ガンダムヘビーアームズ/ヘビーアームズ改

登録日:2010/05/11(火) 20:04:21
更新日:2024/02/11 Sun 14:00:27
所要時間:約 11 分で読めます





俺には帰る場所がある……


新機動戦記ガンダムW』に登場するモビルスーツ(MS)。


◆目次




◆ガンダムヘビーアームズ


■機体データ

型式番号:XXXG-01H
開発:ドクトルS
頭長高:16.7m
重量:7.7t
装甲材質:ガンダニュウム合金

武装:
バルカン×2
マシンキャノン×2
胸部ガトリング砲×2
ホーミングミサイル×6
マイクロミサイル×24
ビームガトリング
アーミーナイフ


  • アビリティレベル
ファイティングアビリティ:レベル110
ウエポンズアビリティ:レベル160
スピードアビリティ:レベル110
パワーアビリティ:レベル140
アーマードアビリティ:レベル140


■機体解説

アフターコロニー(AC)195年に発動された「オペレーション・メテオ」おいて投入された5機のガンダムの一機。
機体名のヘビーアームズは、「重武装」から。
OZからのコードネームは「ガンダム03(ゼロスリー)」。
視聴者からは名前の単語(訳として間違っているが)から「重腕」などと表記されることもある。


火器管制システムの権威であるドクトルSが開発した、重射撃戦仕様の機体。
全身に多種多様な重火器を装備しており、その様はまさしく「歩く弾薬庫」。
総合的な火力は戦艦にも匹敵する。

オペレーション・メテオで地球に降下したガンダムは、いずれも奇襲による短時間制圧を主目的として開発された。
この機体もその例に漏れず、単機で敵基地に乗り込み、その圧倒的弾幕火力で反撃を許さず敵基地もろとも破壊・孅滅するという戦法を取っている。
局所的な破壊能力ではバスターライフルを持つウイングガンダムに一歩劣るものの、面制圧能力は五機中一番。
しかし反面、弾切れを起こした際の戦闘力低下は著しく、武装は右腕のアーミーナイフのみになる。
とはいえ機体自体は鈍重とよく思われているが5機のガンダム共々、莫大な推力によるスラスターによる飛行を可能にし空中戦闘も可能で、
ヘビーアームズもガンダムサンドロックと互角の格闘戦を展開するなど他の機体と比しても遜色無い運動性能を備える。

パイロットは、特徴的な前髪を持つ少年「トロワ・バートン」。
本来は別のパイロットが搭乗する予定だったが、作戦前の事件によってパイロットが変更されている。

幼少の頃からMSの操縦に精通しているトロワは、極度の武装化によりバランスのずれた本機を、OSの補助なしに軽々と扱っている。
また、本来ならば本機は、その搭載された火薬量や機体の重量から非常に慎重な運用が必要とされるのだが、
上記の通りのガンダムの機動性と彼はその圧倒的な操縦技術も相まって、軽快でアクロバティックな白兵・格闘戦を行っている。



■武装

  • バルカン
頭部に内蔵されたバルカン砲。

  • マシンキャノン
肩部に内蔵された大型機関砲。
実は同じ装備パターン(頭部バルカン+肩部マシンキャノン)をしているデスサイズやウイングと違い、本機は両方を同時に使う事が多い。
ヒイロ搭乗時にはマシンキャノンのみを使用したので恐らくトロワの癖であろう。

  • ビームガトリング
左腕に装着するシールド一体型ビームガトリング砲
非使用時にはバックパックに装着できるが、作中では大抵左腕に装備した状態で登場する。
高い威力と連射性能を持つ主力兵器だが、それ故にかなりの重量がある。
装備中は機体重心が左側に偏る為、機体側の重心設定を変更しなければ挙動が不安定になる上に操縦者の腕にも負荷が掛かりやすい。
後述の仕込みビームサーベルを設置する際左前腕を外したのはこの為。
しかしトロワはあえて設定を変えず、弾切れした本武装をパージ後に素早く格闘戦に移れる様にしている。
一応右腕での保持用に長いフォアグリップアームも付いているのだが、劇中では使われていない(どころか作画で省略されているケースが多い)。漫画版では初登場時のみだが使用している描写がある。

