円卓の生徒 Students of Round

登録日 :2011/10/19(水) 16:19:04
更新日 : 2015/02/16 Mon 01:53:42
所要時間 :約 7 分で読めます





エクスペリエンスより2010年4月23日にPC向けに発売され、2011年2月10日にXBOX360に移植された、ストーリーダンジョンRPG。
エクスペリエンスとしてはGXシリーズに続く4作目、Team Muramasaとしては6作目にあたる。
また、2012年10月4日、キャラボイス等の追加要素を含むPSP移植作「円卓の生徒 The Eternal Legend」が発売した。

キャラクターデザイン…村上聡海
(イース〜フェルガナの誓い〜等)
モンスターデザイン…塚本陽子
(LoVカードイラスト等)
サウンド…神保直明
(アストロノーカ等)

タイトルに生徒とあるが学園モノではない
主人公=先生
仲間=生徒
という関係ではあるが。


【ストーリー】

聖暦868年…魔城ドレイゴオルでの、光の守護者『円卓の騎士』と、魔王『オル・オーマ』が統べる闇の軍勢との最終決戦…

戦いの末、円卓の騎士たちは敗れ、アルダの地は絶望に包まれた…

それから100年…

騎士たちのリーダー「エクス・ランドライト」の魂は、『声』に導かれ、新たな肉体を得て転生する。
運命の先に待つであろう、新たな円卓の騎士たりうる魂の輝きを持つ者たち…
『円卓の生徒』たちを導き、絆の力でアルダの地に再び光を取り戻すために…


【概要】
基本的にはWizライクのダンジョンRPGだが、このジャンルでは珍しく、かなりストーリー性、キャラクター性を重視した作風となっている。
キャラメイクは、主人公の名前、初期能力振り、外見(男3つ、女2つ、中性1つから選択)のみで、仲間となるキャラはすべて固定。
これは、ストーリー、キャラクターを濃くすることで、普段ダンジョンRPGを敬遠している人たちにもプレイしてもらいたいとの思いからである。
徐々に段階を踏むような作りとなっている、ゲーム序盤からもそれが伺える。

総評としては、前途の仕様などが災いしてコアユーザーからは凡作程度と評されることもあるが、全体的には概ね良作、名作と好評であり、この作品で3DダンジョンRPGに入門を果たした人も少なからずおり、そういった人からの評価も高い。


【システム】

  • ソウルランク

本作を語る上で欠かせない要素。
生徒たち一人一人の、先生との絆の深さを表すもの。ランクは1〜10まであり、

  • (ランク−1)×10%の経験値補正

  • 先生に、生徒たちの経験値補正の平均×2の経験値補正

  • ユニオンスキルポイント(SP)の最大値が増加(生徒のソウルランクの合計)

  • 状態異常「チャーム」の自然回復を早める

  • 新たなユニオンスキルの修得

  • ランク5到達後、生徒にサブクラスを設定可能になる

  • 生徒とちゅっちゅできる (キャラに寄るが)

と、ランクに応じて様々な恩恵を受けることができる。
ランクは、一緒に戦ったり食事をしたりすることで高まる「ソウルゲージ」が100%になった際に、拠点の自室で「面談」することで上昇する。
ただし、生徒に何らかの心残りや悩みがあると上昇しないことも。
その場合は、生徒の抱えるものが解消されるまで物語を進めなければならない。
無条件で心を開いてくれるわけではないのだ。

  • 食事

拠点の自室に生徒を呼び出して、二人きりで食事をする事ができる。(食事は自前で用意)
生徒には、それぞれ好きな食物の系統(パン、獣肉等)、嫌いな食物の系統が存在し、好きな食物の系統の、より高級な料理を振る舞うことで、ソウルゲージを大幅に高めることができる。
逆に、非常に嫌いな食べ物を振る舞ったり、選択肢で無理矢理食わせたりすると、ソウルゲージが低下することも。
また、先生の胃袋も無限ではないため、食事は一度に3回まで。それ以降はダンジョンを歩いたり、敵と戦って腹ごなしをしなければならない。

