プロメテウス(映画)

登録日:2012/10/06 Sat 19:25:36
更新日:2024/04/11 Thu 02:24:54
所要時間:約 7 分で読めます






何故、人類誕生の瞬間は空白のままなのか――。




『プロメテウス』は2012年のアメリカ映画。
監督はSFホラーの傑作である「エイリアン」を製作したリドリー・スコットで、彼にとっては33年ぶりに製作したSFホラー作品となる。

エイリアンで登場した化石化していた謎のエイリアン「スペースジョッキー」を起点に「人類誕生の秘密」をテーマとしている。

なお、勘違いされやすいが、この作品は「エイリアン0」や「エイリアン5」ではなく、エイリアンの設定を利用した派生作品として製作されている。


■[STORY]■

2089年、考古学者のエリザベス・ショウとチャーリー・ホロウェイはスコットランドの奥地の古代遺跡からある壁画を発見する。

「人々に道を示す巨人とその先にある星座」

それは異なる複数の古代文明で見つかった壁画に共通する構図であり、そこに記された星座を調査した結果、深宇宙に佇む名もなき一つの惑星が浮かびあがる事になる。
「LV-223」

そう呼称される事となった惑星の発見と共に、彼等はある一つの仮説を建てることになる。
人類がはるか昔から追い続けている最後の謎「人類の起源」、それがここにあるという。
この星は「人類の創造主−エンジニアの住む星」であり、この壁画は彼等から人類へ向けた「招待状」なのだという仮説を…。

そして2093年12月24日、ウェイランド社の出資によって選抜された科学者たちを中心に編成された17名の調査チームが結成。
ここに人類初のアンドロイドであるデヴィッドを乗せた深宇宙探査船プロメテウスは、LV-223の存在する星系に到着する。

彼らがそこで見つけた物は荒廃した死の大地と、未知の異性文明の遺跡

そして、人類誕生の秘密だった…。


■[登場人物]■

※日本語吹き替えは「劇場公開版」と「ザ・シネマ新録版」がある

  • エリザベス・ショウ
    • 演:ノオミ・ラパス/劇吹替:剛力彩芽/新吹替:佐古真弓
本作の主人公で考古学者の女性。
地球上の複数の遺跡から発見された壁画に記された星図から、原始の地球人には知り得ない銀河系と惑星の存在を導き出した。
この事から壁画を「人類の創造主からの招待」と考え、惑星LV-223探査計画「プロメテウス計画」を発案する。
かつて父と母が病によって亡くなり、自らも子供が産めない体になったことから
「人類はどこから生まれ、どこへ向かうのか」という問いに執着している。
棒読みの酷い演技とか言われるのは劇場吹替版のせいであり、ノオミ・ラパス女史のせいではない。

  • チャーリー・ホロウェイ
    • 演:ローガン・マーシャル=グリーン/劇吹替:てらそままさき/新吹替:大滝寛
考古学者でありエリザベスの恋人。
エリザベスのよき理解者であり、彼女と共に「人類誕生の謎」を探るため、プロメテウス号に乗り込む。
しかし、LV-223に残されたエンジニアの遺跡で答えに辿り着けずに終わった事で自棄酒を煽り、それがデヴィッドに目をつけられる結果となってしまう。
本作のもう一人の主役ともいえる人物であったが「ホラー映画でベッドシーンを演じた人間は生き残れない」というジンクスからは逃れる事が出来なかった。
こいつの「未知の惑星で澄んだ空気を見つけて、テンションが上がってヘルメットを脱ぐ」という悪い見本が続編で受け継がれてしまった*1

  • ヤネック
    • 演:イドリス・エルバ/劇吹替:楠大典/新吹替:竹田雅則
プロメテウス号船長。黒人男性。
船内でクリスマスツリーを飾り建てるなどのジョークのセンスを持つが、一方で冷静に船の指揮を執る優秀な船長でもあり、船内の指令室からクルーをサポートする。
劇中では常に船内から客観的にクルーの指揮をとっており、そのためか「この星の真実」に対してある仮説を建てることになる。

