ペガサスナイト

登録日:2011/10/14 Fri 01:33:57
更新日:2024/02/28 Wed 15:29:57
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ペガサスナイトとは、ファイアーエムブレムシリーズに登場する兵種(クラス)のひとつ。

(FEシリーズ特有とまではいかないものの)「ペガサスナイト」と言えばFEと言えるくらいにはFEと結びついた概念であり、
インテリジェントシステムズにより商標登録もされている模様。おかげでますますFEシリーズ以外では見かけない概念。


【概要】

翼持つ天馬に騎乗し戦うクラス。
『暗黒竜』『紋章』ではクラスチェンジ(CC)先が飛竜を駆るドラゴンナイトになっていたが、後に分化された。
作中では竜騎士より格下のように扱われる事もあるが、実際の攻略では対魔法性能に優れたペガサスナイトの方が活躍する事も珍しくない。
分化後は対魔法性能に加え、回避性能に優れたユニットとして対等の関係となっている作品が多い。

【ペガサスナイト】
清らかな乙女にしか心を開かないと言われる神聖な生き物、ペガサスに乗って戦う。
天馬騎士という呼ばれ方をする事も多い。
速さに加えて魔防が高く、魔法系のユニットに対して強く、速さの高い敵に対しても追撃されにくい。
移動力の高さに加えて飛行が可能で、地形を無視した立ち回りが出来るので、マップによっては大きな働きをもたらしてくれる。
空対地の戦闘スタイルを強調しているせいか、基本的には槍のみで戦う。作品によってはこの段階で剣装備が可能なことも。

【ファルコンナイト】
ドラゴンナイトの代わりに『外伝』から登場した上位クラス。
そして『聖戦』以降はこちらへのCCがスタンダードになった。
「ファルコン」というが鳥ではなく、なぜか角の生えたペガサスである*1
これが愛馬の変化した姿なのか、ペガサスとは異なる生き物なのか等は判然としておらず、定番化したわりに謎が残る存在。

特性としては、長所の速さと魔防に磨きがかかっている。
多くの作品ではこのCCによって剣装備が可能となり、それまで苦手としていた斧使いとも戦いやすくなる。
槍よりも軽いことから剣の方が使いやすかったり、キャラによっては魔力を活かして魔法剣も使いこなせる。
剣の代わりに杖が追加されることもあり、移動力や他の物理職よりは高めの魔力での回復や補助を担える。

【ダークペガサス】
『覚醒』から登場。ファルコンナイトとは選択制。
ダークの名前の通り、ペガサスが通常の馬と同じような暗い色合いになっている。これもそういう生き物なのかは謎
こちらは槍に加えて魔道書を使用可能。作品によっては魔法特化な場合もある。
攻撃特化な分安定した活躍が望めるが、力と魔力の両方が高くないと武器と魔法の両立は難しい。ファルコンナイトよりもユニットとクラスの相性が出やすい職といえる。


女性専用?

上記の通り、ペガサスナイトは原則的に女性しかいない。味方であろうと、敵であろうと。
周りがや竜に乗ったり、武骨な厚い鎧を纏ったりして戦っている中、
戦場の空に舞うかのように華麗に戦うヒロイン達は非常に華やかで、本シリーズを象徴する兵種の一つであると言える。
なお原典の神話ではペガサスに騎乗するのは男性である。女性専用という設定は同じく馬型のユニコーンの影響を受けている気がしなくもない。

この天馬騎士達、文字通り天を舞う戦闘スタイルであるにも関わらず大抵が丈の短いスカートだったりするのが素晴らしい。実に素晴らしい。実に。
気になる君は公式絵をチェックだ!
ちなみに何故空を飛ぶペガサスナイト勢が天敵であるミニスカを履くのか定かではなかったが、Echoesの設定集でミニスカの理由が明かされた。
ペガサスと繊細なコミュニケーションするために金属の類を極力減らし、人肌を多く残した衣装にしているとのこと。
ペガサスがエロ野郎だからではない、断じて

なお、FE初代作品の「暗黒竜と光の剣」にペガサスナイトの三姉妹が登場して以降後の作品でもペガサス三姉妹が登場することは幾度かあったが、毎作味方キャラ3人の関係性とクラスを固定してしまうのは難しいのか、赤と緑の騎士ほどには定番化していない。



【主な運用方法】


【長所】
飛行により、森や山等ありとあらゆる地形を無視して移動出来るのが大きなメリット。
特に「海」や「高い山」は他のユニットではそもそも入れないケースも多く、それらを無視して移動できることが大きなメリットになる。

  • 釣り役として
「今はそうでもないが、相手の攻撃範囲になるマス」と、「釣りたい相手の攻撃範囲にならないマス」を行ったり来たりすることで、戦闘無しでの足止めを可能にすることもある。
普通のユニットには侵入できない岩山地形から相手をホイホイ誘い出す芸当も可能。

  • 救出役として
飛行可能な点はここでも当然発揮させられる。さまざまなユニットを地形を無視して運ぶことで、また新たな攻略ルートを開拓できる。
特に殆どのユニットの移動力が下がる悪路が一面に広がるマップでは、この強みが存分に活かされるはず。

  • 単独行動要員に
他のユニットより早く目標に到達できるケースも多い。
この特色を利用して厄介な敵後衛を強襲したり、山賊に襲われる前に村を訪問したり、
宝箱を奪われる前に盗賊を始末する等、まさに縦横無尽な活躍が出来るだろう。

  • 魔法系キラー
物理職ではトップクラスの魔防を誇り、武器攻撃が出来るのも併せて相性が良い。
また速さのパラメータも高く、当たり前の様に殆どの相手に2回攻撃可能。

  • トライアングルアタック(TA)
多くの作品でみられる特殊攻撃。天馬騎士3人で敵を囲む事で、確定必殺の攻撃ができる。
一部作品除いて専用の掛け合いやモーションに変わるのが見所。
力の低めなペガサスでも敵に大ダメージを与えたりトドメを刺すことが可能。『封印の剣』以降は必中効果もある。『烈火の剣』などではパビスの守りの必殺無効さえ無視する。
ただ戦術に大幅な制限がかかる上、個々の実力が上がるほど使用する意義が薄れるのでぶっちゃけロマン技。
なお『暁』に登場して以降しばらくはリメイク版を除いて登場していなかったが、『風花雪月』にて戦技という形で久々に再登場した。
後にオスティア重騎士団木こり達も使うようになったのでペガサスナイトの専売特許というわけでもなくなった。


【短所】
  • 飛行系特効を受ける
飛行ユニットの性として、弓に弱い。
特効を受けた場合、ダメージ計算は作品毎に違うが、概ね受けるダメージが特効がない時と比べて2~3倍になる。
下記の守備の低さもあり、弓が命中するとまず即死してしまう。
序盤のザコ弓兵の鉄の弓ですら喰らうと危険なので、弓兵の行動範囲を確認しながら立ち回る必要がある。特に長射程を誇るシューター系には要注意。
作品によっては特攻を無効化する方法もあるが、それが一点物のアイテムの場合は他のユニットとの取り合いとなる。

