グラビモス

登録日:2009/12/30 (水) 23:37:02
更新日:2023/11/19 Sun 21:44:31
所要時間:約 58 分で読めます




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火山の重鎮
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*1




モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。


◆もくじ


◆概要



*2
分類:竜盤目 竜脚亜目 重殻竜下目 鎧竜上科 グラビモス科
種族:飛竜種
別名:鎧竜
危険度:☆5


主に火山地帯を生息域とする大型の飛竜種。背面に規則正しく並んだ無数の溝と突起物が特徴。
飛竜なだけはあって大きな翼を有しているものの、ほとんど退化しかけており、飛行能力はほぼ残っていないに等しい。
代わりに翼爪は地面を抉れるほど硬く進化しており、これを使って地中を掘り進む事ができる。

岩竜バサルモスが長い年月を経て成長を遂げた生体の姿。
数いる大型飛竜の中でもひときわ巨体を誇るモンスターで、その外見はもはや小山と見紛うほど。
呼び名の鎧竜の通り、岩石に似た性質を持つ非常に堅牢な外殻で全身を覆っており、他の生物を寄せ付けない圧倒的な防御力を誇る。

しかし外殻の硬度自体は、幼体の頃と比べ多少落ちている。
これは、防御力よりも機動力の確保を優先したため。
外敵から身を守る必要があった幼体とは違い、完全な生体となり天敵の脅威が無くなった今となっては、過剰な硬度は日常生活を送るうえでむしろ重荷になるのである。
が、それでもなお外殻は非常に硬く、生半可な攻撃では傷をつけるどころか、仕掛けた側が痛い目に遭う。


幼体時は主に虫や小動物を捕食しているが、この時、周りの岩石も一緒に食べている。
これは火山帯の岩石に含まれる鉱物などの無機物を有機体に分解するバクテリアを摂取するのが目的。
バクテリアを体内に取り込んで培養、用いることで、鉱物からエネルギーを得られる身体になろうとしているのである。

幼体時はまだバクテリアが充分に培養されていないため有機体も食べなくてはならないが、生体は長い年月をかけたことで培養が完了し、ほぼ完全な鉱物食と化しており、食物に乏しい火山帯で生きていくために理想的な肉体となっている。
特に火山岩や紅蓮石を好んで食べるようになるらしいが、これは爆発性のある鉱物を食べることでバクテリアがより活性化するため。


このような食性とその高い実力ゆえに、火山帯の食物連鎖においてグラビモスと競合する生物は他におらず、火山帯では生態系の頂点に君臨している場合が多い。
風格すら漂う巨体を持ち、まるで主のように火山に鎮座する様から、火山の重鎮鎧の覇者などの異名を取る。


立派な外殻はバクテリアとの共生によって得られた鉄分や石灰質が、長年に亘って徐々に積み重なる事で形成されたもので、非常に分厚く頑強。
加えて、グラビモスは身体を大型化させ、内蔵器官を中心部に集中した進化を遂げたことで、外部からの熱が内臓に伝わりにくい構造となっている。
結果グラビモスは、短時間であれば溶岩の中への潜行も可能という生物として信じがたい特徴を有する。
火山帯に生きる上でこれ以上ない耐熱能力を獲得していると言える。

しかし、溶岩にも耐えうる熱伝導率の低さはそのまま欠点にも繋がっており、グラビモスは体温を放射することが非常に困難な肉体となってしまっている。特に爆発性の鉱物を好んで食べることから、尚のこと熱が溜まりやすい。

致命的になりうる弊害だが、これを補うためグラビモスには身体から突き出た管状の器官、或いは口からガスとして適宜排熱する機能が備わっている。
このガスは触れたものを焼き焦がすほどの超高温であり、外敵と遭遇した際にはそのまま攻撃にも転用できるほどの危険度をもつ。

特に、口から放射されるものはガスというより熱線とも呼べるほどの凄まじい熱量をもち、その威力は飛竜種に代表されるブレスを遥かに凌駕する。
ひとたび薙ぎ払えばあらゆるものを容易く貫通し、地形を丸ごと消しとばすほどである。
これを武器として活用できることはグラビモス自身も熟知しており、火山帯以外に赴いて狩りや戦闘を行う際には、あえて溶岩に身を沈めることで、体内に熱を蓄えることもあるという。

また体温調節のために火山から離れ、沼地、密林といった湿潤な気候の地帯に赴く事もある。

なお戦闘の際は高温のガスのほかに、催眠性の毒ガスを放出することがあるが、これも食した鉱物由来の成分によるもの。
相手を眠らせる行動は、自らの鈍重さを補うためであると考えられている。


グラビモス亜種


*3
別名:黒鎧竜
危険度:☆5


石炭のように黒い外殻に身を包んだグラビモスの亜種
排熱に使用している全身の管状器官は常に熱を帯びているのか、赤い光が灯っている

熱伝導率の低い体質ゆえに、適度に熱を放出しなければ生きていけないグラビモスだが、稀に体内に異常に熱が発生しやすい個体が存在する。
通常ならばそのまま死んでしまうが、幼体のバサルモスの時点で排熱能力に優れていた個体は、その異常性を有したまま成長することができてしまう。
そういった個体は、溜め込まれた膨大な熱の影響から身を守るため、外殻、ひいては骨格まで黒く変色することが判明している。

このように黒い外殻を持ったグラビモスをギルドでは亜種と呼び、通常種と区別するようになった。
つまりグラビモス亜種とはこういった先天性の特徴をもった特殊な個体のことを言い、「亜種」と言えども生物学的なそれとは意味合いが異なる。


過剰に蓄積されてしまった熱を常に放出し続けなければならないためか、性格は通常種以上に獰猛。
積極的に排熱行動を取ろうとするのが特徴で、特に戦闘時にはこれ幸いとばかりに、執拗なほど高温ガス、および熱線を多用する傾向がある。
また体温調節を最優先にしているためか、或いは体内の熱で変質してしまうのか、通常種が使用していた催眠性の毒ガスを発散してくることは滅多にない。

優れた排熱能力を持つことから、特に熱線の扱いには長けており、ただ放ってくるだけの通常種とは違い、放射の仕方、軌道の調整など、あらゆる方法で活用して対象を消し炭にしようとする。

なお、外殻の強度も極度の内部熱の影響から、通常種以上に頑強になっており、溶岩に対してより長い時間耐えうることが可能。
またこういった生態からか生命力においても通常種以上であり、思わぬ長期戦を余儀なくされる場合がある。


前述した通り厳密には亜種ではないのだが、もはや別種と呼んでも差し支えないほどの危険度と戦闘能力をもっている。
最低限の耐熱性のある防具でなければ近づくことすら困難だろう。


グラビモス(極限状態)


*4
別名:鎧竜
危険度:???


感染したモンスターの理性を奪い、狂暴化させる謎の物質、狂竜ウイルス
そのウイルスに感染してしまったグラビモスの内、なんとそのウイルスの影響力を克服し、逆に自らの力としてしまったイレギュラーな個体。

ウイルスはその発生源の思惑より、肉体のリミッターを強制的に外す症状があり、本来感染した生物が長く生きることは叶わない。
が、本個体のグラビモスはウイルスを克服した結果死ななくなり、生物としてのリミッターが外れた規格外の力を完全に我が物としてしまった。
グラビモスの中でも「極みに限りなく迫りし者」である。


体格は通常個体よりも更に大きく、岩石に近かった外殻は全体的に暗く紫黒色に黒ずみ赤い金属質の光沢を放っている。
その威圧的な外観に違わず、ウイルスの影響なのかただでさえ強固だった外殻は輪をかけて固い。特に頭部や翼などに至ってはどんな業物だろうと弾き返すほどの圧倒的防御力にまでに極まっている。
実力は正しくグラビモス種の極地といった具合であり、元は通常の個体でありながら、亜種のような多彩な熱線攻撃をも使いこなし、周囲一帯を跡形もなく焼き払う。


その危険度はもはや古龍種にも匹敵するとされており、狩猟はごく一部のハンターにしか許可されていない。


◆テーマ曲




「地裂/グラビモス」


初代MHより登場したフィールド「火山」の汎用BGM。

けたたましい警告音のような短いイントロの後、単調な低音のピアノと激しいリズムがひたすら繰り返される非常に重苦しい曲。ところどころに男性コーラスも入っており不気味。
重厚な雰囲気を放つグラビモスにはまさにぴったりな曲である。
汎用曲として見ても、溶岩に囲まれた極限環境下での緊迫感のある戦闘風景には非常によく合う。

「火山」はMH2にて新たな火山フィールドが登場したためオミットとなったが、MHP2Gにて「旧火山」と名前を変えて復活。この曲も聴けるようになったが、これ以降の作品で旧火山は登場しなくなってしまったため、残念ながら一度限りの復活となった。


「火山の重鎮/グラビモス」


MH2にて新たに登場したフィールド「火山」の汎用BGM。

なんと2曲目となるテーマ曲。
焦燥感のある軽快な打楽器のリズムが目立つ。が、後ろでは終始単調な低音のピアノが淡々と流れ続けている。
過去と比べるとテンポが早くなったようにも感じられるが、ピアノから威圧的なイメージも感じられ、重苦しい雰囲気は変わっていない。
グラビモスがゆっくり迫ってくる風景にももちろん合うが、今作から登場したショウグンギザミのような素早いモンスターとの戦闘にも合うため、後者との戦いを連想する人も多いかもしれない。

「火山」はMHP2Gまで登場したが、MHFとMHP2Gではヴォルガノスのテーマ「マグマを纏う炎魔」として曲が新調され、「火山の重鎮」はオミットとなってしまった。
火山はMHX/MHXXで再登場しているが、曲はMHP2G同様「マグマを纏う炎魔」なので、「火山の重鎮」が再び使われることはなかった。


