E.S.(ゼノサーガ)

登録日:2011/06/27(月) 12:25:37
更新日:2024/04/04 Thu 11:17:37
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ゲーム「ゼノサーガシリーズ」に登場するアニマの器が搭載された機動兵器の総称(E.S.とはEin Sofエイン ソフ“神なるモノ”の略)。

アニマの器をインターフェースとする事でゾハルから上位領域のエネルギー供給を受ている為、無限の稼動時間を有するが、パイロットにアニマの器をゾハルとリンケージさせる適性(テスタメント因子)が必要で適性がないと動きもしない。
人をえり好みする面倒な奴ら。

コクピットは単座型と複座型の二種類があり、基本的にヴェクター製はパイロットとコ・パイロットを分けて火器管制をする必要があるため複座型、オルムス製は機能特化されているため、単座型となっている。
ゲームでは「Ⅱ・Ⅲ」で使用出来るが「Ⅱ」は単調でもっさり、ロードの長さもあってストレスの原因なる。
爽快感を求める方は「Ⅲ」を。


~味方側~

◆【ディナ】
シオンが会社から横領したE.S.。
元々、KOS-MOSの追加兵装としてケビンによって建造された機体でシオンの搭乗機でもある。
機体特徴としてはU.M.Nを介さないゲートジャンプによる航宙クルーザー並の長距離航行能力と、高速高機動戦闘能力が挙げられる。
武装も充実しており、得にKOS-MOS搭乗時に使用可能になるXバスターは強力である。
複座型ではあるが、KOS-MOS非搭乗時は、機体制御から火器管制までシオンが全て一人で行っている。
「Ⅲ」でデザインが変更され、ウイング部分が蝶の羽を模したものになり、肩部に新たなビーム砲が付くなど攻撃的かつ更に美しいものに変わった。


◆【ゼブルン】
パンチラ娘、モモ(+ジギー)の搭乗機。
ヴェクターからクーカイ・ファウンデーションに貸し出された機体でモモ用にカスタマイズされ、多数のエアッド(ビット、ファンネルみたいなもん)を装備している。
過剰なまでに装備されたエアッドは、複座型とはいえ通常の人間やレアリエンには制御は不可能で、百式観測器のモモだからこそ運用できる兵装である。
「Ⅱ」では右手にエーテル弓、左手に小型エアッドのプラットフォームを装備してしいたが、「Ⅲ」では外され代わりに大型エアッドが二機、肩部に追加されより女性的なシルエットとなった。
余談だがこの変更は「Ⅱ」の開発スタッフから『動かしづらい』と苦情が出たからだとか、デザイナー曰く『遊び過ぎた』とのこと。


◆【アシェル】
ケイオス、Jr.の搭乗機。
「Ⅱ」の序盤ではカナンが主パイロットだったが、後にJr.用にカスタマイズされる(上記のテスタメント因子を持たないカナンで起動出来たのはサブパイロットのケイオスの存在、もしくはヴィルヘルムお墨付きの『特殊』レアリエンだからだと思われる)。
地上戦主体だが、オプションパーツで大気圏内の空戦も可能。2門砲口のマシンガンにスピア付きのシールドを基本武装として、ほぼ全ての局面に対応できる様々な専用武装が存在する。
またエルデカイザーのジェネレーターを補器として装備しておりアニマの器が未搭載でも全ての兵装をフルスペックで運用可能。
因みに、このジェネレーターには機密保持の為か自爆装置がある。
ハカセェ…
これをアシェルに積んでなければ、ラストシーンで人類は終了していたかもしれない


◆【ルベン】
ジンの搭乗機。味方側では唯一の単座式。
「ミッシングイヤー」に搭乗したプロトルベンに運用データをフィードバックしジン用にカスタマイズされたヴェクター製の機体。
接近戦に特化、高次元機動戦闘を重視した結果、紙装甲の機体になってしまったが、装備された二振りの実体剣による攻防一体の戦闘スタイルでそれを補っている。
遠距離武装は弓矢のみだが、剣から発せられる衝撃波(月牙〇衝?)による遠距離攻撃が可能である。


~敵側~

◆【レビ】
マーグリスの搭乗機であり、主人公側のE.S.とは異なる曲線主体のフォルムをしたオルムス(ハイアムズ)製で機体の全長を越える巨大な実体剣を主兵装にしている。
本来は遠近両方の戦闘が出来る万能機として設計されたが、
近接戦闘を好むマーグリスの意向で遠距離兵装が外され、飛び道具は威嚇用のクナイと手榴弾を装備のみとなっている(威嚇用となってるがマーグリスの操る機体から繰り出されると、単なる威嚇攻撃では済まない)。
腰部にサイドバインダーは展開式の大型ロジカルドライブであり機体の機動力を高める他に格闘専用のクローとしても使用可能。
ゲーム中で序盤と終盤に戦う事になり、終盤では最強・最後のE.S.として立ち塞がる。
マーグリスのキャラクターと中田ボイスが相まってか、かなり格好良い機体で、最終戦はテンション上がりまくりだが、最期が………竜頭蛇尾。


