A-G GEAR

登録日 :2011/11/12(土) 17:00:12
更新日 : 2016/10/20 Thu 12:36:00
所要時間 :約 3 分で読めます





caution!
ネタバレ項目です









我は自由に動いた
誰かの掌で躍らされた「生」だったとしても
我にとってはまぎれもなく「生きた時間」だったのだ




漫画『TWIN SIGNAL』……ではなく、その過去を描いた外伝漫画『TWIN SIGNAL外伝 呪われし電脳神MOIRA』の登場キャラクター。
外見は暗黒面に落ちたガッチャマン。
電脳空間では"泪の日"(ラクリモーサ)という大鎌状の攻撃プログラムを使用。


A-ナンバーズの一体だが、開発されていたのは最新作のシグナルよりもずいぶんと昔。TWIN SIGNAL本編ではDr.クエーサーの回想にシルエットがチラッと出てくる。

Dr.クエーサーによって製作されたが、身体制御バランスと性格設定の安定を同時に欠いたためボディは大破・消失。
残された人格プログラムはDr.クエーサーの電脳空間に封印されていた。
……が、自ら封印を破り、封印していた特殊金属<MOIRA>のデータを盗み出して新たな身体を構築。
性格はアトランダムに似て傲慢。罠を仕掛けたり音井正信を挑発したりと、狡猾さも併せ持つ。
一人称は『我』で、台詞のフォントが他キャラクターと違う。

作中での行動原理は、ヒトへの憎悪というより、ロボットが抱える 「機械はヒトを越えなければならないが、ヒトを越えたロボットは滅ぶ」 という矛盾に対する 「ヒトを越えて滅ぶ」 という結論を基にしたもの。
これはギアが一人で考えた上で出した結論なので、もしもギアが信じる何かに出会えていれば、別な生き方ができたのかもしれない。
とはいうものの、「自由に動き自由に消えようとしている」ギアの生き様は同じロボットであるカルマを確かに惹きつけてもいたのだが。


最期は、爆発を防ぐために音井正信が作ったプログラム入りノートパソコンを喰らい、MOIRAを引きはがされる。
室内に大量の残骸を残して機能停止したかと思われたが、ゾンビの如く立ち上がり、歩き出した。
コードの計らいにより外へ出て太陽の光を浴びた直後、今度こそ機能停止する。

後の報告書では、暴走の原因は「人格プログラムがMOIRAに偶然アクセスしたため」と記されている。



<MOIRA>
金属でありながら形態変化を起こす特性をもった金属で、HFMの肌などの素材として期待されていた。シグナルのボディ素材MIRAの前身にあたる。
しかし、 ロボットの駆動系まで浸食したあげく爆発するという致命的な欠陥 が発見され、研究は頓挫することとなった。
電源に繋がなければただの金属の塊だが、一度電源を繋ぐと活性化し、他の金属を浸食する。
常に金属を喰い続けなければ維持できない金属なのである。
そんな不安定なものが実用化されるはずもなく、封印にいたる。

ロボットとしてのバランスが欠如しまくっていたギアに『現実空間にいながら電脳空間で起きている事を認識でき、且つ会話もできる(会話の盗み聞きも可)』『形状変化による攻撃』等の能力を与えた。
コードはギアと対峙した際に「子どもが爆弾で遊ぶようなものだ」と警告している。

後の調査で、組正式と物質構造に根本的な欠陥があったことが判明する。(本編ではまったく触れないが)
ちなみに、作中の設定ではMOIRAが試作されたのは200×年、MIRAが実用化されたのは20××年。


第八話の扉絵にも書いてあるが、MOIRAはギリシア神話の運命の女神たちの名前。
複数形はMOIRAI。
彼女たちは人間個人個人の運命の糸を紡ぎ、分配し、断つ。
「夜(ニュクス)」の娘、「掟(テミス)」の娘とも言われる。



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