鑢七実

登録日 :2010/07/10(土) 07:33:10
更新日 : 2017/06/30 Fri 02:50:46
所要時間 :約 6 分で読めます





「忍者風情に遅れをとる虚刀流ではありません」










やすりななみ


声:中原麻衣

刀語の登場人物。
鑢一族の一人で七花の姉である。

死人のような作り物の美しさを持つ女性。
不治の病に患っているため寿命は長くない。
年齢二十七、身長四尺九寸、体重七貫六斤、趣味草むしり。


七花を本土へ送り出した後は不承島に一人残る。




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「何を勝手に、わたしの肌に触っているのですか───この、草が」

「草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が。草が」







テーマ曲『迷い子さがし』

刀語第七話『悪刀・鐚』における七花の対戦相手で、悪刀『鐚』の所有者となった人物。

刀語における最強存在であり、その実力は日本最強と謳われた剣聖錆白兵をも上回る(ぶっちゃけ女版トキ)。


七花と同様、四季崎記紀の刀に対して共感覚を持つ。



【過去の七実】

徹尾家に仕え、大乱の英雄となった六枝であったが、妻みぎりの殺害の疑いをかけられてしまう。
結果、一家全員島流しに遭ってしまった。
これに対して、七実は母を憎んだ。

不承島に着いた際、六枝は七花を後継者にすると述べた。

なぜ、七実が指名されなかったのかというと例外的に強かったためである。


なぜ絶刀・鉋にて真庭蝙蝠の手裏剣法を瞬時に察知できたかは答えるまでもない天才だったためだろう。

一年前、七花の「七実が稽古を見ている」という発言を受けた六枝は、寝ている七実を葬ろうとした。
七実は殺される覚悟を決めていたが、七花が六枝を返り討ちにしたため、生き残ることになった。

鑢家の家族同士の争いは繰り返される。
まさか姉弟で争うことになるとは…

当然のことだが、七実は七花にこのことを口止めさせた。

六枝死後、一週間が過ぎた頃、七花が手合わせの提案をし、七実は承諾した。

対戦した結果は引き分けであった。
ただし、七実に分があったらしい。



【薄刀・針での七実】

薄刀・針では錆を差し置いてメインで登場した。

自分をさらいに来た真庭忍軍虫組から襲撃を喰らうが、これをあっさりと撃退していく一連の流れが描かれている。
感性が似てるのか七花と同様真庭忍軍をまにわにと呼んでいたりする。
姉弟の発想ってのは同じなんだな…

戦中、蜜蜂に七花八裂を浴びせた時にその弱点に気付くのであった。
そして、まにわにから聞き出した情報から、七花達の刀探しが進んでいないとわかった七実は、
このまま強敵相手に欠陥のある七花八裂を使えば七花が死にかねないと考えて、刀探しに参加することを決意した。

海を渡るために蝶々の忍法足軽を応用し、海を越えていったのである。



【悪刀・鐚の前の七実の動向】

凍空こなゆきの項目も参照して欲しい。

皐月某日、蝦夷に到着する。
怪力を誇る凍空一族相手に対し、忍法足軽を使用して力の無効化に成功する。
結果、こなゆき以外を皆殺しにして去っていった。

七実は双刀・鎚を自分には相応しくないただの棒だと思ったためか手にすることなく去っていった。

こなゆきが可哀相でならない。

水無月某日。
陸奥死霊山において死霊山神衛隊と戦っていた。

七実は山頂の祠に祀られていた悪刀・鐚を見て、自分にとって相応しいと感じたためこれを奪い、死霊山を壊滅させた。

その後土佐行きの船に乗り込んで土佐へと渡った。



【悪刀・鐚での七実】

文月某日、七実は女人禁制の清涼院護剣寺を占拠し、半年ぶりに会った七花達の前に立ちはだかった。

七花との初戦では、七実は七花八裂の弱点があり、本来はそれを七花に伝える為に来た述べつつも、
虚刀流の完成形には遠くなる人間性が芽生えて、ある意味昔より劣化した(実際は完成の為には一度人間性を備えることも必要条件だったが)七花の現状を見かねて、弱点がどのあたりかを指摘しないで完膚なきままに倒した。

