第506統合戦闘航空団「ノーブルウィッチーズ」

登録日 :2012/04/11(水) 01:04:05
更新日 : 2017/03/21 Tue 21:20:22
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「ストライクウィッチーズ」に登場する部隊の一つ。アニメ一期で 501 によって解放されたガリアに設立された、第6番目の統合戦闘航空団。




ガリア北東部のセダンに本拠地を置き、同国の防衛と、来たる日の反攻作戦においてガリア方面からのカールスラント奪還を任務とするのだが……。

同隊は混乱期にあるガリアの人心を沈静化するシンボル的な効果を期待され、「 各国の貴族出身者のみ 」という条件で人員が選定されているのが特徴。
しかし結果として裏目に出、人員選定は難航(当時は共和制・民主制国家が出現し、貴族社会が存続していた国も多くはなく、更に統合戦闘航空団に入隊できる腕を持つという点で)更に様々な 政治的要因 が複雑に重なったことで、戦闘隊長が ナイトウィッチ 、本隊とは別にリベリオン出身者で構成された B部隊 が存在するなど、特殊な部隊構成となっている。

そのため純粋な防衛戦力としては不安視する声が多く、1945年(アニメ二期終了)時点で未だ部隊としての本格稼働が出来ていない。その間のガリア防衛はブリタニアの「グローリアスウィッチーズ」が代行している。
また、設立前からガリア内部の旧王党派・共和派・ドゴール派の派閥抗争に振り回されており、それが多大な部隊運用上の齟齬となっている。



《所属ウィッチ》

◆ロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ(CV:野水伊織

19歳。少佐。
506JFW司令官。ブリタニア空軍所属。
ガリアとベルギカ両国の伯爵家の血筋で、遠いながらもブリタニア王室の王位継承権も持つすごい人。
おっとり穏やかな人柄だが、ウィッチとしてはヒスパニア戦役以来の歴戦の勇士でもある。
ブリタニアでの防衛戦で負傷・療養中の身であり、年齢的なこともあって当初は司令就任を断ったが他に適切な人材が見つからず、「名誉隊長」という形で部隊の維持・管理に専念することで収まった。
内外に様々な問題を山積みした部隊の行く末を憂う苦労人。



大尉。16歳。
506戦闘隊長。カールスラント空軍所属のナイトウィッチ。夜間戦闘 人類第3位 の撃墜王。通称「姫様」。
項目参照。


◆アドリアーナ・ヴィスコンティ

大尉。
ロマーニャ空軍所属。現在では没落しているが、かつて大都市ミラノの支配者だった一族の末裔。
ロマーニャ屈指の名指揮官と言われ、個人の戦闘力も優秀ながら、命令無視などの問題行動が多く、半ば厄介払いの形で506に送られてきた。
普段は飄々としているが、祖国を思う情熱は人一倍で、問題とされた行動も大抵はそのため。
506ではウィトゲンシュタインが夜間哨戒要員の関係で、昼間戦闘の指揮を一任されている。
姫様と対等に渡り合う貴重な人物。内心では貴族主義に凝り固まりがちな彼女を案じている。


◆黒田那佳

中尉。
年齢は15歳。黒田官兵衛の子孫である黒田家の子孫で、その分家出身。各国間のパワーゲームの流れで「欧州にいる扶桑の貴族ウィッチ」として選ばれ、本家の養子とされた上で配属された。これは本来は本家の息女を送るべきところが、本家の息女にウィッチの素養が全く無かったため、黒田家の体裁の問題もあり、分家出身の彼女に白羽の矢が立てられた。彼女の存在は本家に波紋を起こしたらしく、彼女は息女と当主を除く、本家の人間たちを嫌っている。
(蔑んでいたのが、養子縁組した途端に手のひら返しで媚を売ってきたため)

黒田家当代当主から家宝である名槍「扶桑丸」(日本三大名槍の日本丸に相当)を送られており、それを使いこなすなど、意外と接近戦の素養がある。
本人は元来は裕福とはほど遠い暮らしをしており、至って庶民的でお気楽な性格。自分を育ててくれた祖父母に恩を感じており、仕送りのため給金と手当には守銭奴気味。
意外にも15歳にして、年齢が一桁の内から軍歴があり、志願年度はあの坂本美緒竹井醇子と同世代か、その一世代下に当たるベテラン。扶桑海事変で初陣を経験した最後の世代で、その後はペルシア油田防衛など大戦初期の激戦を経験した。両脚に異なるユニットを履いてアクロバット飛行をこなすなど、ストライカーの扱いが非常に「器用」。

