仮面ライダービースト

b8登録日:2013/06/28(金) 17:27:27
更新日:2023/07/18 Tue 22:49:20
所要時間:約 7 分で読めます






「さぁ、ランチタイムだ!」




仮面ライダーウィザード』に登場する2号ライダー。
変身者は仁藤攻介


スーツアクター:渡辺淳、岡田和也(代役)
テーマソング:『BEASTBITE』(RIDER CHIPS)


概要


  • スペック
身長:198cm
体重:94kg
パンチ力:推測値5.3t
キック力:7.5t
ジャンプ力:ひと跳び31m
走力:100mを4.6秒


仁藤攻介がビーストリングとビーストドライバーを使って変身する仮面ライダー。

ウィザード白い魔法使いといった指輪の魔法使いのアーキタイプ(原型)であり、「古(いにしえ)の魔法使い」という通り名がある。

基本カラーは黒と金色で、どこぞの猫系コンボのような鬣を意識させるマスクと左肩のライオンが印象的である。
(そもそもその猫系コンボの没デザインを流用したものらしい)
右肩に装着するマントによってさまざまな動物の力を駆使して戦う。

倒したファントムの魔力を喰らう能力を持ち、倒した敵の魔力を定期的に吸収しなければ死んでしまう。
敵を撃破した際に「ごっつぁん!」の台詞と共に両手を合わせる。



装備


  • ビーストドライバー



セット・オープン!L・I・O・N・ライオーンッ!

ビーストの変身ベルト。やけにテンションが高い。L・O・V・E!ではない。
もともと古代の遺跡に封印されていたが、仁藤が遺跡の調査中に偶然発掘して手に入れた。
ウィザード同様ドライバーオンの指輪で召喚される。
銀色の扉を模したデザインで、変身時には扉が開き、金色のライオンのレリーフが現れる。決して仏壇ではない
魔法を使用するときにはドライバーの両サイドの穴にそれぞれ対応したリングをはめ込む。
倒したファントムの魔力も浮き出た魔法陣を吸い込む形で取り込む。

普段はバックルを簡略化した普通のベルトに擬態している。
自身の意志で取り外すことも可能だが、その際は変身を含む魔法を一切使用不可能になる。
そのせいでドライバーが盗まれ、変身ができなくなってしまったという呆気ない事態を招いたことも…

ドライバーの特性上、ウィザードや白い魔法使いの指輪では、スロットの形が合わないため魔法を発動することは出来ない。
逆に効果は異なるものの、ウィザードがビーストのリングを使うことはできる。

第49話にて再び行われたサバトを食い止めるためにドライバーを破壊、キマイラを解放することでサバトを阻止した。
しかし、その代償として、ビーストへの変身能力は失われた。
特別編52話では、本編終了後の晴人とは違い、仁藤がキマイラと別れる前の時間軸からやってきたため、ビーストに変身可能。
53話では単身アマダムに挑んだものの、アマダムが召喚した怪人達の猛攻で大ダメージを受けたことで力尽き、元の時間軸に戻されその後登場することはなかった。

その後、『戦国MOVIE大合戦』にて修復され、キマイラをドライバーに再封印し、ビーストへの変身能力を取り戻した。


  • ダイスサーベル
ビーストの武器である細剣。
使用時はバックルの中央から魔方陣が発生し、そこから取り出す。
基本は剣だが先端から魔法の弾を射出することも可能。
名前通りダイス(サイコロ)を模したギミックが内蔵されており、後述するスロットの出目に沿った威力の必殺技「セイバーストライク」を発動する。
ウィザードリング(ビースト専用)であればビースト以外のリングでセイバーストライクが発動可能になっている。

  • グリーングリフォン(グリフォンちゃん)
仁藤が召喚するグリフォンを模したプラモンスター。色は緑。
飛行型と地上型を兼ねていて、地上や空中からファントムを探す時などに使用される。


