ゴーカイシルバー/伊狩鎧

登録日:2011/09/23 Fri 09:48:05
更新日:2024/04/19 Fri 14:46:42NEW!
所要時間:約 11 分で読めますよぉ!!




※推奨BGM:次~回!!



次ィィィィィィ回!第17話!!

俺の名は伊狩鎧!スーパー戦隊を愛する男です!

何だそれ?

ゴーカイジャーは、もっと素晴らしくなります!


第17話

凄い銀色の男


俺の力を、見てて下さ~い!!





俺の名は鎧!伊狩鎧!

誰よりもスーパー戦隊を……愛する男です!!


ゴーカイシルバー/伊狩(いかり)(がい)とは、『海賊戦隊ゴーカイジャー』に登場する人物の一人。

演:池田純矢



【概要】

途中からゴーカイジャーに加入した追加戦士で、メンバーの中で唯一の地球人。後述する理由から1989年以降生まれで20代と思われる*1

劇場版『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』ラストに変身後の姿で初登場し、本編には第17話「凄い銀色の男」から登場。

交通事故に遭いそうだった子供を庇って生死の境を彷徨っていた時、謎の世界でドラゴンレンジャータイムファイヤーアバレキラー/仲代壬琴という取り返しのつかない不幸に見舞われた3人と出会う。
己の危険を省みず人を助けた行動を認められ、彼らからゴーカイシルバーのレンジャーキーとゴーカイセルラー、そして三つの大いなる力を授けられた。

当初、マーベラス達からは仲間になるのを拒否されていたものの、地球を守るためにザンギャックを倒す心意気を示し、正式にゴーカイジャーの一員となる。

懸賞金:Z100,000→Z300,000
新入りなのにドンさんことハカセの百倍近い懸賞金が掛けられていたが、ダマラス戦後にようやくハカセが同額になった。


【人物・性格】

明るく終止ハイテンションな性格で、本人も落ち着きがないことを自覚している模様。この性格は下記の家庭事情が原因とのこと。
一方で物腰は低く、他のメンバーやレジェンド戦士は元より、ナビィや後輩戦士にも敬語で話しかけるほど。

正義感も強く、比較的落ち着いたメンバーが多いゴーカイジャーの中ではかなり熱い。
マーベラス達があくまで「宇宙最大のお宝」のために戦うのに対し、鎧だけは全宇宙の平和を守ることを真剣に考えている。

ヒーローらしさにこだわるあまり、目の前で転んだ子供を見捨てようとしたマーベラス達を引き止め、わざわざ助け起こさせようする場面も(一応マーベラスには「ちょっと転んだなら自分で起きりゃいいだろ」という考えがあったが)。
だが当の子供には迷惑がられ、しまいには不審者と誤解されてしまった。

自称「誰よりもスーパー戦隊を愛する男」であり、その憧れは本物。
ただ、超獣戦隊ライブマン等、自分が生まれる前の戦隊には詳しくないらしい。
だがそれでもスーパー戦隊の知識はかなり豊富で、戦隊知識0のマーベラス達をサポートする。

ややイメージに没頭しがちな癖があり、きれいなゴーカイジャーや、黒騎士ならぬゴーカイシルバーにチェンジするヒュウガや、ゴーオンウイングスの合体キー等は彼のイメージから生まれた。
イマジネーションキラメンタルに覚醒できてもおかしくないかもしれない。

ゴーオンジャー走輔、ボンパー、炎神スピードル&ベアールVゲストの回では「ヨロイくん」と呼ばれていた。

好物は酢豚で、パイナップルは入れる派。


彼を語る上で欠かせないのが、その戦隊マニアっぷりである。
前述した戦隊知識の豊富さは勿論のこと、

  • 本編初登場の際、ゴセイジャーの大いなる力に大興奮。
    「ゴセイジャーの大いなる力は、ゴセイヘッダーか。いいな~!他のも早く見たいなー…」
  • マーベラス達が追加戦士にチェンジした際は「オール追加戦士キター!と再び大興奮。
  • ↑これに限らず、大いなる力orレジェンド戦士が出る度に大興奮。
    結城凱の姿が見えなかった時はかなりガッカリしていた。
  • ドラゴンレンジャー、タイムファイヤー、アバレキラーを知っていることは基本中の基本。
  • ナビィの曖昧なお宝ナビゲートから、 どの戦隊の事を言っているのか即座に看破。
  • 全スーパー戦隊を網羅した辞典『スーパー戦隊大百科』を自作する。
  • やたらとレジェンド戦士達にサインをせがむ。
    ボウケンレッド/明石暁からは本当にサインを貰い、滅茶苦茶嬉しがっていた。
  • スーパー戦隊のOPの歌詞や、決めセリフを所々に挟む。

