A-L LAVENDER

登録日:2011/06/01(水) 19:34:34
更新日:2023/09/09 Sat 11:34:24
所要時間:約 3 分で読めます






「暁の破壊者」
「戦うポーカーフェイス」
「蝶のように舞い、蜂のように刺す」
「ブルドーザーのように、後には何も残さない」
「…あのヒトのことですね?」
――オラトリオ談


漫画TWIN SIGNAL』に登場するキャラクター。


音井信之介によって製作された、彼の手による一体目のHFM(ヒューマンフォームロボット。人間そのままの姿かたちをしたロボットの意)。
オラトリオパルス、シグナルをあわせた『音井ブランド』唯一の女性型であり、彼らの一番上のお姉さん。というか兄貴。
外見年齢は24歳。

カルマことA-K KARMAの出来の良さに感嘆したアトランダム外部の人間から依頼を受け、女性型SPとして開発・製作された。
※A-K KARMAは男です。
大半のロボットは何かしらの研究目的に沿って作られることもあり、今のところ実務目的に開発・運用されている女性型ロボットはラヴェンダーのみである。

警護要人と一緒によくニュースに映るため、知名度は高い。
女性からの護衛依頼が多いらしく、本人によれば「女性の依頼人は、むさい男より私のほうが安心するから」とのこと。
職業柄、警護対象に関わる多くのこと(警護するルート、重要人物、建物内の構造、地理etc)を短期間に覚え直す必要があるため、それ以外の言語能力は最低限に抑えられている。
物覚えはすごく良いが、男っぽい、いや漢っぽい一本調子な口調なのはそのため。
そのあたりはA-Eとは正反対である。

音井信之介が女性的な性格プログラムの扱いに不得手でなければ、もう少し女性らしくなったかもしれな……おやヒールの音がしt
さりげなく、イヤリングの透明樹脂にはラヴェンダーの花が封入されている。



■クラッシャーな理由

SPであるラヴェダーは、自身の状況判断により通常時と緊急時で運動制御システムを切り替えることができる。

緊急時は攻撃優先。
通常時はオフにしているシステムが解放され、戦闘型ロボット並の高度な身体制御が可能になり、ものすごい跳躍をしたり鉢から植木をひっこ抜いてぶん回したりする。
この時のラヴェンダーは周囲の状況? なにそれおいしいの? 捕獲対象者が優先でしょ? な状態である。

通常時は防御優先。
このとき、緊急時の複雑な身体制御システムはオフになる。
……だけでなく、本来持ち合わせる怪力についても細かい制御がきかない状態となる。
ここが重要である。

人間なら「ごめん、力加減を間違えちゃった」とやってしまった後で気づくだろう。
ラヴェンダーの場合は「あ、壊れた」。自覚がないため悪びれることがない。
ガサツと言われるのはそのため。



■姉

弟達(ロボットだけでなく信彦も含む)には厳しく優しい。

Dr.クエーサーが絡む一件に、シグナルを変形させることができる信彦が巻き込まれるかもしれないという懸念から、事態を説明するため<ORACLE>の機密エリアに申請なく連れ込んだ。
締めは「もちろんできうる限り私たちは信彦を護る。いいな、弟ども」

<ORACLE>編後に、フェミニストなシグナルを鍛えようとしたこともあった。
自分の仕事を例にして説教するがシグナルはなかなか煮え切らず、最終的に「これなら女も男も関係なかろう」と音井家にあったテレビの格闘ゲームを準備した。
これがシグナルのためになったのかは不明。

同性相手には容赦がないのか、クエーサーの一件が片付いた後はクイーンをビシバシ…というか壊す気満々で鍛えている模様。
過去にオラトリオに護身術を叩き込んでいるが、最初は「同じパターンで攻撃→対処法を考えさせる」と、スパルタではあるが一応ルールがあった。
シグナルに対してはかなりぬるく扱っている。



「追記・修正などという細かい事は苦手でな」

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最終更新:2023年09月09日 11:34