  • 胸部ガトリング砲
胸部の装甲下に隠されたガトリング砲。
口径はバルカンとマシンキャノンの中間で、ガトリング式なので砲門数が多い。
しかし蓋である胸部装甲はコクピットの前面装甲を兼ねているため、展開時にはコクピットハッチ丸出しになるというけっこう危険な設計。
しかも観音開き式なので両方開けないと撃てない。
……一応EW版では修正されておりコクピット部分の装甲は開閉しないようになっている。

  • ホーミングミサイル
肩アーマー内に搭載されたミサイル。標的の熱紋、電磁波を探知し自動で追尾する。
左右に三発ずつ積んでいるが、外側の一発だけはカバーがかけられておらず弾頭が剥き出しだったりする。

  • マイクロミサイル
両足ランチャーポッドに搭載された小型ミサイル。
こちらは追尾能力は無い。尤も、本機のミサイルは多連装ロケットの様に一斉射で面制圧をする運用だったので、追尾能力の有無にあまり意味は無かったが。

上記の二種類のミサイルに関してはテレビ版の仕様で説明されており、EW版では装備部位が入れ替わっていたりする。

右腕に装備された折り畳み式の実体剣。
弾切れ時の非常用武器だが、ガンダニュウム製(ただし刃物用に特別な加工で硬化させているという文字設定が有る)の為高い威力を持つ。
右前腕程度の長さしかないのでリーチは当然短く、これで積極的に白兵戦を仕掛けるのは相当の技量が無いと出来ない。
トロワの操縦能力の高さを証明する一因。
アーリータイプでは装備位置が腕の下側から外側に移ったため刃の向きが90度回転し、切り難そうな印象を受ける。

  • 大気圏突入用カプセル
第一話のオペレーション・メテオで地球に降下する際使用された円錐台型カプセル。
海上降下後自動で浮上し、ヘビーアームズが降りた後爆破された。

正規武装ではなく南極での決闘の際に臨時追加した装備。サーベル(のグリップ)自体はウイングガンダムの物。
ヒイロがゼクスとの決闘に本機を使用するに当たって、
自爆で怪我した左腕が治らないヒイロの為にトロワが左前腕を外して肘ブロックにサーベルホルダーを仕込んだ。
おかげで操縦時の負荷が若干下がっている。

なおその際ガトリング自体は爆薬ボルトで左肘に強引に据え付けており、
ヒイロには「弾切れになったらスイッチを押せ、左腕が少し軽くなる。」とだけ説明していた。つまり決闘の際、ガトリングの中に前腕は無かったという事。
よく左腕に元々仕込んである様に書いたり、左前腕の中に仕込んでいるみたいに記したりする人がいるが間違いである。
左前腕を外しているシーンもちゃんと有るのだが…
ただし『敗者達の栄光』ではその間違った「左前腕内部に仕込んである」事にされてしまった。
これはガトリングがデザイン変更で左前腕に嵌め込む方式から左手で持つ方式になってしまった為やむを得ない事情からでもあるが。

色々と気を遣いすぎる奴だ。

しかしこれだけ全身に武器を満載しておいて、動作に問題がない範囲でパーツを外せて更にそこにサーベルを入れるスペースがあるとは、
ほとんどスーパーロボットではないだろうか。コン・バトラーVか?

