サボテンダー(FFシリーズ)

登録日: 2011/06/09(木) 00:26:35
更新日:2023/08/04 Fri 19:52:52
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もしかして? → サボテグロン
もしかして? → さぼてん超獣サボテンダー

└|∵|┐三

サボテンダーとは『ファイナルファンタジーシリーズ』に登場するモンスターのことである。

サボテンに手足のついた何とも不思議な姿をしており、顔はぶっちゃけ歴史の教科書等で見かけることのある人型ハニワのようである。
キャラクターデザインは野村哲也。高校時代のノートの落書きが基となっているらしい。

因みに戦闘時のポーズはピクトさんに近い(非常口のあの人)

また、サボテンダーの独特のビジュアルはFF7で完成された。
顔は走る方向ではなく、常時真横を向いている。
上記に加えて「移動の際にも顔が進行方向へ向かず、横向きのまま」であることにこだわりを持っている。
そのこだわりっぷりは、わざわざ「正面を向いて走るNGパターン」も描いてあるほど。

そのなんともいえないトボケた面構えやぬいぐるみも発売されている等、結構人気があったりするキャラクターである。

└|登場シリーズ|┐ 三


ここでは主に初登場作品であるFF6について説明する。

世界崩壊後のマランダの町付近の砂漠に出現。
HPは僅か3と非常に低いが、回避率及び魔法回避率は250と高く、防御力及び魔法防御力に至っては255と半端じゃなく高い。その為、まともな攻撃ではダメージを与えることが出来ないのである。
逃げ出しそうだがデビュー作のFF6では「とうそう」が設定されておらず、代わりにもたついたプレイヤーに手痛いおしおきをしてくる。

簡単にいえばFF版メタルスライムと言ったところか。


主な対策としては、

  • 敵の防御力と回避率を無視する攻撃を使う(マッシュの爆烈拳、エドガードリルカイエンの必殺剣「牙」あたりで)
  • 機械「エアアンカー」。動いたら死ぬぞ!
  • ガウモグで「落とし穴」「ありじごく」を発動し即死させる
  • リルムの「あやつる」「スケッチ」(針千本が発動する。一撃)
  • おぼえたわざのほすうダメージで一撃必殺
  • スナイパーアイを装備して攻撃(命中率100%)
  • 皆伝の証を装備して攻撃(たたかう4回+必中)

これさえあればちょこまか逃げ回るアイツにも攻撃が当たるようになる。
勝てば魔法経験値10と10000ギルというかなりの見返りを頂ける…


はりせんぼん


サボテンダーの代名詞とも呼べる技。
単体に1000の固定ダメージ(魔法等による軽減不可)を与えて来る。
遭遇時期ならぎりぎり耐えられることも多いが、魔石ボーナス目当ての低レベル攻略中だと一撃死なんてことも…
幸いこちらもストラゴスがラーニング可能なので、お返しに使えるのが救いか。

コイツがはりせんぼんを使用する前は画面に


なにかを束ねている


と表示されてから使用する。
攻撃前に準備段階を表示するとは律儀な敵である。

…しかし長期戦になると


仕事量を十倍にした!


と表示され次のターンにはりせんぼんを10連発してくる。つまり、


針万本


これを喰らうとある程度育てたパーティでも壊滅的なダメージを受ける為、短期決戦で早めに倒したほうがいい。

他にも、FF7FF8FF9FF10FF11FF10-2FF13FF14にも登場する。
FF6では逃げなかったがナンバリングが進むと、色々な形で逃げたり隠れたりするようになった。
FF7にはサボテンアイランド、FF8にはサボテンダーアイランドというサボテンダーの楽園とも言える島もある。

FF10やFF10-2では「門番」と呼ばれる特別なサボテンダーに関するイベントが用意されている。(FF10では門番イベント以外に、雷平原に奉られる石碑の亡霊として登場し、イベントクリアで七曜の武器が手に入るというのもある)

FF10ではビーカネル島のサヌビア砂漠のあちこちにいる10体の門番サボテンダー(トーメ、ロビビア、チャパ、アレク、アロヤ、バーチェラ、ロベイラ、イスラヤ、エリオ、フライレ)を見つけるサブイベント。
示されるヒントはわかりやすいが、イスラヤだけ言い回しが独特な為異常にわかりにくい。
自力クリアを狙うプレイヤーだと大体この辺で詰まる。