……と、数えあげればキリがない。

また、レジェンド戦士を常にリスペクトしているが、自分の意見はかなりはっきりしており、

  • ヒュウガにゴーカイセルラーを渡すよう言われても「自分がヒュウガさんの分までこの星を守ります!」と自分の「星を守りたい」という意志を貫く。
  • マーベラス達を認めず、レンジャーキーを返すよう要求したハリケンジャー三人に「マーベラスさんがいなかったら、レンジャーキーは今ここに無かった」と反論。
  • 正体を現したバスコに、真っ先に戦いを挑む。
  • バスコにへし折られた腕が完治していないにも関わらず、豪獣ドリルでゴーカイオーに加勢する。

等、ただの特ヲタでは終わらないだけの真っ直ぐさも秘めている。

それ故に、彼がメインのエピソードでは「ヒーローとはなにか?」「ヒーローとはどうあるべきか?」といったヒーローとしてのあり方を問うエピソードが多い。

なお、幼い頃は両親の都合で全国を転々としていたらしく、各地に友達が大勢いるらしい。



そして……





ゴーカイチェンジ!


\ゴォォォ―――カイジャー!!/


真っ赤な太陽背に受けて!
青き心に正義は宿る!
黄色い歓声あびまくり!
ぷにぷにほっぺをピンクに染める
緑の若葉のニューヒーロー!

銀輝く、その名も…!


ゴォォォォォカイ!シルバーッ!!



ゴーカイシルバー


スーツアクター:佐藤太輔
テーマソング:「鋼の心 ゴーカイシルバー」(歌:高橋秀幸)

鎧がゴーカイセルラーを使って変身した姿。
マスクはバンダナを巻いた下っ端船員がモチーフとなっており、他のゴーカイジャーとはややデザインが異なる。
また、ゴーグルの上部には「錨」のマークが描かれている。
スーツは襟とブーツの折り返しが長く重力下方に伸びており、水しぶきで着衣に海水の流入を防ぎたい外洋船員として基本の5人よりも装備的な考証が正しい。

上記の名乗り口上は『秘密戦隊ゴレンジャー』のOP「進め!ゴレンジャー」からのオマージュ。
決め台詞は「ギンッギンに行くぜ!」

専用武器のゴーカイスピアを使用し、スピアモードとガンモードを使い分けながら戦う。
鎧に元々センスがあったのか、戦闘経験の浅さを感じさせない戦闘能力を持つ。
ジョーに褒められ、ハカセには疎まれるといったお話である。

スピアモード時の必殺技はスピアモードのゴーカイスピアを敵に向かって投げつける『ゴーカイシューティングスター』。

ガンモードの必殺技は強力なエネルギー弾を発射する『ゴーカイスーパーノヴァ』。

基本的に歴代の追加戦士に変身して戦う。そのため、追加戦士が存在しないレジェンド戦隊メインの回では、変身シーン再現等でハブられることになる。
なお、追加戦士には冷静な人物や皮肉屋、ツンデレキャラが多いため、鎧の礼儀正しい素振りに何人か違和感のある戦士もいる。
一番違和感の無いのはシンケンゴールドだが、こちらは腹回りに妙な違和感が……
追加戦士が2人のゴーオンジャーになる場合、2本のキーを融合させた2人で1人のゴーオンウイングスになる。

ゴーカイセルラーの形状から追加戦士にしか変身出来ないと思われていたが、セルラーにボタンの無い戦士にも変身は可能で、黒騎士、キリンレンジャー、アオレンジャー、デカレッド、ダイナピンクにも変身した。


装備

  • ゴーカイセルラー
ゴーカイシルバー専用の携帯電話型変身アイテム。
歴代追加戦士15人の顔マークがボタンに並んでいる衝撃的なデザインが特徴。
カバーを開けてレンジャーキーを装填し、チェンジしたい戦士のボタンを押すことで変身を行う。

  • ゴーカイツイカーユニット
2022年のスピンオフ作品『ツーカイザー×ゴーカイジャー~ジューンブライドはたぬき味~』で新登場したゴーカイセルラーの拡張ユニット。
先端に鍵状の接続部分があり、ゴーカイセルラーと連結して使用する。
ゴーカイジャー以降の追加戦士(ゴーバスターズ~ゼンカイジャー)12人の顔が並んでおり、これらの戦士への変身を行うことができる。

  • ゴーカイスピア
ゴーカイシルバーが使用する、トライデント(三叉槍)型の専用武器。
通常形態の「スピアモード」の他に、穂先を折りたたんだ銃形態の「ガンモード」、穂先が錨状の「アンカーモード」の3形態に変形する。


更に……



ゴーカイチェーーンジ!!


