おれ)の妻に相応しき悪意に満ちた心を、偉大なる俺は結婚指輪のごとくお前に贈ろう」
「涙でも、友情でも、自己犠牲でもない。お前は偉大なる俺の偉大さだけに感動しておけばよいのに」
「常に限界(おれ)を超え続けるからこその、王(おれ)だ」
「もちろん、俺が人間だ」
「俺はっ…俺はっ…俺は王だぞ!選ばれし異常性を持った選ばれし王だ!」
「ごめんなさい」



以下さらにネタバレ







過負荷編にて、球磨川との最終決戦で応援に駆け付ける。
群衆のド真ん中という破格の扱いだが、 見開きで顔が潰れてしまったため隣の平戸ロイヤルの方が目立ってたりする。


また悪平等編にて体育祭に顔を見せ、学園の変わりように驚く。

「なんか、学校って感じだ」

登場したのは王土だけだが、台詞を見るに行橋と旅を続けているのがうかがい知れる。(コミックスのおまけで飛行機の隣席に行橋がいる)
帰り道有名人三人とすれ違い、飛行機の中でそれに気付く。

「ぬかった!サインを頼み忘れるとは普通なる俺一生の不覚!」

…随分普通になっちゃいましたね、王土くん。

グッドルーザー球磨川完結編では彼女たちのライブを見に会場を駆けつけ、球磨川の隣に偶然座っていた。
球磨川の席は特等席だったはずなのだが……その隣に座るほどファンになっちゃったのか王土さん。挙句、ライブ終了時に球磨川に対して彼女たちの魅力について語ることを誘った。元ラスボスの威厳なんてあったもんじゃない。
(聞き終わった際に、予想以上に良かったから次は行橋の分も席を買わないとという発現をしており、元々ファンかは不明)





以下さらにさらにネタバレ








不知火半袖編にて他の十三組の十三人、表の六人の連中と共に不知火の里に駆けつける。

「通りすがりの、普通の俺さ」

行橋と協力して完全放射体を体現し、獅子目言彦に霊丸…もとい電磁砲を放つ。
…けど相手が相手なので、低周波治療と言われちゃう始末。弱くはないんだけどね…相手がね…



「おいお前、俺の項目を前にいつまで立っているつもりだ?追記・修正しろ」



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