邦枝葵(べるぜバブ)

登録日:2011/05/02(月) 20:13:13
更新日:2024/01/14 Sun 22:00:40
所要時間:約 20 分で読めます





邦枝 葵(くにえだ あおい)とは、週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画・『べるぜバブ』の登場人物。

※当項目に使用されている画像の著作権につきましてはこちら→*1を御覧ください





*2





身長:165cm
誕生日:5月15日
年齢:17歳


【概要】

おバカヤンキーだらけの本作において、上記画像を見ても分かるように作中非常に珍しい、真面目で清楚な少女。
常識人で、基本的に目上の者には礼儀正しく、歳の離れた弟の面倒を見るとっても善い娘。
ヒャッハーなヤンキー共が学校内で世紀末な覇権争いを繰り広げる殺伐とした本作において、彼女のような存在は非常にオアシスである。


【東邦神姫編】

より強く凶悪な輩にベル坊を押し付ける為に、ヤンキーの巣窟・石矢魔高校を支配する4大勢力『東邦神姫』とかいう恐ろしくで物騒なヤツらに喧嘩を売っていく殺伐としたパートの中、
歳の離れた弟・光太を背負って和やかな初登場。
一見すると彼女の子のようにも見えるので、噂話が生きがいの暇人BBA共に変な噂を立てられて腹を立てていたが、
そんな時にベル坊を高い高い(という名のぶん投げ)をしていた男鹿と出会う。
公園デビューの為に作った男鹿とベル坊の凶悪な笑顔にBBA達が大げさに恐怖し逃げていく姿を見て、笑いを堪えきれなかったところ、
いきなり男鹿に肩を掴まれ





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と言われてしまう。
男鹿からすれば「公園デビューに付き合ってくれ」という意味なのだが、どう見ても告白です本当に(ry

その後、逃げていたBBA達がこれまた無礼な警官を連れてきて勝手な想像で一方的に罵られ、遂に堪忍袋の緒が切れそうであった所、
男鹿がその警官(ゴミ)をきちんとゴミ箱にぶち込む清掃活動を行った後足早に去っていった為、
告白紛いの事をされたにも関わらず互いの名前も知れないまま別れる事となった。
周りにロクなオトナが居ない彼女だが、彼女のような真面目で純粋な人にはめげずに頑張ってほしいものである。



追記・修正お願いします


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「あ、おかえりなさい葵姐さん」
「またそんな格好で公園に?」

「しょうがないでしょ
関東最強のレディース レッドテイルの総長が
子守りしてるトコなんて誰にも見せらんないもの」

「さすがです 姐さん」
「そろそろ総会の時間ですよ」

「ええ」









*4









その正体は、関東最強のレディース烈怒帝瑠(レッドテイル)の三代目総長にして、
石矢魔四天王東邦神姫の紅一点である。




【概要】

幼少の頃から父に『心月流』の剣術や武道を教え込まれた影響で男勝りな性格に。
自分より弱い男には興味が無いが、『木刀でコンクリの壁や窓ガラスを斬る』、『素手でかなり大きめの石を真っ二つにする』等、一般人の常識を超えたレベルで強い為殆どの男は興味の対象外。
だがそれ故に恋愛関係には全く免疫が無いのが弱点であり、劇中ではその『弱点』が故にあたふたと右往左往する姿が見て取れる。

レッドテイル総長としては、不良グループの長と言うより『石矢魔のバカ男共から女生徒を守る為』や風紀を規正する為に活動している。
……らしいが、なんだかんだ言いながらも戦闘はおろかその場の気分で校舎の壁や窓をを破壊していたりするので少々怪しい。
そもそもレッドテイル自体、少なくとも初代の男鹿姉が率いていた頃は他校の男子不良グループともお楽しみ感覚で積極的に抗争するチームであったし、
後々明らかになる二代目も卑怯者で自分勝手な輩であったので、少なくとも上記のような目的で総長の座を受け継いだという事は無いと思われる。人望と実力で奪い取ったのだろうか。