  • ベースクラス、サブクラス

キャラメイクが存在しない本作における、キャラビルドのキモ。
先生含む各キャラには始めからベースクラスが設定されているが、先述の通り、ソウルランクを高めれば、サブクラスを設定することが可能になる。
経験値が二分され、成長が遅くなるデメリットもあるが、サブのレベルアップ時にもHPやMPが上昇するほか、サブの武具を装備できるようになり、ベースとサブのスキル/スペルを一度に持つことができるなど、多大な恩恵を得られる。

  • ユニオンスキル

戦闘中、先生のみ指示を出すことが可能な、パーティ全員で繰り出すスキル。
敵全体に防御無視の一斉攻撃を仕掛けたり、一定時間魔法の威力を大幅に上げたりといった、強力な効果を得られる。
発動にはSPが必要で、効果の高いものほど多くのSPを消費する。消費したSPは、戦闘中の行動によって回復していく。
弱点は、「先生のみ発動できる」こと。先生が行動不能に陥ったり、死んだりすれば発動は不可能になる。
雑魚戦でも有用だが、特にボス戦では、被ダメージを大幅に減少させる「ベール」系、オル・オーマの眷属が使う能力「オーマの波動」を無効化する「絆」系ユニオンスキルはほぼ必須となるため、雑魚戦でSPを消耗したままボス戦に入ると悲惨なことに…

  • トラップエンカウント

ダンジョン内にあるトラップポイントに対応する食べ物を置く事で、モンスターを誘き寄せる事ができるシステム。
誘き寄せたモンスターは、必ず装備品が入った宝箱を持っているが、手に入れるためには宝箱を持ち去られる前にモンスターのリーダーを特定し、倒さなければならない。
能動的に装備品を収集したり、レベル上げが可能なので、ゲームのテンポが良くなり中々好評だが、
いざ探索する時の雑魚戦が面倒になるとの指摘もある。

  • 討伐、強化クエスト

本作のやり込み要素のひとつ。
討伐クエストは、敵を倒すごとに対応する種族のポイントが上昇していき、一定値でランクが上がるごとに、その種族に対してランク×1%のダメージボーナスを得られる、というもの。
強化クエストは、拠点にある魔法の炉で不要な武具を溶かすことによって、対応するカテゴリ(剣を溶かせば剣に)にポイントが入っていき、ランクアップする毎に対応するカテゴリの全ての武具が強化される、というもの。

  • MASTERモード

PC版ではマニアクスパッチ適用後、箱○版では最初からプレイ可能な、やり込み用のモード。
いわゆるハードモードの様なもので、通常のモードから、一部のデータを引き継いでプレイすることもできる。

MASTERモードでの追加要素、相違点
  • ダンジョン内でセーブが不可能になる
  • 全ての敵のレベルが大幅に上昇する
  • 特殊なダンジョンの出現
  • アイテムの追加(武具含む)
  • イベントの追加
  • パラメータの上限が99になる
  • 討伐、強化クエストの上限が99になる
  • 箱○版のみだが、MASTERでなければ解除できない実績がある

やり込むのであれば避けては通れないモードだが、Wiz慣れしていない人は通常のモードから引き継いでプレイすることを推奨する。
逆に、Wiz慣れしているユーザーはこちらから始めても問題ない。







余談

Xbox360版の発売前、エクスペリエンス社長の千頭氏が、あるニュースサイトのインタビューにて「売上目標2万本」との発言をした後、初週の売上が万にも満たなかったということで、千頭氏共々中傷を受けていたことがある。
が、千頭氏が言った売上目標2万本とは最終的な売上のことであり、その他にも「ジャンルの性質上、じわじわ売れていく」との発言もしているのだが、このインタビューでの発言、及び初週売上を取り上げたサイトでは、これらの情報を隠蔽されていたため、完全に誤解である。
ちなみに、その初週売上の段階で既にペイラインを突破し、商業的に成功していたりする。

追記・修正は大村正を拾った方がお願いします。




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