ブラウニー(DQ)

登録日:2010/03/05(金) 12:42:00
更新日:2023/03/01 Wed 22:30:52
所要時間:約 5 分で読めます




ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するモンスター。
おおきづちの上位種で、初出はDQⅤ
派生作品であるトルネコ3やDQMJでは仲間モンスターにできる。

名前の由来は、恐らく同名の妖精。


【概要】

おおきづちの色違い。
覆面を被り、巨大な木槌を持った丸っこいモンスター。
マスクが橙、木槌が灰色なのがブラウニー。

の図鑑によると攻撃空振りで落ち込むナイーブな性格らしい。
正月にはアローインプと家々を周り、自慢の槌捌きでモチつき係として大活躍だとか。


【能力】

見たまんま木槌で殴ってくるが、攻撃が雑なのでたまにミスる。
力を溜めた次のターンは攻撃力が上がり高確率で痛恨の一撃に。
トルネコ3では確実に痛恨。

DQⅧ以降は力をためてテンションを上昇させてくるので侮れず、初見時はまだサクっと倒せない為集中的に攻めたい。
しかもまれにスーパーハイテンションになる。


【ドラクエⅤでのブラウニー】

本来は取るに足らないザコなのだが、初登場のⅤは仲間モンスターが導入された作品なので、序盤で加入するコイツは印象に残りやすいらしい。
能力としては見た目通りHPと力が伸びる戦士系
しかし身の守り・素早さ・耐性が貧弱なため戦闘に入ってすぐ自慢のHPがガリガリ削られてしまい、ホイミ用のMPを無駄に浪費させられる。
また序盤では戦士系の武器が石の斧や大金槌程度しか手に入らないため実質的な攻撃力は並以下、他の仲間に使い回せないためコスパも最悪。
さらに敵の時に使っていた力溜めを何故か忘れているため特技は一切なし。
使い道は最序盤の穴埋め程度で普通はすぐ別のモンスターに交換させられるだろう。
しかもSFC版のパーティーメンバー数はたったの3名。

ピエール「自分ホイミ使えますんでブラウニーさんの代わりに洞窟行きますね^^」

キラーパンサー「当然自分レギュラーですよね^^」

頑張って育てたとしても、中盤以降はブラウン以上に強力な戦士系キャラがいくらでもいるので完全に埋もれてしまう。
ゴレムスギーガの強さは言うに及ばず、そいつらが加入してなくてもサンチョの方が若干ステータスが上で幾つかの呪文や特技も使える。
加入時期度外視で比べるとリメイク版で追加されたプチファやコロファにすら劣る。
しかし中には好きものがいて、Lv99まで成長できる為変な愛着を持つプレイヤーもいる。
その人気は謎のファンサイトがあったり、達放置でブラウニーだけ引き連れる人もいるほど。
某動画サイトにはブラウニーのみのパーティで魔王のみならず帝王も撃破という縛りプレイを達成した猛者もいたりする。

加入させた際の名前は順にブラウン、ボコボコ、しげまる、トントン。

「ブラウニーブラウン」というゲーム関連会社があるが関係は不明。


不思議のダンジョンシリーズ

トルネコ2、トルネコ3、少年ヤンガスに登場。
おおきづちの上位種であり、この系統共通の特徴として通常攻撃以外に1ターン力を溜めてからの強烈な攻撃を繰り出してくる。
力を溜めている隙に1歩下がれば安全に対処できるが、トルネコ3のポポロ編や少年ヤンガスでは仲間が危険に晒されるのでこの戦法は使いづらい。
仲間と上手く囲んで袋叩きにする、遠距離から矢やアイテムを使うなどの方法で対処したい。

仲間としては、トルネコ3では成長タイプがストーリー攻略向きの普通・早熟型なので長く活躍できるが、肝心な時に力を溜めて攻撃しないことがあるので注意が必要。
ヤンガスでは成長限界レベルが15で、他のモンスターでは習得できないワナ壊しのほか、鳥系へ特効ダメージを与える燕返しを習得できる。


ドラクエⅨでのブラウニー】

SEEDを持つ者。

主にエラフィタ地方でうろうろしている。
今作はⅤと違いモンスターを仲間に出来ない為、邪魔なときや図鑑埋めの際に倒すだけの存在。

……だったのだが、発売から少しして最強錬金の存在が知れ渡り評価は一変。
要約すると、Ⅸの各種最強装備の錬金は成功率10〜50%というマゾ仕様で、成功率変動は主人公の各種能力値に対応。

