ストライダー飛竜

登録日:2011/12/29 (木) 10:16:03
更新日:2024/04/19 Fri 02:22:31
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貴様らの親玉の所に連れて行ってもらおうか


馬鹿な奴めっ!空中戦艦バルログがある限り世界は我々の物だ!





貴様らにそんな玩具は必要ない



ストライダー飛竜とは、1989年にカプコンから発表されたアーケード用のアクションゲームのタイトルである。
壁や天井に張り付いて自在に移動する、急斜面のガケを高速で駆け下りるといったダイナミックかつ多彩なアクションと、ケレン味溢れる飛竜の台詞回しの魅力によって80年代のカプコンのアーケードゲームの人気作の1つとなった。
後にメガドライブ、マスターシステム(日本国外のみ)、X68000、PCエンジンに移植。PS1では続編とセットで発売され、Wiiのバーチャルコンソールでも配信中である。
Amiga版やセガ・マスターシステム版はとんでもないクソ移植なのも有名。

そして最近海外との合同企画でマルチプラットフォーム、探索型ゲームにリメイクされたストライダー飛竜が開発されている、2014年に発売。

【あらすじ】

西暦2042年。世界は闇の支配者グランドマスターによって支配された。グランドマスターの目的、それは自身が創り出した生命で地球を満たし、それまで存在してきた全ての生物を淘汰する事であった。
そして西暦2048年。1人の男に指令が下る。
男の名は飛竜。古来、歴史の裏で常に暗躍してきた戦闘、諜報のプロフェッショナル集団「ストライダーズ」に所属し、最年少でありながら特A級ストライダーの資格を持つ最強の暗殺者である。
その飛竜に課せられた任務、それは……

「冥王グランドマスター抹殺」

極限まで鍛えられた肉体とプラズマエネルギーによってあらゆるものを切断する光剣「サイファー」を武器に、文字通り世界の全てを敵に回した彼の戦いが今、始まる…。


【登場キャラクター】
◆ストライダー飛竜
「黄昏に消え去るがいい」
このゲームの主人公。
暗殺組織ストライダーズに所属しており、最年少で特A級ストライダーとなる程の腕前を持つ。
ちなみに、飛竜じゃなくてストライダー飛竜までがコードネーム、もっとも敵は飛竜までは呼ばず「ストライダー」呼ばわりだが。
プラズマを発生させる刃が付いたトンファー状の武器「サイファー」をメイン武器として戦う。
他には1ではロボットオプション(足の生えたキノコみたいなのと鳥型と系肉食獣型の三種)と2ではサイファーのブースト機能を用いる。
原作こと1での声はカプコンの社員だったが、2及びNAMCO×CAPCOMPXZ2では鳥海浩輔氏が担当した。
それ以外はPCエンジン版では塩沢兼人氏、MARVELvs.CAPCOMではうえだゆうじ氏が担当している。
なお、1と2では作品間に2000年もの差があり、2の地球はグランドマスターによってすべてが作り替えられた世界となっているが、飛竜だけは1の飛竜と同一人物らしい。
……とされていたが、後にリメイク版の限定版に同梱された公式設定資料集では、初代の飛竜が任務達成した後、2000年後にグランドマスターが復活したという展開が正史だとされた。

初代ではサイファーが連打可能で攻撃範囲も広く攻撃力も高いと滅茶苦茶に強い。
敵をなぎ倒す爽快感のあるプレイを実現させているが、ほとんどのボスが相手にならずラスボスのグランドマスターでさえタイミングが合えばあっという間に倒してしまう。
ストライダー飛龍のいいところも悪いところも飛龍が強すぎることと言われるほど。
2ではゲームバランスもあり攻撃力が低くやや不評であったが、PS版移植の際に敵の耐久が下げられ初代ほどじゃないがかなりの強さに。

◆ストロバヤ
1面に登場するマッチョ
改造されているとはいえ、生身の人間でありながらサイファーに耐える化け物にプレイヤーは戦慄した。
イメージイラストにも描かれている。

◆東風
ただの回し蹴りでサイファーのような刃(プラズマエネルギーの蹴りなんだとか)を発生させる中華娘。

◆ソロ
自在に飛行できるパワードスーツを身につけた賞金稼ぎ。ただし大抵飛竜に瞬殺されるが。
だが、後に簡易量産型も大量に現れる。

ストライダー飛燕
「お前は夢を見ているんだ。それも悪い夢を…」
2で出現する小型二刀流の”ジオメトリカル・サイファー”を操る元ストライダー。要は裏切り者。
事有る毎に飛竜をグランドマスター陣営に誘おうとする台詞と容姿が若干女性っぽいのでよくホモ扱いされる。
ちなみに、2及びNAMCO×CAPCOMでの声優は飛竜と同じ鳥海氏。
知らない人は演じ分けの巧妙さにビックリする。

◆グランドマスター
「死ね、古き神の子ども!」
あのお方。
世界を創造する力を持っており、何もない空間から生き物を自在に生み出すことができる。
シリーズを通して、ひどい目に遭う方。



【他作品での活躍】

  • MARVELvs.CAPCOMシリーズ
無印から参戦。必殺技では1で使用していたロボットオプションを呼び出す。

  • NAMCO×CAPCOM
ストーリー中盤から参戦。
名前付きのキャラはほとんど参戦しており、ストーリー面でもそこそこ優遇されている。
グランドマスターとの決戦ステージのサブタイは必見。
なお、SVCカオスへの参戦予定もあったが、途中で流れた。
本作において人間カタパルトを考案。

『shinobi』の秀真とペアで参戦。公然とNINJA扱いされている。
ナムカプ以来となる例の人間カタパルトも再使用した。


【余談】

本来はストライダーズを脱退したあとの戦いを描いたファミリーコンピュータ用ソフトとしての企画がメインであり、エピソードがモト企画によりコミカライズ化もされたり、主題歌まで作られた事がある。

アーケード版はその過去を描いた外伝的エピソードにあたる作品となるはずだったが、ファミコン版はNES(海外用ファミコン)でのみのリリースとなり(どうも肝心のゲームとしての出来がよろしくなかったらしい)、アーケード版が伝説級のヒットとなったのと相まってファミコン版&漫画版の存在は実質無かった事になってしまっている。もっとも契約自体は健在で2でもクレジットにモト企画の名が連ねられている。

漫画版では殺人マシーンとしての印象の強いアーケード版と異なり、友の死に涙したり、敵に怒りを露わにするといった人間的感情を取り戻した姿が描かれており、もしもファミコン版が発売されていれば現在の飛竜とはまったく違ったイメージとなっていたと思われる。

ちなみに後にストライダー飛竜の制作スタッフは1の開発後にミッチェルに移動し、ストライダー飛竜に似たゲーム、「キャノンダンサー」を制作し、さらにMoonDiversというゲームも開発した。どちらもストライダー飛竜の流れを汲んだ部分が散見されるゲームである。

海外で『StriderⅡ』、『Strider Returns』*1という独自の続編が出ているが、ぶっちゃけゲーム性もシナリオもお粗末で評判は悪い。
勝手な続編と言うわけではなく、ちゃんとカプコンのライセンス品と言うのが始末が悪い。


「馬鹿な…!この項目を編集しようというのか!お前は全消しが怖くないのか!」


貴様の追記・修正ならその程度だろうよ


画像出展:ストライダー飛竜
© モト企画/CAPCOM


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最終更新:2024年04月19日 02:22
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*1 内容はどちらも同じ