ともかく、その剣や武道の腕前と面倒見の良さからチーム内での人望は非常に厚い事は確かである。

……そして、そんなややアウトローな道を歩んでいた彼女にも転機が訪れる事となる――――――――





【※以下、ネタバレを含みます。】
閲覧は自己責任でお願い致します。





【東邦神姫編】

『神埼を姫川を倒し、校舎損壊や病院送りを繰り返しまくる』存在として『男鹿辰巳』の名前を聞いており、
『石矢魔の敵』として鉄槌を下さんと息巻いていた。
だが、女王のウワサを聞いて嬉々として男鹿を巻き込む古市に連れられてやって来て、『悪行はここまで』と木刀を突きつけた相手『男鹿辰巳』は、

「(ん? んん? んんん??

めっちゃ 見た事ある顔なんですけど…)」


果たして公園で告白紛いの事をしてきた、あの子連れの男であった。

隠せない程動揺してしまうも、男鹿の方が全く気付いていないのもあってとりあえず戦う事に。
だが、突き攻撃も、校舎の壁を破壊する程の技『百華 乱れ桜』も全て躱されてしまい、一瞬で距離を詰められた上に肩を掴まれ大ピンチ。
万事休すか、と思いきや、男鹿が取った行動とは……





*5





……男鹿からすればベル坊を押し付けたい為文字通りの意味なのだが、事情を知らない葵からしたらどう見てもプロポーズです本t(ry


唐突なプロポーズ紛いの何かに顔を真っ赤にして動揺、その場を撤退。
さすがに配下の寧々や千秋にもその動揺っぷりは伝わってしまい、男鹿の事情など知らないので『動揺させようとする卑怯な手にひっかからないで』と警告する寧々。

しかし、そんな警告を耳に挟みつつ彼女は思い耽るのであった。






*6




これだけ分かりやすければ、部下も読者も抱く感想は同じであった。
どう見ても、





*7






ここに勘違いクイーンが爆誕し、ウブな恋のハリケーンが吹き荒れ始める事となった。

その後、色々な意味で今後のライバルとなるヒルダが男鹿と共にMK5をボコったのを発見、モブ生徒の発言をそのまま受け『ヒルダは男鹿の嫁』と勘違い。
その後、男鹿から葵の存在を聞いていたヒルダが実力を確かめる為に葵の元にやってくるが、
さすがにこの頃はいくら葵が強いとはいえまだ悪魔の実力には及ばず、『女の戦い』1stラウンドはほぼ圧倒され『男鹿ほど強くはない』と判断され撤退されてしまった。

この後、彼女の今後を心配し男鹿に話をつけに行った寧々と千秋が負傷し医務室に運ばれた事を知り激昂。
『妻(ヒルダ)が居ながら2度も自分にとんでもない事を言って来た』と勘違いしている事も合わさり、遂に学校の屋上で男鹿と決闘。
口には出さないが隠れフェミニストな男鹿が一切手を出してこない中、心月流の大技を連発し男鹿を追い詰めていくが、
男鹿が倒れたところで対立を仕組んだ黒幕オカマ野郎・美破が登場。
葵の男鹿への気持ちを見抜いた美破がMK5に寧々と千秋を襲わせた……というのが真相であったが、
男相手ならば容赦する理由も無い男鹿がMK5と美破を瞬殺。誤解が解け、誤解から始めてしまった戦いは自らの敗北を認めることで終わらせた。

が、男鹿から聞いたベル坊とヒルダの素性を『ヒルダが自分の子(ベル坊)を男鹿に押し付けて育てさせる悪魔のような女』とこれまた勘違い。
その場に現れたヒルダに対し『子供を押し付けて恥ずかしくないのか』と問い正すが、
ヒルダは『文句があるなら腕を磨いて出直してこい』と挑発。

ここに、長い長い『女の戦い』の火蓋が切って落とされたのであった。

そして今回、自分が男鹿への想いで浮ついた事で寧々や千秋を危険な目に遭わせてしまった事に責を感じ、レッドテイル総長の座を寧々に譲り、自らは引退。
『ケジメ』として、登校中の男鹿に制服姿で声をかけ足早に去っていった。

