赤ちゃんと僕

登録日:2011/01/20(木) 18:19:56
更新日:2023/05/18 Thu 16:37:25
所要時間:約 6 分で読めます




『赤ちゃんと僕』とは花とゆめに連載されていた羅川真里茂作の漫画である。単行本全18巻。文庫版は全10巻。
ファンからは「赤僕」の愛称で呼ばれている。

1996年7月から1997年3月までテレビ東京系列で全35話構成でアニメ化された。
こちらは全体的に重ためなエピソードはカットされ、家族で見れるホームドラマとしては 無難な仕上がりになっている。
拓也の修学旅行話が最終話になってるし。

少女漫画ということと、連載が終了して十年以上経っていることから、手が出にくいかもしれないが古本屋などには意外とあるから手にとって読んでみて欲しい。

最終巻は涙腺が崩壊する



あらすじ
事故で母親を亡くした、小学生の拓也と保育園児の実の兄弟を中心にくり広げられる、愛と感動の物語「赤ちゃんと僕」。←と単行本の裏表紙に書いてあるが…



基本は上記のように愛と感動の物語を繰り広げるが時折、いじめ、家庭内の確執、教育問題etc.を題材にされることがあった。
(十年以上前の作品だがモンスターペアレントがいたりするあたりとても興味深い)

幼児の扱いの難しさ、それへの葛藤等も物語っており、「お兄ちゃんなんだから~」といったお決まりエピソードも含まれている。

このような様々な壁にぶつかりながらも、乗り越えていく登場人物らの姿は、現代の社会を見ると感動ものである。



主要人物紹介

  • 榎木拓也
CV.山口勝平
小学生ながら家事全般を賄って家庭を支える苦労人。しかし本人はその苦労を苦労とも思っていない。
実LOVEのとても良いお兄ちゃん。とても良い子本当に良い子。
でも怒るとすごく怖い。

アニメのCVは当初は女性声優を起用する予定だったが、
藤井君のオーディションを受けに来たかっぺーに音響監督が趣味で拓也を演じさせたところ、かっぺーに決定したという。


  • 榎木実(みのる)
CV.坂本千夏
拓也の弟でとても可愛らしい。笑顔の破壊力がとんでもない。一人称は『みの』。
にーちゃLOVEのとても良い子。でも年相応に我が儘で聞かん坊なところもある。


  • 榎木春美
CV.宮本充
榎木家の大黒柱。春美という名前だがれっきとした男である。
この人もある意味チート…イケメンで仕事も出来る料理もokスポーツ万能女性の扱いもこなれてる…パパかっけぇ!
ただ、普段は仕事人間であり、実のことはほとんど拓也まかせとちょっと駄目親父でもある(オフの日にはきちんと面倒を見ており、 放任主義ではない)。
拓也からは『パパ』、実からは『ぱーぱ』と呼ばれてる。


  • 榎木由加子
CV.渡辺美佐
故人。春美ちゃんの嫁さんで拓也と実のママ。
実がやっと言葉を覚えかけた頃に交通事故で亡くなった………ママとパパが結ばれるエピソードはとても素晴らしい。
最終巻では…


  • ゴンちゃん
CV.亀井芳子
拓也の親友。本名は後藤正。心がイケメン。
少女漫画には珍しいブサ顔である。

女子「拓也くんにゴン」
ゴン「タンスにゴンみたいな言い方するん じゃねぇ!」

特技は自作のクネクネダンス。
実家は酒屋で、失恋時に売り物に手をつけたことがある。


  • ヒロ
CV.黒田由美→津村まこと
ゴンちゃんの妹。本名後藤浩子。実と同じ保育園に通う実LOVEの女の子。
顔はゴンちゃんにとてもよく似ていて、恋心は秘めるタイプの乙女。


  • 藤井昭広
CV.優希比呂
拓也のクラスメートの友達。
イケメンで少々大人びた所があり何でもそつなくこなすが、やはり小学生、色々と悩みがあるもよう。
八人家族の次男。

ちなみに家族は当初は登場しても顔が描かれておらず、中盤になるにつれて登場していった。
拓也と弟妹の育児話に花を咲かせた時に周囲のクラスメートに「お前ら本当に小学生か?」と言われる。
一加曰くゲームおたくで、ぷよぷよのムズいをノーコンでクリアしたり、作中でもシムシティをプレイしている。