「荒れ狂う岩漿/グラビモス」


MH4より登場したフィールド「地底火山」の汎用BGM。

なんとなんと通算3曲目となるテーマ曲。
汎用BGMとは言えこれだけ自身のテーマ曲をもっているモンスターは中々珍しい。
火山帯をイメージするうえで、グラビモスがいかに象徴的な存在として扱われているかが分かる。

地底火山はMH4のストーリーを進めていくと分かるが、「地底洞窟」が側にあった火山が活動期に入ったことで変貌したフィールドということもあり、曲の内容も地底洞窟のアレンジとなっているのが特徴。
が、どこか軽快で躍動感のある雰囲気だった曲調が一気にスローテンポになり、なおかつ重々しい管楽器の低音が常に鳴り響いており、以前と全く別物となったイメージを抱かせる。
終始ずっしりと響くような曲調であり、グラビモスの威圧感を表現するにはかなり合っている。

「地底火山」はMH4から流れてMHXシリーズにも登場したが、肝心のグラビモスはMHXでは欠席となっていた。
が、のちの拡張版、MHXXではしっかり出席し、このテーマ曲と共に戦うことができるようななった。
問題なのは地底火山がシリーズでも類を見ないほど人気のないフィールドであることだが


◆登場作品


【MHP2G以前】



初代MHにて初登場。

初代MH、MHG、MHPでは、
火竜リオレウスを討伐し、一流のハンターとなった主人公が目指す終着点、一角竜モノブロスに至るまでの関門、
つまり緊急クエストの狩猟対象として対峙することになる。

続くMHP2でも、
轟竜ティガレックスの討伐後に姿を表しているため、看板を張るクラスのモンスターを退けた先に待ち構える、更に強大なモンスターといった扱われ方をされていた。

そんな扱いに違わず、今まで戦ったモンスターと比較してもかなりの巨躯、防御力、そしてタフさを併せ持っており、もう中級者程度では容易に倒せないレベルの相手であることが分かるだろう。


まず特筆すべきはなんといってもその硬さ。
全身が別名の通り鎧を纏ったかの如く硬く、よほど斬れ味が良い武器でないとほとんどの攻撃が弾かれてしまう。
ストーリー初期では切れ味の優れた武器にさほど恵まれないのも向かい風。何処を切れども問答無用で弾かれて泣きそうになった初心者ハンターは多いだろう。

が、事前に戦った幼体バサルモスのように、全身くまなくガッチガチというわけでもなく、機動力を確保したためところどころ鎧を薄くしている部分もある。
特に腹、首下、尻尾が顕著であり、斬れ味が緑であっても多少攻撃が入る。

取り敢えず腹を狙っている(というか安定して攻撃できるところがここぐらいしか無いが)と、胸のあたり甲殻が剥がれ、筋肉がむき出しになったかのような状態になる。がこの状態ではまだ同じ手応え。
更にどんどん攻撃していくと、今度は腹部分の甲殻まで剥がれ落ちる。
こうなってくるとちょっと攻撃を入れた時点で分かるが、今までの頑強さが嘘のように柔らかくなり、もう可哀想になってくるほど血がドバドバ出放題になってしまう。 

グラビモス自身、結構タフな部類であるため、しっかりダメージを通さないと長期戦に陥りやすい。なので剣士は腹の破壊を最優先で狙っていくことになる。

その上で注意しなくてはならないのが脚。腹と違って切れ味が白であろうと問答無用で弾いてくるので、腹を狙ったつもりで攻撃を吸われないように気をつけよう。

が、MHP2Gで登場したG級個体は腹の耐久値が激増しており、破壊に必要な総ダメージが体力の約2/3と物凄いことになっていた。正直とんでもなく理不尽。
部位破壊が完了した頃には既に瀕死でしたなんて本末転倒な展開になることも珍しくなかった。

このように物理に対しては非常に強いが、反面、属性攻撃には弱い一面がある。また、毒状態についても有効で、一時期は全体体力の1割を削ることもできたほど。
グラビモス戦では属性重視の武器を担いでいくと狩猟時間の短縮につながるだろう。
弱点は水、次いで龍。
水属性はここに来るまでにガノトトスなどから武器を用意できるため、容易なはず。
龍属性に関しては錆びた塊から復元した武器あたりが候補になるか。



戦闘能力は、その巨躯と重厚な風貌に違わず、とにかく攻撃の一つ一つが非常に重く、範囲も広いのが特徴。ずしんずしんとゆっくり近づいてタックルを繰り出してきたり、翼で少し体を浮かせて全体重かけたボディプレスを放つなど、まさに重量級の攻撃を仕掛けてくる。
しかし外殻の重さが災いし、動きは緩慢なため、しっかり予備動作を把握し、攻撃後の隙を叩いていけば決して勝てない相手ではない。

特に注意すべき攻撃は「ガス攻撃」および「熱線」

まずガス攻撃。
グラビモス周辺にまで範囲が及び、食らった相手は吹っ飛んでしまう。つまり腹を攻撃しようと潜り込んでいるハンターはまさに恰好の餌食である。
火炎ガスは吹っ飛ぶだけなのでまだいいが、問題は睡眠ガス。眠ったところに重量級のプレスなんて飛んできた日にはひとたまりもない。
予備動作が長いため余裕があれば回避したいところだが、機動力のない武器種は餌食になりやすい。しかも気体系の攻撃ということもあり、ガード不可なのも辛い。

次に熱線。
言わずもがなグラビモスの大技であり、そのド派手な演出に違わず、威力は必殺級。
文字通り熱エネルギーの塊なので、盾ごと貫いてしまうのかこちらもガード不可。こんな物食らったら焦げるどころか人の形すら無くなりそうである。まぁハンターに限ってそんな事にはならないんだけど
予備動作はわかりやすく、範囲も直線方向にしか伸びないため回避自体は全然簡単だが、上位からは横に薙ぎ払うように放ってくるため、一気に危険度が高まる。
回避性能スキルを積んでおくと、前転で飛び越えるように回避できるため、遠距離から戦う場合はもっておきたい。
逆に近距離にいれば全く脅威にならないが、熱線を放った直後にガス攻撃を噴射してくることもある。熱線ほど威力は高く無いが、油断してると丸焦げである。

どちらもガード不可なのが厄介だが、「ガード強化」スキルをつけるとどちらも普通にガードできるようになってしまう。
ガードの性能をあげたぐらいで熱線すら防いでしまうハンターもかなりの化け物である
特にガス攻撃は攻撃動作が丸ごと隙になり、かなり長い時間攻撃し放題になる。脚下に潜り込む上で大きな懸念要素が潰れるため、このスキルがあるのと無いのとでは難易度がだいぶ変わってくる。是非準備したいところ。


咆哮についても特徴的。
範囲はかなり広く、喰らってしまった時はかなり長い時間拘束されてしまうのだが、グラビモスが咆哮する動作はそれ以上に長く、たとえ喰らったとしても普通に何発か攻撃できてしまうほど。
が、逆に怒り状態に移行するときに発する時の動作は一転して非常に短く、グラビモスも攻撃を受けた後のカウンター気味に差し込んでくるため、事故につながりやすい。
特に遠距離にいた場合はそのまま熱線に繋げられるとなす術がない。攻撃の調子に乗って油断しないようにしよう。
ちなみに、いかにも大音量を発してそうな動作をしていながら、意外にも音圧はMHPまで【小】だった。


亜種はMHGにて初登場。
ちなみに当時は「黒グラビモス」という呼称だった。亜種と呼ばれ始めたのはMH2からである。

外殻の硬さは通常種以上であり、特にG級個体はなんと腹であっても斬れ味紫でないと弾いてくるほど。
心眼はもはや必須レベルである。
その上龍属性が全く効かなくなっており*5、水属性か毒属性武器は必須。

「体内に異常なほど熱がこもり、積極的に排熱行動をとろうとする」という設定通り、戦闘では火炎ガス、熱線攻撃を通常種以上に多用するのが特徴。
…というか多用するというより、ほぼほぼそれ一辺倒な攻撃しかしてこないレベル。
遭遇したが最後、本当にそこから一歩も動かず、死ぬか時間切れになるまで狂ったように熱線を放ち続ける生きた固定砲台と化してしまう。
また熱線後の火炎ガスも頻繁に行ってくるため、迂闊に近寄ることも難しい。

あまり動かないなら足元に潜り込んでしまえばいいじゃん、と思うかもしれない。
確かに、ガード強化を積んでしまえば火炎ガスも脅威にならないし、攻撃し放題である、
が、当時のグラビモス亜種戦ではそうも言っていられない状況になることも少なくなかった。

どういうことかというと、


グラビモス亜種突進

エリア不可侵域に突入

無敵要塞爆誕。


という事態が割と本気でよくあることだったのだ。


エリア不可侵域の例を挙げると、「エリアとエリアの境目」「溶岩の中」。
前者なら亜種のそばに近寄ろうとすると勝手にエリア移動、後者なら近寄ることすらできない。
全く手を出せないところから移動する事もなく延々と熱線を繰り返された挙句、そのまま時間切れになってしまうことも全然珍しい話ではなかった。
この行動に悩まされたハンターは多く、当時は「溶岩浴」と皮肉混じりに呼ばれていたことも。

こんな性質と持ち前の硬い肉質が合わさることにより、当時のモンハンでも指折りに厄介な部類だった。
通常種と同じ感覚で挑んで痛い目に遭ったハンターも多かったことだろう。