なお、単行本のミニ挿絵では声をかける為に男鹿の通学ルートに合わせわざわざ遠回りな道で登校していたらしき様子がうかがえる。かわいい


その後、東条と男鹿の決戦時には、男鹿を倒して東条の子分になる事を目論む石矢魔の大量の生徒達を蹴散らす為、
薙刀を携えた袴姿で、レッドテイルを率いて男鹿に加勢。
東邦神姫の彼女にとって今更モブ生徒達など物の数ではなく、チームメイトの助力もあり心月流の技にて文字通り一掃してみせた。

ちなみに単行本のミニ挿絵では、この加勢時にも『心の準備が』と、男鹿に助太刀する事にどぎまぎする様子がうかがえる。かわいい


【夏休み】

男鹿と東条の決戦後、祖父の一刀斎について山奥の寺に向かった際、特訓(ベル坊の)に来ていた男鹿と偶然遭遇。
光太を連れて子守ルックで来ていた為男鹿には気付かれず、レディースルックの時よりも親しげに接してくる男鹿を見て正体を明かす事を躊躇い、
一刀斎の呼びかけも重なって咄嗟に青井くにえという偽名を名乗る事となってしまった。
今後、この子守ルックの時はこの名前で通す事になる。


【聖石矢魔編】

石矢魔の校舎が崩壊した為に復旧まで別の学校に編入する事となったのだが、
『どーせバカだから』という理由で石矢魔の生徒達は学年関係無く1つのクラスに纏められてしまった為、晴れて(?)男鹿と同じクラスに。
しかも隣の席になってしまい、男鹿の方をちらちら見ながらどぎまぎしている姿は是非手に取って読んでいただきたい。

なんやかんやあって、男鹿と共に石矢魔での男女の番角として他の生徒を抑制する役割を強制的に押し付けられた際にはこっそりガッツポーズしたりと、なんやかんや男鹿との距離が縮まるのだが、
石矢魔の生徒の存在を快く思わない聖石矢魔部長連合・六騎聖の襲撃を受けてしまう。
……が、相手の時速250kmの速さを誇る竹光(竹で出来た模造刀)の一閃を、ただの定規でより速い速度で叩き折るという常識はずれな一撃で撃退してみせた。

だが六騎聖の持つ不合理な権限により一方的に男鹿達共々退学処分にされそうになった所を、
生徒指導の教師(実際は六騎聖リーダー・出馬の入れ知恵)の提案で、学園祭にてバレー対決をすることに。
時を同じくして王宮からの密命を受けたヒルダも転校して来てしまい、ライバルが同じ土俵に来てしまう事となったが、
彼女の物理法則を無視した破壊的なサーブを2回目で受けてみせ、二度目の『ライバル対決』は互角の結果を出し、そのまま流れでバレーチームのキャプテンに就任。
試合では出馬の強烈なサーブを受けて尚『ヒルダさん程ではない』と見事受けきり勝利に貢献した。
紅一点でありながら最も生真面目な彼女が最も苦労したパートであろう……多分。
負傷交代中のヒルダとの『気になる相手』のズレた会話はかわいい。

……そして試合終了後、乱入してきた帝毛達に対し男鹿とベル坊が放ったゼブルブラストを目の当たりにした彼女は……


【ベヘモット34柱師団編(前編)】

人智離れした力を持つベル坊の素性を問い質そうとした事をきっかけとして、
焔王一行や柱師団の柱将ヘカドスと遭遇し、彼らの魔術や底知れぬ実力を目の当たりにした事で、
半ばヤケクソで悪魔達の存在を受け入れると同時に、男鹿からこれまでの経緯を聞かされ、石矢魔組では一足早く真相を知る事となった。

翌日、男鹿が成り行きで葵の祖父・一刀斎の元で修行する事を決めた際、
失言から『青井くにえ』の正体がバレそうになってしまうも、
トーヘンボクな男鹿は『葵=青井くにえの従姉妹』と勘違いし、嘘がバレて嫌われる事を恐れた葵はそれを肯定するのであった。
恋する乙女の素直になれない悲しき性である。
その後も男鹿の修行に同行し山奥へ遠征する際には普段より張り切ってオシャレしていたりと、恋する乙女らしい可愛らしさを随所で見せつけたが、
修行編では心月流の技を用いて小さな岩を素手で真っ二つに割ってみせる技量を披露する等、武人としてのキレも見せてくれた。