◆【イサカル】
ペレグリーの搭乗機。
レビと同じくオルムスのE.S.であり、「Ⅱ」から続けての登場となる。
近接用のスピアと人の右手の様なフレキシブルシールドを装備していて、シールドの指にあたる部分がエアッドなっており、これによる全方位攻撃を得意とする。
「Ⅱ」ではオルムス機動要塞で、「Ⅲ」はミクタムにて戦う事になが、最期は主人公達に撃破され、ペレグリーと共に爆炎の中に消える。


◆【ガド/ヨセフ】
マーグリスの部下であるリヒャルト/ヘルマンの搭乗機。
この二機は「Ⅱ」に登場したA.M.W.S パイラムとスキュータムのE.S.版で、後継機でもある。
ガドは大火力の戦艦主砲『ナグルファル』による砲撃戦。
ヨセフは装甲の薄いガドの防御に補助と巨大な棍を使った近接戦を行う。
二機同時運用の戦闘スタイルも同じであり、外観も帽子をかぶせただけで、大きな変更点はない。
両機とは、ミクタムにて初めて戦う事になるのだが、それ以前にレストランでのニュースやミクタムに降下するエルザに友軍の戦艦をぶち当てる所など細かい場所で登場しているが、パイロットの方は一切、顔が写らない…
一応「Ⅱ」からのレギュラーでドラマCDにも出演しているのに、どうしても顔が見たい方はDS版を。


◆【ダン】
黒のテスタメント、禿げ頭のヴォイジャー搭乗機。
器の回収係 その1
本体は中央のひょろい棒人間だが、機体の大部分を構成する
可変式の大型シールドを装備、絶対的な防御性能と搭載された様々な火器による高い攻撃力を併せ持ち、更にシールドをたたむ事で黒いUFOに変形、シメオンに匹敵する機動力をも獲得するチート機体。

劇中では「Ⅱ」に初登場し、「Ⅲ」のミクタム大聖堂で戦う。
戦闘では前述の通り高い防御・攻撃力と毎ターン弱点と無効属性が変化する『ファントムアーマー』を持つ難敵。


◆【ユダ】
ロリペドマザコンのケビンの搭乗機。
器の回収係 その2
高機動近接戦闘を主眼に置いた機体で二本のナイフを腕に装備している。
このナイフかなりの切れ味で事実上防御不可能の一家に一つは欲しい逸品。
これはU.M.N.の物理事象面の構造体に直接アクセス、実数領域に影響を及ぼしている為、
唯一の対抗策は、同様にU.M.N.の構造体にアクセス、虚数領域から防ぐしかない。
「Ⅱ」から出てるのに戦闘なし、ムービーでの活躍もない作中最大の不遇E.S.


◆【ナフタリ】
『ダァーイ』じゃないバージルの搭乗機。
砲撃戦に特化されており、機体の様々な箇所に火器を搭載している歩く武器庫。
機動力は他のE.S.より若干劣るものの、巡航形態への可変機構を持っている。
「Ⅰ〜Ⅲ」の皆勤賞受賞者だが「Ⅲ」の序盤でシオン達に倒され、あっさり退場。
フタナリじゃない。


◆【シメオン】
アルベドの搭乗機。
ロジカルドライブの機能を持った長大なテイルスタビライザーを装備し、高機動戦闘を得意とする。
「Ⅰ」での光の翼を展開してA.G.W.S.やグノーシス共を一掃しながら宙を駆ける姿はめっさカッコイイ。
反響粒子砲にエアッドなど遠距離、近接を問わず様々な戦局に対応できるオールマイティーな機体だったが、「Ⅲ」では弥次郎兵衛に…
デザインが変わったのは、「Ⅱ」でアルベドと共に消滅後、器のみ再利用され機体は新造された為である。
登場しても右手を挙げるだけで、戦闘も一切なし。
器の回収係 その3
旧ミルチアのラビュリントス地下工廠でレビと共に建造され完成した後に、U-TIC機関に身を置いていたアルベドに譲渡された事が、彼の発言からうかがえる。



追記・修正はE.S.を起動させてからお願いします。

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最終更新:2024年04月04日 11:17