サボテン

登録日: 2012/04/15(日) 04:57:29
更新日:2024/02/15 Thu 10:02:26
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サボテンとはサボテン科に属する植物の総称。英名は「cactus(カクタス)」。

サボテンの名の由来は、日本に渡来した南蛮人達がウチワサボテンの切り口で服の汚れを拭き取ったり、石鹸(シャボン)をつくっていた為、
石鹸体(シャボンテイ)と呼ばれたのがはじまり。
現在でもおじいちゃんおばあちゃんにはシャボテンという人がいたり伊豆シャボテン公園なんてものもある。



砂漠や荒野にポツンと生えるイメージのあるサボテンだが結構多種多様で、森林地帯や高山、はては寒冷地に生えているのもある。

種類としては

  • サボテンの語源となった文字通り団扇のような形が特徴の団扇サボテン
  • マラカスもった陽気なオッサンの後ろに描かれたりサボテンダーのようなサボテンをイメージしたキャラデザでおなじみ柱サボテン
  • ガーデニングや観葉植物として人気の高い玉サボテン

等がある。
美人薄命の代名詞月下美人もクジャクサボテンというサボテンの一種。

因みにトウダイグサ科等の多肉植物の中には、サボテンに似た形になったりするものがあり、これをサボテンとして販売されてる店もある。



茎が大きく発達している一方で葉は退化してしまい針状だったり場合によっては無かったりする。
葉を針みたいにすることで、大事な大事な水分が葉から飛んでいくと言う事態を避けているともいわれている。
凄く痛い。

また、アメリカの育種家バーハンクはトゲ をいちいち処理するのが面倒だからと、トゲの少ないサボテン同士を交配させたり、
トゲをひっこぬく作業をしたりというたゆまぬ努力の結果、トゲナシサボテンという品種の開発に成功している。



乾燥地帯に生えているイメージからかサボテンは水を遣らなくても大丈夫なんて誤解されがちだが実際は水大好き。
乾燥地帯というのは雨のまったく降らない乾季、バカみたいに雨の降る雨季があり、この雨季の間にそのでっぷりとした幹に水を溜め込んでるだけなのである。


といっても逆に毎日水を沢山やってしまうと「らめぇ! もうはいらないよぉ……」となってしまうので注意。



その瑞々しい果肉から食用にもされる。
メキシコでは食材として使われており、ウチワサボテンのステーキやサラダなんてものも。
ステーキは味としてはやたらバカでかいオクラ。ネバネバだし。その他に噛み切れる昆布という感想もある。
赤々しい色合いで有名なドラゴンフルーツも紐サボテンの果実である。



さてそんなサボテンであるが。和名がやたら厨二くさ…かっこよすぎる事で知られる

サボテンという字を入力してみよう。
覇王樹仙人掌という漢字が御降臨なされるはずだ。

またサボテンの種類をあらわす和名も兎に角厨二くさ……かっこよすぎるものばかりである。




以下サボテンの和名羅列。
(※全部れっきとした名前です)



般若    白獅子    金鯱

緋牡丹   翠晃冠   鬼雲丸

紫太陽   上帝閣   白桃扇

白蛇丸   麗蛇丸   金赤竜

猩々丸   月笛丸    玉翁

鸞鳳玉   竜神木  金鳥帽子


等々。
お前らは斬魄刀か。


更に更に、



福禄竜神木

刺無王冠竜

碧瑠璃鸞鳳玉


と完全に卍解に到達してる隊長格もいる。

中には珍宝閣(英名:penis cactus、通称:なるほど柱)なる優雅にして卑猥なものもある。


因みに前述した多肉植物のトウダイグサ科にも降魔の剣蜘蛛切丸暗黒王魔針地獄螺髪竜閻魔キリン
逆鱗竜とサボテンのようなやたらかっこよすぎる名前のものがある。





追記・修正せよ!
卍・解!碧瑠璃鸞鳳玉!!

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最終更新:2024年02月15日 10:02