魔導師公館

登録日:2012/03/18(日) 11:36:36
更新日:2022/01/16 Sun 08:37:43
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円環少女』(角川スニーカー文庫)の作中に登場する文部科学省文化庁に属する非公式機関。
日本政府が「協会」と交渉する際に窓口になる機関である。通称は「公館(ロッジ)」

理想的な魔法研究が可能でありながら、用地の確保が難しい異世界からの魔法使いの保護と協力を行う代わりに、
魔法消去の影響を受けない有用な魔法生産物(稀少鉱石の類など)を受け取っている。
日本政府が外交関係を結んでいる「協会」とは古くは平安時代からの付き合いらしいが、
地球の人々を悪鬼と呼び続けてきた彼らとの信頼性はほとんど無いに等しいもの。

「公館」は実質的な責任者である事務官の指揮で動き、組織の運営に関わる部分を一般職員が、
「公館」の本質とも言うべき荒事部分を定員12名の専任係官が担当する。

専任係官の仕事は基本的に生死に関わるようなものばかりなので、
専任係官にはそれぞれ使い捨ての駒としての《刻印魔導師》が「協会」から派遣されている。

~専任係官の主な仕事~
  • 本拠地である「公館」近辺の防御
  • 東京の《刻印魔導師》の管理
  • 異邦人として日本の法律を軽んじる魔導師の武力制圧
  • 絶大な力を持つ神人遺物の確保

また、専任係官は魔法使いを殺す《悪鬼》であることから《塵殺戦鬼(スローターデーモン)》と呼ばれている。

定員12名の専任係官だが、犯罪魔導師らに対する絶対の恐怖であることが求められており、作中では12名中7名しかいない。

<専任係官>

武原仁《沈黙(サイレンス)》
我が視姦主人公であり、その能力から犯罪魔導師に最も恐れられている。
後に命令違反で専任係官をクビになり無職になった。


■神和瑞希《魔獣使い(アモン)》
16歳の女子高生で倉本きずなとはクラスメイトで唯一の友達。
本来存在しない地獄の魔法使い。


■八咬誠志郎《破壊(アバドン)》
《魔獣使い》と同じく存在しないはずの地獄の魔法使いだが、
その魔法の性質から「協会」から最も嫌われており、他の専任係官との折り合いも良くない。
ただ武原仁とは例外的に相性が良く、プライベートでの付き合いも多い。

■東郷永光《鬼火(ウィスプ)》
40歳前後で19年間専任係官として戦ってきた猛者。
盲目ながら、鍛え上げた感覚と剣術はそれを感じさせぬほどであり、武原と八咬の師でもある。

オルガ・ゼーマン《茨姫(いばらひめ)》
聖痕大系の高位魔導師。「茨」と名付けられた拘束具で自分の体を壊すことで魔法を使う、ぶっちゃけただのドM女。
ウンコウンコ連呼する痴女でもある。

■六人目
男性。日本中で魔導師狩りに興じていて、都心に戻るのは稀。
契約により、事務官の命令に従わなくとも処罰されない。

ちなみに本編後作者公式ブログで公開された『円環少女質問企画』によると、一応詳細な設定はあったが(ある登場人物の兄設定)色々とアレ過ぎて担当編集に出すのを止められたそうな。

■七人目
専任係官ですら顔を知らない亡霊のような人物。
契約により、事務官の命令に従わなくとも処罰されない。
専任係官が政府に牙を剥いたときのみ活動する。



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最終更新:2022年01月16日 08:37