…が、これらはあくまでこちらが剣士であればの話。
逆に、グラビモス戦においてガンナーであればびっくりするぐらい難易度が激変する。

的がデカいため外しにくく、貫通弾を使えば直接体内にぶち込めるため硬い外殻も意味をなさず、たまに飛んでくる突進や熱線も予備動作が分かりやすすぎるため容易に対処できる。
後はカウンター咆哮の対策として「高級耳栓」もつけておけば完璧である。

ので、ぶっちゃけ上で挙げた行動のほとんどが脅威ではなくなる。
実際、グラビモス戦からガンナーに手を出し始めるハンターも多かった。

とはいえ、ずっと剣士から進めてきたハンターがいきなりガンナーになろうとするのも難しいところ。
できれば剣士のまま進めたい…という人は、とりあえず火耐性を上げられるところまで上げ、属性重視の武器を担ぎ、ガードができる武器なら「ガード強化」をつけて挑みたい。



種族は飛竜種であり、こんなめちゃくちゃ重そうなナリをして実は一応飛ぶこともできる。
しかし流石にリオレウスのように自由自在に飛び回ることは難しく、ボディプレスのためにちょっと飛び上がったり、落とし穴から抜け出したりする時など一時的にしか飛べない様子。
しかし、闘技場などに現れる際は、今でこそ地中から入場してくるが、昔は壁の向こうから普通に羽ばたきながら入場してきた。
これで翼は「退化しかけ」というのだから凄い。


ヴォルガノスアグナコトルアカムトルムと、今でこそ「溶岩潜行を可能にする」モンスターは増えてきたが、その生態は当時のモンハンでもとんでもないことで、ゲーム中では各所においてグラビモスの溶岩潜行がフィーチャーされていた。
登場ムービーでは溶岩から平然と登場してくる姿が描写され、
「火山」のとあるエリア*6で条件を満たすと、溶岩の中を渡り、エリア移動するグラビモスの姿を見ることができる。

また、生態ムービーが用意されているモンスターの一体でもあった。
生態ムービーはゲームでは描写されないモンスターの生活風景がリアルなフルCGで見れるお楽しみ要素であり、数も少なくごく一部のモンスターに限られる貴重なもの。
グラビモスを狩猟後、そんなムービーが解放されたというテロップが表示された時は、ワクワクが止まらなかったことだろう。

はてさてどんな物だとはやる気持ちを抑えつつ、ギャラリーから選択して鑑賞すると…


(雄叫びを上げるグラビモス)

(姿勢を落とすグラビモス)

(ずぶずぶと溶岩に沈んでいくグラビモス)


以上。
他モンスターが子育ての風景やら激しい縄張り争いの風景やらを見せてくれるのに、正直味気なさすぎると言わざるを得ない内容に。動画時間もおよそ17秒とめちゃくちゃ短い。
溶岩に入れることを強調したかったのかもしれないが、いくらなんでも地味である。


そんなグラビモスだが、なんとMHP2ではアカムトルムの生態ムービーに登場しており、アカムトルムに遭遇したグラビモスの様子が描かれている。

アカムトルムを発見したグラビモスは挨拶がわりに熱線を浴びせるが、アカムトルムはこれをものともせずに飛びかかり、グラビモスの首に食らいついてそのまま投げ飛ばし殺害してしまう。

我々人間からすればド迫力の大怪獣バトルだが、なんのことはない、アカムトルムにとっては縄張り争いでもなんでもなく、ただの捕食行動だったという衝撃的な内容である。

「火山の重鎮」たるグラビモスも決して弱いモンスターでは無いのだが、いかんせん相手も溶岩を全く意に介さない特性をもっていたうえに、古龍にも匹敵する実力者であったため、本当に相手が悪かったとしか言いようがない。
実力差が分かっていれば逃げることもできたかもしれないが、そもそもアカムトルム自体が滅多に確認されないモンスターであったため、恐らく見たことがなかったのだろう。
火山では競合するライバルがほぼいないため、警戒を怠ってしまったのも運の尽きである。


【MH3〜MH3G】



時代は変わり、MH3。

3系列は「新たなモンスターハンター」として心機一転を図ったシリーズであり、リオス夫妻などを除いた既存のモンスターの大半が欠席となっている。

初代からの古株だったグラビモスだが、この煽りを受け、幼体のバサルモスとともに欠席した。



【MH4/MH4G】



そしてMH4。

新シリーズとして一新された今作において、バサルモスともに堂々の復活を果たした。


団長がもつ不思議なアイテムの謎を解明すべく旅を続ける我らの団一行。
その手がかりが、雲より高い山の上に位置するシナト村にあることを知る。
一行は飛空艇の建造に際し、地底火山にて燃石炭の採掘を行おうとするが、肝心の地底火山はグラビモスの根城となっていた。
主人公は安全な採掘場所の確保のため、グラビモスと相見えることとなる。

ちなみにグラビモスとはフィールドの地底火山が解禁されたあと、真っ先に狩猟することになる。

というわけで初めて来る地底火山を探索していると、初邂逅となるムービーが流れ始める。
エリア8を探索中、突如として溶岩から熱線が立ち上がり、主人公に地面ごと割るように振り下ろされる。
間一髪で回避すると、溶岩から熱線の主である巨大な飛竜が登場。
飛竜は主人公をしばらく視認したと思いきや、口からわずかに炎を出しながら、おもむろに身体を持ち上げ始め…

ちなみにMH4ではムービーの仕様がかなり凝っており、終了と同時にシームレスに戦闘が始まるのが特徴。

つまりこの後どうなるかと言うと、上体を完全に起こした次の瞬間、熱線の発射と共に戦闘開始となる。
即座に横に避けないと普通に直撃するため、ムービーの演出だろうと完全に油断していたハンターはものの見事に初見殺しを喰らうことになった。
初めてグラビモスを見た人はもちろん、過去から知っていた人にとっても凄まじい衝撃となったことだろう。



さて戦闘面では、今作から新しく高低差の概念が加わったことで、上下にも対応した攻撃をしてくるようになった。
特に熱線は顕著で、平面を薙ぎ払う様に放ってきた今までのものに加えて縦方向にまで薙ぎ払うようなものまで追加され、高所からジャンプ攻撃を繰り出そうとするハンターを蚊トンボのごとく撃ち落とそうとしてくる。

他にもいくつか新規モーションが加わったが、お馴染みの熱線に加え、重量級の攻撃を仕掛けてくる基本的な戦闘スタイルはそれほど変わっていない。
スキルも過去と同じものを用意しておけばまぁ大丈夫。
動きも相変わらず鈍いため、攻撃を欲張らず一つ一つに対処していけば、過去作と同じように戦うことができる。

上位まではガンナーと相性が良いのも相変わらずだったのだが、MH4GでのG級個体には「歩き熱線」と呼ばれる新技が追加。
通常のレーザー状の熱線を短くぶつ切りにしたようなものを連発しながらこちらに歩み寄ってくる技 で、これが非常に厄介。
狙いがかなり正確な上、射程距離はエリアの端から端までと実質無限。更にこの性能に熱線の地形を貫通する性質が合わさることで、360°どこに身を隠そうが撃ち抜かれる。
しかも補足範囲はグラビモスの前方方向を全て網羅しており、前方にいる限りは無限に放ってくる。したがってガンナーはどう足掻いても近寄らざるを得ない状況に追い込まれることになる。
過去作とは打って変わり、凶悪なガンナーキラーと化してしまった。鈍重さ故に遠距離から散々甚振られてきた恨みを返したと言える
が、これは剣士にとっても厄介な点で、ちょっと離脱して回復を…とグラビモスから離れた瞬間ぶち抜いてくる可能性がある。今まで以上に動きをよく見る必要があるだろう。


亜種ももちろん登場。
過去作からの火炎ガスと熱線に傾倒した戦闘スタイルは健在である。
また固定砲台と化すのでは…と思われるかもしれないが、上で挙げた歩き熱線の頻度が高くなっているため、手が出せない位置に入り込まれて困るようなことはほぼ無くなっている。ガンナーにとっては地獄だが

さて亜種は固有の新技もいくつか習得しているのだが、そのどれもが熱線に関することばかり。どこにいようとあらゆる角度から的確に狙ってくる姿はまさに熱線のエキスパート。
「排熱能力に優れている」という設定を遺憾なく感じられることだろう。

まず一つ目が「V字熱線」
上体を持ち上げつつ後退しながら溜めた後、上から自身の足元まで地面を割るように熱線を発射。そのまま足元に吐きながら軸合わせを行い、今度は下から上に向かって薙ぎ払う。
要するに上から下、下から上とV字に往復で薙ぎ払う熱線である。
ド派手な演出に違わず通常の熱線よりかなり高威力な上、往復熱線は後退しながら軸合わせを行うため、安全地帯であった足元にも容赦なく届く。
特に厄介なのがその足元にも届く攻撃範囲で、熱線だから隙だらけだ、と腹を攻撃していたら蒸発の憂き目に遭う。
軸合わせにも限度があるため、近くにいた場合は真横より更に後ろに行くように回避、遠くにいた場合は軸合わせが終わるまで横に動き続けて回避しよう。

もう一つ目はG級個体に追加された「振り向き熱線」
なんと後方のハンターに向かって振り向きながら縦方向にぶっ放してくる熱線で、反動を利用しているのか通常の振り向きよりも遥かに速度が速い。
厄介なのが同じ時期に追加された「歩き熱線」との組み合わせで、迫ってくる亜種から逃れようと後ろに向かっていると、待ってましたと言わんばかりに狙い撃ちにしてくる。
いつものようにすっとろい振り向き中に立て直そう、と回復モーションを取ると不意に繰り出してくることもある。が、予備動作は長いため、回避自体は容易である。油断しないように。