  • ウィザードリング
ビースト:ビーストに変身する。変身後にはストライクビーストを発動する。
ドライバーオン:ビーストドライバーを出現させる。
エンゲージ:装着者のアンダーワールドへ侵入する。能力はウィザードのものと同じ。
ファルコ:ファルコマント(後述)を装着する。ウィザードライバーで使用した場合は装着者の体を無数の赤い羽に変化させ、物理攻撃を自動で受け流す。
カメレオ:カメレオマント(後述)を装着する。
ドルフィ:ドルフィマント(後述)を装着する。ウィザードライバーで使用した場合、地面に溶け込んだりイルカのように俊敏に動けるようにする。
バッファ:バッファマント(後述)を装着する。
キマイライズ:アンダーワールドにてビーストキマイラを召喚する。
グリフォン:グリーングリフォンを召喚。
ハイパー:ビーストハイパー(後述)に変身する。



「さぁ、食事の時間だ!」


マント一覧


ファルコマント

ゴーッ!ファッ・ファッ・ファッ・ファルコ!

ファルコリングで変身。ハヤブサの力を宿している。
高速飛行、それに強烈な風を起こすといった魔法を用いることが出来る。
それ以外に特に秀でた能力が無いためか中盤からはもっぱら移動用と化していた。


カメレオマント

ゴーッ!カカッ・カッ・カカッ・カメレオー!

カメレオリングで変身。カメレオンの力を宿している。
短時間だけ姿を消して相手に攻撃を与えたり、頭部の口からでている舌を鞭のように変化させて攻撃する魔法が使える。
それなんてクリアーベント
透明能力の方は段々使われなくなったが一対多が基本のグールとの戦闘では非常に役に立つため使用頻度はそれなり高い。
ちなみにセイバーストライクの際に出すエネルギー体のCGは獣拳戦隊ゲキレンジャーに登場したリンカメレオンの流用である。

ドルフィマント

ゴーッ!ド・ド・ド・ド・ドルフィー!

ドルフィリングで変身。イルカの力を宿している。
解毒などの治療魔法を発動する。自分以外にも使用可能。
他には水中での戦闘能力が上がるようだが余り使われる事は無かった。

バッファマント

ゴーッ!バ・バ・バババ・バッファー!

バッファリングで変身。バッファローの力を宿している。
肉体が強化され、突進攻撃のほか、地面を叩いて衝撃波を発生させることも出来る。
後は、キン肉バスター
基本形態中最もパワーに優れるため対ファントム戦ではこの形態で挑む事が多かった。


ウィザードマント
『超バトルDVD』に登場。本来ビーストはウィザードの持つウィザードリングは使えないが(逆なら可能)、
店長のアンダーワールドや超バトルDVDの世界のため使用できた奇跡の形態。
2つのビーストマントを拝借されたビーストが代わりに、拝借したランドドラゴンウィザードリングを使用して変身した。
通常形態をベースに腰にランドドラゴンのローブの一部、両手にドラゴヘルクローを装備している。
当たり前だがガンバライドシャバゥビ弾でビーストに玩具のランドドラゴンのリングを使ってもこの形態にはならない。
2号ライダーの超バトルDVD限定フォームは仮面ライダーガタックハイパーフォーム以来。



「さぁ、メインディッシュだ!」

必殺技


  • <セイバーストライク>
シックス!ファルコ!セイバーストライク!

着用しているマントに応じた動物の幻影を出目(1~6)の数に応じて放ち、敵を切り刻む。
ダイスサーベルにマント装着の魔法リングをセットする事で発動する。
幻影一体一体の威力は出目に比例し、「6」が出れば強力になるが、「1」が出ると非常にショボくなってしまう
(ただ、出目が低くても魔力を込めればその分だけ威力が上昇する)。
どの目が出るかは運任せであり、「いかなる魔法使いもダイスの出目に干渉できない」らしいのでイカサマはできない。
仁藤も最初は決め技に使っていたが、何度も低い目で痛い目を見て「この技駄目だ」と思ったのか
ビーストハイパーへ変身する際は、その繋ぎ程度の使用が多い。
ビーストハイパー時に使用すると、全ての動物の幻影が出目の数だけ出現する。
個別名称では「セイバー(マント名)」で表される(なお、「6」の目が出た場合はさらに技名の語尾に「ヘキサ」がつく)。


  • <ストライクビースト>
キックストライク!ゴー!

