顔のない女

登録日:2011/05/18(水) 23:14:17
更新日:2023/08/23 Wed 22:35:33
所要時間:約 2 分で読めます





驚愕!無敵・最強 殺し屋専門の女殺し屋
戦慄すべき黒衣のヒロインの活躍を描いた幻想ハードボイルド連作集――帯より

『顔のない女』は『夢幻紳士』などで有名な高橋葉介による短編活劇漫画であり、また、作品の主人公の通り名である。

本作は人並み外れた11人の殺し屋、その名を

「影男」

「歌い手(シンガー)」

「電気男(エレキ・マン)」

「液体男(ウォーター・マン)」

「キラー・ピエロ」

「年盗み(ユース・テイカー)」

「人形使い(パペット・マスター)」

「スネーク」

「ハーピー」

「モンスター・メイカー」

「ドリーム・キャッチャー」


……これらの凄腕達に“組織”最強の「殺し屋専門」の殺し屋“顔のない女”が“依頼”を遂行する。

結構猟奇的なシーンもあるが、氏の独特の絵柄でむしろある種の美しさすら感じる。物語は一人一話でその殺し屋に関する話は終わるのでテンポが良くさくっと読める。

しかし、それでいて単純では無いのが味わい深い。

物語を通して複数回登場するキャラクターは二人だけ、なので分かりやすい。


◆“顔のない女”
殺し屋の元締めである“組織”最強の殺し屋。
「殺し屋殺し」を請け負う伝説の女殺し屋であり、物語の主人公。
二つ名の通り、彼女の顔は目深に被った帽子によって判然としないので読者には分からない。
本人の言動から察するに成人したお姉さんであり、「おばちゃん」と言うと怒る。
作中ではとある理由によってロリ化もする、小さくなった“顔のない女”はかわいいぞ!

情け無用(アンチ・ハードボイルド)で性格もさばさばしており、「素人は決して殺さない」が信条。

この女の最強たる所以は、「敵の力を一瞬でコピー出来る」能力である。
この力でバッタバッタ殺し屋を薙ぎ倒す様は爽快の一言。

決めセリフは
「あなたの術は“顔のない女”がいただいたわ!ついでに命もね……“○○”(殺し屋の名前)」


◆喫茶店のマスター
“顔のない女”は標的を殺す際に喫茶店に呼びつける。
その喫茶店のマスター。
柔らかい物腰のおかげで好印象を抱く事請け合いの男。
一を聞いて十を知る洞察力はただ者ではない事を窺わせる……

殺し屋達もメインは一話だけの出番ながら、その力故に覚えやすい


カッコいいお姉さんが見たいそこの貴方、もし書店でこの本を見かけたら手にとっては如何だろうか?


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最終更新:2023年08月23日 22:35