修行編の途中で男鹿が早乙女の修行を終えナーガ達と戦いに行ってしまった為、しばらく出番が無くなるが、
スーパーミルクタイムの副作用で男鹿と中身が入れ替わってしまったベル坊が校内を暴走していく中で久々に登場。
男鹿を想って一人でエアツンデレ(六騎聖・榊命名)をかましたり、
ベル坊を巡ってヒルダと『女の戦い』を繰り広げ、何故か彼女の身から漂う魔力にベル坊が惹かれ『女の戦い』を制してみせた。

その後、神埼ら石矢魔組が柱師団の巣窟と化した新校舎に潜入した際、悪魔達から一行を救う為に参戦。
修行中に知り合った悪魔・コマちゃんを伴って、ビキニにコートの真希波女柱師団員・アギエルと戦闘。
木刀を折られはしたものの、対悪魔用に開発した心月流の新技を用いてアギエルに決定的な一撃を与え撤退させ、事実上勝利を収めてみせた。
以後、バトルジャンキーっ気があるアギエルに目を付けられる事となる。


【ベヘモット34柱師団編(後編)】

ヒルダがジャバウォック達に連れ去られた事で更なる修行が必要となり、
男鹿と共に早乙女や祖父と繋がりのある斑鳩酔天の元を訪れる事となる。
柱師団編で2回目の男鹿と一緒の修行となり、拉致され所謂『囚われの姫』ポジとなったヒルダに負けじとヒロインとしての働きっぷりを加速させる。
船で一緒になったお婆ちゃんにも新婚夫婦と間違えられて顔を真っ赤にしたり、
酔天の指示で男鹿と戦う事になった際に男鹿の言葉をいかがわしい方面に勘違いしたりと可愛らしさとムッツリっぷりを爆発させた。

柱師団達との決戦では、一人で乗り込んだ男鹿の後から古市らの要請を受け参戦。
隠れフェミニストな男鹿が女柱師団員・ティリエルらに手をこまねいている所に助太刀として現れ、
修行にて習得した暗黒武闘で女柱将達を圧倒してみせた。
ただ流石に柱爵とは実力の差が有ったのか、柱爵アナンタに背後から一撃を貰い倒されかける……
が、多勢に無勢を不興としたアギエルが『敵の敵は味方』と言わんばかりに葵の側につく事を選び共闘する事に。
この共闘の内容は描かれる事は無かったが、男鹿とジャバウォックの決着が着いた瞬間もまだ戦っていた様子がうかがえるので、
アギエルと組んで形勢不利な戦いを乗り越えた事は確かである。


【記憶喪失編】

男鹿に助けられたヒルダが記憶を失い、新婚若妻全開モードと成り変わったこのパートでは、
当然ダブルヒロインの片割れである葵との絡みは欠かせない。
ヒロイン度増し増しのヒルダに引っ張られるように彼女も可愛らしく面白いリアクションを連発し、
女の直感が働いた記憶喪失ヒルダに『たつみさんの妻』宣言をされた時には面白い顔になったり、
男鹿への気持ちを見抜かれているヨルダに『ヒルダの記憶を取り戻す方法は男鹿とヒルダのキス』と吹き込まれた際には街1つを吹っ飛ばしそうなオーバーリアクションを見せたりと、
ヒルヨル姉妹に翻弄されあたふたする様はとってもかわいいのであった。