また作品によっては風魔法等も飛行系特効を持つ。
こちらは作品によっては魔防の高さで耐える事もあるが、魔法職相手だからといって安易に突っ込むのは危険。

  • HP・力・守備・体格が低い
女性が就いているクラスだけあり、これらは他と比べて低い。ドラゴンナイト系に差をつけられ易い点でもある。
3すくみのある作品では武器相性から斧使いを相手にするのは怖いものがある。
そのため山賊等の斧使いばかりを相手取る序盤ではトドメ役に徹させないと危ういのだが、
斧使い相手には命中100にならない事も多く、トドメを刺しそびれて反撃→敵ターンの攻撃で落ちるという事も。
HPや守備に関しては、上手く飛び回って必要以上に戦わないことで補えるが、強襲時には無視できない欠点。
育成の際はトドメを刺すのに失敗した際には何かしらフォローをしてやりながら丁寧に育てていこう。

  • 重い武器を扱わせにくい
打たれ弱い分、下手に重い武器を使うと速さという長所を失い窮地に陥る事がある。
剣とは違い、上位の槍には重いものが多いのが悩みどころ。
逆に敵側の鋼の槍持ちはプレイヤーにとってはカモとなる。

  • 地形効果(回避補正)を受けられない
砂漠や森、山であっても無視して飛べる一方、森、山、砦等に待機することで得られる地形効果も一切得られない。
本人は速さと幸運が高く、守備やHPはやや低めなこともある剣士と似たステータスでも、山や森などに陣取って回避戦術を行えるあちらと違って回避率には不安が残る。
なお、砦や制圧ポイントに配置されているHP回復効果は受けられる。

【総括】
…という風に、長所と短所がはっきりしている兵種であり、彼女達をいかに運用するかはプレイヤーの腕の見せ所であろう。



【主なキャラクター】


暗黒竜と光の剣/紋章の謎

記念すべき初登場作品。
この頃はCCするとドラゴンナイトになっていた。
FC版『暗黒竜』では基本的に魔防が設定されておらず、単純に力・守備力・移動力が強化される。

SFC版『紋章の謎』ではCCすると上記の強化を得られる代わりに、魔防が6も下がってしまう。
なので、魔道士系ユニットや射程3~10の魔法に備えてあえてクラスチェンジしないのも一つの作戦にもなる。
特に第二部では砂漠で魔道士の大群を相手取るカダインのマップに入る前にクラスチェンジアイテムを入手する事になるが、
ペガサスナイトのクラスチェンジはそのマップをクリアするまでは控えておいた方が魔防があるお陰で立ち回りやすい。
またペガサス・ドラゴンナイト問わず、騎乗クラスは室内だと馬を降りてただのナイトになってしまい、使える武器も剣になってしまう。魔防はもちろん、技や素早さの弱体化には注意すること。

DS版『新・暗黒竜』/『新・紋章』ではCC先としてドラゴンナイトの他、ファルコンナイトが追加。
ファルコンナイトに昇格するには天空のムチが必要だが『新・暗黒竜』ではオンラインショップ限定アイテムであるので、
wi-fi通信が終了した2020年現在ではWii Uのバーチャルコンソールでなければ使用不可能である。
『新・紋章』では普通に入手できるようになりハードルが下がった。

どの版でも、三姉妹(パオラ・カチュア・エスト)が揃うとトライアングルアタックが出来る。
ちなみに『新・紋章』では戦士三人衆のサジマジバーツもトライアングルアタックを使える。

初代ヒロインにして元祖ヘッドハンター。その献身な姿勢と巧みな話術で多くの男を虜にした。
技・速さ・幸運(FC・SFC版までは武器レベルも)の成長が高い、ペガサスナイトのテンプレを示した能力。
後のシリーズ作でもこのような成長をするキャラを「真ん中病」「シーダ成長」と称されることも。

『暗黒竜』・『紋章』第一部では1章から登場するので育てやすく、ずっとレギュラー入りすることが多いだろう。
しかし『紋章』第二部では4章の終わりと少し遅れて加入する。しかも強力なカチュア、パオラが既に加入している。
さらに説得可能キャラがサムトーのみ(そのサムトーもオグマで代役可能)と少し不遇。
とはいえ高い成長率とマルスとの相互支援、オグマへの片道支援があり、レベルがペガサス三姉妹より低い=成長機会が多めにあるので十分強い。
DS版ではウイングスピアという専用武器が追加。槍版レイピアのような性能で序盤の力不足を補える高性能な武器。しかも個数限定だが購入可。
また、ユニットの復活・追加や仕様修正により説得要因としての出番が増し、原作よりも出番が増えている。

マケドニアペガサス三姉妹の長女。当初は王女ミネルバと妹達共々マルスと敵対していたが、ミネルバが卑怯な作戦に協力できないと判断し一緒に撤退。
その後ミネルバがアリティア軍に入ったことを聞き、カチュアと共に駆け付けた。
中盤登場の下級職だが、初期能力の高さで即戦力として頼りになりすぐ一軍入りできる。
成長率は技が飛びぬけて高い反面速さ・幸運が低い。
『紋章』第二部では第3章ですぐに加入する。初期装備の銀の槍でDナイトとやりあえる初期値は見事。
『新・紋章』ルナティックモードでもその初期値は頼りになる。
アリティア騎士アベルに恋していたがそのアベルはエストと結婚してしまうという悲恋キャラ。支援効果からもその愛憎劇が表現されている。

ペガサス三姉妹の次女。
初期値・成長率共にバランス良く高い強キャラ。「パオラより成長が良く、エストより加入が早い」という特性から三姉妹の中では一番使いやすい。
力・守備も上がりやすいので弓以外の相手には果敢に立ち向かえ、SFC版第二部ではアイオテの盾が3章で入手出来るので弓すら怖くなくなる。
『紋章』以降はマルスが近くにいると通常よりも頑張っちゃう(支援を受けることが出来る)がカチュアが近くに居てもマルスには影響がない片想い
『紋章』第二部では第2章という驚異の早さで加入してくる。ウォレンを説得するなどシーダのような働きをする。
ユニット性能ももちろん優秀。加入時からずっと一軍に入りしたプレイヤーは数知れず。

ペガサス三姉妹の三女。
『暗黒竜』『紋章』第一部では敵に捕まっていたところをカミュ将軍に助けてもらった。
その際にアカネイア三種の神器・メリクルを奪還しており、マルスに渡してくる。
彼女の加入でようやくトライアングルアタックが解禁される。登場が遅く初期値も低いが成長率が驚異的な高さであり、後にこういった特徴を備えるキャラは「エスト枠」と呼ばれるようになった。
特にSFC版では加入章に闘技場があり、(入手していれば)成長率補正のかかる星のオーブを持たせて放り込めば即一軍入り可能。
何なら自分を助けてくれたカミュとの再会もつかの間、メリクルソードでのTAの一撃でカミュをぶった斬る事すら難しくない。
星のオーブを持たせてちょっと頑張ってもらう(エストのレベルを4つ上げる)だけでカミュを一撃必殺する準備が整う。
『紋章』第二部ではアベルと結ばれ天馬騎士団を退役していたが、アベルを従えさせるための人質としてアカネイア軍に捕まってしまった。
上二人の姉と加入時期に差がついてしまったが、相変わらず成長率は優秀。しれっと用意されている闘技場と星のオーブで鍛えた後、夫婦で出撃させるとよい。
DS版では星のオーブの成長補正が消えたので育てづらくなったが、トライアングルアタックが必中になったので依然として優秀。


