A-Q QUANTAMシリーズ

登録日 :2011/04/20(水) 14:38:55
更新日 : 2015/06/05 Fri 01:12:10
所要時間 :約 4 分で読めます




先に漫画『TWIN SIGNAL』の項目を読むことを推奨する。


【概要】

頭脳集団アトランダムの総裁、Dr.クエーサーが作ったHFR(ヒューマンフォームロボット)達。
総裁直轄のプロジェクトのため、内部の人間も詳細は知らない。
従来、A-ナンバーズはひとつのプロジェクトにつき一体のロボットが登録されるが、【A-Q】クオンタムは三体分の予算が使われていたり、資材に関しては4、5機分は軽くあったらしい。
A-ナンバーズ登録書類にも内容確認のとれないファイルが存在するなど、目的のわからない不気味なプロジェクトである。



以下ネタバレ含む









※製作された順に表記


【Q-QUIET(クオンタム-クワイエット)】

ラヴェンダーのコピー。
と推測されたが、実際はクエーサーの関わった初期型アトランダムをラヴェンダーを参考に改良したもの。
ラヴェンダーよりも若干後発の為やや経験値が劣る代わりに、ラヴェンダーを上回る身体能力を誇る。
人格プログラムは姉であるDr.カシオペアが製作しており、命令には忠実だが、相手の精神を傷つけるのは苦手とする寡黙な性格。
クオータを危険視しており、A-ナンバーズ同士で争う意味に苦悩しながら、命令に背かない範囲で自分なりに動いていた。
その中でDr.クエーサーの捻じ曲がった心を癒そうとしたが、最後まで彼の努力が実ることはなかった。
クイックの製作者であり保護者。


【Q-QUARTER(クオンタム-クオータ)】

オラトリオのコピーで、『クオンタム』のリーダー格。
オラトリオが対人目的で作られたのに対し、クオータは対HFR目的で作られた。
オリジナルのオラトリオが<OLACLE>を最優先で護るように設定されているのに対し、
クオータはクエーサーを最優先とするように自ら設定した。
その結果、製作者の望むままの言葉を紡ぎ、製作者のためなら自分の死も厭わない。

と書けばまともなロボットのようだが、製作者の命令を完遂するあまり製作者自身の意向を無視し、 死期を迎えていた製作者を脳だけロボットの体に移し替えて無理やり延命させる ほどに狂っている。
(ちなみに、Dr.クエーサー本人の命令は「音井ブランズ達と戦え」というだけで、その結果が見たいとは言っていない)
オリジナルであるオラトリオが最後まで取らない非道な手段を真っ先に使う、非常に厄介な敵。


【Q-QUEEN(クオンタム-クイーン)】

パルスのコピー。『クオンタム』唯一の女性型。
「戦うのが好き。それがあたしの存在理由!」との言葉通り非常に好戦的で、オリジナルであるパルスを苦戦させた。
また、「そのほうが楽しく戦えるから」との理由で音井ブランズを憎んでもいる。
「Dr.の話をするときのクオータは怖い」と感じており、Dr.クエーサーの代弁者であるクオータには決して逆らわない。クワイエットには遠すぎず近すぎず接し、クイックに至っては「出来損ない」と嘲り虐げている。
可愛いもの(主にぬいぐるみ)が好き。
終盤にシグナルの一撃で一時休眠状態になるが、回収・修理されアトランダム本部で生活している。


【QUICK(クイック)】

シグナルの不完全なコピー。
Dr.クエーサーが製作途中で放棄したものを、哀れに思ったクワイエットが引き継いで作り上げたロボット(クイック自身はこれを知らない)。そのため正確にはクオンタムシリーズではない。
未完成のため学習プログラムを消化するのが日課。
少年らしい素直な性格だが、クワイエット以外から「出来損ない」扱いを受け続けたことで「自身の性能を知らしめたい」という強い願望を抱いている。
オリジナルであるシグナルへの強い敵対心や、ニイハオを痛めつけて機能停止にまで追い込む危険行為などはその心理からきている。
後にクオータからクオンタムシリーズではない理由を告げられたショックにより自暴自棄になるが、シグナルに一喝され「クイックとして」行動した。

事件収束後はクイーンと同様。


【特記事項】

音井ブランズのような兄弟意識はない。
まったくない。
特にクイーンは、クワイエットに「弟のような存在なのだからクイックをあまりいじめるな」と言われた際に「バカバカしい」と陰で吐き捨てている。


【関連人物】

  • Dr.クエーサー
『シンクタンク・アトランダム』総帥にして、クオータに音井ブランズと戦うよう命令を下したラスボス。
カルマ曰く 「(並の工学者なら音井ブランドはコピーするだけで精一杯だが)クエーサーはコピーした上に個々に特長を加えている」 とのことから、音井信之介には及ばないが自身も相当なロボット工学者であることが伺える。本人もそれを自覚している。
ニヒリストで、両親の事故死やロボット工学を含むあらゆることに興味がなかった。
しかし、音井教授等が完成させたHFR達を見て 「ヒトではないのにヒトらしいと評価されるアレ(ロボット)は何なのだろう?」 という疑問を抱き、自らもロボット工学者となる。

が、完成したクオータを見て「ロボットはまだ生まれるべきではない」という結論に至った。
その後自身の余命を知ったことで《人間のように》激しく動揺したクオータを見て、「ロボットとは何なのか」を見届けるためにクオータの共犯者となる。

  • ダミュエル・ホーン
Dr.クエーサーの助手で、懐刀と称される。
クエーサーの死後、クエーサーラボの管理を継いだと思われる。
クオンタムの存在を表沙汰にさせないよう、事務的な面で動いていた。
クイーンがラヴェンダーと戦った際に噴水等を破壊した責任を音井ブランド(その場に居合わせなかったシグナルにも)達に負わせ、修理費も押しつけた。

その後、仕事は終わったと頭脳集団アトランダムに辞表を提出したが、空港にてクオータに捕まる。
クワイエットの手引により行方をくらますが、その際「製作者を裏切っていいのか」と捨て台詞を残した。



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