  • イーゲル装備
EW版の敗者たちの栄光で見せた追加武装。武器コンテナ、追加ミサイルポッド、無限軌道から成る装備で、武器コンテナ内部には大量のマイクロミサイルが搭載されている。その配置上、全方位に向けて発射できるので死角がない。
また別個に用意したビームキャノンがある。こちらはトレーラーに搭載されて一発限りの発射で使用不可能となったものだが、火力は通常兵器のものを凌駕していた。

  • ダムゼルフライ装備
同じく敗者たちの栄光で見せた追加武装。プロップローターと補助ジェットエンジンを複数搭載した大気圏内専用飛行ユニット。既存武装に干渉しないように設計され、バランス維持のため着陸時には中央ブロックから支持脚が出る。



■劇中の活躍

□TV版

トロワと共にオペレーション・メテオで地球に降下。
降下後は各地のOZの拠点・基地に襲撃を仕掛け、その圧倒的火力で破壊していった。
途中でカトルと出会い一時期彼の元に身を寄せる。
その後トロワが自爆で負傷したヒイロの世話をし同道した際には、機体の無いヒイロの分まで度々戦闘を請け負った。
南極では「ゼクスにこれ以上気を遣わせたくない」という理由でヒイロが借り受け、ゼクスのトールギスとの決闘を行った。

その後、トロワが宇宙に上がる際に目立つ上に潜入任務には不要だったため地球に置いていかれ、その間、24話も本編に登場せずサリィ・ポォらに回収され、終盤宇宙に上がる。




◆ガンダムヘビーアームズ改


哀しいな、泣くことの出来ない女は…


■機体データ

型式番号:XXXG-01H2
全高:16.7m
重量:8.2t

武装:
バルカン×2
マシンキャノン×2
胸部ガトリング砲×2
ホーミングミサイル×6
マイクロミサイル×24
ツインビームガトリング
アーミーナイフ

搭乗者:トロワ・バートン

  • アビリティレベル
ファイティングアビリティ:レベル120
ウエポンズアビリティ:レベル170
スピードアビリティ:レベル120
パワーアビリティ:レベル140
アーマードアビリティ:レベル140


■機体解説

ピースミリオンに収用されたヘビーアームズを、ブースターの権威であるハワードが宇宙用に改修した機体。
バックパックと腰アーマーに推進機が増設され、宇宙空間での機動力を確保している。
武装はビームガトリングが二門になった(全然使って無いフォアグリップアームはこの改装で公式に無くなった)だけで、他は変更がない。



■劇中の活躍

□TV版

第4クールからの遅い登場。
ピースミリオンのガンダムチームの一員として活躍し、多数のMDを撃墜、リーブラ内部でもその威力を奮った。

後期オープニングでも前期オープニングからの流用故にヘビーアームズのまま登場し続け、最終回間際にオープニングが更新された際は胸部ガトリング砲を撃ちつくした後ホーミングミサイルを発射する作画が追加された。

◆ガンダムヘビーアームズ改(Endless Waltz版)


やはり、オペレーション・メテオはこうあるべきだ


■機体データ

型式番号:XXXG-01H2
全高:16.7m
重量:8.2t
装甲材質:ガンダニュウム合金
出力:3,190kW
推力:73,750kg

武装:
バルカン×2
マシンキャノン×2
ダブルガトリングガン×2
胸部ガトリング砲×4
ホーミングミサイル×32
マイクロミサイル×56
アーミーナイフ(小説版)


■機体解説

OVA『Endless Waltz』でのヘビーアームズ改。
TV版デザインと区別するため「ヘビーアームズ改カスタム」とも呼ばれていたが、他の四機同様最近は(EW版)といった表記が多い。

機体自体のフォルムはTV版のそれと殆ど相違ないが、機体色が宇宙での低視認性を重視した青みがかった緑になり、
近接戦武装とビーム兵器を廃し全身をTV版の倍以上の実弾兵器で覆うなど、「重武装」のコンセプトを突き詰めている。

アーミーナイフが無くなったので、当然ながら弾切れ時は武装が皆無になる…が小説版では装備している。

また、トロワのトレードマークであるピエロの仮面を頭部右側に装備している。

ちなみに、本機のアーリータイプは機体色がTV版に近く、胸部ガトリングガンが2門なところ以外は形状が同じである。
左腕のガトリングガンも手持ち式でTV版より大型化しており、バックパックに装着したエネルギータンクとが繋がっている。