また熱線後に火炎ガスを噴射してくる性質も相変わらずであり、通常種にも追加された歩き熱線は亜種の場合、熱線を放つたびに火炎ガスを噴射してくる。
熱線のバリエーションが増えたために単純に火炎ガスの頻度もかなり高くなっているため、「ガード強化」はもはや必須レベル。
逆にガードができない武器種は本当に付け入る隙がない。

遠距離にも対応してきた通常種に輪をかけて強大な遠距離攻撃が増大。近距離に対してもその硬い外殻とガスで対処、と遠近ともに全く油断ならない強敵に仕上がっている。まさに要塞である。
が、後述する部位破壊を利用すると、付け入る隙が大幅に追加されていくため、亜種攻略の際は積極的に狙っていきたい。



今までのグラビモスは腹と尻尾しか破壊可能部位が無かったのだが、今作では更に頭、背中、翼、脚とかなり増えており、頭以外のそれぞれの部位破壊に成功することで、行動パターンが変化したり、隙が生まれるような仕様が追加された。
破壊を進めるごとにこちらの戦いやすさが増えてゆくシステムとなっており、堅牢な要塞を少しずつ崩していくような感覚でなかなか面白い。
「破壊王」スキルをつけたり、爆破属性の武器を担いでいくと、狩猟がかなりやりやすくなる。

翼を破壊すると、ボディプレスをしようと飛び上がったあと、着地に失敗して転げてしまうようになる。
攻撃自体はちゃんとするため凌がなければいけないが、うまく対処できれば反撃のチャンス。

脚を破壊すると、体勢を崩し、そのまま一回転して隙を晒すようになる。
また破壊に成功すると軟化し、切れ味が緑でも弾かれなくなる。次の転倒も狙いやすくなるため、壊しておいて損はない。

だが腹を破壊すると、肉質が大幅に軟化するのは従来通りなのだが、なんと通常種であっても熱線後に確定で火炎ガスが噴射されてしまうようになった。
せっかく苦労して破壊したのにとんだ報復だが、これは後述の背中の部位破壊で対処することができる。

背中を破壊すると、熱線後の火炎ガスがすべて背中から出て行ってしまうようになる。
剣士にとっては熱線動作中が丸ごと隙になる。特に熱線の頻度が高い亜種は付けいる隙がぐっと増えるため、非常に有利に戦闘を進めることができるようになる。

今作では乗り攻撃が追加されたため、グラビモスとの戦闘ではまず真っ先に乗って背中の破壊を狙い、安全になったところへ腹を狙っていく…というのが一番堅実な戦い方となるだろう。

が、G級個体は露骨なぐらい対策を施してきており、なんともともとの耐久値の3倍に跳ね上がっている。
具体的に言うと、上位まででは大体2回ぐらい乗りを成功させて破壊できたところが、G級では最低6回は乗らなければいけないことになる。つまりほぼ無理である。
操虫棍のような積極的にジャンプ攻撃が繰り出せる武器ならまだしも、それ以外なら「破壊王」スキルをつけて転倒を狙い、集中的に狙うなり爆弾を使うなりしないと一向に壊れない。
G級に限っては破壊は諦めて、「ガード強化」をつけ腹を狙っていった方がまだ早く倒せるまである。



MH4Gでは、狂竜ウイルスに打ち勝った強靭な個体、極限状態のグラビモスが登場した。

他の極限個体と同様、
  • 閃光玉、こやし玉を無効化
  • 罠系アイテムを無効化
  • オトモの合体技を無効化
  • 属性・状態異常攻撃を無効化
  • 気絶・疲労値減退攻撃を無効化
  • 一部に「強制弾き部位」を保有
といった気狂いじみた特徴をもつ。

この「強制弾き部位」とは、
  • 斬れ味レベルに関係なく強制的に弾く
  • 弾かれ無効効果を逆に無効化*7
  • 「業物」スキルを無効化
  • 猟虫の攻撃を無効化
  • 射撃を除く全てのダメージを80%カット
  • 射撃ダメージを完全無効化。逆に跳ね返しが発動
  • 部位耐久値の概念が消失*8
…という性質を持った部位のこと。頭おかしいのか
グラビモスは頭、翼、尻尾の根元が該当する。

全体的な肉質はただでさえ硬かった硬度が一層増しており、せめて斬れ味が青以上なければしんどい。

戦闘力はと言うと、グラビモスの集大成といった感じで、行動自体は亜種と同じである。
しかし亜種と比べると熱線の頻度はそれほどでもなく、通常種のように肉弾戦も満遍なくこなしてくるため、
亜種のように多彩な熱線攻撃をもちながら、それ一辺倒にならず攻めてくる器用な個体と言えるだろう。

攻撃力もバカみたいに高く、ちょっとした小技でもかなり体力をもっていかれる強敵だが、
異様な防御力の高さに目をつぶれば、別に新規モーションが加わっているわけでもなく、感覚的には亜種と戦っているのとほぼ同じ。
幸いなことに「強制弾き部位」も普段あまり狙わない所に集中しているため、戦う上であまり邪魔にならないのも嬉しい。セオリー通り腹の部位破壊を狙いながら戦っていける。

ただ厄介なのが属性耐性。全身一律シャットアウトしているため、物理に強いグラビモスには悪い意味で相性が良い。
抗竜石選びでは属撃を持ち込むといいだろう。

総じて、極限個体の中では比較的御しやすい相手であり、他の極限モンスターにはどうしても勝てないけど、グラビモスだけは時間をかければどうにかなった、と言う人も多い。
そのため、極限個体唯一の良心と評判である。グラビモス的に喜んでいいことなのかどうなのか

が、極限モンスターから得られる「極竜玉」「大極竜玉」のドロップ率が他と異なる。
具体的には前者が85%、後者が15%。
同じく危険度☆5の極限モンスターの後者のドロップ率は40%なのに、グラビモスだけ入手確率が低くなっている。
恐らく戦いやすさを見越した確率設定だろう。流石はカプコン、こちらの困ることには一切の抜かりがない。

余談だが、他の極限個体の例に漏れず、咆哮がめちゃくちゃ怖い。
もともとグラビモスの鳴き声は重厚な感じなのだが、極限状態ともなると腹に響くようなド低音を割れんばかりの大音量で放ってくる。
別に喰らう分には通常の咆哮と変わらないのだが、ウルトラ怪獣ばりの大迫力なので必聴。



バサルモスともに、乗り攻防がやや特殊。
具体的に、普通に乗る分には他のワイバーン型飛竜と同じような攻防が繰り広げられるのだが、背中の部位破壊後、もしくは疲労状態時にジャンプ攻撃を与えるとモーションが変化。
なんとグラビモスが仰向けになってしまい、ハンターは腹の上に乗ってナイフを突き立てることになる。やめろー!と言わんばかりにジタバタするグラビモスはちょっと可愛い
当然成功した時のダメージは腹に行くため、部位破壊に大きく貢献することになる。
ただし、背中を先に破壊したい場面(特にG級個体など)ではかえって不利になる場合もある。乗りを狙う際はタイミングを見計ろう。


今作から登場した我らの団の看板娘、ソフィアは、モンスターに並々ならぬ感心をもっていることで知られるが、グラビモスはその中でもお気に入りの部類らしく、旅団クエストでグラビモスを対象にしたクエストを受注すると、露骨に興奮気味になる。


「せーのっ!」

「グッラビッモスッ! グッラビッモスッ!」

なんだそのテンション


MH4Gでは幼体のバサルモスにも桃色の亜種が登場。
通常種と違い、外殻に希少鉱石が含まれているのが特徴だが、それ以上の情報が今のところ無い。
このまま成長するとグラビモス亜種になるのか、はたまた全く別の姿になるのか、不明である。


【MHX/MHXX】



時は流れてMHX。

今作はモンスターハンターの外伝的な扱いのお祭り要素の強いシリーズであり、過去欠席したきりなかなか復活できなかったモンスターたちが続々復活。
新旧モンスターが入り混じる賑やかな作品となった。

さてそんな作品でグラビモス親子はと言うと、MHXでは欠席となった。

MHP2Gを最後に姿を消していた「火山」、グラビモスの頭骨をヤドにするショウグンギザミが復活したというのに…しかも直前のMH4Gでも登場していたのに。ついでにモノブロス
不思議である。


が、のちの拡張版、MHXXではバサルモスともども普通に復活してきた。
なんの間だったんだ。
しかしモノブロスは哀れ欠席のままだった


ストーリー上では、各地で目撃される赤い彗星の謎を探るべく、調査を進める主人公たちの前に登場する。
沼地に彗星の破片が落ちたという報告を受け、回収しに向かう調査員たちだったが、運が悪いことにグラビモスと遭遇。
主人公はその排除を目的として初邂逅することになる。

このクエストだが、いかにも不穏な雰囲気をかましておきながら、グラビモス自身も特に何か変わった点はない。
狩猟環境も「安定」であり、特に何か乱入してくることもなく、なんの変哲もない狩猟クエストである。

しかしグラビモスの狩猟が無事に終わり、画面にクエストクリアの文字が表示された次の瞬間。
突如警告音が鳴り響き、画面いっぱいに【WARNING!】の文字が現れる。

何を隠そう、シリーズ恒例のトラウマクエスト。
MHXXの看板モンスター、バルファルクとの初戦闘となるクエストだったのである。
とはいえ、この時のバルファルクはまだ本気でもなく、本格的な戦いになるのはまだ先になるのだが、それはまた別のお話。

復活したと同時に、新モンスターの引き立て役としての大抜擢。新人のインパクトにちょっと印象がもってかれた感はあるが、今作でも充分に存在感を発揮している。



戦闘力の方は、MH4Gまでの行動と全く同じ。
今作では亜種が登場しない都合、亜種の行動を新モーションとして取り入れてきたモンスターは多いが、グラビモスに限っては通常種のモーションのみ使ってくる。