  • メレディス・ヴィッカーズ
    • 演:シャーリーズ・セロン/劇吹替:深見梨加/新吹替:本田貴子
ウェイランド社幹部の女性。
プロメテウス号の調査に同行し、それを監督する役割を担っている非常に高圧的で傲慢な人物。
エリザベス達に対して「調査によって得られた成果は全て会社に帰属する」と断言するなどウェイランド社の典型的な社員。
合理的な態度からどことなく機械的な雰囲気が漂う。エリザベス達にはエンジニアに遭遇しても先に自分に報告するよう釘を指す。
「プロメテウス計画」の真の目的を知る人物であるがその事に対しては懐疑的であり、むしろ反対している。
部屋には専用の世界に12台しか完成していない希少な医療ポッドまで用意してある……が、エリザベスが使おうとした際の音声ガイドは「男性向けに調整されている」と答えている。

  • デヴィッド
    • 演:マイケル・ファスベンダー/吹替:宮本充
ウェイランド社が開発した歴史上初のアンドロイド
LV-223に到着するまでの2年半の間、コールドスリープで休眠状態にある乗員に代わり船の航行・保全を行ってきた。
またこの間に、異性文化の研究によってある程度のエンジニアの文明・科学技術に対する知識を身につけている。
例によってある極秘司令をウェイランド社上層部から受けており、他の乗員とは別に行動を行っている姿が目立つ。
また、人類最初のアンドロイドのため初代エイリアンに登場したアッシュ同様安全装置が付いておらずそれが後の悲劇につながってしまう。
メインキャストの中で唯一吹替が変更されていない。

  • ピーター・ウェイランド
    • 演:ガイ・ピアース/劇吹替:納谷六朗/新吹替:佐々木薫
ウェイランド社社長。エリザベス達の提示した「人類誕生の秘密」に興味を示し1兆ドルという巨費を投じて「プロメテウス計画」を推進した。
既に余命幾許もない高齢の老人であり、プロメテウス号が惑星LV-223に到着した時点で故人となっている予定であり、彼等に自らの遺言を託す。
ちなみに1990年生まれなので壁画発見時に99歳、LV-223に到着当時に生きていれば103歳。

  • ファイフィールド
    • 演:ショーン・ハリス/劇吹替:藤原啓治/新吹替:落合弘治
プロメテウス号クルー。地質学者。
モヒカンヘッドのギャングのような姿をしているが、プロメテウス号のクルーに選ばれるあたり、これでも一応その分野のエキスパートらしい。
「俺の子犬たち」と呼んでいる複数の探知ドローンを操り、レーザーグリットであっという間に地形の立体地図を作れる。

・明らかに浮いているキャラクター
・協調性0の行動
・「こんな場所にいられるか、俺は帰る!」

という教科書に載せたいような死亡フラグの模範的な行動をとり、あえなく最初の犠牲者となってしまう。

  • ミルバーン
    • 演:レイフ・スポール/劇吹替:落合弘治/新吹替:丸山壮史
プロメテウス号クルー。鉱物学者。
ファイフィールドとは打って変わり、こちらはオタク風のステレオタイプな学者。
だが立体地図を作れるファイフィールドと違い、特になんの役にも立たないどころか虎の尾を踏む男。
・空気を読まない言動
・言われるまま死亡フラグについて行ってしまう自主性のなさ
・得体のしれない物に近づいていく危機感の欠落

という死亡フラグのトリプルクロスを建ててしまいあえなく二人目の犠牲者になってしまう。

  • モブ
●フォード(ケイト・ディッキー)
ウェイランド社の女性社員。エリザベスと共にエンジニアの遺跡で彼女の補助をしていた。
エンジニアの頭部を解析時にも助手を務めていて、生物学の分野に詳しい。