■武装

  • バルカン
  • マシンキャノン
TV版と概ね同じ。

  • ダブルガトリングガン
両手に装備している大型ガトリングガン。
デザインが大幅に変更され、二つのガトリングユニットをグリップで平行接続したような構造になった。
弾種もビームから実体弾に変更され、後部には弾倉コンテナが接続されている。
非使用時にはバックパックに装着可能。
なお、本体同様ガンダニュウム製だが、本機の設計データを参考にしたサーペントにも材質違いの同型ガトリングが装備されている。
出典によってビームか実弾か異なるが、おおむねゲーム等では実弾扱いとなっている。

  • 胸部ガトリング砲
胸部内蔵式である点は変わらないが、砲門が大小二つずつになった。
また、蓋部分の装甲とコクピットの前面装甲が独立したため、コクピットハッチが晒されることもなくなった。

  • ホーミングミサイル
両肩アーマーではなく脚部側面のランチャーコンテナに内蔵。
ガンプラや『敗栄』では腰部アーマー部の装甲内にも装備している。

  • マイクロミサイル
ホーミングミサイルと入れ替わる形で両肩アーマーに装備。発射時には前後のアーマーが展開し蓋裏に装填されたミサイルも一斉射する。
ガンプラや『敗栄』では腰部アーマーにも内蔵。

  • アーミーナイフ
小説版のみ装備。OVAや『敗栄』では改以降装備していない。



■劇中の活躍

□OVA・劇場版

カトルの提案を聞いたトロワがすぐに送り付け、他の三機のガンダムと共に資源衛星に積まれ太陽送りになる。

その後マリーメイアの蜂起を受けカトルが資源衛星ごと回収し、デスサイズヘル・サンドロック改と共に地球に降下。
ちなみにこの時、全身爆装状態ながらノンオプションで大気圏に突入している。ガンダニュウム合金パネェ……
戦闘ではあえて信管を抜き、サーペント部隊に必要以上のダメージを与えないようにしている。*1
色々と気を(ry
結果ピエロの仮面を失い弾も撃ち尽くしてしまうが、直後に紛争終結を迎える。

そして紛争終結後、サンドロック改・デスサイズヘルとともに自爆させられ、その長きに渡る活躍に終止符を打った。




■ゲームでの活躍


スーパーロボット大戦シリーズ

無印・改・改(EW版)が参戦済み。いずれも清々しいまでの射撃特化ユニットでMAP兵器を持つことも多い。
流石に最大火力ではウイング・ウイングゼロに負けている場合が殆どだが、トロワが援護に長けていること、弾数制なこと、必殺技がビーム属性でないことなどで差別化が図られている。
(一部作品で火力がウイング系を上回っている。その場合は魂を使えるヒイロを乗せ換える手もある)
W系ユニットの例に漏れずW系列のキャラなら自由に載せ替えが可能。といっても大抵はトロワが乗り続ける。

初期の作品ではガトリング20発など補給なしで戦い続ける弾薬庫として活躍できていた。
しかし「α」以降では劇中よく弾切れしていたのを再現してか控えめになっているので、強化パーツの「カートリッジ」や補給要員、あるいはトロワへのBセーブ養成は必須。
移動後攻撃可能ではあるが、基本的に足を止めての撃ち合いや、援護攻撃に真価を発揮するためヒット&アウェイも欲しい。
小隊系のシステムがある作品だと支援攻撃・全体攻撃どちらにも優れるためメインサブどちらでも優秀。

F完結編」では全弾発射を使うと文字通り全弾発射し武器全ての残弾がゼロになるという、MXRでの電童のファイナルアタックのようなロマン全振り仕様だった。
流石に運用上問題がありすぎたのか、以降のシリーズでは「フルオープンアタック」「一斉射撃」などの名称で複数回使えるようになっている。

