24時間テレビ

登録日 :2010/08/26(木) 23:25:09
更新日 : 2017/06/06 Tue 21:35:05
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1978年から毎年夏休みの終盤に日本テレビ系列で放送されるチャリティー番組。

笑いあり涙ありの人々の心の温かさと、善意をテレビ越しに実感でき、一人一人の心のこもった募金…長いようで短い一日ぶっ通しで放送するテレビ。

ちなみに第1回当初はスポンサーが難色を示したこともあって局内からも反対の声が多く、1回限りの予定だったとか。
しかし集まった募金額が予想以上に多かったこともあり、以降毎年放送されることに。
ちなみに今ではおなじみの「チャリティーマラソン」や「サライ」はこのころにはまだ存在していなかった。


その後は毎年放送されてきたが、マンネリ化もあって募金額や視聴率が低迷、
第14回(1991年)放送では視聴率が6.6%まで落ち込み、番組そのものが危機に陥った。


そのため翌年第15回(1992年)では方向を転換を迫られる。
今までチャリティー感が強すぎるという視聴者から批判の声が多かったこともあり、チャリティー色を薄めてエンターテインメント化を図ることになる。
チャリティーマラソンがスタートし、テーマソングとして「サライ」が誕生したのもこの回から。

このテコ入れが功を奏して低迷していた寄付金は前年よりも7千万円以上増加、視聴率も17.2%まで回復した。
以降はこの路線で続けていくことになり、おなじみの「24時間テレビ」のスタイルが確立したといえる。

そして今年2016年で39回目を迎える。

アニオタ的には手塚治虫先生のアニメスペシャルが毎回行われていたのが記憶にある人もいるだろうか。
このアニメスペシャルは第1回から放送されており、2時間のテレビアニメというのは世界初であった。
初回放送時には24時間テレビ内で最高の28%という高視聴率を記録し、大成功をおさめたことから以降レギュラーコーナーとなる。
また、これを皮切りに2時間枠のテレビアニメが各局で放送されるなど、テレビアニメのあり方に大きな変化をもたらしたと言えるかもしれない。

残念ながら手塚治虫先生が1989年に亡くなったこともあり、アニメコーナーは1990年(第13回)を最後に惜しまれつつも廃止となった。


子供の頃はテレビにしがみついて見た記憶はないだろうか?

自分達の少ないお小遣いが全人類を助けられる…

募金した人も多いのではないだろうか?






一方で、チャリティー番組でありながら、一部では悪い噂もある。
ちなみに海外の例を見ると、特にアメリカのチャリティー番組はノーギャラの場合が多く、24時間テレビもそうする方が良いのでは?という声もある。

ビートたけしはオールナイトニッポンの放送内で、
「ヨダレ垂らした芸能人どもがめちゃくちゃ高いギャラ稼ぐくせに、これ以上貧乏人から金巻きあげんな。
チャリティーっていうくらいならお前ら全員ノーギャラで出ろよ!」と発言し、偽善番組とも述べている。

これに関連して、フジテレビの「ラスタとんねるず」の人形劇コントにおいて、電光掲示板に表示された募金額が減額される様子を映像で流し、
「24時間テレビでは募金から出演者のギャラを捻出している」かのような趣旨のパロディを放送したところ、
主催テレビはフジテレビに対して 「募金は全て寄付をし、謝礼金は番組制作費から支払っている」 と抗議した。
一応断っておくと、24時間テレビは社会福祉法に基づき、厚生労働大臣の許可を得て募金活動・慈善活動・資金配分などを行っているため、
国からの厳しい監視を受けており、 募金からギャラや経費が支払われたりすることは絶対にない。一切差し引かれることなく全額がきちんと募金される。
この件に関してはフジテレビ側は非を認めて謝罪を行っている。

他に『募金を得た団体が(募金者が想像しているような)全額を適切な活動(※ 適切な 人件費も込み)や資金拠出に使っているか?』には疑問を抱かれていることが多い。
24時間テレビだけの問題ではないし一つの団体だけ取り上げて見ても時と場合によるのだが、法的には問題無くとも問題視される行動を取っている団体も存在する。
流石に募金を更に寄付した先まで監査しろというのは無茶なので、テレビ局側ばかり責められるような話ではないのだが…気になるのなら自分で募金先を選んだ方が良いだろう。選択肢は一つではない。


ちなみに税金が厳しいアメリカではチャリティーの寄付には税金対策という面もあるので、
一概に「海外のチャリティー番組はノーギャラで素晴らしい」とは言い切れない。

これらの点は十分考慮する必要がある。







―編集は地球を救う

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