●チャンス(エミュ・エリオット)
プロメテウス号の副操縦士。惑星地球化が今回の目的とラヴェルと賭けをした。

●ラヴェル(ベネディクト・ウォン)
プロメテウス号の副操縦士。メカニックらしく、船長から生物探知機の不具合の調査を任されていた。

●ジャクソン、チェック、ウォレス(不明)
プロメテウス号の戦闘要員。クルーの安全を守るのが任務。
ジャクソンは「科学調査に武器は不要」と言ったエリザベスに「なるほど、そう祈る」と答えた。

■[作中用語]■
  • ウェイランド社
後に「ウェイランド湯谷社」となる地球の巨大コングロマリット(多業種複合企業)。
惑星探査計画「プロメテウス計画」に1兆ドル(レートが現在と同一とするなら100兆円)もの巨費を投資するなど、その巨大さを窺い知ることが出来る。
その投じた巨費からもこの計画に対する注目は高いが、この計画で得られるものについては内部でも意見が分かれている。

  • プロメテウス号
ウェイランド社が開発した人類初の恒星間有人探査船。乗員17名。
イオン推進エンジンやハイパースリープ装置など当時の最新技術が惜しげもなく装備されている他、モニターや船内デザインに後に開発されるノストロモ号に通じる設計が見られる。
一方で贅を尽くした幹部専用の救命脱出艇や万能治療ポッドが存在するなど、会社の幹部以外の人命を軽視するウェイランド社の非道さの片鱗を窺い知ることが出来る。
ちなみに治療ポッドは音声認識であらゆる手術をオートメーションで行ってくれるが、自動手術は男女片方にしか調整できず、異性の場合は半自動でしか使えない。

  • LV-223
地球からの約3.27×10の14乗km離れた小惑星。太陽や月を持ち、生命体の存在が可能な惑星とされる。
だが大気成分は71%が窒素、酸素ガス21%、アルゴンガス少量。
含有炭酸ガスが3%なので、地球人では宇宙服がないと2分で死ぬ。
また地形の高低差が激しく16000mもの山が乱立し、風速55mの二酸化ケイ素と静電気が含まれた嵐が吹き荒れる。
当然ながら到底生物が住める環境ではなく、「ある場所」以外は植物すらない完全な死の大地。
高山の谷間に複数の滑走路のような直線と複数の巨大なドーム状の人工物(エンジニアの遺跡)がある。



■[LV-223に存在するもの]■

  • エンジニアの遺跡
LV-223で最初に発見された岩山の中にあった建造物。
外には滑走路のような直線、その周囲に巨大なドームが点在し、内部には石碑のような岩壁のトンネルがある。
このドーム遺跡の中だけは地球より澄んだ空気と日光に水が暖められた空間が保持されている*2
奥には超巨大なエンジニアと思しき顔の彫像が置かれ、その周囲に壺のような円筒形のカプセルが整然と並ぶ。

  • エンジニア/スペースジョッキー

かつて人類を創造したと目されている生命体。
人類を遥かにしのぐ科学技術と3メートルを超える巨大な体躯を持つ真っ白な巨人。
今作で『エイリアン』で彼らの肉体と思われていた外見は実は宇宙服に似た装着物である事が判明*3
その内側の肉体は、巨大で毛こそないが人間とほぼ変わらない姿をしていた。
しかし、エイリアンのスペースジョッキー=今作のエンジニアとするには大きさに明らかな差があるetc…など、些か疑問が残る。

「何故彼等は人類を創造したのか、そして、何故彼等は滅んだのか」

本作ではその謎を追うことになる。

尚、物語の冒頭で人類誕生以前の地球(約20億年前)にエンジニアが黒い液体を自ら飲んで分解されている。
公式HPによると黒い液体は「自身のDNAを変化させ、人類の起源となる新型遺伝子を誕生させる働きがある」とのこと。
その後も人類と接点を持ち、彼らに文明を教えている事が壁画から判明している。
巨体という事を差し引いても異常なまでに身体能力・戦闘能力が高く、寝起きにアンドロイドの首を力任せに引っこ抜く程度は当たり前。
人間程度は軽く蹂躙し乗っている宇宙船が撃墜されても平然としており、その後も大暴れしている。
ちなみにこれでも地球人と同じDNAで構成されているとのこと。大雑把すぎないかDNA…。