外伝/Echoes

通常の弓に飛行特効がないので貴重な弓アイテムを持つ弓兵以外には弱点を突かれず、相対的にかなり強化されている。
また、新たな上位クラスチェンジ先としてファルコンナイト(Fナイト)が初登場。
Fナイトになると魔物に特効を持つ為、非常に強力な戦力となる。
特に三姉妹のTAならばほとんどの魔物を一撃粉砕してくれる。

『Echoes』では追加された女村人のCC先として追加された。
魔物特効がダメージ+10に抑えられて弱体化したものの、相変わらずただの弓には特効を突かれないので使い勝手は良いまま。
…が、難易度ハードになると状況は一変。弓兵がどいつもこいつも弓装備を得て長射程特効付きに変わるためまともに動かすこともままならないと、非常に厳しい環境になった。
さらにトライアングルアタックが自動発動ではなく戦技になってしまい、しかもHPを10消費する上に追撃不可、威力+8、命中+30%、必殺+40%(必中必殺でない)と大幅に弱体化。
久しぶりの登場かつ専用ボイス付きでありながら、その使えなさに多くのペガサスファンが落胆した。

ソフィア一の騎士(笑)クレーベの妹。『外伝』ではアルム軍唯一のペガサス。
全体的な成長率はカチュアに見劣りしないほど高いが、守備が低いので前線に出し過ぎないようにしたい。
『Echoes』でも大筋は変わらないが、前述したとおり難易度ハードではそこらの雑兵からも特効攻撃に狙われまくるのでかなり厳しい。
元々アルム軍ルートは弓兵が多く出現するため悪い方向にシナジーを発揮してしまっている。
速さ成長はずば抜けて高いので、サウニオンやロムファイヤなどの重い槍を扱いやすという利点はある。

お馴染み長女。風に飛ばされた挙句海賊ギースに捕まったエストを助けるために、遠路はるばるアカネイアからやってきた。
本作ではレベルの割に初期値が若干物足りない。それに加え前作で高かった技成長率が減少。魔防も低めなのが惜しい。
しかしCCすれば圧倒的に使い勝手が上がるので、早期にCCするのが得策。
『Echoes』でもやはり初期値が足を引っ張り、TA&Fナイトの弱体化も逆風。
レベルの高さを生かして早期CCするのがより有効策となった。

散り際のセリフは物議を醸した。『紋章』の設定が取り入れられたリメイクでも変わらず。

お馴染み次女。パオラと共にバレンシアに飛んできた。加入時には前作プレイヤーに向けたメタ発言をする。
高成長率、強クラス、初期装備全てにおいて優秀なユニット。
『Echoes』でも加入時期・成長率を加味すると最も使いやすいペガサスナイトであろう。

お馴染み末妹。本作ではギースに捕らわれている。
3章終盤と相変わらず遅れての加入だが、本作ではフリーマップ制なので他作品より育てやすい。
解禁されたTAで敵を倒しまくればすぐにエースユニットになる。魔防がペガサス組で最も高いのも魅力。
『Echoes』ではTAの弱体化により育てづらくなってしまい、Fナイトの弱体化含めて趣味ユニットになってしまったか。
それでも成長率は高いので育てる楽しみはある。


聖戦の系譜

シレジアの天馬騎士団が登場。
マップが広い本作では彼女ら先行してもらって村の防衛をさせることが主な仕事である。
というのも本作の村はほとんどが山や森に囲まれた先にあり、飛行ユニットでないと防衛に間に合わない位置にある。
そのためある程度賊たちとの戦えるように鍛える必要がある。

クラスチェンジ前から剣が使え、斧をふるう山賊・海賊退治にも役立つ。魔法剣を持たせると痒いとこにも手が届く。
屋内戦が存在しないので、強制下馬などにかかわる弱点は消滅。
ファルコンナイトにクラスチェンジすると「連続」スキル付与に加え、平民でも剣・槍レベルAまで使える上に杖がレベルCまでなら使用可能。
高機動力のサポート要員として幅広く運用できる。
その一方、天敵の飛行特効を持ったアーチが各地に設置されている。
本作では特効=必殺であり、その必殺がものすごく強力なので行動が制限されがちなのが難点。
素直にほかのユニットに任せて、別方面の敵でも倒しに行こう。

今回はペガサスナイトが同じ時代に3人揃わないので、味方はトライアングルアタックを使えないが、
敵として登場するマージ三姉妹やペガサスナイト三姉妹がトライアングルアタックを使ってくる。
しかもスキルと指揮官補正が恐ろしいため個別撃破すらきつい。敵フェイズで釣り、反撃で一体でも落としたいところ。

シレジア四天馬騎士の一人。レヴィン王子を探して旅に出ている。
前述の通り村の防衛が主な仕事。魔法剣やフィンの勇者の槍を譲ってもらうと戦いやすくなる。
「追撃」持ちなので戦闘では手数で攻めるのが得意。CCすれば連続もつくのでさらに攻撃回数が増える。
親世代唯一の飛行系なので大事に運用したい。

親世代で自由恋愛できる(ディアドラエスリンのような固定カップリングではない)女性ユニットでは唯一の平民。
平民同士のカップリングだと子の成長率が低くなるので相手はよく検討したい。
しかし、広大なマップがメインの聖戦において、あちこち飛び回ることを強いられているので、恋人が作りにくい。
50ターンまで隣接と村を同時進行は鬼畜。特にフィンとフュリーのカップルは今作最高にして最強のカップル成立難易度を誇る。
ただしフュリーとレヴィンに限り、隣接を続けなくても、第四章での会話イベントを起こせば自動的にカップルを成立させられる。
無難どころかつ子世代がだいぶ楽になる。

フュリーの娘。愛馬の名は伯母のマーニャ。
素で追撃持ちなのでそれなりに戦力は約束されているが、母親の結婚相手次第では戦闘スタイルが大きく変化する。
レヴィン父なら高い速さ成長と「連続」「必殺」を得るため、クラスチェンジ前から爆発力は高い。
クロード父なら武器レベルBまでの杖を振って味方を助けることができ、さらに魔防が上がりやすくなるため後半多くなる状態異常杖を無効化しつつ突っ込みやすくなる。
アレク父なら「見切り」を持つのでアーチや危険なスキル持ちに突っ込んでいけるようになる…が、平民同士のカップルなので成長率は(子世代基準では)悲惨の一言。フィーはまだマシだが、セティはほぼ使い物にならなくなると言っていい。攻略本にもオススメとして載っていた有名な地雷カップルだったりする。
槍を継承できるのは彼女のみなので、親世代編終了までに槍はフュリーに持たせておいた方が良い。特にフィンは結婚している場合、離脱前に槍は全てフュリーに渡すべし。
杖はクラスチェンジしないと使えないので引き継げない。