【修学旅行編】

早乙女の発案により石矢魔組全員で沖縄へ修学旅行に。
そこで出会った男鹿と同じく『子連れ番長』な男・哀場に一目惚れされてしまい、
哀場が初日に揉め事を起こした不良校の番長である事で、互いが穏便に過ごす為に無碍に断れず、
男鹿やヒルダも巻き込んだ多角関係のような様相を見せる事に。
色々あって成り行きで哀場が男鹿と葵を賭けた勝負をする事になってしまうが、
柱師団との戦いを乗り越えた男鹿が、例えコマちゃんが裏切って哀場に付こうが負けるはずもなく結果はお察し。
それでもまだ葵を諦めないと笑顔で宣言する哀場には笑顔で『でも私好きな人居るから』と返した。
愚直な哀場につられてちょっぴり素直になった瞬間であった。

……しかしこの辺から、コマちゃんや哀場といった妙なのに気に入られてしまう男運の無さも目立っていk(ry


【ショー編】

「大丈夫よ私!!何も問題ないわ
とても普通の事じゃない ごはんくんのヒーローショーがあって弟が行きたがっているから
それにベルちゃんも誘う ただそれだけよ!!」

……といったように、弟やベル坊をだしに男鹿をデートにさsああ可愛いなこんちくしょう。
まあ、姪の二葉を連れてきていた神崎、更にごはんくんの中の人を演じていた東条、彼に誘われた六騎聖の静らに続々と会ってしまい台無しとなるのだけれども。
静に男鹿との関係をイジられ、照れながら行った反撃もオトナの余裕でいなされてしまう辺りはそっち方面での貫禄の違いを見せつけられたと言える。

更にベル坊がかんしゃくの電撃でスーツアクター達を負傷させてしまった事で、急遽みんなでヒーローショーの代役を務める事に。
緊張が見えながらも律儀に司会のお姉さん役をこなす姿は必見である。
更にショーに乱入したベヘモットに悪の女幹部キャラのエロエロな衣装に強制的に変えさせられてしまい、
男鹿や東条と共にベヘモットを退け、男鹿と東条のグダグダで台無しになりかけていたショーを強引に完結させた。


【クリスマス編】

『ベストカップル決定戦』『カップル以外は死ねと言っているようなイベント』(by古市)の存在を知り、
もはや公然の秘密と化しているかのようにレッドテイルの面々にもせっつかれ、男鹿を誘おうと決心。

「おっ…男鹿っ あのね……っ!」

しかして目の前に現れた男鹿は商品目当てで再び記憶喪失中のヒルダと出場を決めた後であり、ノーテンキなパー子ですらフォローを諦めざるを得ない程落ち込んでしまう。
が、同じく静にフラれた出馬に利害一致組として誘われ、男鹿とヒルダの優勝を防ぐ為に彼と組んで参戦。
共に圧倒的な実力を持つ為に試合は勝ち進んでいったが、
東条と静の組が敗退した事により出馬が辞退してしまい、タイミング良く再登場した哀場と組み直して男鹿ヒルコンビとの決勝戦に臨む事に。
……が、哀場も強いとは言え男鹿との勝負では分が悪く、
葵自身も途中までヒルダとの戦いを優勢に進めていたが、ヒルダが本気を出し、動体視力が数百倍の左目を解放した*8事で形勢をひっくり返されてしまい敗退。
哀場に対し『こんな風に戦っても気持ちは伝わらないがスッキリした』と笑顔を見せる様には、早乙女と組んで参戦していた酔天から『昔の自分を見てるようでいたたまれない』と評された。
男鹿は責任取って爆発しろ(´;ω;`)


【殺六縁起編】

久々のバトル回、かつ最終パートとなる本編では、
彼女も東邦神姫として久々に本格的な戦いに身を投じる事に。

レッドテイル元二代目・鳳城林檎率いる元魔女狩学園のレディース達に目を付けられ、
タイミング悪く男鹿がベル坊と入れ替わっていた為に男鹿(中身はベル坊)を人質に取られてしまい、
且つ寧々達レッドテイルの面々も林檎の部下に敗北、林檎も悪魔の力を得ており何故かコマちゃんも葵の傍におらず……と不利な要素が次々と舞い込み追い詰められてしまう。
仲間も男鹿(ベル坊)も守れない半端さを林檎に詰られるが、
男鹿の言葉により戦う覚悟を新たに決め、
先の戦いでの神崎に引き続き、ベル坊から力を与えられる新たな力・王臣紋に覚醒。
それと同時に、