前作で強化され過ぎていた点は緩和気味になっており、ガス攻撃の攻撃判定が短くなったり、背中の破壊耐久値が下げられた。
特に背中は3〜4回程度乗りに成功すれば破壊できるようになっている。それでもやや硬いが、前作と比べれば全然有用な範囲である。



今作では出演が叶わなかったMH3出身のモンスター、ウラガンキンアグナコトルとの共演を果たしている。
爆弾魔に加え、レーザーの使い手が増え、今ごろ火山は地獄の様相を呈していることだろう…
そして今作の火属性武器の飽和事情がえらいことに


【MHWorld以降】



MHWorldではまたしても参戦を逃す。

が、こちらもMH3と同じく「新生モンスターハンター」として心機一転となったシリーズであり、
グラビモスだけでなくリオス夫妻などを除いた大半のモンスターが欠席しているため、仕方のないところもある。


次作MHRiseでは、幼体のバサルモスの参戦が早々に判明。
久しぶりにグラビモスとも戦えると多くの古参ハンター達が期待に胸を躍らせていたが、蓋を開けてみると…


グラビモス、不参戦


となってしまった。
今までバサルモスと必ずセットで登場してきたというのに、まさかの欠席である。

しかもバサルモスのモンスターリストを見てみると、「グラビモスの幼体」としっかり書かれている。
大抵こういった場合、欠席したモンスターの名前は「大型モンスターの幼体」ぐらいにぼかされるはずなのだが…
ストーリーズから流れてきた人ならまだしも、MHRiseで初めてモンハンのメインシリーズを触った人からすれば、「グラビモスってなんだ?」となりそうである。

ファンの間では「実装する予定だったが直前になって問題が起きたのではないか」と推測され、同時に「今後の大型アップデートで実装されるのでは」と予想されていたが、残念ながらその線も否定されてしまった。

超大型拡張コンテンツ『Sunbreak』配信前には、MHRiseでのグラビモスは幼体と違い、「マスターランク個体でないと狩猟許可が出せない」モンスターとして扱われているのではという憶測もあった。
一番の原因はただでさえ巨大なグラビモスに百竜夜行で大物やヌシを実装したら、もう超大型モンスターになってしまうから、等とも言われている

当作品ではショウグンギザミの復活が大々的に告知されたため、グラビモスの復活にも期待が高まっていたが、やはりと言うか、マスターランクでも結局グラビモスは参戦できず終いとなった。
まだアップデートの可能性も残っているが、正直今回は望み薄だろう。
MHXXでの同期の二の舞になってしまった

一方で、幼体のバサルモスは問題なく続投している。
MHW:Iでの怒り喰らうイビルジョー紅蓮滾るバゼルギウスのように、マスターランクでバサルモスと入れ替わる形で登場させても良かったような気がするのだが…

その存在はショウグンギザミのヤドに確認されるのみ。
ちなみに登場しない都合からか、ショウグンギザミのモンスターリストの説明文には「ある飛竜の頭骨を…」と微妙にぼかされて書かれてある。
バサルモスの説明文の方は相変わらず修正されていないが


【MHST】



MHSTでは、種毎に特有のスキルが使用できる絆遺伝子を持っているのだが、グラビモスの絆遺伝子は「熱線」、当然ながらこれはグラビームのことである。
「伝承の儀」で他のオトモンに絆遺伝子を渡すことでスキルを遺伝させることが出来るシステムもあるため、他のモンスターが熱線を放射するなんて芸当が出来てしまう。
(グラビモスに限らずMHSTのオトモン全般に言える話だが)

熱線系スキルはすべて防御力を無視する特性があるが、通常種は1ターンで使用できるが命中率が低い「拡散熱線」、亜種は溜め攻撃だが命中率は高い「溜め拡散熱線」という形で差別化されている。
それとは別に亜種には単体攻撃スキルの「豪熱線」もある。
ちなみに普通の「熱線」もあるが、これはバサルモスのレベルアップで習得するスキルである。

MHST2では「拡散熱線」「溜め拡散熱線」はそのまま続投だが、「豪熱線」はオミットされ、普通の「熱線」は亜種が所持する絆遺伝子になった。


◆攻撃方法


【MHP2G以前(攻撃)】



  • 咆哮
    • 姿勢を低くし、左右を眺め回すかのように、長く重厚な雄叫びをあげる。
      • こちらを発見した際は確定で使用。
        範囲はかなり広く、MH2以降での音圧は【大】。見た目の凄まじさに違わず、喰らってしまうと非常に長い時間拘束されることになる。が、咆哮の動作も長く、相手が動き出す前にこっちが先に抜け出せる。
        拘束時間が多少めんどくさいだけで、あまり脅威とは言えない。
      • しかし怒り状態移行時は話が別。
        他の飛竜種のように「身体を前面に押し出すようにして咆哮する」モーションに変わる。
        これが厄介で、音圧は据え置きのまま短いモーションに差し代わるので、もし喰らってしまうとまず間違いなく追撃をもらう。
        夢中で攻撃しているとカウンター気味に喰らいやすい。
      • 特にガンナーは事故死最大の要因と名高い。「高級耳栓」をつけておくと安心である。

  • 噛みつき
    • 前方に噛み付く。
      • 威力は低く、頻度も低いため特に注意する必要はない。
        ちなみにこの時、勢いをつけて振られた尻尾にも判定がある。

  • 歩行
    • ゆっくりとこちらに近づいてくる。
      • 攻撃というよりは移動モーション。圧が凄い。脚に当たると微小ダメージ。
        ただそれだけでこの動作自体に特に脅威はないのだが、ある程度近づくと、いきなり後述の尻尾回転かタックルに繋げてくる。
      • 特に尻尾回転が曲者で、全くのノーモーションで放ってくるため非常に避けにくい。ガンナーは特に注意。
        ただ、慣れてくるとタイミングが掴めてくるので、来るとわかっていればフレーム回避などで対処可能である。

  • 尻尾回転
    • 体を半回転させ、尻尾で薙ぎ払う。
      • 160°ぐらいの半回転を2回1セット。他の飛竜種も使用する基本攻撃。
        尻尾下から地面まで不思議な判定があり、どう見ても尻尾が頭上を空振ってるのに当たる。グラビモスだけに限った話じゃないのだが、巨体なだけに違和感もすごい。
      • が、もっと不思議なのは喰らった時のモーション。あんな馬鹿でかいトゲつき棍棒みたいな尻尾がぶん回されてるというのに、ハンターは尻餅で済ます。
        イャンクックですら吹っ飛ばしてくるのにお前…
      • しかし軽そうなのは見た目だけで、威力は普通に結構痛い。
        これで困るのはスーパーアーマー持ちの武器。吹っ飛ばないからと調子に乗ってると、いつのまにか体力が半分くらい持ってかれている。2発以降をもらわないよう即座に回避しよう。

  • タックル
    • 片足を軸にして一瞬力を溜め、そのまま身体を突き出すように体当たりを仕掛けてくる。
      • ガノトトスでお馴染みの技。
        攻撃判定は流石にあちらと違い見たまんまだが、何せこの巨体が繰り出すのだから範囲は広い。
      • が、なぜかこんなナリをして威力はかなり控えめ。なんと片手剣でも反動なしで抑え込める。正直魚竜種のタックルよりかなり痛そうだが…

  • 突進
    • 翼を広げて唸り声を上げた後、頭を低くして構え、勢いよく突っ込んでくる。
      • ブロス科と同じモーション。
        スピード自体は他種と比べてもかなり遅いため見切りやすいが、歩幅が大きいため一気に距離を離される。
      • ホーミング性能はそれなりに高く、巨体も手伝って範囲も広いため、距離が離れていると意外と避けにくい。壁際に追い込まれないよう注意。

  • 尻尾振り回し
    • 後方のハンターに向かって、尻尾を∞の字を描くように振り回す。
      • ゲリョスでお馴染みの技。さすがにびよーんと尻尾が伸びたりしないが。
        比較的出が早いが、突進の後など、こちらが後ろにいる時に繰り出してくることが多い。
      • 4回ほど振り回してくるが、実は攻撃判定は1回しかない。1回ガード、ないしは喰らった後すぐに近づいてももう1回食らったりしない。

  • ボディプレス
    • 翼を用いて一瞬だけ体を浮かせた後、全体重をかけて押しつぶす。
      • 見た目通りの高威力、広範囲攻撃。あれだけの重量が降ってくるのだから震動も発生する。
        予備動作はしっかりあるのだが、近くにいると見落としやすい。当然足元にいると仕掛けてきやすいので、いつ飛んできてもいいよう警戒しておこう。
      • なお、震動の判定は実ダメージより先。今更突っ込まないが
        ガードした場合は2回分のスタミナが持ってかれる上、震度でスタミナが0になってしまうと普通に喰らってしまう。
        できればガードはどうしても避けきれない時にしたい。

  • ガス噴射(火炎)
    属性:
    • 足踏みをしながら上体を軽く持ち上げた後、姿勢を低くして全身からガスを放出する。
      • 排熱を兼ねた攻撃。黒いガスが先立って噴出された後、攻撃判定のあるオレンジ色のガスを周囲に発生させる。喰らってしまうと大きく吹っ飛ばされる。
      • 予備動作は分かりやすいが、範囲が非常に広く、足元にいる時に出されると避けにくい。特に腹を攻撃したい剣士にとっては厄介な技。
        ガードも不可能だが、「ガード強化」をつけておけば対処可能。安定して腹に陣取りたいなら是非つけておきたい。
      • 普段は見上げる位置にある尻尾がこの動作中はべったり地面にくっ付いている。ガスも尻尾先までは範囲外なため、上手く避けられれば尻尾切断のチャンス。
      • 一方でガンナーにとっては何の脅威にもならない。単なる的である。