各能力に特化した職業を極めても20%程度にしか届かず、種&木の実でのドーピングに手を出す者続出。
因みにWi-Fiショッピングに種が並んだ際、マルチプレイの裏技を使うと無限に購入できたが現在は対策済み。


かなり脱線したが、ブラウニーから盗めるアイテムは「皮のこしまき」と「ちからの種」
戦闘に役立つ能力で、トロルより入手比率高め、弱いからひたすら数をこなせる……という理由から真っ先に目をつけられた。


ドラクエXIでのブラウニー】

「回転叩き」による全体攻撃や、2匹以上いる場合は連携技の「怒涛の痛恨」で攻め立ててくるようになったので過去作よりは手ごわいかも。回復はこまめに。
ただ力の種を手に入れるために狩られるという立場は本作でも変わらず。
ストーリー進行の都合上モンスターの分布が変わったり能力が強化されることがあるが、南西の孤島でなら安心して狩りを続けられる。
手に入れた力の種はブーメラン装備のカミュへ優先的に与えると種狩りを含む戦闘の効率がさらに上がる。


【KOSHIMAKI QUEST】

前述のブラウニーからひたすら種を奪う廃プレイの通称で、専用スレができたほど。
種からもじって「DRAGON QUEST SEED」とも。

装備品、売値双方で何の役にも立たない「皮の腰巻き」という不良債権が積み重なる様から。
もしくは上記から転じ、種収集の合間に現実逃避からブラウニーメインでDQⅤを進めること。


種&木の実の入手確率は1/256。
それに加えて「盗む」コマンドの失敗もある為かなり面倒。
超必殺技のスーパールーレットなら1/8で確定だが下準備に時間がかかる為、一撃で倒せるブラウニーの場合ひたすら試行回数を重ねるほうが好まれる。

入手効率は調子がいいときで5個/1時間ほどらしい。

種集め入門編にも関わらずこの苦行具合から、憎悪と畏怖と恐怖と願望を込め一部からはブラウ兄さん等と呼ばれ神格化される。
それはもうカルト宗教の域。

◆コワれちゃった者の一例

  • 皮の腰巻きだけで1千万貯金(称号獲得に必要な額)に挑む
  • 戦闘開始時と終了時に大声で挨拶、腰巻きを得たらお礼
  • その日 入手した腰巻きの数×10回の腹筋を己に課す
  • 専用スレにブラウニー宛の手紙を投下
  • ブラウニーに倣い下半身丸出しで生活
  • ブラウニーで×××ー
  • おおきづちに八つ当たり
etc...

参考までに皮の腰巻きの売値は55Gなので、1千万貯金には約18万個の腰巻きが必要。
ブラウニー自体から入手できる金32Gとお供等を考慮すれば負担は減るが、それでも約9〜10万回の戦闘。
最終的には錬金よりもブラウニーと戯れるほうが目的になってくる。

彼等の苦労は筆舌に尽くし難いものだったが、しばらくしてSSB(乱数により高確率で最強錬金成功)が発見されてしまう。
これにより腰巻き収集からは解放されるも、既に末期症状の者は目的を魔王戦のやり込みプレイにシフトチェンジ。
更に後日、SSBから発展させたホイミテーブル(ホイミのランダム回復量から乱数テーブルを把握する)が発見されてしまう。
これ自体は最強錬金とボス&魔王のレアドロップにしか使えず、種収集には関係ない。

だが乱数テーブルの概要が分かったことで応用と試行錯誤を加え、特定条件下に置いて確実にブラウニーからちからの種を入手する方法が確立。
これまで狂信的に腰巻きを集めてた苦労がバカらしくなってしまった。エライこっちゃ。


【その他】

下半身丸出しなのに皮の腰巻きを落とすのは永遠の謎。
一説では「腰巻きを覆面として使用している」や「敢えて履いてないだけ」と噂されている。
どっちみちド変態である。

そう考えてしまうとテンション溜めの「ブラウニーは みるみるテンションが あがっていく」も性的な感じにしか見えない。
誇示して見せることにより興奮したんだろうか?

このテンションブーストする様は「種割れ」と呼ばれたり呼ばれなかったりする。
SEEDの色は激しい桃色。



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最終更新:2023年03月01日 22:30