チーム太陽(遊戯王5D's)

登録日 :2010/08/01 (日) 15:22:47
更新日 : 2017/01/31 Tue 19:05:52
所要時間 :約 7 分で読めます




チーム太陽は、遊戯王5D'sにおいて登場したデュエルチームである。

ジャージの上に胴着のようなアーマーを着用しており「太」のロゴマークが特徴。

3人とも通常モンスター+ノーマルカード満載 *1 のデッキを使用し、D‐ホイールも一台を三人で乗り回して戦う貧乏チーム。

チーム名がはじめて公開された時、他のチームのカタカナチーム名の中に一つだけ漢字チーム名なのが浮いていたため視聴者の笑いを誘った。
また、その次の回では、メンバーの『太郎』というありふれていすぎる名前や、全員ジャージ姿という奇抜な服装に腹筋を刺激された視聴者もいたとか。

このように、いろんな面で浮いているネタチームとも言えるチームである。
かと思われたが……


【チーム来歴】

ジャンプも売ってないような田舎で実家の農業を手伝う3人が、太郎の「己の限界を知りたい」と言う熱意に促され結束。
太郎の父が昔使っていた古いD‐ホイールを譲り受け、空き缶やハンガーなどを組み合わせる事で不良部分を改善し、
そのD‐ホイール「マシン・デイ・ブレイク」でWRGPに参戦。

無名のダークホースではあるが、チーム一丸で最大限の力を発揮し見事WRGP決勝トーナメントに駒を進めた。

しかし、予選中突如現れたプラシドさん達の襲撃によってD‐ホイールが故障。
修理が不完全でブレーキが利かず龍亞と接触事故を起こしてしまう上、エンジンもかからなくなってしまった。

そのため本選出場が危ぶまれていたが、龍亞に頼まれた遊星ブルーノにD‐ホイールを修理してもらう事に。
太陽のD‐ホイールを見てサテライト時代を思い出しながら、遊星は修理を完璧に完了させる。
太郎達は遊星に礼を言い、二人は互いのチームの健闘を祈るのだった


しかし、皮肉にもチーム5D'sと決勝トーナメント初戦で戦う事になる。

ちなみに遊星が直したD‐ホイールは元キングのD‐ホイールとの先攻争いを制す程のスピードを手に入れたりしていた。
流石はメ蟹ック。


【チームメンバー】

林吉蔵 (CV:高坂篤志)
緑ジャージを着たチーム太陽の先鋒。愛称は ヨシ 。お調子者でチームのムードメーカー。
使用するデッキへのサインをせがむほどの遊星の大ファン。


谷川甚兵衛 (CV:井上優)
青髪に青ジャージを着たチームの二番手。皮肉屋な口調で思った事を直接的に発言する。その割になんだかんだで、最後には人の好い性格。
仲間には ジン と呼ばれている。
最初は参加にあまり意欲的でなかったが、太郎の熱意に打たれて共に参加する。
自分たちの持っていないレアカードを強く意識しすぎている節があり、「レアカードに何か恨みでもあるのか?」な言動も見せる。
例えそれが250円で買えるキングのでも。


山下太郎 (CV:オースチン・オブライエン)
父親ゆずりの太めの眉毛が特徴の赤ジャージを着たチーム太陽のリーダー。裏表の無い素朴な性格。
怪我をした龍亞を手当てしたり、親しくなって5D'sの応援だけをする事に気が咎める龍亞に笑顔で応じる好青年。
その多くが効果無しの雑魚モンスターであるノーマルカードばかりしか持ってない状況ながら、それらを組み合わせて立派なデッキを開発した。
また目標の為に最善を尽くし、決してあきらめない信念を持っている。これなんて主人公キャラ?
ちなみに中の人はオブライエンと同じ人。


デッキのカードは全て、田舎の知り合いから貰ったものであり、雑魚カードしかない状況だった。

吉蔵がサインをせがんだ時に遊星が見たデッキの一部もノーマルモンスターばかり。

実際に、5D's戦でも「手をつなぐ魔人」を中心に 絶版 の雑魚カードで守備を固めた上で、
スピード・ワールドⅡの効果でダメージを与えるロックバーン戦術をとった。


低スペックのモンスターやトラップを組み合わせて、高攻撃力モンスターに立ち向かっていく様は、正に 主人公



以下ネタバレ














デッキの中にはたった一枚「希望のカード」が存在していた。


実は レベル1通常モンスターを20ターンフィールドに維持する事によってのみ特殊召喚される 究極のノーマルモンスター、
眠れる巨人 ズシン』の特殊召喚を3人で狙う戦術という、チームユニコーンを遙かに超える究極の フォア・ザ・チーム の体現だった。


ちなみに『眠れる巨人ズシン』は5D'sの世界ではみんな持ってるけど誰も使わない雑魚モンスター扱い。
能力自体は三幻神に匹敵すると評価されていたが召喚条件があまりにも過酷過ぎるため「出せれば強いけどまず出せない」ようなカードであった。