  • ガス噴射(睡眠)
    状態異常:睡眠
    • 火炎ガスと同じモーションでガスを噴射する。
      • 鉱物由来の毒ガスを噴射する。火炎ガスと異なり、ガスの色は白。
      • 喰らうとその場で昏倒してしまう。無防備な状態でボディプレスやら熱線は喰らいたくないところだが、足元にいた場合、足踏みでそのまま普通に起こされることも。
      • 対処自体は火炎ガスと同様で構わないが、何故かあちらと比べると多少範囲が広い。ちなみに熱線後のガスでこちらを噴射してくることはない。
      • 亜種は設定上、皆無というわけではないが滅多にしてこない。

  • ガス噴射(毒)
    状態異常:
    • 火炎ガスと同じモーションでガスを噴射する。
      • 恐らく幼体時の名残り。ガスの色は。喰らってしまうと大きく吹っ飛ばされ、毒状態になる。
      • ごくごく稀な行動。滅多に使ってくることがないため古参ハンターでもやってくることを知らなかった人も多いかもしれない。対処自体も特に変わっているところはない。

  • 熱線
    属性:
    • 上体を起こし、けたたましい鳴き声と共に口から熱光線を放射する。
      • 代名詞とも言える必殺技。ファンからの通称は「グラビーム」
        見た目に違わず、他種の攻撃と比較しても最高クラスと言っていいほどの絶大な破壊力をもつ。
        基本、こちらとの距離が離れている時はこの技か、突進をしてくる。
      • 直線上のあらゆる障害物を地形ごと貫通する性質をもつ。グラビモスとの間に岩があろうが壁があろうが平気で飛んでくるので、安全地帯で立て直そうとして蒸発する危険性がある。
      • またその性質ゆえにガードをも突き破ってくる。しかし「ガード強化」を備えておけば対処可能。
        とはいえ、剣士にとってはグラビモスとそこまで距離を取ることもないうえ、わざわざガードするより普通に避けた方が早いため、熱線のためだけにこのスキルをつけておくメリットは薄い。
      • 熱線発射後、火炎ガスを噴射してくることがある。 熱線動作中、身体から黒いガスが噴き出しているのが予兆。
        足元に潜り込んでいるハンターは特に喰らいやすい。「ガード強化」持ちだと立ち回りを維持しやすいため付けておきたい。
      • 非常に強力だが、予備動作が分かりやすく、直線的にしか判定がないため、よっぽど目の前でぼーっとしてない限りは当たらない。
        一方で怒り移行時のカウンター咆哮を喰らうと思わぬ事故に繋がりやすい。特にガンナーは即死もありうる威力なため、「高級耳栓」は保険でつけておきたい。
        剣士ならばその後のガス攻撃に注意しよう。
      • 亜種は設定上、熱線の頻度が高い。もう嫌というほど多用してくる。ゼロ距離にいようと放ってくる。
        通常種と比べ熱線後のガス噴射の頻度もかなり高い。まずやってくると思っておこう。
      • 因みにこの頃は通常の熱線と熱線後にガス噴射がある場合とで発する際の鳴き声が微妙に違う。
        そのため耳の良いプレイヤーは違いを聴き分け、軸ずらしを行ったら即座に反撃に移る事が多かった。

  • 薙ぎ払い熱線
    属性:
    • グラビモスから見て左から右に向かって薙ぎ払うように熱線を放つ。
      • 上位以降で使用。
        通常の熱線をそのまま薙ぎ払うように放つだけのシンプルな技。だがこの技の登場がガンナーにとっての一番の恐怖となった。
      • 単純に範囲が広がったためにガンナーにはかなり危険。
        「回避性能+1」以上をつけ、熱線を飛び越えるように前転を行うと回避できる。「回避距離UP」を追加でつけるか、「回避性能+2」まで上げているとなお安心。
      • また熱線の出始めは判定がないため、反時計回りの位置どりを意識していると意外と当たらなかったりする。
      • 薙ぎ払い熱線の後はガス噴射は使ってこない。亜種でもしてこないため、剣士ならば足元に飛び込んで回避しよう。

  • 横転
    • 大きくのけぞった後、横へ倒れ込み、そのまま1回転する。
      • 正確には攻撃ではなく、怯みモーション。脚への蓄積ダメージやスタンさせた時に行う。
      • 倒れた後はもがき始めるが、周囲に風圧【小】を発生させながら暴れるのが鬱陶しい。
        スーパーアーマーつきのハンマーならあまり気にすることはないだろうが、ランスとかだとせっかく転ばせたのに何もできないことも。
      • 予備動作が短めな上、範囲が広いため意識していないと避けるのが難しい。とはいえダメージは微小。めげずに向かって行こう。


【MH4以降(攻撃)】



  • 咆哮
    • 特に変更なし。
      • ハンター発見時、怒り状態移行時とでモーションが違うのも相変わらず。乗り状態では発見時のものを使う。モーションがかなり長いので「高級耳栓」があると攻撃し放題である。

  • 噛みつき
    • 特に変更なし。
      • 相変わらず頻度も低い。

  • 歩行
    • モーションには特に変更なし。
      • こちらに近づくと突然タックル、尻尾回転に繋げてくる行動パターンも続投。
      • 溶岩などの不可侵領域に入ると頻度が高くなるように設定された様子。以前のように籠城される確率はだいぶ下がった。

  • 尻尾回転
    • 尻尾がしっかり地面を薙ぎ払うような位置まで下げられた。
      • モーション変更で過去作よりは納得できる判定になった。
      • 過去作では喰らった時、尻餅をつく程度だったモーションが、普通に吹っ飛ばされるモーションに変更となった。痛いのは痛いが、範囲外まで飛んでいくことになるため、連続でもらう心配は無くなった。

  • タックル
    • 特に変更なし。
      • 歩行から繰り出してくるパターンも健在。

  • 突進
    • モーションには特に変更なし。
      • 歩行と同じく、こちらもエリアの不可侵領域に入ると頻度が高くなるように設定されている様子。

  • 尻尾振り回し
    • 特に変更なし。
      • 攻撃判定も相変わらず1回のみ。

  • ボディプレス
    • モーションには特に変更なし。
      • 震動判定が実体より先に来る謎現象も変わらず。
      • こちらが崖の下にいると、崖から飛び降り、そのままこの技で押し潰そうとしてくる。死ぬわ
        逆に崖の上にいても、下から飛び上がってボディプレスをしてくる。高い位置にいるからと油断しないように。
      • 翼の部位破壊に成功していると、飛び上がる際に変な姿勢になるのか、着地に失敗しそのまま横転してしまう。
        剣士は普段高い位置にある背中、尻尾を狙うチャンス。
      • 疲労状態では垂直に飛び上がった際、なぜかそのまま羽ばたき続け、しばらく空中に浮遊。その後特に何かするでもなく普通に降りてくる。
        飛翔する方がよっぽど疲れそうなものだが…途中で攻撃する気力も失ったような感じだろうか。

  • ローリング
    • 新規モーション。
      上体を起こしたあと、横に倒れ込み、そのままごろりと一回側転する。
      • バサルモスも使用。過去作で怯みモーションだった行動が能動的な攻撃に転じたもの。もちろん威力は過去より遥かに高い。
      • 予備動作は分かりやすいが、意外と転がる範囲が広く、半端な距離だと巻き込まれる可能性がある。剣士はガス噴射に並び注意すべき行動になる。

  • ガス噴射(火炎)
    属性:火属性やられ【大】
    • モーションには特に変更なし。
      • 腹を部位破壊していると、ほぼ全ての熱線後に確定で火炎ガスを噴射する仕様になってしまった。
        せっかく弱点をさらけ出せたのに、1番の隙には迂闊に手を出せないもどかしい思いをすることになる。
      • しかし背中を部位破壊していると、熱線後の火炎ガスが全て背中から出ていくようになる。
        こうなって仕舞えばもう何の憂いもなく攻撃し放題である。ただしG級個体は凄まじく背中の耐久度が高いため、「ガード強化」運用の線も検討したい。

  • ガス噴射(睡眠)
    状態異常:睡眠
    • モーションは火炎ガスと変わらない。
      • ガスの色も変わらず白。
      • MH3からは睡眠状態になったハンターの挙動が変わり、微睡みながらも多少は移動できるようになったが、グラビモスの攻撃は範囲が広いため、できるだけ遠くに行こうとしたところで高が知れている。
        元気ドリンコがなければ潔く足元に居座って足踏みを喰らうのを狙うか、大人しく役に立たないオトモの救助を待とう。
      • こちらも火炎ガスと同様、背中を破壊するとまるまる隙になる。

  • 熱線
    属性:火属性やられ【大】
    • モーションには特に変更なし。
      • 高低差の概念が生まれたので、こちらとずれた位置にいると角度を変えて放ってくるようになった。
        地形を無視する性質のおかげでこちらとの間に段差があろうとお構いなしに放ってくる。
      • 傾斜の多いエリアでグラビモスが下の方にいると、熱線が地面に遮られて見えづらくなるため少し厄介。
      • 火炎ガスを噴射する場合、身体から黒煙があがっているのが目印だったが、今作ではオレンジ色の煙に変わっている。

  • 薙ぎ払い熱線(横)
    属性:火属性やられ【大】
    • モーションには特に変更なし。
      • こちらも高低差に対応してきており、こちらとの位置がずれていると、斜め上、もしくは下に向かって薙ぎ払ってくる。
      • グラビモスが崖の上にいると、崖下のハンターへ向かって薙ぎ払ってくることがある。
        とはいえ今作のモンスターはこちらと積極的に位置を合わせようとしてくるため、大抵普通にボディプレスで降りてきてしまうが。
      • 前作と同じく、基本この熱線の後はガスを噴射してこないが、腹の部位破壊が済んでいると問答無用で噴射してくるようになる。
        しかも通常の熱線後ガスと違いタイミングがかなり早いため、初見ではまず見切れない。

