アイリッシュ級戦艦

登録日:2012/04/11 Wed 00:25:14
更新日:2023/04/23 Sun 08:25:04
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機動戦士Ζガンダム』などに登場するエゥーゴの宇宙戦艦。


緒元


建造:アナハイム・エレクトロニクス社
所属:エゥーゴ
   地球連邦軍
武装:連装メガ粒子主砲 ×2基
   単装メガ粒子副砲 ×5基
   他


概要


グラナダでアナハイム・エレクトロニクス社が建造。資金については民間の協力者達が出してあっている。

設計はアーガマ級強襲用機動巡洋艦を基にしていて、外見がよく似ている。
一説にはマゼラン級戦艦も参考にしているとも言われる。

こちらはより戦闘向きの艦として発展させていて、メガ粒子砲を多数装備させることで火力を強化。
アーガマの特徴となっていた両舷の回転式居住区やブリッジの伸縮機能はオミットされ、メインスラスターも数が増やされた。

また、MSの運用にも優れていて、艦後部には着艦用カタパルトを新たに設置。格納庫も大型化されているのか、搭載可能数もアーガマ以上である。
艦のサイズや重量などに関しては不明だが、アーガマとの対比から約320m前後説、マゼランと同じ327m説など諸説がある。

大気圏内での運用については全く想定されておらず、完全な宇宙用である。

グリプス戦役時にエゥーゴの主力艦の一つとして運用されたが、エゥーゴが地球連邦軍に統合された後も同型艦が何隻か建造されており、少なくともU.C.0120年代まで配備・運用されていたことが確認されている。




同型艦


◇アイリッシュ

艦長:マニティ・マンデナ少佐

1番艦であり、ネームシップ。
ジャブロー降下作戦などに参加した。


◇ラーディッシュ

艦長:ヘンケン・ベッケナー中佐
艦載機:ガンダムMk-Ⅱ
    ネモ
    リック・ディアス
    百式
    Gディフェンサー

2番艦(3番艦という説も)。『Ζ』本編でも長らく登場し、アイリッシュ級の中でも最も有名な艦である。
カラーリングは緑。

よくアーガマと共に作戦行動を取っていた。
ティターンズ・アクシズとの最終決戦時にヤザン・ゲーブルハンブラビの猛攻にさらされるエマ・シーンのガンダムMk-Ⅱを守るためにとなって撃沈された。

なお、スパロボZではさも当然の如く大気圏内で活動している。


◇ツバイカウ

艦長:ベルナルド・フェレ
艦載機:ル・シーニュ
    ジェモ
    リック・ディアス
    ネモ

『エコール・デュ・シエル』に登場。
エゥーゴの所属艦で、ジャック・ベアード率いるハロウィン小隊やイースター小隊の母艦。アスナも乗っている。

ダカール演説の映像を宇宙に流すため、通信衛星の防衛を行った。
その後、ルオイーコロニーでの戦闘で撃沈。艦長以外は全員脱出している。


◇ザンクト・ガレン


『エコール・デュ・シエル』に登場。
エゥーゴの所属艦。

ツバイカウと共にルオイーコロニーで戦った。その後、ツバイカウから脱出してきたクルー達を収容している。


◇クークスタウン


『シークレットフォーミュラ フルアーマー百式改』に登場。
エゥーゴの所属艦。月面都市イプシロンで建造された。

ティターンズ量産型サイコガンダムに襲撃され、危機に陥るが、クリフ・フレミングのフルアーマー百式改の活躍で難を逃れた。


◇マスタッシュ

艦長:メッチャー・ムチャ

『ΖΖ外伝 ジオンの幻陽』に登場。
エゥーゴの所属艦で、U.C.0088年時のアクシズ攻略作戦の旗艦。

ハマーン・カーンの留守を狙い、ソーラ・システムを使って攻撃を仕掛けるが失敗し、撃沈される。


◇オアシス

艦載機:ジムIII

機動戦士ガンダムUC』、『ガンダムUC 星月の欠片』に登場。
ロンド・ベル隊の所属艦で、要人の輸送や補給艦の護衛を任務としている。そのせいで実戦経験者はほぼ皆無で、「死にたくない弱虫達の拠り所(オアシス)」と揶揄されているらしい。
唯一、同艦所属のパイロットであるドゥーエ・イスナーン大尉が一年戦争からずっと戦ってきたエースパイロットとされているが…。

袖付き」との戦闘で大損害を被ったネェル・アーガマとコロンブス改級輸送艦アラスカの補給及び応急修理作業中の護衛に当たっている。


◇エシャロット


『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』に登場。
フェネクスとバンシィの合同評価試験の際、フェネクスの母艦として運用された。白系の塗装が施されている。
連邦軍高官が同乗し試験を観戦していたが暴走したフェネクスによってブリッジを破壊され、暫く漂流することとなった。
その後の処遇は不明だが、続編にあたる『不死鳥狩り』や『NT』のノベライズでもブリッジを破壊された際の映像等と共に名前が出てくる。


◇アーレイバーグ

◇セント・アイヴス

◇ミッテラン


全て『機動戦士ガンダムF90』に登場。
地球連邦軍の第13独立機動艦隊の所属艦。

オールズモビルこと火星独立ジオン軍の殲滅作戦のために火星まで赴いたが、沈められたり結構な損害を被ったりとどの艦も散々な目にあっている。
当時の連邦の情勢を考えると、老朽化した戦艦をダマシダマシ使っていたのかもしれない。
それでも艦載機はジェガンで統一されていただけマシだろうか。

ゲームでの活躍

割と不遇。設定では搭載数や火力はアーガマより強いハズなのだが、ゲームだとアーガマの下位互換なことが多い。宇宙でしか使えないというのも大きなネックであり、更にはアーガマは登場したがラーディッシュは不参加という現象もしばしば。

  • SDガンダムGNEXT・SDガンダムGCENTURY
GXでは中級クラスの船として登場したのに続編のGNEXTとGCENTURYではリストラ。原作Zを模したステージではアーガマが二隻でてくる

見た目の攻撃はともかく武装の関係上結局アーガマに火力で劣ることが多め。さらには宇宙専用であることも大きなネック。

アーガマよりも技術レベルは後なのに、宇宙でしか使えないし火力や耐久力ではアーガマに劣ってしまう。
但し移動力と搭載数はアーガマと同じなためアーガマに随伴する移動拠点として試作された艦を使うぐらいはできる。
更に言えばティターンズでプレイする場合なら、設計図を奪取できれば産廃レベルのアレキサンドリアやコストのわりに移動力や搭載に不満があるドゴス・ギアよりは使いやすいといえるので不遇度は割と小さ目。




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最終更新:2023年04月23日 08:25