フィーの代替ユニット。愛馬の名はフィー同様マーニャ。
速さの成長率は高いが、フィーと違い強い武器にありつきにくいので非力さが目立つ。スキルもCC後の兵種スキルと被る連続しかない。
それでもアルテナ加入までは子世代唯一の飛行系なので勇者武器やリングを回して頑張ってもらうしかない。
9章のとある村訪問で守備がプラスされるイベントがある。

NPCとして登場するシレジア四天馬騎士筆頭にしてフュリーの姉。
女王ラーナの守護神として他の勢力を寄せ付けぬ存在であったが、
伯仲の好敵手パメラと交戦中、バイゲリッター隊長にしてブリギッドエーディンの弟・アンドレイに隊員共々射殺される、哀しい役回りを演ずることに…

敵として登場するシレジア四天馬騎士の一人。ペガサスナイト系では初の敵将。
トーヴェに駐留しており、主君である先王の末弟マイオスの命を受け、セイレーン城を奪取すべく出陣。
素早さが高めで、武器も軽めの銀の剣なのでスキル「連続」の発動に気をつけたい。
「祈りの腕輪」も持っているため、仕留めきれないとその後中々トドメが刺せなくなるかもしれない。
…とはいえ飛行系ユニットだけに、弓で撃ち落としてしまえばそれまで。おあつらえ向きにブリギッドが加わるのでそこまで苦戦はしないはず。
トラキアで登場するミーシャの母親にあたる。聖戦の系譜では触れられずミーシャ側の言及で判明。ヒーローズでは自らもその事に触れる。

  • パメラ
敵として登場するシレジア四天馬騎士のナンバー2で、マーニャとは積年のライバル。
ザクソンの天馬騎士部隊を率いて現れ、バイゲリッターの力を借りてマーニャを射殺し、部隊を蹂躙する。
素早さが高めではあるが、重いぎんのやりを装備しているため倒すのは先に戦うディートバより難しくない。

  • メング、ブレグ、メイベル
最終章の終盤に登場するイシュタル配下のヴァイスリッター三姉妹。クラスは全員ファルコンナイト。
黒幕のマンフロイ・ラスボスのユリウスを差し置いて聖戦の系譜最強の敵と言われている。
全体的にステータスが調整ミスを疑いたくなるほど高い上、武器はリザイアの効果を持つ「大地の剣」と移動力を伸ばす「レッグリング」。
スキルは「連続」「追撃」「必殺」「見切り」、加えてメングは指揮レベル4持ち*2、と全てにおいて隙が無い。特に見切りは必殺・特殊剣に加えペガサスナイトの宿命たる弓特効まで無効化する始末。
殊更に3人とも回避は80、メングに至っては指揮官効果で110であり、神器なしにもかかわらずバルムンクを装備したシャナンに迫る値である。*3
さらに例によってトライアングルアタックも備えており、囲まれると一巻の終わりとなる。
余談だが彼女たちが強すぎるせいで「アレク親の見切り持ちフィーは強い」と誤解するプレイヤーもいるが、実際はこのようにスキル・ステータス・装備といった全てにおいて高水準だからである。

フリージ城の付近で待っていればやや先行して近付いてくる。
支援効果+フォルセティの地雷戦法で一気に片付けるのが楽。


トラキア776

クラスチェンジがペガサスライダー→ペガサスナイトになっており、ファルコンナイトは存在しない。武器は一貫して騎乗時は槍、下馬時は剣しか使えない。

本作で導入された「かつぐ」システムを使う際には一番大活躍する。
体格20以外の味方ユニットを担げるので山や海を超えて味方を輸送できるので大変便利。
特に離脱マップでありながら、山に囲まれているので自力で脱出できないキャラを離脱させるにはかついでもらうしかなくなる。
一方トラ7はシューター系ユニット(敵専用)がシリーズ屈指の高性能なため、一歩でもシューターの射程に入ってしまえば堕天必至。
後半面では、シューターがずらりと配置されどれかを無力化するまで身動きがとれない…というシチュが多発する。

屋内マップでは下馬して剣しか使えなくなる。
かつぐこともままならない(というかPナイト組は体格が低いのでかついでもらう側になる)ので屋内では使用を控えるか、
普段から剣レベルを上げておかなければならない。

トラキアにおける風の勇者の筆頭嫁候補、カリンは14歳。 14歳である。
速さ以外の成長率は低めだが、序盤では唯一の飛行系なので運搬役として不可欠。
戦力として使いたいなら成長率補正のある聖戦士の書を持たせて、力を補強すると良い。
充分に育ったならレッグリングを装備してアーチ潰しさせると便利。

前作「聖戦の系譜」の親世代に登場した、シレジア四天馬騎士ディートバの娘。
西ルート限定加入な上仲間にする方法がゼーベイアほどではないが分かりにくい。
いかにも上級職らしい微妙さで風の剣のオマケ扱いされがち。
本作では魔防が魔力に統合されたので魔法剣の使い手として優秀…と思いきや逆に対魔法性能が平均程度になってしまった。残念。
それでも成長率は高水準で聖戦士の書で補強すればそれなりのステータスになる。
疲労システムがあるのでカリンや竜騎士兄妹の補欠として鍛えておいた方が良い。


封印の剣

本作から屋内マップでも下馬することがなくなり暗黒竜の頃の仕様に戻った。
攻撃を回避しやすい本作では速さ・幸運の高いペガサスナイトは避けまくり…と言いたいところだが、
槍が重いので攻速落ちしやすく剣士系と比べて思うほど避けてくれない。
さらに仲間になる竜騎士ユニットが固い・強い・ハードブースト持ちと大変強力。飛行系の役割を彼らに奪われてしまうことがほとんど。
クラスチェンジすると剣が扱えるようになるが、それはドラゴンマスターも同じなのも響いている。

一方、前作から再調整された「救出」システムを活用する際には序盤から登場するので大活躍する。
体格が低いので救出値が高い=多くのユニットを救出しやすいので、使いこなせれば戦略の幅が広がる。
魔防も高めなので聖水やマジックシールドに頼らなくても良いのはドラゴンナイト系よりも利点。
総じて見た目に反して玄人向けのユニットであると言える。

