風来のシレン 黄金郷アムテカに舞う花

登録日 :2010/07/05(月) 21:35:06
更新日 : 2017/05/04 Thu 10:52:00
所要時間 :約 4 分で読めます




「風来のシレン 黄金郷アムテカに舞う花」は、2004年12月15日にチュンソフトより発売された小説である。


価格:998円(税込)
著者:大原広行 健部伸明
監修:チュンソフト
仕様:新書判 304ページ




〜ストーリー&概要〜

“黄金郷” の噂を耳にした、風来人シレンと語りイタチのコッパ。
さまざまな憶測が飛ぶなか、溢れる風来人魂が疼き出したシレンたちは、さっそく噂の真相を確かめることにする。
個性豊かな仲間たちとの旅の中で、旅の神クロンが用意する答えとは……!?

(巻末あらすじより引用)



本作は「風来のシレン」シリーズ初のノベライズで、SFC版のストーリーをベースに、
チュンソフト提供の未公開資料による裏設定やオリジナル要素を盛り込んだ作品となっている。
原作のイメージを踏襲しつつも、ストーリーをより充実させたものにし、内容は概ね好評だが、
如何せんこの小説は登場が遅過ぎた、DS版(2006年発売)に合わせるなら早過ぎた、ためかファンの中でも知名度は低い。

…とはいえ読み応えのあるストーリーはシリーズを知らない人でも楽しめるものであり、
ファンである人もそうでない人にも「シレン」を知る一冊として是非お勧めしたい。




〜キャラ紹介〜

  • シレン
ご存知シリーズ主人公。
旅の神クロンの導きを信じて諸国を漫遊する風来人。
三度笠に縞合羽と典型的な恰好で、精悍な面構えをしている。
その実力もさることながら、人情に厚く侠気溢れるその様は男女共に惹きつけられてやまない。

原作のイメージから、基本的に寡黙な人物として描かれている。
相棒コッパが自身の代弁者としてフォローしてくれるためか、喋らずとも大概の事は済んでしまう。
しかし、ここぞという時には口を開く模様。
カッコ良過ぎて濡れちゃう。


  • コッパ
世にも珍しき人語を巧みに操るイタチ。
その現存数は非常に少なく、滅多に人里へ下りる事も無いため、半ば伝説と化した存在。

コッパはシレンの風来人としての素質を見抜き、無二の相棒として彼と苦楽を共にしている。
少々口は悪いが、その知識はたいしたもので、度々道中の手助けとなる。


  • お竜
こばみ谷の強者でも一目置く程の実力者。
通称“目潰しのお竜”、礫による攻撃を得意とする。

過去にある風来人に裏切られたため、風来人への疑心が強い。
お鷹を妹のように可愛がり、シレンの腕を買って彼女の元へ連れて行こうとするが……

服装は原作(SFC版)の風体ではなくGB2のものとなっている。
つまりエロい。


  • ペケジ
力持ちだが、大食らいの木偶の坊。

良くも悪くも単純な性格をしているため、原作以上にどうしようもない。
とはいえその単純さ故にどこか憎めない愛くるしさを感じさせ…ない。


  • 座頭ケチ
指圧が得意な旅の按摩師。
盲目だが、その剣技は確かなもので、その腕を見込まれお鷹の元に招かれた。
彼にはある秘密が……

原作では只のエロ指圧師だったが、この作品では確固たる信念の元に行動する漢として描かれている。


  • お鷹
こばみ谷を縄張りとしている山賊集団の女頭領。
得物はモーニングスター。

先代である父親が亡くなった為その地位を継いだが、まだ若く幼い。
しかし彼女の男勝りで天真爛漫な性分から、部下達には慕われている。
幼少時からの付き合いであるお竜を実の姉のように慕い、全幅の信頼を寄せている。
シレンに一目惚れしちゃう恋する乙女だよ。

本作唯一のオリジナルキャラクター。可愛い。
作者曰くお竜の過去を語る上でその架け橋となるキャラクターが必要だったとのこと。だから可愛い。
外見も性格も女子高生ぐらいの思春期真っ盛り。チョー可愛い。


  • ハッタリ
お鷹が率いる山賊集団の一員。
得物は矛の盾で、焙烙玉(いわゆる爆弾)の扱いに長けている。

彼女の右腕とも呼べる程の存在であり、かなりの実力者。
かつて“こばみ谷の三悪人”と呼ばれるまでの男だったが、現在は改心してお鷹と共に行動している。
改心するきっかけとなった騒動にはお竜が関係しているため、彼女とは昔からの顔馴染み。

彼の場合、上記の設定の殆どがチュンソフトの未公開資料を元にしているとのこと。


  • ヤブメ
黄金郷アムテカへの道すがら訪れる事になる“地下水脈の村”の村長を務める老婆。
ケチとは何らかの関係があるようだが……

原作ではクリア前後関係なく同じ台詞しか用意されていない只のモブキャラだったが、
作中ではケチと並び物語のキーパーソンとして扱われている。



「追記・修正は風が決める」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/