尚、何故エンジニアが出会った地球人達を皆殺しにした挙句、宇宙船で地球に向かおうとしたのかの理由は、劇中でも明らかにされていない。*4

  • 宇宙船「ジャガーノート」
エンジニアの遺跡の奥にある、エンジニアが建造した馬蹄型の宇宙船。
直径約360m、高さ約75mとプロメテウス号の二倍の大きさ。(まあ巨人の乗り物なのだから意外と小型船なのかもしれない)
中の遺体から最低でも2000年以上過去のものである事が分かるが、宇宙船としての機能は健在。
最初は遺跡の奥のドアと繋がっており遺跡の一部と思われていたが、後に目覚めたエンジニアが起動させた事で宇宙船が浮上した。
エイリアン』に登場したジャガーノート号と基本的には同じ外観で、同一型とも解釈できるが、細かいところが違う。
また、『エイリアン』で登場したのは惑星LV-426であり場所も違い、エンジニアの最期も食い違っている*5
最終的に地球に向かう前にヤネックがプロメテウス号で体当たり特攻を仕掛けた為、撃墜された。
実はもう一機あり、ショウ博士達がラストで乗り込んだのはそっち。

  • 黒い液体(ブラックタール*6
エンジニアの遺跡に祭るように置かれていた円筒形のカプセルに入っていた謎の液体。
その正体はかつてエンジニアが作り出した生物兵器であり、少しでも人体に入れば感染者となり人間ではなくなっていく。
液にどっぷり浸かった場合は皮膚が溶け爛れたような見た目になり、身体能力が異常向上し、元が学者でも軍人を素手で簡単に殺してしまうほどになる。
上述のようにエンジニアが大量に摂取した場合は肉体が塵のように分解されて、人類のような新たなDNAを生み出す液体と化す。
また人体に限らず生物に影響を与え、感染した生物を生物兵器へと組み替えていく作用がある。
さらに感染者と健常者を交配させることで新たな新生物を生み出す事までできる。

■[登場クリーチャー]■

  • ハンマーピード
エンジニアの遺跡にある土壌に棲んでいたミミズ型生物が、黒い液体(ブラックタール)に感染したもの。
感染したしばらく後に大型化し登場、頭部がV字の蛇状の生物となって黒い液体の中を泳いでいた。
頭部を切られてもすぐに新しい頭部が再生する。また体液は強酸性であり、宇宙服のヘルメットを瞬時に溶かす。
威嚇に怯まず不用意に近づいたミルバーンを襲い、腕をねじ切り傷口から宇宙服内に侵入、口から体内に侵入して殺害した。
ミルバーン曰く「ヘビに似た爬虫類のような生き物」「長さは80~100cmで皮膚は透明」「とても美しい」「たぶん雌」

  • トリロバイト
宇宙船から採取された上述の「黒い液体」を摂取して感染したホロウェイとエリザベスが性交して生まれた「新しい命」。
子供を作れないはずのエリザベスの胎内で急速に成長し、数時間で妊娠三ヵ月の状態、わずか1日で臨月にまで達した。
エリザベスが恐怖のあまり医療用ポッドで緊急切開手術して取り出した時には、イカのような奇妙な形をした軟体動物が摘出された。
その後、わずか半日で約5メートルの巨体に成長。触手を振り回して対象に絡みつき絞め殺し、口内から何らかの卵のようなものを植え付ける。
ちなみに人間の肌のような乳白色なので、成長した姿はパッと見「寄生獣」のパラサイトそっくりである。
ポッドを破壊するほどの打撃力はないが、触手が締め上げるパワーは非常に強い。
その力はエンジニアでさえ振り解けず、どっかのフェイスをハグするアレを思い起こさせる。