本作では雪景色広がるイリア地方の独自の兵種であり全員が同地出身者として登場する。
傭兵業が主要産業な土地柄、他国で活躍している者も多く、作中でもリキア同盟・エトルリア・ベルン軍にそれぞれ雇われている。
17~20章(+20章外伝)でイリアルートに進むと、ペガサス部隊を大勢相手にする。
だがどいつもこいつもステータスが微妙な上揃いも揃って鋼の槍を持参しているのでガッツリ攻速落ちしている。なのでハードモードでも大して強くはない。ぎんのやり装備のファルコンナイトもドラゴンマスターに比べると明らかに弱い。
別ルートでハードだと攻速20で厄介な短弓で削ってくる遊牧民部隊と釣り合いが取れてないのが実情。
ちなみにGBAシリーズの敵ペガサスはティト隊とシグーネ以外体格+救出が25なので男疑惑がある。

ディーク傭兵団で修行中の見習い天馬騎士で三姉妹三女。
典型的なシーダ成長型で力がヘタれなければ主力として戦える。但し力がヘタれてしまうと…
序盤から登場する飛行系で、救出・輸送・配置換え・買い出しetc.と序盤の戦略の要となるであろう。むしろ戦闘よりこっちが本業かも。
ロイの嫁候補でもありその中では一番早く加入する。

エトルリアのクレイン将軍に雇われた三姉妹次女。ツンデレ。
力や守備が他の姉妹より高く同クラスでは最も使いやすい性能。ハードブーストがかかれば最強のペガサスに。
ただそれ以前に加入以前にマップで色々問題児であり、彼女とその部下に色んな意味で泣かされた人は多い。
またミレディとツァイスの竜騎士姉弟が強すぎるのでせっかく育てても埋もれてしまうことも。(この二人もハードブースト持ちという始末)

  • ユーノ
三姉妹長女にして、FEでも珍しい子持ちの人妻おb…お姉さん。イリアルートへ分岐しなければ仲間にならないお助けファルコンナイト。
元天馬騎士団長ですでに引退していたが、戦争を終わらせるために前線復帰…したはいいが、
上級レベル9とは思えない低初期値それをカバーできない成長率不遇なクラス狭い支援関係、とどう贔屓目に見てもよ、よわすぎる…
ぶっちゃけると歴代ペガサスナイト最弱とも言うべき性能。一度引退した身なのだから仕方のないことなのかもしれないが…。
基本的にはTA及び支援ブースター以上の仕事は求めてはいけない。
どうしても戦闘で活躍させたければドーピングしてTAで敵を倒しまくるしか救いはない。(頑張っても見返りは乏しいが)

  • シグーネ
天馬騎士団隊長で敵ファルコンナイト。長いものには巻かれろ思想でベルン側に寝返った。
ユーノとはかつてライバル関係にあり、その妹のシャニ―、ティトとも面識があり専用会話がある。ユーノの旦那で城主を務めているゼロットには無い
シャニーとティトは対決するのに葛藤を感じており、彼女の要請で増援がやってくることからも隊長として人望はあった模様。
イリアルートのボスの一人でバランスのよいパラメータ…だが、城から動かず、スレンドスピアで攻速落ちした挙句、飛行系は地形補正を受けられないので非常に弱い。特効無効化アイテムとかも無いので弓なりエイルカリバーなりで即死する哀れな御仁。
それでも現役なだけあって同じLv9の現在のユーノさんよりは全然強い。ハードモードだと速さ以外はブースト込みかつ同じレベルまでティトさえ凌ぎかねない程。


烈火の剣

同じくイリア天馬騎士団の三姉妹が仲間に。
前作から上限値は多少下がっているが、味方ユニットの初期値・成長率は上昇しているので非常に使いやすい。
特に魔防が高い物理職という特性は、終盤で大挙して押し寄せる魔法ユニットへの対策になるので非常にありがたい。
全員優秀だが、特にファリナは条件が厳しいだけあってかなり強い。同じく攻守の高さをウリにするヒースが空気になるほど
前作とは逆にペガサス系がドラゴン系を食ってしまっている。

ファリナはヘクトル編でしか登場しないので必然的にトライアングルアタックもヘクトル編専用に。

男性恐怖症なペガサス三姉妹三女。リン編では唯一の飛行系。
技・速さ・幸運・魔防が伸びやすい天馬騎士のテンプレ的能力で、力もシャニーよりかは伸びやすい。三姉妹の中では速さ・幸運が高いので回避に優れる。
本編では姉が加入し、やや霞んで見えるが序盤からいるので引き続いて使いやすい。姉妹同時に使っても強い。
ヘクトルリンとはペアエンドがあり、リンとのエンドは百合エンドとして人気が高い。

生真面目な性格のペガサス三姉妹長女。
力や運が低めだが技や速さ、魔防が伸びやすい。特に魔防の伸びは物理系トップクラスで対魔法の壁&アタッカーとしてはダントツで安定する。ヘクトル編ハードではこの魔防の高さがより生きる。
但し運だけは低いのでルナにぶつけてはいけない。
エリウッド赤緑とペアエンドあり。

お金にうるさい自称「すご腕」のペガサス三姉妹次女。ヘクトル編にのみ登場する。
いきなりヘクトルに近づいては2万ゴールド吹っ掛けてくる。しかもビタ1Gまけることは出来ない。
中盤加入だけあって初期値はオール2桁とかなり高く、加えて全ての能力がバランスよく伸びる。特に力がとにかく伸び守備も竜騎士並みに成長する。
期待値は守備以外20越えで高水準だが技・速さは姉妹よりは少し伸び悩む。
加入が遅く闘技場も無いので育てづらいが優先的に経験値を回してやれば、2万ゴールド払った分の見返りはちゃんとある。
ヘクトル、ケントダーツとペアエンドあり。

余談だがエリウッド×フィオーラ & ヘクトル×フロリーナorファリナENDを両立させると、彼らの達がいとこ関係になる。


聖魔の光石

フレリア王国の天馬騎士隊が登場。
上級職に「ワイバーンナイト」が追加された。竜特効が増え、トライアングルアタックが使いにくくなり、何より可憐さが失われるがスキルの《貫通》は通信闘技場で力を発揮する。
というかファルコンナイトの上限はワイバーンに魔防以外、守備が同値で他が負けている有様。
もっとも長期戦となるラグドゥ遺跡では剣を使えるアドバンテージも侮れず、またパラディンやグレートナイトドラゴンマスターが最終的にジェネラルに劣ってしまう中、速さと魔防で存在感を示せるのでマシな方である。

トライアングルアタックを使うには自分以外の2人がペガサスナイトかファルコンナイトであれば良く、本人はワイバーンナイトでも構わない。
逆に言えばペガサス(ファルコン)ナイトで発動するには全員ペガサス(ファルコン)にする必要がある。

  • ヴァネッサ
フレリア王国の天馬騎士である真面目な地味っ娘。
いかにもペガサスらしい成長率。ターナの怪力ぶりに霞んでしまいがちなのが残念。
CC先はファルコンナイトが王道だが、力の低さを補うならワイバーンナイトもオススメ。

