ミノタウロス(カルドセプト)

登録日:2012/10/04(木) 20:39:27
更新日:2022/03/10 Thu 13:27:52
所要時間:約 4 分で読めます





大宮ソフト制作のゲーム『カルドセプト』に登場するクリーチャー。


●ステータス
属性:火
コスト:70G
レアリティ:N
ST:40
HP/MHP:40/40
アイテム制限:なし
配置制限:なし
能力:なし



シリーズ皆勤賞のクリーチャー。
説明書のゲーム画面の説明などにも登場し、DS版ではソフトアイコンも勤めるなどカルドセプトシリーズの顔と言っても過言ではない名物クリーチャー。
彼なしにカルドセプトは語れない。
皆勤賞でありながらなんとコスト、レアリティ、ステータスが今まで一度も変化したことがないあたりに大宮ソフトのこだわりを感じる。

愛称はミノさん、牛。


火属性を含む初期ブックには確実に採用されている。
素のST40に火属性に配置すれば50になるHPは初期ブックではかなりの強さ。
アイテム制限、配置制限もないので序盤は様々な場面でミノさんを頼ったセプターも多いだろう。
そう、序盤は・・・


カードが集まってきて本格的にブックを構築しようと一枚一枚の能力をしっかり確認してからミノさんを見ると、ふとある一言が頭に浮かぶ。


「こいつ微妙じゃね?」


・・・カルドセプトにおいてST40、HP40とは『平均よりは高めだが肝心な場面では心許ない』という、なんとも微妙な数字なのである。
他にも40/40のクリーチャーは他属性にもそこそこの数がいるが

・先制を持ち、防御側なら即死[全・80%]を持つボジャノーイ
・敵破壊時にSTとHP両方が成長するトウテツ
・先制+エリア内の離れた風属性空き地に移動できるワイバーン

などなど特殊な能力を持ち場合によっては非常に手強くなるものだが、ミノさんには特殊な能力はない。
というか40/40で能力なしはミノさんだけである。どうしてこうなった。
一応コストは他の40/40クリーチャーに比べれば軽いが70Gは気軽に撒くには多少重い。


他属性を考えなくても火属性だけでもライバルは多い。
そもそも火属性は優秀なクリーチャーによる直接戦闘を得手とする属性なのでクリーチャーは粒ぞろいである。
例を挙げれば

  • HPがミノさんより10高いがデメリットにならないデメリット能力のおかげで同コストのゴーレム
  • 先制、援護、ST成長とアタッカーに向いた能力を多く備えるバルキリー
  • STが青天井に上がるファイアードレイク
  • 使用者の手札の枚数*10にSTとHPが変化するマンティコア
  • 同コスト同ステータス、武器以外を持てないが無属性以外に強打を持つグラディエーター
  • コストが10安く防魔と広い範囲の無効化を持つケットシー
  • 防具を持てないがコスト半額以下でHP50のピラーフレイム


他にも多数の有能なクリーチャーを擁する属性であり、無能力40/40のミノさんは援護の餌に使うにも微妙。
一応カルドセプトでは
ST+HP=魔力コスト
が平均レベルのコスパなのでミノさんは多少上回ってはいる。10Gケチるよりは能力持ち入れたほうが役に立つが。


そんなわけで、カードが集まってくると次第次第にブックから減らされていき、最終的には彼の席はなくなってしまう。
そしてセプターたちは口を揃えてこう言う


「微妙」

と。

だがその微妙っぷりが受けたのか、説明書に登場するマスコット的存在だからか、なぜか人気はトップクラス。ミノさんとさん付けで呼ばれていることからも人気が窺える。なんと某巨大掲示板では単独キャラスレが立っている。
サポートカードの登場などを望む声もある。だが「微妙じゃないミノさんなんてミノさんじゃない!」と、ステータスが変わることには反対のセプターが多いらしい。

ちなみにカルドセプトセカンド及びリメイクである3DS版のNPCに火単ブックを複数使うガミジンというキャラがいるが、奴のブックのいずれにもミノさんは入っていない




一応書いておくと、40/40は『高め』の数値である。
アイテム、配置制限がないのでスペルで補助をしたり強力なアイテムを持たせれば最低限の活躍はしてくれる。

そこまでするなら他のクリーチャーで、と思うだろうが、ミノさんと共にフィールドを駆け勝利を目指したあの頃を思い出し、ブックに復帰させてみてはどうだろうか。
俺は使わないけど

時は流れて2016年、完全新作であるカルドセプトリボルトでも彼は変わらず続投…
否、変わっていた。初代から19年間変わらなかったステータスがついに変わっていたのである。
…といってもコストが10G下がった(60G)だけなのだが。
だが19年間変化のなかった彼にとっては大きな一歩である事には間違いない。
更に比較対象の一つであったゴーレムは続投出来なかったので、今作では採用率上昇…とも行かないのが現実であった。

火属性での比較対象(リボルト編)
  • 20GプラスするとMHP+10になるレッドオーガ。
火地の初期ブックを選ぶとミノタウロス共々一緒に入っているので既に雲行きが怪しい。
余談だが無属性を除いた4属性に同コスト同ステータスのオーガが存在する。
  • 40GプラスするとMHP+10、ST+20になるキングバラン。
(コスト的な意味でも)リボルト火属性界の大型新人。
ST60ともなればlv1土地にバラ撒かれたクリーチャーの多くをノーアイテムで倒し、
武器を担げば高レベル領地の攻略が視野に入る。まさに力こそパワー。
  • 同じく旧作からの続投組ながら70G→45Gの大幅値下げをされたガスクラウド。
ミノタウロスからMHP-10、ST-10と一見すれば値段相応に貧弱に見えるクリーチャー。
しかし通常攻撃を半減する能力があるので、実質のMHPは60にもなり
地形効果で得たHPにもこの能力が適用されるため、lv1火土地にいるだけでも倒すためにはSTが80必要である。
土地を守るという点では牛より安い上に守れるというなんとも言えない有様。

追記修正はミノさんを4枚積みしてお願いします。





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最終更新:2022年03月10日 13:27