  • 薙ぎ払い熱線(縦)
    属性:火属性やられ【大】
    • 新規モーション。
      下から上へ向かって薙ぎ払うように熱線を放つ。
      • 高低差に対応した行動。こちらがグラビモスより高い位置にいる、あるいは壁に掴まっていると使用してくる。
      • 繰り出してくる状況が限られている上、予備動作も分かりやすいため、ぼんやりしていなければまず当たることはないだろう。
      • この熱線も普段は火炎ガスは出さないが、腹を破壊すると噴射するようになる。

  • 歩き熱線
    属性:火属性やられ【大】
    • 新規モーション。
      こちらに向かってゆっくり歩行しながら、等間隔で短い熱線を放ち続ける。
      • G級限定の攻撃。
        距離が離れていると必ずと言っていいほど繰り出してくる。「G級個体は歩行が全てこれに差し替えられているのでは」と勘繰りたくなるほど。
        攻撃性能が非常に優れており、ガンナーだけでなく剣士にとってもかなり厄介な技。オマケに威力は通常の熱線よりも高い。
      • まず注意すべき点は射程距離。
        エリアの端から端まで射程距離内な上、もちろん地形も無視して飛んでくるため、どれだけ離れていても安全圏と言えなくなるのが辛い。態勢を立て直そうにもそれすら安心してできない怖さがある。
      • 次に補足範囲。
        なんとグラビモスの前方200°以上は範囲内で、すれ違おうとして真横まで来ても首を曲げてまだ狙ってくる。完全に狙いから外れるにはグラビモスの足元にまで潜り込むか、通り過ぎて背後まで回り込む必要がある。
      • 次に精密性。
        こんなに広い補足範囲を持つ上に、恐ろしいほど正確にこちらを狙ってくる。遠くから放ってくる分にはまだ回避しろがあるが、近くにいた場合は弾速も相まって少しでも段差に引っかかっただけでぶち抜かれるレベル。
      • しかも結構熱線の間隔が狭いため、ガード性能が低い武器種で迂闊にガードしてしまうとノックバックの連発でそのまま何もできずに削り殺される可能性が高い。
        まだグラビモスが遠くにいる時に一回喰らってしまうと、下手をすれば熱線による起き攻め地獄を味わうことになる場合もある。
      • 範囲から外れれば止めてくれるが、逆に言えば範囲内にいる内は延々と放ち続けてくるため、止めさせるにはこっちから近付きに行くしかない。
        一定距離離れていないとそもそも使用してこないため、剣士は極力離れない立ち回りも意識したいところ。
      • 亜種は熱線を放つたびに火炎ガスを噴射してくる。当然剣士は近寄りようがないため、自ずと背後まで回らざるを得なくなる。
        なお、こちらも背中を破壊するとガスが背中へ出ていくようになる。

  • 振り向き熱線
    属性:火属性やられ【大】
    • 亜種限定行動。
      背後にいるハンターに向かって振り返りながら、下から上へ熱線を放つ。
      • 予備動作は長めなため普通に見ていれば当たる心配はないが、「振り向きを狙って攻撃だ」と後ろから大技の準備をしていると餌食になりやすい。
      • 亜種の歩き熱線は火炎ガスを伴ってくるため、回避の時は自然と後ろに回り込むことになるが、その動きは織り込み済みなのか、これを繰り出す確率はかなり高い。
      • 見た目通り亜種方向への判定は強いが、横への判定が弱く、一回前転するだけでも回避できる。ただし、それなりにホーミングしてくるため雑に逃げないこと。 

  • V字熱線
    属性:火属性やられ【大】
    • 亜種限定行動。
      上体を起こしながら一旦退がり、上から下へ向かって地面を割るように熱線を発射。そのまま再度後退しながら足元を焼き払い、足元から上空へ向かって薙ぎ払う。
      • 怒り状態時限定の行動。今作における亜種の必殺技とも言える熱線。
        予備動作が非常に分かりやすいため、上から下への熱線の対処自体は容易。問題はその後である。
      • 後退しながら足元を焼き払うため「いつもの熱線だろ」と腹を狙い続けているハンターは間違いなく焼き殺される羽目になる。
        結構な距離を移動するため、もし足元にいて横に移動しようがない場合は、亜種の動作が終了するまで尻尾を追いかけ続けるぐらいしないと容赦なく被弾する。
      • その後の上空への薙ぎ払いも中々凶悪。後退の動作中はこちらと軸合わせをしてくるのだが、これがかなりのホーミング性能を持つ。
        基本横へ動き続けることで回避できるが、最後までしっかり狙ってくるので大袈裟なぐらい移動しよう。
      • こちらも腹を破壊すると火炎ガスを噴射するようになる。範囲外から逃れようと亜種の足元を必死にキープしようとしていると無慈悲にぶっ飛ばしてくるため注意。


◆破壊可能部位



    • 二段階で破壊扱いとなる。
      • 一段階目では胸あたりの甲殻が剥がれ、赤い筋肉組織が剥き出しになるが、肉質の手応えは変わらない。
        二段階目では腹まで大きく剥がれる。こうなるとかなり柔らかくなり、弱点と化す。剣士はこれまでの恨みと言わんばかりに攻撃してやろう。
      • しかし、MH4からは破壊するとほぼ全ての熱線後に確定で火炎ガスを噴射してくるようになる。
      • なお、股下の部位は胸部と腹部で別れており、実際に破壊を受け付けるのは胸部である。
        ややこしいが、狙う場所は常に脚よりも微妙に前側でなければ破壊できないため注意。

  • 尻尾
    • 切断可能。
      あのぶっとい棍棒みたいな先端がぶった切れる。
      • そのデカさに違わず剥ぎ取り回数は2回。天殻などのレア素材も入手できる可能性がある。
        そうでなくてもあの広すぎる攻撃範囲がかなり狭まるため、戦いやすさの面でも狙いたいところ。

    • MH4から追加された。
      翼の甲殻が砕け、翼膜がボロボロになる。
      • 片方だけでも破壊するとボディプレスの後に転倒し、隙を見せるようになる。
        素材は入手しにくい翼が手に入るが、両方破壊しないと破壊扱いにならないため注意。

    • MH4から追加された。
      脚の甲殻がボロボロに砕ける。
      • 破壊に成功すると足を挫いたようなモーションをとり、そのまま破壊した脚側に向かって横転する。続けて攻撃を加えるチャンスになる。
        また、かなり硬い肉質が柔らかくなるため、腹を狙うときの事故防止にも繋がる。

  • 背中
    • MH4から追加された。
      背中の甲殻が砕け、排熱に使用すると思われる穴が剥き出しになる。
      • 破壊に成功すると、熱線後の火炎ガスが全て背中から漏れてしまうようになる。剣士にとっては一番の悩みが消えるため、積極的に狙いたい。特に亜種は破壊すると本当に楽になる。
      • しかし、MH4GのG級個体は露骨なぐらい耐久度が爆上がりし、耐久値を3回0にしなければ破壊できない。乗り以外にも転倒時に狙う、落とし穴に嵌める、爆弾を使う、「破壊王」スキルをつける、などありとあらゆる対策を施さなければかなり難しい。
      • MHXXでは耐久値が下げられ、2回0にすることで破壊できるようになった。

    • MH4から追加された。
      鼻先の角が折れ、顔がボロボロになる。
      • 破壊しても戦闘に役立つ側面はないが、破壊していないとほぼほぼ入手できない頭殻が手に入るため、素材集めの際は狙いたい。天殻も入手できる可能性もある。
      • しかし何故かは不明だがMH4GのG級個体は背中と同じくらい頑丈になった。背中は戦闘に影響するからまだ分かるが、何故頭まで…素材集めでも苦労させようという魂胆か
      • MHXXでは背中ともども、耐久値が下げられた。


◆弱点属性・部位



【MHP2G以前】

  • 弱点属性
    • 通常種は水>龍。
      • 頭部は龍の方がよく効くが、それ以外の部位は水の方が効きが良いため、水属性がおすすめ。
      • 1番効く部位で35%と結構効きやすい部類だが、破壊した腹にぶち込むと50%も効くようになる。
    • 亜種は水以外なら全て効きが悪い。通常種に有効だった龍に至っては一切効果がないため注意。
      • しかし水の効きは通常種以上に良く、1番効く部位で40%、破壊した腹に至っては90%も効くようになる。

  • 弱点部位
    • 通常種は斬撃なら首が多少通りが良いが、それ以外なら腹と尻尾。打撃は翼と脚以外なら同じような通り。射撃なら腹が最も通りが良く、それ以外は微妙。
      • やはり全体的に物理に硬く、打撃に多少弱いくらい。1番柔らかい部位でも30%ほどで、脚に至っては15%とほぼ通らないことになっている。
      • しかし、腹は破壊すると一気に柔らかくなり、第一弱点と化す。斬撃と打撃なら80%、射撃なら75%とかなり通る。
        どの武器種でもまず狙うべきは、腹である。
    • 亜種の狙うべき箇所は通常種とあまり変わらない。
      • 腹の肉質が通常種より硬くなっており、 1番マシな打撃でも25%しか通らない。ただし破壊すれば通常種と同等に通りやすくなる。


【MH4以降】

  • 弱点属性
    • 通常種は変わらず水>龍。
      • 龍に対する耐性が若干上げられたため、今まで通り水属性がおすすめ。
      • 破壊後の腹への効きも若干下げられ、45%となった。
        ちなみに破壊した頭、背中には少し効きが良くなるようになる。
    • 亜種も変わらず水のみ。
      • しかし効きは通常種と同程度に引き下げられ、破壊後の腹へは45%となった。かなり下げられたというか、以前の数値が異常だったので仕方ない。
      • 破壊後の頭、背中に関しても通常種と同等程度。