憧れの王子様愛人になったり、俺の風を感じてみたりと変わった恋愛模様を繰り広げる。

ペガサス二姉妹の主君の娘であるフレリア王女。
本作では王女+二姉妹という初めて血縁関係が無いもの同士で組む構成。
HP・速さ・幸運がかなり上がりやすく、ペガサス系にしては力の成長も素晴らしい。
カチュアやファリナのような万能型で、飛行系ではクーガーと同等かそれ以上のアタッカーとして頼れる。
CC先はファルコンナイトがイメージ通りだが、上限値の高さと貫通があるワイバーンナイトも適性がある。

また、「青髪」「主人公が所属する国とは別の国の王女」「敵を説得して仲間にする」と、前述のシーダをオマージュした要素が多い。

  • シレーネ
フレリア王国の天馬騎士隊隊長でヴァネッサの姉。
本編シナリオでは最後の味方ユニットであるが、初期値が低く妹や王女には敵わないと、『封印』のユーノを彷彿とさせる…
しかしユーノよりは成長率は高く、上級レベル1スタートなので育てればまともな強さにはなる。
フリーマップ制なので寄り道して育成も出来るので、ユーノよりは救われている。
トライアングルアタックを使えば安全に育成出来るが、上述のように一人でもワイバーンナイトがいるとシレーネでは発動不可能になる。


蒼炎の軌跡&暁の女神

『蒼炎』ではペガサスナイト→ファルコンナイト、『暁』では天馬騎士(ペガサスナイト)聖天馬騎士(ファルコンナイト)神天馬騎士(エンリルナイト)
ベグニオン帝国の聖天馬騎士団が登場し、その中から精鋭を集めた神使親衛隊が活躍する。
蒼炎では敵が固く、受けゲーバランスの為ペガサス系は消耗しやすいのが難点。一方攻撃後の再移動が復活したのでペガサス系が便利であることには変わりない。
特効倍率が二倍になったので弓を食らっても多少生き延びやすくなった。

蒼炎ではエリンシアやファルコンナイトに奥義の書を使うことで、暁では神天馬騎士にCCすると奥義「衝撃」を習得する。
相手の移動を封じるが反撃自体は封じられないため、蒼炎ではわざわざ奥義の書を使うほどかというと微妙。

暁では一部のスキルを除いて奥義の発動=相手は死ぬ、なので移動封じが発動する機会自体がまずない。
どっちにしろ移動封じの存在感が薄い。
ダメージ計算の都合上、特効発生時に即死級の攻撃力を持つ上に直間両用の弩に注意。倍率も三倍に戻ったので迂闊に攻撃すると反撃で落とされる。相手の装備は確認しよう。
今作ではエリンシアとハールが強すぎて他の飛行系が空気であることは否めず、槍使いとしても力や守備に優れた他のクラスの方が使いやすい場面が多い。
ただし神天馬騎士は槍を装備できるクラスの中では速さの上限値が最高であり、素でラスボスに追撃できる唯一の槍使いである。
それでなくても4部終章の後半は魔法系の敵ばかり出てくるため、魔防が高く、直間両用のSS槍ゼーンズフトを装備できる点で優秀な戦力になれる。

『蒼炎』のトライアングルアタックは28章の拠点会話を見ることで解禁される。(要マーシャのCC)しかしエリンシアは28章に出撃不可なので使えるのは実質終章とトライアルマップ限定。
『暁』では会話は必要なく、ペガサス系が三人集まった時点で解禁される。四人のうち三人で囲むだけで発動でき、四人で囲ってもスクエアアタックとかにはならない。

またペガサスナイトと対極にある男で弓使いな三兄弟もトライアングルアタックを使用可能。

  • マーシャ
ダメな兄貴を持つ苦労人。拠点でのアイクとの会話が多いがフラグはない。
ペガサス系の一人目としては珍しく力や守備が伸び、同時にペガサスらしい伸びをするので隙が無い。苦労しているせいか幸運の初期値は少し低い。
後半は魔防の高さを生かして、遠距離魔法の囮役として最適。
マーシャ-ヨファ-キルロイ-ケビンの四角支援が優秀。
『暁』では第2部の最初から在籍する。終盤はエリンシアが優秀過ぎて終章メンバーからはあぶれやすい。

  • タニス
神使親衛隊鬼の副長。
魔力がそれなりに高く持参したソニックソードでボルトアクスキラーをやれるほか、プラハのフレイムランスを使いこなせる貴重な存在でもある。
支援属性が回避率の上がる地属性なので優秀。オスカーとの地属性同士の支援はかなり役立つ。
だが何より一番の特徴は専用スキル「援軍」であろう。一マップ二回までだが援軍としてペガサスナイトやファルコンナイトを呼べ、囮や削りとして役立つ。特に援軍ファルコンナイトはタニス本人より強いとも。
全体的な能力は下級職からの叩き上げ組に劣るが、独自の強みが多いため初期上級職をドーピングして主力にしたい場合はかなりの有力候補。
『暁』ではシグルーンと共に加入するが、伸びしろが少なく弩持ちが多いので竜騎士に活躍を取られがち。「援軍」も消えてしまったし。
地属性は相変わらず優秀なので活用したい。

クリミア王家数少ない生き残りにしてその存在が隠されていたクリミア王女。「ぶっとばして差し上げましょう」の迷言を持つ。
『蒼炎』では「クリミア王女」『暁』では「女王(クィーン)」という専用クラス。どちらも剣と杖を使うペガサスといった感じのクラス。
『蒼炎』では終盤加入だが初期値が低く、唯一の飛べる杖使いであるので回復要因にするのが一番良い。
成長率は優秀なので、積極的に経験値を稼がせ、そして勇者の剣の強化版である専用武器アミーテを入手すれば優秀なユニット。
『暁』では第2部の主人公。力の成長率が大幅アップ。アミーテの威力・命中が強化され、ボウガン系に気を付ければ最後まで主力に残れる優秀なユニット。
専用スキル『慈悲』敵を倒す事なくHPを最低1残すもの。弱いユニットの育成や削り役にする時に便利なスキル。

どの作品でも倒されると即ゲームオーバーなので慎重に運用したい。

聖天馬騎士団長及び神使親衛隊おっぱい隊長。『蒼炎』ではイベントシーンのみ登場。ユニットとしては『暁』より参戦し、トライアングルアタックにもしっかり対応している。
ただし個人の能力としては技・幸運・魔防に特化して他が低く使いづらい。特に一番重要な速さが残念な値に。
その上他の天馬騎士組は『蒼炎』からの引継ぎがあるのでより不利に。拠点成長やドーピングで愛を注ぐべし。

『暁』で登場する聖天馬騎士の敵ユニット。「死を!死を!」を連呼する体格11のガチムチとして有名。
詳しくは当該項目を参照。


覚醒

本作ではデュアルアタックが採用されたためか、トライアングルアタックはなくなった。
主なクラスチェンジ先はファルコンナイト(槍と杖が使用可)と、
槍と魔法を備えた新クラスの「ダークペガサス」
スキルはペガサスナイトが『速さ+2』とターン開始時に周囲3マス以内に味方がいなければHPが20%回復する『リフレッシュ』
ファルコンナイトは周囲3マスの味方の速さ+4とする『速さの叫び』と槍装備時の攻撃力+5となる『槍の達人』
ダークペガサスが移動+1の『移動の叫び』と自分から攻撃した敵を倒せば再行動できるチートスキル『疾風迅雷
最強スキル「疾風迅雷」がよりによって女性専用スキルだったことにより、多くの男性キャラが涙目になることに。