あまりの実力差に七花は一週間落ち込んでしまう。
そんなとき、とがめは七花を叱咤し、士気を上げさせた。

とがめは七花八裂の弱点を見抜き、七実の眼を封じる奇策を編み出した。

刀大仏前で再戦することになった七実は、とがめの奇策として蝋燭の火を一斉に消されることで眼を奪われてしまう。

見えない奇策に見蕩れた七実は七花の七花八裂(改)を受けてしまう。

『見稽古』による弱体化と、『鐚』による生命力の沈静化を取りやめ、本気で戦い始める。
七実の本気に七実の体は耐え切れず崩壊を始め、最後は七花の『蒲公英』を受け散った。


病で苦しいだけの人生を送ってきた彼女は自分を殺してくれた弟に対して「よくぞ殺してくれた」と褒めようとしたが、
実際に口から出た言葉は「よくも殺してくれたわね」であった。
噛んでいい間違えてしまっただけなのか、本心では苦しい生だろうが生き続けていたかったのか、七実自身図りかねたままその生涯を終えた。


【使用技】

主に虚刀流の技を列挙する。
他にも虫組、凍空一族の怪力なども習得した。


  • 女郎花
←←→→突

虚刀流の返し技。


  • 雛罌粟
↓斬

  • 沈丁花
←(溜)→斬+突+蹴

虚刀流の技。
七実は上記二つの技を連携して使用した。


  • 蒲公英
→斬←突

打撃技。
蝶々を血祭りに上げた。


  • 七花八裂
←→↑↓←→斬+突+蹴

七花の項目参照。


  • 見稽古

天才・七実の特殊能力。
対戦相手の全技使用可能となる。


  • 悪刀七実
←←←突突突

悪刀・鐚限定奥義。
七実は胸に『鐚』を刺すことにより、病を強制的に癒させた。
無理矢理生命を活性化させたことにより、実は弱体化したとも考えられる。
この姿の時の姉ちゃん…エロ過ぎる…


前日本最強───鑢七実。


人として───当たり前に死にたい
彼女の願いは弟の手により果たされる。


アニメでは中原さんが担当した。
恐怖感を漂わせる見事な演技だった。
普段とは一風変わった演出と相まって、七実の恐ろしさを際立たせていた。

今回の一件で七花は刀らしさを失ってしまった。
代わりに最愛の姉を失ったことで人間らしさを手に入れた。
実対花。
勝ったのは花であった。

以後護剣寺は時間をかけて復興された。




【虚刀・鑢での七実】

当時7才。性格がゆるく考えている事が口に出てしまう。


父、六枝が英雄になる所を見ようと病の体を推して影ながら追跡する『最強の守護者』。

20年後には「長い髪の女を好む父親や弟の嗜好が不愉快」と語っていたが、この時の彼女の父と弟への溺愛ぶりは近親相姦の気があるストーカーのそれである点からしても、彼女の未来の真意やその屈折の仕方をある程度察することも出来る


既に天才性を発揮しているがまだ虚刀流はおろか見稽古すら習得していない。
しかし、それであるが故に力の制限も無くほぼ完全の状態であったとされ、歴史上最強の剣士・錆黒鍵と半年に渡り戦い続ける化物のような強さを持つ。



以下台詞

「だから───喋って死ぬか、黙って死ぬか」


「わからないというのなら、あなたがたにこそ、とうていわからないのでしょうね───努力することを許されない人間の気持ちなんて……本当、何をしたって、褒めてもらえないのですから。できて当然、勝って当然、そんなことを言われる人間の気持ちなんて───わからないでしょう」

「雑草をいくらか引き抜いたところで、やいやいの言われる覚えはないわ。草むしりはわたしの趣味なのよ。それとも七花、あなた、刀が───斬る相手を選ぼうと言うの?」

「打撃からすべて重さを取り除いてあげたわ───わたしがその気だったら、あなたはそうして倒れるまでに、二百七十二回死んでいる」

「髪の長い女が好みだったの?そういうところも───父さんによく似てるわね。はっきり言って、不愉快だわ。だから」
「草のようにむしるのではなく、花のように散らしてあげる」





「アニヲタ……よ───よく」

「……よくもわたしの項目を追記修正したわね」

………。
あれ?
噛んじゃった、かな?





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