  • 弱点部位
    • 通常種の狙うべき箇所は以前と同じで良い。
      • 全体的に以前と比べると若干ではあるが軟化している。特に硬すぎた脚は21%とちょっとはマシに。
      • 部位破壊に成功した部位は若干軟化する。中でも背中は結構柔らかくなり、特に斬撃や射撃は変化具合が大きいが、剣士はどうせ届かないので気にしなくてもいい
      • その都合か、破壊後の腹への通りは、斬撃と打撃なら70%、射撃なら60%と引き下げられてしまった。が、充分柔らかいので特段何か困ることはない。むしろこれぐらいが妥当なのかもしれない。
    • 亜種は通常種とほぼ変わらない肉質になったため、狙うべき箇所も一緒。
      • しかし何故か破壊後の腹だけ、斬撃と打撃なら65%、射撃なら55%と通常種より若干下げられている。とはいえそれでもリオレウスの頭部と同じくらい柔らかいため、気にすることはない。


◆武器



グラビモスの外殻の鈍い白色をした武器群。

素材元からしてどの武器もかなりゴツく、ものすごく重そう。双剣は片方持つのにすら苦労しそうである。
どう見ても鈍器にしか見えない切断武器もあるが、しっかり尻尾は切れるので安心。一方で打撃武器はかなり痛そうな見た目である。

幼体のバサルモスの武器から強化していくことで手に入ることが多く、更にそこから亜種の素材を注ぎ込んでいくことで、より強くなっていく。
亜種の素材を使うと武器はもちろん真っ黒になるが、ところどころに排熱孔と思しき赤色が混ざっている。


属性はもちろん
…と言いたいところだが、なぜか武器によってはを帯びていたりする。睡眠ならともかく毒は幼体の時ぐらいしか使わないような気がするが…
また、そもそも無属性の武器もあった。

同じ武器でもシリーズによって属性が変わるものもあり、例えば過去に「重槍」という名前を冠していた火属性武器が、別作品では毒属性になっている槍もある。
地域によって武器の造り方も異なるのだろうか。じゃあせめて名前変えろよという気もするが

ちなみに、ガンナー用武器はグラビモスらしく爆発系と火炎系、また毒系弾の装填数や速射性能が優れている。

性能は武器によってまちまちだが、大抵属性値がそこまで高くなかったり、斬れ味があまり良くなかったり、会心率が低かったりする場合が多い。
が、その代わりかなりの物理火力特化な傾向が強い。更に、「鎧」竜らしく防御力をプラスする効果もついていたりする。


総じて癖の強い一面もあるが、武器のレベルは全然悪いわけではない。
…ないのだが、正直積極的にグラビモス武器を使う人はあんまりいない。
というのも属する武器群にはそれぞれ優秀すぎるライバルが多く、癖の強いグラビモス武器が採用される余地がそんなに無いのだ。

例えば火属性武器ならばリオレウスディノバルドアグナコトル
毒属性武器ならばリオレイアイャンガルルガ
無属性武器ならばもっと多く、ティガレックスやらディアブロスやらショウグンギザミやら…


ただ、何度も言うように相手が本当に優秀すぎるだけでグラビモス武器がめちゃくちゃ使えないということではない。むしろ全体的に見ればかなり優秀な部類である。

単純にグラビモス自体が好きな人や、見た目の無骨さに惹かれて担ぐハンター諸氏は何も間違っていない。胸を張ってクエストに赴こう。


◆防具



名前はグラビドシリーズ
通常種防具は上位、G級でそれぞれ名前の末尾にS、Xがつく。
亜種防具の方も名前は一緒で、上位、G級でU、Zがつく。
ちなみにMHFではG級防具は通常種/亜種で名称が分かれており、亜種は「グラビデシリーズ」という名称になっていた。

「鎧竜」の由来たるグラビモスの硬い外殻を豪快に使用した防具。
豪快に使用しすぎてものすごく重そうなのは否めないが、その外見に違わずかなりの防御力をもつ。
見るからに動きにくそうだが、着用してちょっと移動しただけでハンターがぜひぜひ言い出すとかツタとか薄い床の上を歩いたら底が抜けて転落するとかは起きたりしないので安心しよう。

見た目は岩石で作られた全身甲冑といった具合。
G級装備に至っては頭用防具、胴用防具にグラビモスの頭殻が丸ごと使用されているという豪快の域を超えた威圧感しか感じられないデザインとなっている。

通常種防具は白色、亜種防具は全身が真っ黒になった色違い版。しかし武器と同じく、ところどころに排熱孔の赤色が混じっている。


さて通常種防具は、
シリーズにもよるが、大抵「ガード性能」、「防御力UP」などの防御系のスキルを備えており、補助スキルとして「体力」アップ、「睡眠無効」といった、グラビモスをイメージするかのようなものもついている場合もあった。
一方でガンナー用防具は「ガード性能」に加え、「反動軽減」を備えていることが多い。

亜種防具の方は、
通常種の「ガード性能」の代わりに「ガード強化」が備えられ、特にMH4Gでは「防御力UP」と「鉄面皮」の複合スキル「鉄壁」が備えられたりと、通常種と毛色は似たようなものだが、別ベクトルで守りの硬い防具になっている。
また補助スキルに「属性攻撃強化」とやや攻撃的なものがついている場合もあった。


どちらも正しく鉄壁の防御を誇るグラビモスを象徴するかのようなスキルで、剣士ならランスやガンランス、ガンナーならシールド付きのヘビィボウガンと、重量級の武器との相性が非常に良い。
武器こそ選ぶが、その武器の使い手にとっては極めて優秀と言える防具で、シリーズによっては最終盤になっても手放せないハンターも多いだろう。

ただその一方で、どちらもやっぱり重いのか「体術」「スタミナ」のスキルがマイナスになっている場合が多い。
特にランスは回避やガードのパフォーマンスに関わるため、できれば消しておきたい。


属性耐性はやはりというかに対してはべらぼうに強い。
一方でには弱い。現状モンハンにおいて強力な水属性の使い手は増えてきているので、対策はしっかりしておこう。


◆余談



  • 名前の由来
    • 恐らく「重力」を意味する"Gravity(グラビティ)"からと考えられる。重量級のモンスターの名前としてはぴったりと言える。
      • MH4から登場した操虫棍には「グラビディファーレン」という名が与えられており、モンハンにしては珍しく、由来はほぼ確定的である。
    • 英語ロケールでの名前は"Gravios(グラビオス)"
      もともと英単語を由来としているためか、日本ロケールでの名称とあまり乖離がない。

  • ブロス科との関係
    • グラビモス親子のタックル、突進のモーションはディアブロスモノブロスと全く一緒であり、どことなく似た雰囲気を感じた人もいるかもしれない。
      それもそのはず、実は「グラビモス科」「ブロス科」はともに、「重殻竜下目」から分化したモンスターであり、生物学的に近縁な種なのである。
    • そこからグラビモス科は「鎧竜上科」、ブロス科は「角竜上科」に分かれていくが、
      両者ともに「ワイバーン型だが硬く重い外殻ゆえに飛行能力に劣る」「一方で翼爪が地面を掘削できる形状に発達している」など、似通った特徴がある。
    • こちらもタックルが同じモーションだが、実は近縁種にあたる。

  • ショウグンギザミとの関係
    • MH2で登場したショウグンギザミは、グラビモスの頭骨をヤドにすることで有名。
    • 本種は戦闘の際、状況に合わせてヤドを取り替える高い知能をもつことが特徴的で、強力なおしっこ 水流攻撃を行う際は、グラビモスの頭骨を背負う。
      頑強な硬度と、熱線攻撃を得意とするグラビモスの頭の構造は、ショウグンギザミにとって魅力的なのかもしれない。
      ただやっぱり重いのか、頭骨を背負った時は他のものを背負っている時より動きが遅くなってしまう。
    • MHXXではショウグンギザミに二つ名個体が登場。
      自身の鎌を使った近接戦闘を行う時はディノバルドの頭骨、おしっこ水流を使った遠距離戦闘を行う時はグラビモスの頭骨、と随時入れ替えながら戦闘を行ってくる。
      二つ名個体となってもグラビモスの頭骨はお気に入りな様子。

  • 食用として
    • こんな巨岩みたいなナリをして、どうやら肉は食用に利用できる模様。
      しかも説明文を見るに美味しいらしい。岩ばっかり食べてるあの身体のどこから旨味が出てくるのだろうか…
      • 確認される中で、セセリ、手羽先が登場している。首の肉にあたるセセリはともかく、翼とはなかなかワイルド。
        ちなみにあのデカさのため、手羽先は片翼あたり百人前、首肉に至っては1年分にもなるのだとか。調理が大変そうだ。







追記・修正はグラビームが放たれる前にお願いします。

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最終更新:2023年11月19日 21:44

*1 画像出典:モンスターハンター4、CAPCOM Co., Ltd、2013年9月14日リリース、monsterhunter.wikia.com

*2 画像出典:モンスターハンター4、CAPCOM Co., Ltd

*3 画像出典:モンスターハンター4、CAPCOM Co., Ltd

*4 画像出典:モンスターハンター4G、CAPCOM Co., Ltd

*5 厳密には腹を壊せば通るようにはなるが、正直それまでが苦行。

*6 火山(昼):エリア6の火口

*7 弾かれ無効効果:「心眼」スキル、太刀の気刃斬り、双剣の乱舞など

*8 どれだけ攻撃しても怯みが発生しない