自警団のメンバー。
シーダ系の能力であるスミアはアーマーに兵種変更(通称スミアーマー)した方が強い。

天馬騎士団所属のスミアの親友。
職業や戦い方を選ばない万能型で、親世代屈指の強キャラである。

スミアの娘。
父親次第だが、迅雷のある子世代という時点で下手に扱っても弱くなることはない。

  • フィレイン
イーリス天馬騎士団所属の騎士。ティアモの上官。エメリナサマ!
彼女が3人目のペガサス枠と思われたが…あるイベントで、ペガサスナイトにとって弓がどれだけ危険か、その身をもってプレイヤーに教えてくれた。
その悲劇は聖戦のマーニャを彷彿させる…

ギムレー教団教祖・ファウダーに仕えるダークペガサス。
スキル『暗闇の加護』により本来ダークマージとソーサラー専用の闇魔法を使ってくる。


if

本作では白夜王国の「天馬武者」というクラスがこれに該当する。
天馬は厳密にはペガサスとは別種の生物ということになっており、シリーズで初めて男性キャラでも転職可能。
暗夜王国のドラゴンナイトとは対の関係。
天馬武者のスキルは自分から攻撃した時に追撃しやすくなる(速さ+5として計算)『飛燕の一撃』とターン開始時に周囲2マス以内に味方がいればHPが10%回復する『和の心』

主なクラスチェンジ先は「聖天馬武者(槍と杖が使用可)」と初登場の「金鵄武者(槍と弓が使用可)」で、後者は下記のスキルも含めて対飛行系に特化している。
聖天馬武者が射程が2マスになった『速さの叫び』と自分から攻撃した時に受ける魔法ダメージ-20となる『明鏡の一撃』
金鵄武者が飛行系との戦闘時に命中・回避+30となる『天翔ける』とターン開始時、周囲2マス以内の味方を最大HPの20%回復する『天照らす』
魔防の高い物理職の方が少ないので明鏡の一撃は習得しておくとなかなか便利。

白夜王国の王女。
王族の名に恥じない高ステータスで、天馬武者のまま使うのはもちろん槍術士にしても強い。

シリーズ初の男性ペガサスナイト系ユニット。
ツバキは技や守備に優れ、速さや魔防の低い成長率が職業と噛み合わず、系などに転職させた方が使いやすい。

  • ユウギリ
メタグロスのような傷を負った戦闘狂なマダム。初期兵種は金鵄武者。
初期値の高さや『生命吸収』の下位版のような個人スキル『勝者の愉悦』の便利さから最初は頼りになるが、力や速さ以外はあまり成長しないので終盤は辛い。

メインヒロインアクアの息子。
バランス型の能力で、歌が得意という設定故か味方を強化する『叫び』系のスキルを豊富に揃えられる資質を持つ。

ツバキの娘で「覚醒」のティアモそっくり。
魔力と魔防以外の能力が総じて優秀で、さらにスキル『天才肌』のおかげで火力も高くなる。

第3のルートにおいてツバキと暗夜側のルーナを結婚させると他の子世代にない特殊なイベント及び専用親子会話がマトイに用意される。
これはティアモにそっくりな声・外見・性格を持つマトイがルーナの娘となり、
かつルーナ=セレナであるため母そっくりな娘を生むことになった為である。


上記の5人のうちシグレ以外は、プレイヤーが暗夜王国を選択すると敵ユニットとして登場する(マトイはその関係上登場しない)。

暗夜編ではシグレ以外にアクアやルーナをパラレルプルフで転職させることでも使用可能。
また24章のハード以上で登場する『すり抜け』持ちを捕獲しておくと後で色々と便利。

ルート購入特典では覚醒のダークペガサスに似たクラスの「ダークファルコン」に転職できる『黒天馬の翼』というアイテムを入手できる。
こちらは天馬武者になれなくても誰でも使用できる。

またTCG『ファイアーエムブレム0』のブースターパック購入特典のダウンロードコードを入力すると本家ペガサスナイトのミネルバを使用できる。

ダークファルコンのスキルは『速さ+2』『リフレッシュ』『移動の叫び』『疾風迅雷』
ペガサスナイトは『速さ+2』『リフレッシュ』『速さの叫び』『明鏡の一撃』
リフレッシュは条件が3マスから2マスに変更された。
疾風迅雷はさすがに弱体化され、攻陣や防陣を組まず単独で敵を倒すのが条件となった。

風花雪月

本作では中級職としてペガサスナイト、上級職を飛ばして最上級職にファルコンナイトが登場。女性専用職に戻った。
技能レベルを上げて資格試験に合格することで転職資格を得るシステムのため、女性ユニットは全員なろうと思えばなれる。
武器にも職での縛りがほとんどなく、ペガサスナイト系は魔法が使えないのと騎乗時は格闘武器が使えないだけなので斧や弓も使える。
一方で適性の高い、槍術と飛行が得意で物理寄りの成長をする女性ユニットは希少というか全体を見回してもイングリットのみ。
次点ではペトラやレオニーあたりが候補となってくる。
マリアンヌは才能開花込みで必要技能がどちらも得意になり、フレンに至っては加入時点でペガサスナイトに合格できるが、この2人は魔法職向きの成長率のためイマイチ。
ただ、マリアンヌについては踊り子の資格に付随する剣回避スキルを入手した上で飛行技能の『警戒姿勢』等も組み合わせれば最終的に優秀な回避盾として完成する。他の回避盾適性が高いキャラは基本的に魔力が低い中、魔力の高いマリアンヌはサンダーソードによる遠距離反撃が強いという特色もあり、スキルがそろってくる後半までの育成はつらいが育ててみる価値は十分にある。

本作の飛行・騎馬兵は「降りる」コマンドで歩兵になって特効を無効化できるのがペガサスナイトには大きな追い風。
騎馬兵は速さ成長率にマイナス補正がかかってしまううえに悪路に弱いが、地形をほぼ無視できる飛行兵は速さも上がるため露骨に優遇されている。
飛行技能を上げると攻撃せず待機選択時に回避が上昇する強スキル『警戒姿勢』『警戒姿勢+』を習得できるのも大きい。
一応、弓職に就くと弓の射程が伸びるなど天敵の弓もかなり強化されているのだが。
また無視できない弱点としては配備できる騎士団*4や副官*5が飛行系のみに制限される。
覚醒やifでは前衛が飛行兵なら後衛が歩兵でも海越えをできてしまったが今回はさすがにダメらしい。