ゴォォォーカイシルバー!!
ゴールドモォォォーード!!


ゴーカイシルバーゴールドモード

第19話「15戦士の鎧」でお披露目の強化形態。
ゴールドアンカーキーを使い、追加戦士15人の顔が貼り付けられた黄金の鎧を纏った姿。
ウオーリアン「シルバー!?ゴールド!?…銀か金かどっちだ!!」

ゴーオンウイングスの合体キーを見たハカセの提案により、精神世界で追加戦士達の説得を試みる鎧。
彼らが2人の戦いを見て力を集結させたことで変身可能となった。

5人のアバレンジャーはアバレキラーが追加戦士であるが、同じく5人のゲキレンジャーはゲキバイオレット及びゲキチョッパーがレギュラーキャラであり、判断基準がよく分からない。
あまりにもシュール過ぎるデザインから、またの名を三代目遺影フォーム(実際にドラゴンレンジャー、タイムファイヤー、シュリケンジャー(?)、アバレキラーは殉職しているためリアル遺影である。)、もしくは縁日のお面屋さん。
デザインの方はもう少し何とかならなかったのだろうか。

ゴーカイスピアはアンカーモードになり、マスクもバンダナの部分が下がりゴーグル状に変化する。

必殺技は追加戦士15人のエネルギー態と共に攻撃する『ゴーカイレジェンドリーム』と『ゴーカイレジェンドクラッシュ』。


更に更に……



マーベラスさん!ドンさん!
2人のレンジャーキーを、俺に貸して下さい!!

あ?ほらよ!

え?いいけど…

ほい来た!
よーし……

ジングルベ~ルジングルベ~ルジングルベ~ル……
…っしゃあー!出来たぁー!!

ゴーカイチェンジ!

メリィークリスマァース!!


年に一度の聖なる変身!

赤と……緑の!

ゴォォォォォォカイ!クリスマーーース!!


ゴーカイクリスマス

クリスマス回である第44話「素敵な聖夜」にて披露した姿。
ウイングスキーの要領でゴーカイレッドゴーカイグリーンのキーを一つにした、クリスマス限定の変身。
地味に額のエンブレムが金色になっている。

ジョー「お前はなんでもありだな……」

「アハハハ」と笑いながら敵をボコボコにする姿は色々な意味で怖い…

必殺技は『ゴーカイクリスマススラッシュ』。
通常のファイナルウェーブと変わらないが、エネルギー波の色が赤と緑になっている。


テレマガオリジナルDVDでは、とうとうマーベラスと合体してしまった。
詳細はこちらから。


【専用ロボ】


説明不要のロマンの塊。
詳細は大いなる力と該当項目にて。


【終盤の活躍】

第50話にて、マンモスレンジャー/ゴウシからスーパー戦隊達の意志を伝えられるも、マーベラス達の答えに悩みながら、宇宙最大の宝を破壊。
尊敬するスーパー戦隊の意志に反したことに涙を流しながらも、マーベラスから「これでお前も立派な海賊だ」と認められた。


最終話にて、ジョーに後押しされながら「ザンギャックを倒す」という夢を掴むため、マーベラスと共に旗艦に突入しアクドス・ギルとタイマンを張るという大役をやり遂げる。

その後の最終決戦でも、零距離ガレオンバスターをメインで放つ役を任され、見事アクドス・ギルを倒した。
地球で起きた争いにピリオドを打つ役目を、地球人である鎧が果たすことに大きな意味があったと思われる。

エピローグでは、世界中の友人達に挨拶を済ませた後、マーベラス達に着いていき、ゴーカイジャーをスーパー戦隊図鑑に書き加えご満悦な様子が見られる。


【その後…】

◇『スーパーヒーロー大戦

あっさりディケイドルカアイムもろともベントされるものの最終決戦で復活。
オーズが渡したオーメダルがレンジャーキーに変わるのに「うおおおおおおっ!?なんだこれぇぇぇぇぇっ!?」と仰天ながらも、サゴーゾコンボに変身した。
エンディングでは映司に握手を求めたり、宇宙キター!のポーズを取るフォーゼゴーバスターズに負けじと豪快に宇宙キター!とポーズを取った。