*9




寧々達を守る為、中途半端な立ち位置となっていたレッドテイルへ総長として復帰を宣言。
悪魔の力を得てブーストしていた林檎の実力を上回り、彼女らを一人で一蹴してみせた。
……その際に木刀の一撃で男鹿並のめり込みを披露したり、魔女狩学園全員の特攻服のレッドテイルの刺繍の上に『偽』と書き足すSっ気が見えたのも総長に復帰したからであろう、多分。

作中最も長い戦いとなるVS鷹宮編では、冒頭にヒルダから王臣紋の説明を受ける。
『男鹿(とベル坊)に【一生】付き従う』事を紋の発現条件であると説明を受け、更に『一生なんて嫁のようなもの』とからかうラミアに対しとっても良い反応を見せた
……のだが、神埼がより先に『1』の数字が記された紋を発現したいた事を知り、自分の『2』の数字を見て落胆してしまうのであった。おお、もう……

鷹宮一派との戦いでは、例のごとく男鹿が先走った為途中からラミアからの要請を受けて神埼と共に参戦。
鷹宮の王臣二人と戦い、途中で王臣紋の力が供給されなくなり敗れかけるも、
ベル坊がその場に来て直接力を供給した事で逆転勝利し、2対1の王臣対決を制してみせた。

VS藤編では、ベル坊と一時的に別れていて力の出せない男鹿をよそにサタンと藤が誰彼構わず石化させまくっていた為、
彼女もその毒牙にかけられる事となったが、
アイリスと再会したベル坊とのリンクを取り戻す事に躊躇していた男鹿を涙ながらに叱咤し、彼の腕の中で石となった。
そして彼女の涙ながらの訴えは男鹿の決意を固め、ベル坊と再会した男鹿は藤とサタンを圧倒。
最後の攻防ではサタンの魔力回収の為他の皆と同様石化から解かれ、王臣紋を通じて男鹿に力を送った。

最終決戦から2年が経った最終回では、千秋達の卒業を見届ける為他の東邦神姫達と同じく卒業式に出席。
ショートヘア&メガネっ娘化というイメチェンを果たしていた。


【番外編】

本編の連載終了後に掲載された、最終決戦~最終回の間を描いた番外編では、6話中4話に登場。
光太をベル坊と同じ保育園に連れて来ていた1話、『全員集合』な回でヒルダとダブルヒロイン同士水着姿を初披露した2話、3話で彼女が可愛いのは言うまでも無い事であるが、
何と言っても彼女の3年生での日々を描いた5話がメインと言える。

時は3年での12月、葵(と寧々)は大学受験直前。
進級して新たに出来たアホギャル後輩・蛇子に男鹿への告白を先んじられた事を知りフリーズしたり、
蛇子に手玉に取られてあわあわしてる様ときたらもう……うん。
結果的に、蛇子は『好き』も『隙だらけ』と受け取る男鹿の熾烈な鈍感さにギブアップし葵のある種のしんどさを痛感し味方となり、
蛇子に対し男鹿への想いを吐露する。

――――そうだ ずっと好きだった
だから…本当はもっとずっと…一緒にいたい…のに

思わず涙が溢れてしまう葵の姿を見て、蛇子に『リベンジ』を焚き付けられる。
そして大学受験当日。
登校中の男鹿と古市の前に、蛇子と共に『後輩の為のお礼参り』として特攻服姿で現れる葵。
男鹿はそれを受諾し、ぶつかり合うゼブルブラストと百華乱れ桜。
男鹿に木刀を折られ、「スッキリしたか?」の問に口元に笑みを浮かべて応える葵。
受験にはアランドロンの次元転送でギリギリ間に合い、寧々共々無事合格。