ペガサスナイトは兵種スキルとして『再移動』と『回避+10』を持ち、兵種マスターで自分から攻撃時攻速+6のスキル『飛燕の一撃』とお馴染み『Tアタック』を習得する。
本作のTアタックは自分を含めた飛行兵3名が敵に隣接しているときに使用できる戦技*6で、確定必殺ではなくなったが威力・命中・必殺に高い補正がかかる。
複数のマスを占める大型敵ユニットで体力も多い魔獣には比較的発動させやすい。

ちなみに敵として登場する際のペガサスナイトは、移動力が1高く『槍の達人』も持っている上級職相当の別物。
速さ特化で非力といういつものイメージで相手するとやたら高い攻撃力で追撃されたりして驚く。
この関係上、3学級対抗で模擬戦を行うグロンダーズ鷲獅子戦では放っておくと他学級のイングリットが無双しがちだったりも。

ファルコンナイトは『再移動』『回避+10』に加え槍装備時に攻撃力が5上がる『槍の達人』を備え、兵種マスターではHP25%以下のとき回避+30の『回避の覚醒』を習得する。
間をつなぐ上級職がないため、ペガサスナイトのままで過ごすか斧術を上げてドラゴンナイトを経由するなどの工夫が必要になる。

有料DLCを購入、追加ストーリーを進行させることでダークペガサスも解禁される。
追加キャラの一人、コンスタンツェが追加ストーリーで就いている職で、飛行兵でありながら魔法も使用できる。こちらも女性限定。
兵種スキルは『再移動』と黒魔法装備時攻撃力+5の『黒魔法の達人』、そして敵フェイズに魔法攻撃を受けるとその後の自軍フェイズ終了まで全能力+3の『魔力変換』。
兵種マスターすると『魔力変換』を他の職でも使用できるようになる。
ダークペガサス追加の告知が出たときには疾風迅雷の再来か、調整は、また女性優遇かと騒がれたが蓋を開けてみるとかなり変則的なスキルであった。
飛行兵が配備できる騎士団は既存のものだと物理職向きのものしか存在せず、DLC追加の『ヌーヴェル天魔隊』一択なのが難点。
コンスタンツェ以外では先述のマリアンヌやフレンにも向くし他の女性魔法系ユニットもそこまで無理せずなれる。
ヌーヴェル天魔隊の命中補正が控えめなので、命中の高い魔法を多く覚えるフレンやアネットあたりは適性が高め。


エンゲージ

下級職として「ソードペガサス」「ランスペガサス」「アクスペガス」の使用武器に合わせた三種のペガサスナイト職が存在し、いずれも女性専用。
CC先の上級職は剣槍斧の三種のうち1つ+杖の「グリフォンナイト」か剣槍斧の三種のうち2つが使える「ドラゴンナイト」の2つで、ペガサスに騎乗する汎用上級職は不在。なお、下級職と異なりグリフォンナイトとドラゴンナイトは男性でも就職可能。
専用職として魔法飛行職の「テイマー」「スレイプニル」が存在する。

  • クロエ
フィレネ王国のセリーヌ王女に仕える女性騎士。御伽話とゲテモノ食珍味が好きな穏やかな女性で、前作のイングリットを彷彿させる大食い属性持ち。
最序盤加入キャラの一人で、クラスは下級職の「ランスペガサス」。
最初から杖の資質を持っているので順当に育成すればグリフォンナイト路線になるが、個人成長率が力より魔力に寄っているので思い切って魔法職に転換するのも一案。
なお、担当声優は初代ペガサスナイトであるシーダと同じ早見沙織氏。
紋章士マルスとの会話ではそのことに因んだ声優ネタがある。

  • オルテンシア
宗教国家イルシオン王国の第二王女。
クラスは専用職の「テイマー」→「スレイプニル」で、ペガサスに騎乗して魔法を扱う「ダークペガサス」系統(ただし騎乗するペガサスは白馬)の飛行魔法職。なお、姉のアイビーも初期職は同名の「テイマー」だが、こちらはドラゴンに騎乗し、上級職も別名。
イルシオンのロード枠であるため、歴代初のペガサス系ロードかつ、姉と同じ歴代初の魔法専門ロードと言えるかもしれない。
個人スキル「煌めく理力」は「回復系の杖の射程が+1」、専用上級職「スレイプニル」のクラススキル「大樹」は「技%で杖の回数を消費しない」と杖に特化した能力を持つサポート型。
その反面、魔力の個人成長率は魔法職にしては低めで、「スレイプニル」も上位の魔法は装備できないため、攻撃性能は低め。


♯FE

シーダのミラージュマスター、織部つばさの職業。
従来のペガサスナイトと同じで槍を使って戦う。風魔法と回復魔法を得意とし、能力は技や速さが高い。
また従来のペガサスナイトと同じように風と弓が弱点である。
クラスチェンジでは覚醒のクラスチェンジのようにファルコンナイトか暗黒竜のようにドラゴンナイトになることが可能。
敵としてはペガサスナイト、ファルコンナイト、ドラゴンナイトのほかにダークペガサス、ドラゴンマスターも登場する。


サイファ

ペガサスナイトに限った話ではないが、飛行ユニットは救出などのイメージからか
戦闘時にデッキトップをめくって行う「支援」に用いる「支援力」が最大の30あるため、入れ得のカードである。
代わりに戦闘には不向きで、手札に来たら戦場にはあまり出さず絆カードとして利用されるという目算で運用されがち。
ペガサスナイトはドラゴンナイトに比べての数的優位もあって飛行ユニットとして収録される機会が多く、
また、自身の行動消費で他の味方を移動させる、後方支援の置物として便利なスキル「天空の運び手」が割り当てられることも比較的多く、
必然的にデッキの名脇役として多くのデッキにペガサスナイトたちの姿が見かけられた。
馬・ペガサス・獣人等がまとめて「獣馬」タイプという定義を行われているため、獣特効を受ける。


ヒーローズ

本作ではシステム上ドラゴンナイト他と統合され、移動タイプ「飛行」という形で登場。移動距離は2マスで弓から特効を受けるがどの地形も無視して進む。
騎乗物はグラフィックだけの差異で、獣特効やドラゴン特効にあたるものは別枠で設定されるためこれが刺さるかどうかはあくまでキャラによる。
ステータスはやや歩行に劣るが、「飛刃の鼓舞」等の同種サポートが存在するため、出撃枠を飛行で固めることで強くなる。
原作では限定される2距離攻撃持ちや再行動持ちもなんやかんやで多数追加されており、現在では飛行だけでも選択肢に悩むことはない。




Q、良項目の秘訣は?

シャニー「うーん……よく食べて、よく追記して、よく修正する事……かな?」


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最終更新:2024年02月28日 15:29

*1 実際はアリコーン、ユニサス、ユニペグ、ペガコーンなどと呼ばれることが多い。

*2 自分及び周囲3マスの味方に命中・回避+30

*3 バルムンク装備シャナンの回避率期待値は指揮官補正込みで120前後

*4 ユニットが率いることができる部隊で、システム的には装備品に近い

*5 出撃前に選んだユニットを後衛としてつける防陣に近いシステム

*6 武器耐久を多く消費して繰り出す必殺技のようなもの