初参戦作品である『F』ではビームガトリングと胸部ガトリングの戦闘グラフィックが逆になってしまっていた(『完結編』で修正。)。

Gジェネシリーズ

ウォーズ以前はミサイルゲーのため大活躍。ただしPS装甲やフルアーマー持ち、そしてビルゴには若干キツい。
というか、EW版は作品によってはマップ兵器抜きではどう足掻いてもビルゴに勝てない。
ワールドではダメージ計算式が変更、オーバーワールドでは多段の廃止によってどんどん火力が下がってしまった。
クロスレイズでは特殊射撃の「ハッチフルオープンモード」が追加され、何が相手でも安定した火力が出せるように。更にアーリータイプやイーゲル装備も個別に用意されたので、計5機も参戦している。
更にEW版改にはアーミーナイフの代わりの射程1武装として「零距離ダブルガトリングガン」が追加され、大幅に使い易くなった。

ストーリー制を導入した『NEO』では、スパロボFと違い自軍のエゥーゴを敵の敵は味方ということで友軍と認識している緑軍ユニットとしての登場が主。他ガンダムパイロットと同じように一時期連邦軍の中核となったティターンズの地上基地を次々と壊滅させる。そのため自軍からは経験値泥棒扱いされることも
その後はSTAGE4でアナベル・ガトーを撃墜したか否かで処遇が分かれる。
追撃失敗>ホワイトファング&東方不敗ルートでは友軍どまりで、最終ステージではヘビーアームズ改でヒイロやウーフェイと共に友軍として加勢する。
追撃成功>ザンスカールルートでは”第一話のコロニー落下阻止に失敗””第11話でコルシカを選択””第11話でキリマンジャロを選択&第14話でフロンティアⅣを選択”することでヒイロとともに加入する。

◇ガンダムvs.ガンダム

比較的希少な重武装ガンダムとして活躍。
試作3号機と並ぶ弾幕メーカー機体。しかし、ステイメンと違い弾切れを起こしやすい(特にメイン射撃)の
ただ重武装なだけでなく、トリッキーな回避運動や、接射で接近戦にも充分対応可能な性能を持つ。
しかし、劇中では強かったアーミーナイフは死に武装に。どうしてこうなった……
なおアシストのメリクリウスモビルドール仕様なのか、ヒイロ搭乗なのかハッキリしてない。

機動戦士ガンダム Extreme vs.

EW版のみが参戦。コストは2000。
相変わらずの射撃特化機体だが武装性能は低下している。
特にガトリングガンがビームから実弾に変更とアーミーナイフすら無い近接武装の脆弱さという、設定通りではあるが故の脆弱さが目立つ。
だが月面宙返りや前格闘の前転などを中心としたアクロバティックな動きと、敢えて接近戦気味に立ち回って弾幕を押し付ける戦術により格闘機を押しのける戦法が確立すると、職人向け機体ではあるが味わい深い性能を見せつけていった。
機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOSTでは、全機統一の仕様として覚醒技が追加。爆風が広いミサイルをばら撒きながらトリッキーな動きでかく乱する。
全国大会の決勝戦で使用されているまでに使われていたのだが、直後のアップデートで一気に弱体化を受けてしまい評価を落としてしまった。
それほど抜きんでた性能でもないのに受けた仕打ちから、「君がヘビア全一だ!」という皮肉が一時期流行った。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOSTではコストが500上昇して2500に。
後格闘が回転しながらの乱射に変更され、アシストのサンドロックの挙動が敵めがけて突進するものになった。
後のアプデでサブ射撃の一斉射撃が射撃・格闘と弾数共有から独立した弾数になった。
そこから機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ONでは、全機共通の仕様変更で実弾武装の誘導が強化。
リリース当初、前格闘からステップすると大幅な距離を移動できるバグがあったが即修正された。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では、デスサイズヘル呼出や回転撃ちの追加などでアクロバティックさに磨きがかかる。
一方でガトリングの弾速が相対的に低下し、環境的に待ちゲーとなっている本作ではかなり厳しい立ち回りを要求されるようになった。
それでもミサイルの弾速だけは上がり、新技を含めてやれなくはないという具合に収まっている。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTではサブ射撃と特殊射撃に新技が更に追加され、操作性が格闘機並みの難しさに突入。
中間アップデートも含めて機動面では更なる磨きがかかり、踊りながら撃ちまくるという本機のみのオンリー技が覚醒した。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでは前格闘に誘導切りが付いたが接地判定が消されるなどの調整が入る。
目立った改修点は僅かだが、前へ出すという調整方針と本機の立ち回りはそれほどずれている訳ではないので環境的には向いている。