――――で、結局葵の恋心がどうなったかというと…

男鹿「いてーな 何しやが…って 邦枝!?」
葵「ボーッとしてるからよ 2年も…」





*10






【恋愛】

以上のようにとっっっっっても分かりやすいツンデレで、
あまりに分かりやすい為、本人は一応隠しているつもりでも、
鈍感さが大魔王クラスな当人の男鹿や、男鹿と同じくそっち方面に全く興味の無さそうな東条を除いたほぼ全ての登場人物にその気持ちはバレている。
特に彼女率いるレッドテイル内では彼女の男鹿への想いは半ば共通認識と化していて、
千秋やパー子辺りには、初恋に右往左往する様や『ライバル』であるヒルダとの『女の戦い』を面白がったり囃し立てられたりしているだけでなく、
番外編を見るに新加入した1年生にすら知れ渡ってしまっており、こっちの方面ではまるでレディースの総長たる威厳は見られない。そこがかわいいのであるが

当初は実質単独ヒロインとしてひとり可愛らしさを爆発させていたが、
ヒルダの記憶喪失以降、彼女が微かにデレる様子を見せヒロイン度を爆上げした為『ダブルヒロイン』として並ばれる事に。
結果的に、ヒルダは明確な気持ちを表さず、葵も初恋ゆえの不慣れと生来の生真面目さと奥手さにより、
男鹿は『ドドドドフリー』(by蛇子)のままなので、『引き分け』という形で連載は幕を閉じている。
が、あくまで『ベル坊の侍女悪魔』という立場ながらも男鹿と同棲しているヒルダにややアドバンテージを握られている(特に乳の大きさ)感は否めなく、
更にヒルダ自身も近頃は上記の通り微かに男鹿に対しデレる点も有ったり、
極めつけにそもそも当の男鹿が『恋愛脳だけすっぽりぬけてる小学生みたいな人』(by蛇子)である為、結構な茨の道であると言える。
それでも、殺伐としたマガ◯ン風ヤンキーギャグ漫画であった当初の本作をベル坊と共に『可愛らしさ』方面で支えた彼女の功績は大きく、
大和撫子なルックスの彼女が随所で初恋にあたふたする様は日本男児ならば悶絶せざるを得ない。
多ジャンルを扱った本作での『ラブコメ方面』を象徴する存在であった事は言うまでもないだろう。


【アニメでの葵】


アニメでの声優は豊崎愛生だが、当時は平沢唯のイメージが強かった為発表時には「合わない」との声が多かったが、
登場するとそのイメージを(いい意味で)打ち砕いてくれた。


特に告白(勘違いだが)シーンは必見。


愛生ボイスもあって朝からニヤニヤした者多数。

さらには5/8放送分にてアニメ特権の水着が披露された。やべぇ可愛い。

「かわいいのくださいって言ったら……こんなのしか……///」

高校生らしさが引き出されたハズカシガールでした。

更にオリジナル回が増えてきた近ごろは、妄想癖が悪化。男鹿と行動を共にすれば妄想と、原作以上にぶっ飛び妄想ガールな彼女を見ることができる。



――…言っとくけど…
私は追記・修正しに来ただけだから!!

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最終更新:2024年01月14日 22:00

*1 当項目にて使用されている画像は、著作権侵害及び販売妨害を目的としたものではなく、よりキャラクターの魅力をダイレクトに伝えるための限定的な使用である事をここに明記致します。

*2 出典:田村隆平「べるぜバブ」単行本5巻・89ページ(2010年・集英社より発刊)

*3 出典:田村隆平「べるぜバブ」単行本2巻・71ページ(2009年・集英社より発刊)

*4 出典:田村隆平「べるぜバブ」単行本2巻・91ページ(2009年・集英社より発刊)

*5 出典:田村隆平「べるぜバブ」単行本2巻・155ページ(2009年・集英社より発刊)

*6 出典:田村隆平「べるぜバブ」単行本2巻・158ページ(2009年・集英社より発刊)

*7 出典:田村隆平「べるぜバブ」単行本2巻・160ページ(2009年・集英社より発刊)

*8 ちなみに、彼女がこの左目の力を使った唯一のシーンであり相手である

*9 出典:田村隆平「べるぜバブ」単行本23巻・60ページ(2013年・集英社より発刊)

*10 出典:田村隆平「べるぜバブ」単行本28巻・158ページ(2015年・集英社より発刊)