FF10-2では前作の10体のうち9体(←この9体 というのがポイント)が広い世界を知る為にビーカネル島からスピラ中に旅に出たので、そいつらを探すというイベント。
どうやって海超えたんだろう……

因みに今作ではサボテンダー10兄弟の親であるサボテンママも登場。
見た目が神々しいオーラを纏ったデカいサボテンという、ある意味子供達以上に謎の存在。

FF11では砂漠を横歩きではなく普通に前を向いてちょこちょこと歩き回っているが、ちょっかい出さなければ襲ってこないし、経験値やドロップアイテム的にもおいしくはないので狩りの相手にはされない。
爆速で走り回るノートリアスモンスターとしてのサボテンダーもいるが、よほどタイミングが合わないとちょっかいだすことすら出来ないので、別な意味で難易度が高い。

またFF13では、とある場所でのイベントを体験することで以降そのエリアにサボテンダーが出現するようになるが、そのイベントのサボテンダーがすごく

か わ い い

のである、凄いかわいいのである、大事な事なので2回言いました。

また、同じくFF13の冥碑のミッションでジャボテンダーを倒すことになるのだが、戦闘前のイベントは結構笑える。
まあ結局その後に泣きっ面にされるのはこっちだけどな!

因みにどちらのイベントもメインキャラはサッズだったりする。
どうやらサボテンダーはとうちゃんを仲間だと思っているっぽい、戦闘時の構えも似てるし。

FF14では異様にリアル。生々しい質感やトゲの生えたような目などマスコット感は薄い……。
一方で巨大遊技場「ゴールドソーサー」ではマスコットとして活躍しており、シルクハットと燕尾服を纏ったサボテンダーが出迎えてくれる。こちらはカワイイ。


余談だが、FF12にはコイツの代わりにサボテンという種族が登場する。


└|主な亜種|┐三

サポテンダー
サボテンダーのパチモンその1
外見はぱっと見区別がつかない(FF13だと頭に花が咲いている)。
シリーズによっては本物より優遇(または強化)されていたりもする。

FF13のコイツはガ系魔法を連発する鬼畜。

因みにFF7だとこいつ機械らしい…。


サボテンダー?
パチモンその2
FF10にのみ登場。
こっちはわりと本物と同等の扱いを受けてたりする。


ジャボテンダー
すごく…おっきいです…///
FF8とアドバンス版FF6だとメキシカンなが生えていたが、FF10-2とFF13では生えてなかった。
その巨体を活かした全体攻撃「すってん ころりん」、単体に10000(!)の軽減不可(シリーズによっては軽減可)のダメージを与える「はりまんぼん」を使ってくる。
FF10-2では全体に「はり合計さんぜんぼん」 を使ってくることも。


花サボテンダー
今のところFF零式のみに登場。
FF13のサポテンダーとの違いはこっちはちゃんとサボテンダーの点。
(ちなみにFF零式ではサボテンダーとサポテンダーはよくよく見ると口の形が違う点で差別化できる。)

生息地は普通のサボテンダーと同じベリト砂漠。飛行挺でしか行けない場所なので会えるのは終盤。

基本EXPが断トツでトップ。遭遇したら是非倒したい。
ただし、当たると即死確定の「はり9999本」を4連射してくる上、ブレイクサイトが出にくく倒しづらい。

それにしても、合計39996本もの針をなぜ何度も飛ばせるのか。謎である。


ギガテンダー
FF14に登場。プレイヤーのいる世界とは別の世界「第一世界」にのみ存在する種族だがもはやサボテンじゃなくて樹木。
プレイヤーの3,4倍はあろう巨体を揺らして砂漠を闊歩する姿は初見だとビビる。
頭に咲いたサボテンの花がキュート。あと顔だけは歴代サボテンダーを踏襲したデザインになっている。


ルナテンダー
同じくFF14に登場。なんやかんやあってにまで足を踏み入れたプレイヤーだったが、そこで目にしたのは柳のごとくヒョロヒョロした謎のモンスターであった。
サボテンどころか植物と呼べるかどうかも怪しい。エイリアンと言われても納得できるビジュアル。一応花は咲いている。
さらにしばらくするとなぜかヨガの「ダンスのポーズ」を取る。何やってんの……?

