アイドル初体験(五星戦隊ダイレンジャー)

登録日 :2012/04/16(月) 23:14:55
更新日 : 2017/08/01 Tue 16:22:56
所要時間 :約 5 分で読めます




「アイドル初体験」は、五星戦隊ダイレンジャー第33話のエピソードである。
ビデオ版第9巻、DVD版第4巻のDISC7に収録。

脚本は同じく「五星戦隊ダイレンジャー」ではゴーマ3ちゃんズ(五星戦隊ダイレンジャー)関連の回の脚本も担当した荒川稔久、監督は渡辺勝也。


【あらすじ】
ある日、買い物帰りのリンは一人のイケメンと出会った。
彼の名は、メディアクリエイターの高村翔一郎。あまりにも突然の出会いだったが、リンは高村に恋をしてしまった。

そして数日後、亮達ダイレンジャーのメンバーは衝撃の事実を知る事になる。


リンがいきなりアイドルデビューしてしまったのだ!

しかもこの事は亮達にも知らされていなかった。ダイレンジャーの仲間達に
「愛がなきゃああは撮れない」
と、嬉々とした表情で話すリン。

写真集の他にも、カップ麺やジーンズの広告のキャラクター、歌手デビュー、ファンへのサインのサービス等、あっという間に一躍人気アイドルとなるリン。

そんなある夜の仕事帰り、リンは過労の影響か座り込んでしまう。
心配する高村にリンは「大好きです。高村さんの写真、優しさが伝わってくるから……高村さんの」と自分の仕事への決意を告げて、その日の夜は高村と別れた。
……だが、高村はリンを馬鹿な女と嘲笑った。そこへ現れるガラ中佐。

実は高村の正体は新たなるゴーマ怪人「メディア魔術師」。
リンをアイドルに仕立てて写真を撮影しながら徐々にリンの気力を吸い取り、その奪った気力を写真やポスターを通して人間に浴びせ、全人類をゴーマの手下に変える事が今回のゴーマの作戦なのだ。

コウから相談を持ち掛けられた事がきっかけで、悪い予感を感じた亮達はテレビ局へ向かう事にした。そこへ、ゴーマの手下となった人間達が現れ、気力で街を襲撃した。更にメディア魔術師も現れ、ダイレンジャーと交戦。
だが、リュウレンジャーが放った気功弾を右腕に喰らったメディア魔術師は撤退した。そして、ダイレンジャーもテレビ局へ急行する。

音楽番組の本番を控えたリンは、右腕を負傷した高村の手当をする。
そんなリンに高村は尋ねる。

「どうして笑顔でいられるんだ? 君はもうフラフラの筈なのに」

その質問に対し、「だって、高村さんが好きだから」と笑顔で返答して音楽番組の本番へ向かうリン。

テレビ局へ到着したダイレンジャー。
そこへ立ち塞がるガラ中佐。
音楽番組のステージでフラフラになりながらも一生懸命に歌うリン。

そんなリンの姿を見た高村は、自分がやった事の愚かさに気付いた。そして、ガラ中佐に対して作戦放棄を宣言するかの様にリンをステージから連れ出す。

ある砂浜へリンを連れ出した高村は、自分がゴーマの人間で、リンを騙していた事を明かす。
ゴーマに生まれた自分の運命を嘆く高村。そこへ現れたガラ中佐が二人を狙う。
ガラ中佐に反旗を翻し、リンの眼前でメディア魔術師としての真の姿を明かす高村。

懸命に戦うメディア魔術師だが、ガラ中佐には敵わず、逆に倒される。
そして、「今度は人間に生まれ変わって、君の笑顔にもう一度会いたい」と告げて息を引き取った。
冷酷なガラ中佐に対し、ホウオウレンジャーに転身して戦うリン。
追い込まれたガラ中佐は、巨大化爆弾でメディア魔術師を巨大化させて立ち去る。

そこへリュウレンジャー達が駆け付け、5人揃ったダイレンジャーは、大連王の大王剣・疾風怒濤で巨大メディア魔術師を倒す。

高村との思い出のツーショット写真を海辺へ流すリン。
こうして、あまりにも短いリンの恋物語とアイドル活動は、悲しい幕切れで終わりを告げる事になった。




【備考】
この回のゲストキャラクター・高村翔一郎役を演じたのは、1987年の「光戦隊マスクマン」でタケル/レッドマスク役を演じた海津亮介氏。

この回の脚本を担当した荒川稔久氏は後年の「忍風戦隊ハリケンジャー」、「轟轟戦隊ボウケンジャー」、「炎神戦隊ゴーオンジャー」でも、この回のような“戦隊ヒロインがいきなりアイドルデビューしてしまうストーリー”を執筆している。
また、荒川氏は「星獣戦隊ギンガマン」ではサヤ/ギンガピンクにそっくりのアイドルが登場する回の脚本を執筆。
「爆竜戦隊アバレンジャー」でも、アイドルが色濃く絡むエピソードを担当した。


この回の最初の方のシーンで、道士嘉栩がリンの写真集を差し出すシーンがあるが、あの写真集は道士嘉栩が買った物なのだろうか……?



【この回の撮影協力】
文教堂書店


【余談】
この回の冒頭でのリンの心中台詞の「私の小さな胸、ときめいちゃったみたいです」は、スーパー戦隊バトル ダイスオーで、ホウオウレンジャーが天風星・一文字竜巻を放った後の決め台詞に使用されている。
DX6弾稼動期間中の時期に排出されたカード番号DX.6-032(若しくは、特命2弾稼動期間中の時期に排出されたカード番号トクメイ.2-041)のホウオウレンジャーのカードを持っている方は是非、プレイしてみて下さい♪(現在は稼働されていない)






ちなみに、この回の次の回(第34話「トゲトゲ少女狩」)に登場したゴーマ怪人が、“全ゴーマ怪人中(ある意味)最凶にヤバくて危険な変態ゴーマ怪人”であり、“危ないオヤジ(大五談)”でもあるサボテン将軍である。





追記・修正はリンの写真集「SMILE」を手に持って本屋のレジで支払いの順番待ちの列に並ぶ嘉栩の姿を想像しながらお願いします。

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