ふたつのスピカ

登録日 :2011/10/23(日) 08:15:58
更新日 : 2016/03/18 Fri 14:11:20
所要時間 :約 4 分で読めます






ずっと追い続けてきた夢でした――。


「ふたつのスピカ」は月刊コミックフラッパーで2001年10月号から2009年9月号まで連載したSFファンタジー漫画。
コミックスは全16巻。
作者は柳沼行。


【あらすじ】

西暦2010年、日本初の有人宇宙探査ロケット獅子号が打ち上げられた。
しかし、獅子号は宇宙へ辿り着くことなく唯ヶ浜市街地に墜落してしまう。
民間人にも多数の死傷者を出す大惨事となったこの事故により、日本の宇宙開発は大きく遅れる事となった。

数年後、この事故で母を亡くしたアスミはライオンの被り物をした幽霊ライオンさんと出会い宇宙へと惹かれていく。

中学を卒業し、新設されたばかりの東京宇宙学校に進学したアスミはそこで同じ夢を持つ仲間と出会う。
様々な困難を乗り越え、アスミは仲間と共に宇宙を目指していく。


【登場人物】

●鴨川 アスミ
CV.矢島晶子
主人公の女の子。夢はロケットの運転手。
身長は143cmとかなり小柄だが、小さい頃からライオンさんと訓練してきたため、足は早く持久力もあり胡桃を片手で割るほどの握力を持つ。スゲェ。
英語は苦手だが真面目なため他の教科はかなり優秀。
ちっちゃくて宇宙飛行士志望だが「わふー」とか言わない。


「宇宙は私の たったひとつの夢だから」


●ライオンさん
CV.子安武人
墜落した獅子号の最年少乗り組み員だったライオンの被り物をした幽霊。
生前から大事にしていたハーモニカを下げよく吹いている。
基本的にはアスミにしか見えないようだが、稀に他の人にも見えたりハーモニカが聞こえたりするようだ。
事故前には実に分かりやすい死亡フラグを建てていた。


「  戻りたい場所があれば   

  逃げだしたいとは思わないよ 」


●近江 圭
CV.大浦冬華
明るく元気だがちょっとばかりおせっかいの過ぎてしまうアスミの友人。
クラスではムードメーカー的存在。
入試時には眼鏡だったが入学後にはコンタクトに変えた。が、男子からの評判はあまり変わらなかったようだ。
写真が趣味で、夢は月面での写真撮影。


「泣きたい もうお嫁に行けない……」


●宇喜多 万里香
CV.木村亜希子
整った顔立ちとは裏腹にトゲのある物言いや態度をするアスミの友人。
そのおかげでクラスでは若干浮き気味。
大金持ちの家の令嬢ではあるが、その出生に秘密があるようで半ば軟禁状態で育ったため宇宙へと逃げ場を求めていた。
ライオンさんは彼女を知っているようなそぶりを見せるが……


「その汚い手で触れたら…… 殺すわよ」


●府中野 新之助
CV.豊永利行
通称ふっちー。アスミの幼なじみで命の恩人。
アスミの事が気になり宇宙学校まで追いかけてきた癖に突き放した態度をとる。いわゆるツンデレ。
実家は花火屋だが継ぐ気はないらしい。


「 普通の奴には見えないもの  

  見たいんだよ オレも  」


●鈴木 秋
CV.甲斐田ゆき
いつも飄々としているアスミの友人。眉を剃っているが、女子からは人気がある。
授業をサボってばかりいる癖に成績は常にトップという。つまりチート
家は大金持ちのようだが、生活費や授業料など全てバイトで賄っている。


「アスミくん さすがです」



以上は原作である漫画での設定。
この作品はアニメ、ドラマ化されていてそれらでは設定が異なる部分が多々ある。
特にドラマ版には大きな変更がされた。


【アニメ版】
2003年にアニメ化されNHKで放送された。
OP曲はBuzyの「Venus say…」で同アーティストの歌う「鯨」の歌詞をアレンジしたもの。
作詞はポルノのハルイチ。
この曲はアニメのOPサイズでフルとなっておりロングバージョンは存在しない。
また、キャラクターデザインはアニメ向きの物に変更されている。
漫画が完結する前に作られたので当然ラストは全くの別物となっている。


【ドラマ版】
2009年にアニメと同じくNHKで放送された。
しかし設定は
  • アスミの身長は低くなく平均的
  • 万里香の出生に秘密なんてない
  • 秋の眉毛が生えている
などが変更点としてあげられる。

そしてなによりライオンさんが登場しない。


ライオンさんが登場しないのだ

大事な事なので(ry

原作、アニメでは物語の中心となるキャラであるライオンさんが削除された。

一応キーホルダーのマスコットとしては登場するが。


ライオンさんェ……


他にも大小多くの変更点が存在する。

優しいタッチの作風のためほのぼの系漫画に見えるが、実際は精神的にかなりきつい展開が多かったりする。
夢を実現させるのは簡単ではない。幾つもの大きな壁が立ちはだかり、時には絶望的な現実に打ちのめされることもある。
そんな時、夢や現実とどう向き合って生きるのか……。
胸が熱くなる骨太のヒューマンドラマでもあるので、是非ともご一読を。



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