■ [トリビア]■

  • 本作は当初「エイリアン」を製作したリドリー・スコットではなく、「エイリアン2」を製作したジェームズ・キャメロンが製作する予定であった。
    しかし、「脚本が気に食わない」という理由で彼は監督を辞退。そのため、リドリー・スコットにオファーがかかったという経緯がある。

  • 本作は公開時に続編の製作が決定しており、続編は2015年の予定を延期して、2017年に「エイリアン:コヴェナント」として完成公開された。
    • ちなみにそもそもこのシリーズは元から三部作構成として作られている。詳しくは同項目を参照。

  • 吹き替え版は主人公のショウを剛力彩芽が声優に初挑戦して担当ということで話題を呼んだ。もちろん悪い意味で。
    有料チャンネル「ザ・シネマ」放映版では佐古真弓に変更されており(デヴィット役の宮本充氏のみ双方に参加)、吹替の帝王版ソフトでは剛力版・佐古版両方の音声が収録されている。



「…プロメテウス号より最終報告。計画は失敗し本船は爆発、全乗務員は死亡しました。
私はエリザベス・ショウ、プロメテウス号最後の生存者です。
今日は2094年1月1日、新年。以後通信を絶ち調査を続行します…。」



プロメテウス号の生存者は追記・修正をお願いします。


































●ディーコン

トリロバイトに絡みつかれ、絞め殺されたエンジニアの体内に産み付けられた何かから誕生した生物。
明らかに「あの生命体」に酷似しているが、乳白色で尻尾がなく生態も「エッグ」と「フェイスハガー」の関係に似ている。
おそらく、人類の素となるDNAを含んだ黒い液体に感染した男性と女性から生まれたトリロバイトが、宿主であるエンジニアにDNAを植え付けたためと考えられる。
その後この個体がどうなったのかは公式にも一切語られていない。


結局生き残ったショウ達は、エンジニアが人間を作った理由を知るために彼らの星である"第4惑星"を目指し、話は『エイリアン:コヴェナント』へ続く…。


追記・編集は第4惑星で無事生き残れた方にお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
+ タグ編集
  • タグ:
  • 映画
  • 洋画
  • 20世紀フォックス
  • エイリアン
  • エイリアンシリーズ
  • リドリー・スコット
  • SF
  • ホラー
  • 人類の起源
  • 賛否両論
  • 出産
  • 父親殺し
  • 神殺し
  • プロメテウス
  • アンドロイド
  • ブレードランナー
  • 探検
  • スペースジョッキー
  • ノオミ・ラパス
  • シャーリーズ・セロン
  • マイケル・ファスベンダー

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月11日 02:24

*1 ただし本作で彼がヘルメットを脱ぐと言い出した際は、他全員「正気か?」「馬鹿な真似はやめろ」と至極真っ当な注意・警告をしている。

*2 ちなみに続編ではこのドーム状の建造物を中心に市街地らしき町並みがある。

*3 正確には操縦席とハイパースリープ装置が付いた操縦室兼の専用服と思われる。

*4 デヴィッドは「エンジニアが生物兵器を地球に拡散させるつもりだ」と述べているが、それが真実だったかどうかは不明(というかむしろ怪しい)。そもそもデヴィッドは主を不老不死にしたいと思っていなかったし、別の意図で行動していた事が続編で明らかになっている。

*5 LV-426は存在すら知られてない未開の惑星。またそもそも『エイリアン』では救難信号を出していて、それを察知したノストロモ号が発見する流れ。しかも本作は『エイリアン』の30年の話という設定だが、『エイリアン』に出てきたスペースジョッキーは長い年月を放置され化石化していた。ついでに航行距離も違う。さらにスペースジョッキーは操縦席に座った状態で腹をチェストバスタられている。

*6 一部の文献では「ブラック・グー」とも呼ばれている