また一定時間ごとに出現するリスキーモブ「ルナテンダークイーン」は七色輝いている。通称ゲーミングサボテンダー。


トゲモン
デジモンシリーズに登場するサボテンダーの亜種。
サボテンダーの武器である素早さを失ったため、両手にボクシンググローブを着けて攻撃特化になった。
ちなみに得意のはりせんぼんはチクチクバンバンという名で登場。発射する時にどこかのピッチャーよろしく高速の大回転を披露する。
お前速く動けるじゃん。
進化すると元のアホ面が信じられないほど可愛い妖精になる。


三 ┌|FF本編以外の作品|┘

チョコボレーシング~幻界へのロード~
隠しキャラとして他のFF出身キャラと共に参戦。
驚異的なハンドリングと(悪い意味で驚異的な)スピードが特徴。
因みに搭乗マシンは無し。なんと自ら走るのだ。

あまりにスピードが遅すぎる為に急勾配では大きく減速してしまい、スキル又はアビリティ無しでは完走すら不可能なコースも。

ハンドルを切るとカメラ目線が┏|∵|┛になる。


スライムもりもりドラゴンクエストシリーズ
2や3で「サボテンボール」をトロッコ等で潰すとサボテンダーになる。


マリオバスケ3on3
スーパーマリオシリーズとFFシリーズがコラボし、5名のFFキャラがゲストプレイヤーキャラとして参戦。
ニンジャ、シロマ、クロマ、モーグリと続き、最後の1キャラはなんとサボテンダーであった

やはりと言うか何と言うか全キャラ中最も速い走行速度を持つスピードタイプのキャラであり、とにかくスピードだけで攻めていくのが主な戦法である。
また相手COMに操作させるとディフェンス時にプレイヤーの周囲を回って妨害する独特なプレイスタイルを持つ。
スペシャルシュートはやはり「ハリセンボン」なのだが、自身の頭の上のトゲをボールにぶっ刺して自らゴールに突っ込むという体を張った技となっている。(実際ゴールを決めた後は一瞬ピヨっている)

更にアンロック条件もかなり特殊で、普通にトーナメントモードを優勝し続けるだけでは絶対に手に入らない。
隠しコート「ギラギラさばく」をエキシビジョンでプレイし、相手COMと100点差つけるとコートのどこかにサボテンダーの頭が出現する
この頭を数回ドリブルで叩くと地面からサボテンダーが出現、試合後使用可能になるイレギュラーな隠し条件を持つ。


マリオスポーツミックス
マリオバスケに引き続き、FFキャラを代表するキャラとして続投。

やはりスピード値がずば抜けて高くキャラクター選択時の能力パラメータでもそれが目に見える。
(スピードタイプと同様メーター自体が最大なだけでなく、更にメーターが赤く変色しており強調されている)
反面、スピード以外のパラメーターがかなり乏しく扱いが非常に難しい上級者向けのキャラクターとなっている。

一部のアクションに自身の針を飛ばす能力があり、この針に当たると敵味方関係なく相手の動きを止める事が出来る。(ボールを持っている場合は落とさせる)
スペシャル技の「ハリセンボン」は針を飛ばして範囲内の相手チーム全員の動きを拘束できる技・・・なのだが、あまりにも広範囲すぎて味方全員にも当たってしまうというハイリスクハイリターンな技となっている。
因みに原作を意識してか、「ハリセンボン」の針に当たったキャラは「1000」のダメージ表記が出てくる(勿論特に意味はない演出)

前作マリオバスケとは違いややこしい条件は無く、普通に各競技で60試合プレイするかスターカップの隠しルートのどこかにいるサボテンダーを倒すことで使用可能となる。


モンスターハンター:ワールド
新生エオルゼアコラボで新大陸に現れたベヒーモスに紛れ、「大蟻塚の荒地」に環境生物として住み着くようになった。
エオルゼアのサボテンダーはお馴染みの姿ではないのだが、こちらはお馴染みの姿。
蹴飛ばすと針百本10セットと針千本1セット、合計2000ダメージ分の針がばらまかれる。

また小型版としてミニテンダーも登場しており、こちらはエオルゼアのミニテンダーとほぼ同じ姿。
更にその亜種として、ミニテンダーのFF13のサポテンダーあるいはFF零式の花サボテンダー版とも言える「ミニフラワーテンダー」も登場しており、捕獲した際の調査ポイントが一番高い。

ところで、モンスターハンターシリーズにはサボテンを好物とするディアブロスがいるのだが、新大陸のディアブロスは「大蟻塚の荒地」のヌシなので、彼らの先行きが心配である。






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最終更新:2023年08月04日 19:52