TV版ヘビーアームズ改が、EXVSMB~EXVSMBONの間でエクストラ機体として使用できた。コストは2000。
ビームガトリング、下格闘にアーミーナイフ回転斬、覚醒技が格闘乱舞などEW版とはかなり差別化されている。
特殊射撃のサンドロック改追従がゴミのような射撃しか繰り出さないため、頼りにするのはかなり無理がある。

新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL

ボタン一つでガトリングをぶっ放す2D対戦型格闘ゲームにあるまじき性能……と言いたいところだが、
エピオン以外皆共通でボタン一つでバルカンを使えるのでそこまでぶっ飛んでるわけではない。
EW以前に発売されたためジャンプ力は低く、ブーストジャンプを使わなければ相手を飛び越えられない。
接近戦では手数が少ないが相手を抱え上げて胸部ガトリングを打ち込むコマンド投げのストライクファイヤーが強い。
あと対空などに使うガトリングの砲身でぶん殴る通常技が凄く痛そう。

プラモデル・玩具


放映中は本機とサンドロックのみ1/100が発売されず、微妙な出来の1/144しか存在しない。
しかもツインビームガトリングが立体化されていないためTV版改は再現できない(サンドロックはマシンガンがあるのに……)。

Hcm-proでは通常のヘビーアームズが発売され、なんと左腕のサーベルが再現できる嬉しい仕様。
ただ1/200なんでイマイチ迫力が……

2020年には念願のHGAC化。完全新規造形でヘビーアームズが一般販売された。
全体に渡って色分け再現がほぼ完璧だが、胸部の青色等はホイルシールで補完しなければならない。とはいえ可動域はさすがに優秀で、ガトリングの保持は十分可能。
また、発売当初から各部に謎の穴が開いており、もしかすると派生機がビルドダイバーズシリーズに登場するのではないかと予想されていたが、気のせいだった。
プレミアムバンダイでほぼ外見が同じサンドロック改が発売されたので、こちらの改も限定販売になると予想されたが、2022年に発売が決定。
バックパックとスカートアーマー、2連装ビームガトリングガンの造形が再現されている。

EW版は1/144、1/100の両方が発売。いずれもカテゴリーはHGでプロポーションに限れば今見ても見劣りしない出来。
脛が長すぎるという意見もあるが、設定画と劇中を見るに大した差はない。

MGでは一般販売でアーリータイプが発売。
金型流用の都合からアーミーナイフの装備位置が違ったり、ガトリング外側にシールドが追加されるなど独自解釈がなされた他、隠しビームサーベルも再現可能(但しビーム刃は付いておらず、別キットから流用する必要がある)。
また、敗者たちの栄光Ver.としてイーゲル装備もプレミアムバンダイで発売。超重量装備なので自立できるか懸念されていたが、意外にも分散された追加装備の配置や脚部背面のキャタピラがいい塩梅に作用していた。
ダムゼルフライ装備はプラモ化されておらず、現状は各自でスクラッチして再現する以外の手立ては無い。
プレミアムバンダイでヘビーアームズ改(EW版)も発売。こちらは大胆なアレンジが成されていないが、ちゃんとピエロの仮面が付いてくるイキな計らいを見せてくれた。



追記・修正記録001。
記録者名……Wiki籠もりとでも名乗っておこう。

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最終更新:2024年02月11日 14:00

*1 その気になれば、サーペントのダブルガトリンガンを奪い取って戦闘を継続させる事も可能と思われるが、当然ながらサーペントの武装は信管が抜かれていないので実行しなかった。