AaaaaAAaaaAAAaaAAAAaAAAAA!!!

登録日:2009/08/08(土) 11:57:14
更新日:2024/01/29 Mon 12:39:42
所要時間:約 3 分で読めます



AaaaaAAaaaAAAaaAAAAaAAAAA!!!は、2009年に発売されたPCゲーム。開発元はDejobaan Games。

…そう、PCゲームなのである。荒らしでもアンサイクロペディアのネタ項目でも勇者ああああでもなく、インディーズとはいえ市場流通したゲームのタイトルがこれである。
しかも割と出来が良く、IGF*1で賞を取ったり、Metacriticなどのレビューサイトでもそこそこの評価を得て続編やモバイル・VR移植なんかも発売されたりしたゲームのタイトルがこれである。
公式の略称は「AaAaAA!!!」。

概要

このゲームが題材にしたのは「ベースジャンピング」。
高層建築物や断崖絶壁からパラシュートを使って飛び降りる、(周囲に引っかかる障害物がなにもない)通常のスカイダイビングに輪をかけて危険なエクストリーム・スポーツである。

このゲームではどう考えても人が住みにくい宙に浮かぶビル群やらどっかの超音速ハリネズミが駆け抜けてたような宇宙基地やらから飛び降り、それらを含む様々な障害物の隙間をすり抜けつつ下へ下へと進んでいくこととなる。
…つまり、平たく言ってしまえば「ひたすら障害物を避けて奥に進んでいくゲーム」。誰もが一度は目にしたことがあるだろうアレである。
ただし無限に落ち続けられるわけではなく、ステージ終端についたらパラシュートを開傘してしっかり着地しなければならない。それはそう。
さらに、指定ポイントを通過してガラスをぶち破りつつ見物に来たファンや抗議者に対応する、ビルすれすれをグレイズ(Kiss, Hug)しつつ壁面にラクガキするなどといったトリックを決めることで得点を稼ぐことができる。

当時のインディーズとしては綺麗なグラフィックの他、FPS視点によるスリル感溢れるダイブが体験出来る事やリアルな街の風景で海外で密かなブームを巻き起こした。
当然ながら主観視点のAR/VRとも相性がよく、当時勃興しはじめていたOculus RiftやCardboard向けの移植もリリースされている。

作品

AaaaaAAaaaAAAaaAAAAaAAAAA!!! A Reckless Disregard for Gravity

記念すべき第一作。全80ステージ。

AaaaaAAaaaAAAaaAAAAaAAAAA!!! for the Awesome

第二作だが、実質的には第一作のマイナーアップデート版。
第一作から82ステージをリマスターした(あれ?増えてね?)*2のみならず、43ステージが追加された。
また、後にこのバージョンにもOculus Riftに対応するアップデートが配信された。

AaaaaAAaaaAAAaaAAAAaAAAAA!!! (Force = Mass x Acceleration)

『AaaaaAAaaaAAAaaAAAAaAAAAA!!! for the Awesome』のAndroid/iOSへの移植版。2012年に発売。

Caaaardboard!!!! (Aaaaa! Cardboard Edition!)

Googleの提供していた廉価版ダンボールVR、「Cardboard」向けの移植。

AaaaaAAaaaAAAaaAAAAaAAAAA!!! Remastered

10年以上の沈黙を経て2021年内にリリースされることが予告された新作。
…だったが、結局リリース日未定のまま2022年に突入。度重なる延期の末、2024年初頭に発売された。

当初は完全新作を思わせる告知だったが、結局は初代のリマスター版に落ち着いた。全80ステージ。
そうした経緯もあってか、発売当初には過去作を持っていたプレイヤー向けの無償アップグレードサービスが行われた。

今度こそViveとかにも対応して欲しい。伸びに伸びまくった開発状況からもお察しではあったが、新規のVR機器には対応しない…
どころか、一切のVRに対応していないしする予定も現状ないと明言される始末。残念…


その他

  • 一風変わったタイトルは、ダイブ中に発するであろう叫び声を表現しているのだと思われる。
    • 正式名称はよく見るとだんだん大文字Aの割合が増えている。つまり絶叫が大きくなっている。
  • 「次回作は『ウッ! ウッ! ウッ! ウッ!!!(仮)』になる」なんて噂が流れたこともあったが、実際に出たのは似たような操作性で自動生成系音ゲーとなった『1... 2... 3... KICK IT! (Drop That Beat Like an Ugly Baby)』。しかも発表から10年以上経ってもEarly Access中の“やや不評”ゲー。
    • Dejobaan Gamesの作品一覧を見ても、そうした荒らしっぽいタイトルの作品はこのゲームを措いて他にない。


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最終更新:2024年01月29日 12:39

*1 GDCにおけるインディーズゲーム部門

*2 全ステージに1:1対応があるわけではないため。例えば"the Sun"はリマスターされずに消えている