◇『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE

ザンギャック・ヴァグラス連合軍から命辛々逃れて地球で豪獣ドリルでマーベラスらを迎えるが幻のレンジャーキーの力で江戸時代に飛ばされる。
その後、ねずみ小僧の様な姿でヨーコJに遭遇、「あなたが36番目のスーパー戦隊さんですね!?いや…この場合は俺が先輩…ってことは…タメ口!?と困惑する。
オールレッドにおいては、ゴーオンレッドに変身。
メガゾードキーで豪獣神が大獣神にゴーカイチェンジした際はコックピット内でノリノリに超伝説雷光斬りのポーズを決めた。


◇『スーパーヒーロー大戦Z』

主役クラスの立ち位置に昇格。晴人ダイゴのタイマンを仲裁する形で登場した。
その後、十文字撃と接触、やがて宇宙を巻き込んだ怪現象の黒幕がスペースショッカーと宇宙犯罪組織マヨーマドーによるものだと知る。
面影堂にてマドーの脅威から地球を救うか、宇宙の秩序を守るために地球を犠牲にするか苦悩する撃に「あんただって地球人だろう…!?」と殴りつけ、宇宙人であるにもかかわらず地球を救ったマーベラスらの話を聞かせ、地球の平和なくして宇宙の平和はないと説得する。
オールメタルヒーローにおいては、機動刑事ジバンに変身した。


◇『動物戦隊ジュウオウジャー

ゴーカイジャーの地球での活動再開に伴ってレジェンド戦隊(レジェンド大戦以降に誕生した戦隊も含む)の元を訪ね歩いて再びレンジャーキーを貸してくれるように頼んでいるようで、小学生の姿に戻っていたトッキュウジャーの面々にも土下座で頼み込んで承諾を受けていた。状況もあるだろうが、後輩戦士相手でも下手に出るキャラで行くことにしたらしい。
鎧達の後に活躍し、殉職した戦士達の所には、何らかの方法を用いてわざわざ天国にまで頼みに行ったのだと思われるが、実に気になる所である。
ワイルドトウサイキングに(強引)に乗り込んだ際にはスーパー戦隊の大いなる力に感動するジュウオウザワールド「面倒くさい…」と引いていた。
オールレッドではボウケンレッドとティラノレンジャーに変身したが、彼の後輩達には一度も変身しなかった。


【余談】

鎧役の池田純矢氏はリアルでスーパー戦隊シリーズの大ファンであり、特に『五星戦隊ダイレンジャー』のキバレンジャーのファンで、幼稚園の卒業文集には「将来の夢はキバレンジャー」と書いた程であった。
鎧がキバレンジャーにゴーカイチェンジを果たしたことで、池田氏は夢を実現することができたと語っている。
またオーディションの際には過去のスーパー戦隊の名乗りを披露したという。

ゴーカイジャー10周年特番にて、もともとは5人を導く兄貴分のようなキャラとなる予定であったことが池田氏によって明かされた。

鎧は劇場版では出番が少ないため池田氏は「逆ジャイアン現象」(ジャイアンは映画ではいい奴になり出番が多いため)と皮肉っていた。
(特に『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』では先行登場するも台詞すらないため池田氏の出番は無く、『空飛ぶ幽霊船』では登場は冒頭だけでその後ほぼ5人でストーリーが展開、『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では仮面ライダーディケイドに敗れ消される(実際は亜空間に転送)され終盤まで出番なしなど、不遇な扱いが多い)
だが、『スーパーヒーロー大戦Z』では主役クラスの立ち位置で出番が多くなって嬉しかったと語っている。

アクションが得意で、現場ではスタントマンの仕事を奪うと言われていた。
せっかく準備してくれているスタントマンへ感謝しながらも、バク宙を始め、重機への激突等に挑戦的にこなしていた。
また、声が非常に大きく、アフレコブースで仕事をする際には周囲が困ったという。

2013年放送のアニメ『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』では金色のキャラを演じ、シンケンブルー/池波流ノ介役だった相葉裕樹氏と同じチームで活躍していた。



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最終更新:2024年04月19日 14:46

*1 ワインを飲んでいる描写あり。