配属の際、誤って B部隊 に着任してしまい、しばらく双方気づかないまま馴染んでしまっていたという一幕も。
なお、その影響でコーラが好みである。

なお、彼女の派遣は予定外であったらしく、最初はストームウィッチーズの稲垣真美に話が行ったのが断られたための代打であるとのこと。

◆イザベル・デュ・モンソオ・ド・バーガンデール

少尉。
ブリタニアに亡命したベルギカの小貴族の出身。隊員2名がカールスラントとロマーニャから選出された事に慌てたブリタニア軍により、ガリアやバルトランド貴族の血を引きガリア周辺の土地に精通していた点から選出された。
実家唯一の跡取りであり、ウィッチと知れると国有財産として取り上げられると思い込んだ両親の暴走で「男性」として育てられた(長くは続かなかったが)。男性名義だった頃の名前は「アイザック」。ヴィスコンティは面白がってそっちの名で呼んでいる模様。
当然のように一人称は「僕」。温厚で礼儀正しいが、悪戯好きな一面も。男性的な趣味してハンティングを嗜み、狙撃が得意。
戦闘では那佳とコンビを組む。




《B部隊》

人員の選定が遅々として進まない事に目を付けたリベリオン政府は、連合国内の発言権増強を計って自国のウィッチを参加させるよう要請。
しかし人員選定を主導するブリタニアはこれに猛反対。板挟みとなったガリアは結局506本体とは別の「B部隊」という扱いで受け入れる形で落ち着いた。
しかしこれらの経緯から本隊とB部隊との間に交流が全くないなど、統合戦闘航空団としてはいささか以上にいびつで、不安の残る形となってしまった。
拠点は本隊とは離れたガリア中部の「ディジョン」。



◆ジーナ・プレディ

中佐。
「ブルーレッグス」と呼ばれるリベリオン陸軍飛行隊の隊長を務めたエース。
実直にして堅実、暇さえあれば訓練しているようなな性格。ブリタニアに配属された際、その生活様式にすっかり馴染んだことが506配属の一因となる。
不幸体質の持ち主で、様々な器材アクシデントに見舞われてきたことから「アンラッキープレディ」の異名を持つ。ブリタニアで専属の整備員を得て改善されたように思われたが、ベルギカ上空で味方の対空砲火に被弾、療養と新設部隊の司令官研修を兼ねて506へ派遣された。


◆マリアン・E・カール
大尉。
リベリオン海兵隊所属。紅海方面で活躍したエース。
農家の生まれで、幼少時には苦労を重ねたことから「貴族」に対しては若干辛辣。
一時期扶桑との連絡任務に従事しており、横須賀赴任時に竹井醇子と親好を深める。機材テストの名目で行われた竹井との模擬戦では辛くも勝利を収めたが、双方技巧の限りを尽くした格闘戦は後に映画の題材になる程の名勝負となった。
また、この際の共同任務は後の 508 設立の契機となっている。
501のシャーリーとは、機体速度向上についてレクチャーを受けたこともある。


◆ジェニファー・J・デ・ブランク
大尉。
リベリオン海兵隊所属。マリアンと同時期に506に配属される。
大昔のヒスパニア貴族の末裔(実質的な意味は失われている)だが、本隊からは受け入れを拒否されてしまい、B部隊に落ち着いた。
穏和な性格で、B部隊に「間違えて」着任した黒田の世話を焼き親好を深めた。


◆カーラ・J・ルクシック

中尉。
プレディと同じ「ブルーレッグス」の所属。506にもフレディと共に配属される。
カールスラント駐留の部隊と共同作戦を行っていたことから、カールスラント空軍と親好が深い。




《その他》

◆カルラ・G・E・フォン・ローゼン
506非正規隊員。バルトランドの貴族。ローゼン伯爵。
ネウロイのスオムス大侵攻の際、爆撃仕様に改造した輸送機を駆って地上ネウロイと戦った猛者。
ウィッチ適性はあり、ブリタニアでウィッチとしての訓練を受けたものの、スオムスのウィッチとの交流で自身の限界を悟り、輸送・支援の道へ進む。
506の設立を知ると自前の輸送機を飛ばし、基地設営から物資搬入まで諸処様々な支援を行った。その際ウィトゲンシュタインから直々に「506」への参入を誘われたが、ウィッチとしての才能の無さを理由に固辞。以降非正規隊員として何かと不安定な506を裏から支えている。



ご存知ツンツンメガネこと 501 のメンバー。
パ・ド・カレー伯爵令嬢にして「 青の一番(ブルー・プルミエ) 」の名で称えられるガリア救国の英雄。
506構想の段階では大尉、もしくは少佐に昇進させ、司令官として招聘される予定だったが、当人はガリア復興事業に専念するためにこれを固辞。
ある意味では彼女が要請を断ったせいでガリア政府の受難の日々が始まったとも言え、当人もロザリーに隊長職を押し付けた事への後ろめたさがあるようだ。
しかし――













追記、修正お願いいたしますわ

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