空中に浮かんだ魔法陣を潜り抜けると共にキマイラの頭部を模したエネルギーを纏い、跳び蹴りを叩き込む。
ベルトにビーストリングを再度はめ込むことで発動する。




「さぁ、一気に食い尽くすぜ!」


ビーストハイパー



ハイパー・ゴー!ハイッ・ハイッ・ハイッ・ハイパー!




  • スペック
身長:208cm
体重:99kg
パンチ力:推測値12t
キック力:20.3t
ジャンプ力:ひと跳び30m
走力:100mを4.5秒


ビーストがハイパーリングを差し込んで変身する強化形態。
"ハイパー"を冠する強化形態の登場は仮面ライダーカブトに次いでシリーズ2度目となる。

現実世界でビーストキマイラの力を引き出せるようになり、戦闘能力が格段に上昇している。
通常時がダイスサーベルを用いた接近戦に向いているのに対し、ハイパー時は専用武器・ミラージュマグナムを使用した銃撃戦を得意とする。
もちろん通常時同様ダイスサーベルも用いることができる。

基本カラーは金色とコバルトブルーで、スーツが青、頭部が青と金、複眼が赤く変化した。
金色のアーマーも左右対称の形状になり、胸部にはビーストキマイラの顔を模した装甲が施されている。
両腕のひらひら「フリンジスリンガー」はビーストの意志で自在に動き、戦闘時の攻撃や防御に使用できる。
色や装備のおかげでスフィンクスやファラオのようなエジプトチックにイメチェンした感じがする。
あとどこか前作の2号ライダーの強化フォームに似てる気がするのはなぜだろうか。



装備

  • ミラージュマグナム
ビースト専用の銃にして、ハイパー時のメインウェポン。変身前・通常形態でも使用可能。
もともとは古学者・中本治がハイパーリングと共に遺跡で発掘・所持していた。
最初は石化状態で使用不可だったが、キマイラと対話を果たしハイパーに変身することで使えるようになった。
ハイパーリングの口を開き、マグナム背面のスロットにセットする事で「ハイパー!マグナムストライク!」の音声が流れ、
必殺技「シューティングミラージュ」を発動する。



「今度こそ、メインディッシュだ!」

必殺技

  • <シューティングミラージュ>

ハイパー!マグナムストライク!

マグナムの鏡から出現したキマイラの幻影とビーストが一体化し、魔力が集束されたマグナムからキマイラの姿を模した強力な魔力弾を放つ。




●余談

初登場一ヶ月前の2012年12月公開の『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』にはラストに変身後の姿のみ先行登場。仁藤役の永瀬匠本人が声を当てているが、EDにはクレジットされていない。(DC版では名前が表記されている。)

24話にて魔法少女ビースト に変身したことがある。

40話(脚本:香村純子)ではライダーはライダーでもマウンテンバイクに乗ってグールを蹴散らしていたが、
メイン脚本家のきだ氏はかつて自らの劇団で「テーマ曲付きで自転車に乗って登場する戦隊の赤」役を演じたことがあり、本作開始の4か月前に行ったイベントでは、
その赤のスーツアクターをBMXのプロにすることで、「自転車で(物理的に)無双するヒーロー」という情景を生み出していた。


「そうよぉ♥ ワタシが噂の魔法少女・ビースト!」

「アナタもパクッと食べてあげるわ♥」


…と、裏声で甲高い声を出しオネエ言葉でしゃべり、どこかの変なオッサンみたいな仕草でケツをくねらせていた。


実際は、仁藤が自分の祖母に魔法使いであることを知られたくなかったがために、演技しただけであるが…





「さぁ、追記・修正の時間だ!」

画像出典:仮面ライダーウィザード
© 2013 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
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最終更新:2023年07月18日 22:49