モリスンさん

登録日:2010/06/20(日) 13:03:01
更新日:2024/01/30 Tue 23:53:44
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この世に悪があるとすれば
それは人の心だ。    
――エドワード・D・モリスン



テイルズ オブ ファンタジアの登場人物の一族。
各時代で歴史に関わる重要な使命を果たし、さらにクレス達を導く役割を担う。



【現代:4304年】
トリニクス・D・モリスン
CV:井上和彦(SFC)
   石塚運昇(PS~)
年齢:36歳
身長:170cm

壊滅直後のトーティスに訪れ、チェスターをかくまい、マルス・ウルドールに捕らえられ地下水路から脱走したクレスミントを助けた人物で、初代モリスンさん。

実は、10数年前にクレスの両親であるミゲール・マリア夫妻、そしてミントの母メリルと共に、過去から転移してきたダオスを封印した法術士である。
その封印の際、ダオスの力を分けた二つのペンダントを、ミゲールとメリルに託し、モリスン家に代々続いた使命を終えた。


……はずだった。

三人が相次いで殺害され、二つのペンダントが奪われたことを知り、マルスの目的がダオス復活にあることを悟る。
そして、ダオスの復活を阻止するべく単身地下墓地へ向かうが、
駆け付けたクレスたちに気をとられた隙にダオスは開封。

ダオスの圧倒的な力に、今の段階では倒すことはできないと判断し、
時空転移の術(※法術)でクレス達を102年前の世界に送り込んだ。
しかし、チェスター自身は時間稼ぎのためにダオスに特攻しモリスンさんの近くに倒れた。

転移の術を使用した後は、ダオスに「未熟だ」と嘲笑われた上で止めを刺されていたみたいな場面が流れるが、
転移直後のタイミングに戻ったことで、すんでのところで一命をとりとめた。

辻褄が合わないが、歴史改変物なので細かいことを気にしても仕方ない。



【過去:4202年】
エドワード・D・モリスン
CV:トリニクスに同じ

過去におけるモリスン一族の者で、トリニクスの先祖。二代目モリスンさん。
ハーフエルフであるため魔術を扱うことができ、またダオスの用いる転移の術を研究している。

アルヴァニスタ郊外に屋敷を構え、妻であるシフと共に暮らしているが、研究のため各地を飛び回っており、ほとんど帰っていない模様。


クレス達との出会いは砂漠のフレイランドで。
やはり研究の旅だったのかバジリスクうろこをご所望で、それを集めた時に都合よくオリビの宿屋に現れる。
その風貌たるや、クレスとミントが驚喜の声をあげるほどトリニクスそっくり。
つまり鼻がデカい。
ハーフエルフだろ?


魔術士としての能力は世界的に見ても突出したものであり、プロローグでダオスにとどめを刺したのは彼である。


天光満つるところに我はあり
黄泉の門開くところに汝あり
出でよ、神の雷……
ダオス「何!それは…!?」
これで最後だ!
インディグネイション
ダオス「そんな…そんな馬鹿な!」

……しかし。
クレスらの登場により歴史の歯車が狂う。

本来はヴァルハラ戦役において重要な役割を担うはずだったエドワードだが、開戦直前、ミッドガルズ城内に突如現れたジェストーナと対峙。
子どもを人質に取り自害を要求するジェストーナに未完成の転移術で対抗、子どもを解放するも、痛烈な一撃を喰らう。
そして、「はあはあ……こ、これは真似するなよ……」と捨て身の自爆技を仕掛け、ジェストーナと刺し違えてしまう。
ちなみに本来の歴史では解放された子供は犠牲になり軍の士気を上げるのに利用されたらしい。

これにより、本来エドワードと共にダオスと戦うはずだったアラン・アルベイン、キャロル・アドネード、ウィノナ・ピックフォードが歴史の表舞台に出てくることはなく、クラース隊の面々のみでダオスを倒すこととなった。
結果的に後の作品のTOD2の敵(バルバトスエルレイン)と似た様なことをしてしまっている。
クレス達からするとほとんど不可抗力ではあったが。


ともあれ、インディグネイションはアーチェに引き継がれ、本項目冒頭のセリフはダオスが放つこととなった。
あの印象的な呪文詠唱も、アーチェ自身は使わないものの、後のシリーズに引き継がれている。



余談だが、妻の「シフ」はPS版以降の名前。
SFC版ではリリスという名だったが、TODリリス・エルロンに使ったので改名された。
ちなみにアーチェの母もルーティとTODのキャラと被ったのでルーチェに改名されている。
ウルフチームが付けていた名前だったとしたら名前チェックしていない場合気付かなくてもおかしくないとか、TOD製作時は気にしていなかったとか、理由は考えられるが…。


ちなみに、SFC・GBA版だと冒頭のセリフが井上ボイスで読み上げられるが、どう聞いてもジジイ声。
トリニクスと間違えられるくらいだから30代のはずなのに渋すぎである。
PS版では石塚ボイスになったので年相応。

一応死亡時には既にフレイとフレイヤという子どもができていたため、
現代(未来)が代わってもその後現代に戻ってもトリニクスの存在が消えるということはなかった。


細かくつっこんでいくと辻褄が合わないところがたくさんあるが、歴史改変物で細かいことを気にしたらやってられない。




また、未来にもモリスンの一族が登場する。


【未来:4354年】
ハロルド・D・モリスン
旧トリニクス邸で静かに暮らしている。
トリニクスまでの代の様に使命感も特に無かったようでほとんど一般市民。
ただモリスン家には色々とお世話になったり悪い方向に過去を改変してしまっているだけに、平穏に暮らしているようで良かったと思える。



その他媒体


テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』で並行世界設定が出てきたため、正確には「世界樹が枯れずにすみ、チェスターとモリスンさんが助かったという歴史ができた」ということになっている。

小説版ではチェスターは「魔法?なくなってなんかいないさ。クレス達が過去に行ったのは幻の魔法『インディグネイション』を手に入れるためだった。そこがクレスと話が食い違うんだが、それが歴史を変えた影響なのかもな」と言っている。


どう扱うにせよ歴史改変物は歪みが生じるので完全無欠に…と言うわけにはいかないのが実情だろう。



余談


『なりきりダンジョン』ではモリスンさんのコスチュームが作成できる(ディオ専用)。
オーダーメイドに必要なコスチュームは「サンダーメイジ」と「やくしゃ」。
前者はともかく後者はいったいどういうことなのだろうか…
ちなみに「サンダーメイジ」を含め32枚のコスチュームをマスターしないと使用できないので注意。
そして後衛タイプのステータスであり、魔法ダメージは25%防げるのは良いのだが、
覚える専用技が「じばく」という歴代コスの中でも屈指のインパクトを誇る。ヒドい。

テイルズ オブ ザ レイズ』ではエドワードがプレイアブルキャラクターとして登場。
担当声優の石塚運昇氏が死去しているため、SFC版の井上和彦氏が久々に起用された。




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最終更新:2024年01月30日 23:53