登録日:2012/03/23(金) 21:25:12
更新日:2021/06/17 Thu 22:50:43
所要時間:約 4 分で読めます
家族は揺るがない
2011年2月25日発売のWhitesoft第二作目
ストーリー
星がいっぱい落ちてきて、満天の空に光が輝いた夜―。
開けられないはずの扉を開け、俺は観てしまったんだ。
それは幻にも似た、幾度も繰り返す夢?それとも、二度と現れない唯一のもの?
ただ分かっているのは、あいつらが俺の家族で、俺の居場所は、ここにしかないということ。
父さんと母さん。――言葉と認識。
姉さんと妹。――行為と現象。
そして、猫のあいつ。――心と身体。
「水面に生まれた波が重なり合うように、きっと、私たちも……」
だけど、その時が来たら、俺は何を観て、誰と一緒にいるんだろう?
小さな街の、どこにでもあるような小さな家。手が届くのは、ちっぽけな時間と空間。
そんな場所で始まった、俺たちの不思議な日々。
星屑の輝きが、雪の結晶に変わる時。
光の向こうに待つのは、永遠に愛する人なのか。それとも……。
(OHPのストーリー紹介より抜粋)
引退したと言われた
元長柾木の八年ぶりの新作。
元長お得意のセカイ系・哲学要素は健在。
元長信者は狂気したが、悪評高い
Purple softwareの姉妹ブランドという事、思い上がったディレクター、訳の分からないストーリーから当初はイマイチぱっとしなかった。
しかし、体験版範囲内でさえ予想も付かない展開と斬新且つレベルの高い演出、カッコ良すぎるムービー、安定したライター(悪い意味で)から次第に注目され、
二月組の期待作の一つまでになった。
そのためか、発売前は予約だけでも既に在庫切れ、過去の元長ゲーが中古市場で品薄という事態にまで陥った。
予約や過去作目当てに躍起になって店を走り回る人もいるが、いつもの元長ゲーなら直ぐに値崩れして中古が溢れるだろうと呑気にしている人もいるとか。
実際、現在ではかなりの安値で手に入る。
登場人物
七枷ギズモ
声・佐藤しずく
主人公の拾ってきた猫が擬人化したメイド。
マタタビで酔っ払い虫を普通に捕まえる。
初めは会話すら出来なかったが、訓練により次第に人間らしくなる。
コッチがメインヒロイン
後、ミヤスリサ絵なので、おっぱいがエロい。
七枷結衣
声・白波凛湖
主人公の姉。
重度の鉄フェチで、夜にゴミ漁りをする。
扱いだけはメインヒロイン
七枷式子
声・涼森ちさと
主人公の母親だが、まさかのロリババア化。
家がジャングルと化すくらい植物と栽培が好き。彼女の部屋は最早異次元。
涼森×母親×元長=非攻略という図式から本当にヒロインなのか不安。
扱いはサブ同様なので、雲行きが怪しいが果たして……
と思われたが、ちゃんと攻略可。
柚
声・
夏野こおり
隣に住む幼なじみで、主人公を立ち直らせようとお節介を焼いている。
現実主義者で、主人公の周りに起こった謎の現象を突き止めようとしている。
王道的な幼なじみだが、そこは元長。何かやらかすに違いない。
七枷琴子
声・
佐本二厘
主人公の妹。
幾何学的な服装をしているが、皆スルー。
難しい本を読んだり、哲学的会話をする元長の化身。
真ヒロイン、というかキーパーソン?
七枷電卓
主人公の父親。ツンデレ。
主人公の名前を「電脳」にしようとしたら音速で却下された。
製品発売後の評価は、やはりいつもの元長ゲーで評価は超賛否両論。
合わない人には絶対に合わない、初見では意味不明な糞ゲー。
しかし、合う人にはとことん合う、考察すれば神ゲーに昇華すると極端。
昨今で言うとネットで絶賛されている
Steins;Gate、
素晴らしき日々に近いゲームで、安易にやると火傷を負うので注意。逆に言えばソッチ系が好きな人にはたまらない。
なので、気になる人は、まず体験版をプレイする事をオススメする。
後、絵はエロイけど、だからといってエロ目的で買うと絶望します。
実は、「家族愛」をテーマにした作品だが、
家族計画や
CLANNADの様なハートフルな展開が無く万人受けしない異端なゲームでもある。
追記・修正をお願いします。
最終更新:2021年06月17日 22:50