しかし、WRGPの次の走者にフィールドを引き継ぐルールを利用しまさかの召喚に成功。
5D'sの世界での 歴史上初召喚 であり、召喚自体が奇跡と呼ばれる。

トーナメント初戦であるチーム5D's戦で初めて召喚に成功したようだが、
予選までは手をつなぐ魔神とスピードワールド2のバーン効果だけで勝ち抜いたのだろうか?
ズシンの召喚をクリアする方法といい、サブの戦術がスピードワールド2のバーン効果を主軸にしていた辺り最もWRGPのルールを最大限に利用していたチームかもしれない。

戦いの結末はズシンの項目を参照。


【デッキ】

絶版 カードを組み合わせたデッキ。
甚兵衛はレアカードを嫌っているが、デッキにはレアカードが幾つか確認されている。

効果モンスター

眠れる巨人 ズシン
手をつなぐ魔人

通常モンスター

キーメイス
プチテンシ
ドレイク
ワイト
はにわ
マグネッツ1号
コピックス
ジャグラー
ザリガン
北風と太陽
シャドウ・ファイター

魔法

Sp‐ソニック・バスター
Sp‐アクセル・ドロー
Sp‐パワー・バトン
Sp‐ファイナル・アタック

隠れ兵( ウルトラレア
城壁(旧テキスト版)
スクラム・フォース
偽物のわな(ノーマルレア)
ホーリー・エルフの祝福
はさみ撃ち
ドラゴン族封印の壷
白兵戦
パワー・スロー
愚者のサイコロ




【主なセリフ集】

太郎「ホテルに行こうね。」

吉蔵「サインくれませんか?!父ちゃんと母ちゃんとじっちゃんとばっちゃんと隣の田吾作の分!」

甚兵衛「レアカード……」

太郎「どんなカードでもデュエルは出来るんだ」

甚兵衛「レアカードが!!!」

太郎「俺、一度でいい!全てをぶつけて何かをやってみたいんだ!」

甚兵衛「レアカードめ……」

太郎「どうせいつかは当たるんだ。それが初戦になっただけの事。後はお互い悔いの無いデュエルをする事だ。」

甚兵衛「そうだ……これが俺達が信じた闘い!俺達はレアカードなんかに負けねぇ!!」

太郎「勿論出来るさ!俺達の力を合わせて、不可能を可能にするんだ!!」

太郎「確かに俺達が持っているのは何の変哲も無い、どこにでもあるノーマルカードばかり……。でもあのカードがあれば戦える。たった一枚の希望のカード……!!」

甚兵衛「レアカードなんかに、俺達は頼らねぇ!」

吉蔵「俺達の戦い方を見せてやれ!!」

太郎「これが俺たちの絆の結晶!!俺達の希望!!!!現れろ、眠れる巨人 ズシン!!!!」

甚兵衛「レアカードなんかに負けはしない!!」

太郎「いくぞ遊星、本当の勝負はこれからだ!」

甚兵衛「行け太郎、レアカードなんかぶっとばせ!」

甚兵衛「どんなレアカードだって、ズシンに敵うもんか!」

太郎「俺達が… チーム太陽がこんな声援を受けるなんて…
たった3人で、1台しかないD‐ホイールと誰でも持っているノーマルカードだけで出場した俺達が……
誰からも見向きもされなかった、無名の俺達が……
そんな俺達が、こんな最高の舞台で、自分の全てをぶつけてデュエルが出来るなんて…!
仲間を信じて、自分を信じていれば、必ず勝機は訪れる。
不可能と言われた事も可能になる。
どんな世界のどんな奴だって、自分の気持ち一つで、未来に輝く事が出来る…!
俺達はそれを証明したんだ!
俺はもっともっと自分の力を試したい!
どこまで行けるのか、確かめたい!
だから遊星、俺達は… この試合に絶対勝つ!!」

太郎「行けるぞ、ズシン!
あと1ターン耐えれば、あのチーム5D'sに俺達が勝てる!
父さん、俺は証明してみせるよ、自分の可能性を!」

太郎「チーム太陽は、何度沈もうと、また昇って光輝く…!」





  • 最初はアウェーの空気だが、気づくと観客が味方に
  • 弱小カードの寄せ集めでトーナメントまで進出
  • 仲間達との連携で勝利を掴むスタンス
  • 沈んでも何度でも出てくる太陽のように



…………なんだこの主人公チーム?


その彼等のカードもついに2016年5月に現実で陽の目を見ることに。
ズシン及び、召喚まで守備のキーカードだった手をつなぐ魔人とスクラムフォースのOCG化がされた。



【余談】

ズシンの存在が大きいチーム太陽だが、
前述のとおり、 ズシンがなくても戦える 戦術を組んでいる(というか、流れ的に予選はズシンを出さずに勝ち上がっているのだから当然だが)。

ズシンの召喚のためにひたすらロックバーンで時間を稼ぐのが基本戦術だが、
実は構成上ズシンを支援するカードがない=メインギミックとズシンが独立しているため、
ズシンを召喚できない、あるいは召喚後に対処されても、時間稼ぎに使用したロックコンボを維持しつつバーンで削りきる戦術がそのまま使えるのだ。

実際遊星との対戦においても、「炸裂突破」がなければ勝利というところまで食い下がったあたりにその底力が伺える。


「どんな項目でも追記修正は出来るんだ!
俺、一度でいい!全てをぶつけて編集をやってみたいんだ!」

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