  • 藤井一加
CV.かないみか
昭広の妹で実より一つ年上。藤井家の三女。
実と同じ保育園に通う実ちゃんLOVEで恋心を隠そうともしないマセた女の子。
ヒロとはライバル。


☆木村一家
榎木家のお向かいさん。

  • 源一
CV.亀山助清
常時グラサンで毎朝踊りながら出社するハジケたジジイ。

  • おばさん(本名不明)
CV.堀越真己
ハジケたババア。そのハジケっぷりは数多の子供達を石化させた。別名『メデューサ』

  • 成一
CV.置鮎龍太郎
家出していたがある日フラッと帰ってきた夫妻の一人息子。成一ェ…
過去にいろいろヤンチャしていて、数年たった今でも町中に悪評が広まっていたが、
なぜか拓也だけは結構な付き合いがあったにもかかわらず、きれいさっぱり存在を忘れていた。
その後いろいろあって両親と和解したが、拓也が忘れていた理由に関しては
成一が出奔前に「これから新しい俺になるから、古い俺の事は忘れろよ」と拓也に言ったからと推測していた。
無論、拓也はそんなことで記憶を失うなんてとひどく落ち込む羽目になった

  • 智子
CV.根谷美智子
ボンポンッボーンの成一の嫁。

  • 太一
CV:亀井芳子
成一と智子の子。感情ェ…子。だが成一と智子がケンカした時には泣いた。


  • 森口 仁志
拓也のクラスメート。オカマな父親、堅物婦警な母親、子供嫌いで美少年好きな祖母という目眩がしそうな血縁関係を持つ。


  • 玉館 時男
CV.坂本千夏
拓也のクラスメートのメガネボンボン。
嫌味な性格でゴンちゃんとは犬猿の仲。


  • 竹中 七海
CV:岡村明美
拓也のクラry
父親は船乗りで家を空けることが多く、普段は母親と2人暮らし。
女顔だが、6年生のとき夢精を迎え、相談する相手がいないと拓也父を頼った…すげーなあんた。


  • 深谷 しな子
CV.根谷美智子
拓也のry
拓也が好き。
高齢な両親を恥ずかしく思っていたため、クラスでは嘘ばかり言っていたため嘘つき娘と呼ばれていた。後にそれらを明かして以来、級友とも仲良くなる。
元貿易会社を定年退職した父親と、元舞台女優だった母親との3人暮らし。
アニメでパンチラのサービスシーンあり
パンツの色はピンク


  • 平井 果子
CV.松浦有希子
CV.柳原みわ
  • 希美
CV.黒田由美

いつも3人で行動しているかしまし娘。



  • 熊出 充
1組。これまた少女漫画らしくない顔立ちで、初登場時には作者が枠外で思わず「私は少女漫画を描いてるつもりだ」とぼやいた。
いつも双子の村田兄弟を従えている。


  • 槍溝 愛
CV.金丸日向子
3組の委員長。クールで不思議ちゃんな性格。
逆セクハラと言って男子の尻を触る癖がある、たまにレズセクハラもする。ゴンちゃんに告白されたが、拓也が好きと断る。


  • 向井 洋二
CV.牛山茂
実たちの通う幼稚園の園長で、サングラスと口髭が特徴。たぶん高倉文太と仲良くなれそう。
危ない域に達しそうなほど子ども好きで、一加にロリコン扱いされたことがある。


  • バカ犬フランソワーズ
近所で有名な迷惑犬で、度々実たちに吠えて泣かせている。
長らく詳細不明だったが、実は熊出の飼い犬で本名が「ネコ」であることが明かされた。





最後まで生きたいのなら抗って
生きようとするその力は計り知れず果てしなく

『にーちゃあ…ごめ…ちゃ…ごめちゃあ…』
『(あ…どうしよう…目の前がボヤけてくる
どうしよう…もうなんにも見えない)あー あっうっうっくうわ~~~んみのるううみのるう』
『実』
『ぱあぱ』
『(父さん母さん…由加子…ずっとそばにい てくれた…)』


最後まで生きたいのなら
抗って抗って…闘って忘れないで
自分の為とそして

待っている人の為に…

追記修正は弟の世話に追われながらでお願いします

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  • 96年夏アニメ
  • 90年代テレビアニメ
  • 完結
  • ぴえろ
  • 白泉社

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最終更新:2023年05月18日 16:37