サファイア(ポケットモンスターSPECIAL)

登録日:2010/09/24(金) 22:56:40
更新日:2024/02/15 Thu 01:08:15
所要時間:約 5 分で読めます




あたし、



あんたのことが



…好きったい……。




サファイアとは、『ポケットモンスターSPECIAL』の登場人物。


ルビー・サファイア版の女主人公がモデル。

服装もそれに準じていたが終盤ではエメラルド版の衣装に着替えた。
第6章においてはエメラルド版をベースにした本作オリジナルの衣装で再登場。更に第13章ではORASの衣装に変更。


○プロフィール

メイン担当:第4章第13章
  誕生日:9月20日(誕生石:サファイア)
   星座:乙女座
   年齢:15才(第13章時)
  血液型:O
  出身地:ホウエン地方ミシロタウン


オダマキ博士の娘でフルネームは「オダマキ・サファイア」
この世界の命名基準どうなってんの?

ちなみに父親の呼び方は父ちゃん。


○人物

人柄を現すとしたら「野生児」という言葉がピッタリ。
博多弁のような訛りが付いた言葉遣いでしゃべり、優れた五感と野獣のような身体能力を持つ。
八重歯や尖った爪も野性的な見た目をさらに強めており、葉っぱで姿がよくわからなかった時にはルビーにポケモンと間違われた。
正義感も強く、困っている人やポケモンに手を差し伸べることを躊躇しない。

ポケモンAGハルカと見た目こそ同じモデル故に似ているが、そのイメージで見ているとまず間違いなく度肝を抜かれる。
ポケモンのケツの匂い嗅いだり、鼻にジグザクマのウンコ付けて平気だったりするから……。

着ている服はルビーが仕立てた物で、それ以前は葉っぱで出来た服を着ていた(科学製品を着ていたらポケモンが逃げるとの談)。
ちなみに身体のサイズは気絶していた時に量られており、それに思い至った時には赤面していた。*1

「戦えないポケモンは嫌い」「余計な飾り立てが好かない」「自然のものは自然のままが一番」と、ルビーと主義が正反対なため出会った当初は険悪な雰囲気だった。
ただ、可愛いポケモン自体は好きで、ルビーの手持ちになっていたポワルン (POPO)と再会した時にはその可愛さに目を輝かせ、ルビーと意気投合したことも。
パワフルな言動に目を引かれがちだが、そういった面や恋をするなどといった女の子らしい面も持ち合わせているのである*2

漢字の読み書きは出来ないが、父親のフィールドワークを手伝っていたからか、知識は豊富で頭自体は悪くない。
相手の言動にヒントを得てバトルの突破口とすることもあり、機転、実行力にも優れている。

ただ、特定のポケモンに対する傾倒なども目立ち、肝心な場面では実力自体もさることながら、戦略でルビーに遅れを取りがち。
マボロシじまでの特訓時に侵入者がいた際も、プラスルとマイナンのほうに意識が向いて他にも侵入者(カガリ)がいることには気づかなかった。
彼が実力をひた隠ししていた時期は彼を助ける場面が度々見られたが、彼が実力を示してからは逆に彼にいろいろな面で守られている。
ただルビーがアダンと会話している際に盗み聞きするなど勘がそこまで鈍いわけではない。


サファイアの手持ち

該当項目を参照。


○各章での活躍(※ネタバレ注意)


第4章

ある日、崖から落ちたルビーを助けたのが始まり。

ルビーの主義を認められず口論に発展。勝負を持ちかける。
勝負におけるサファイアの課題は「80日間でホウエンの全ジムを制覇する」
ルビーから贈られた服に着替え、冒険の旅へ。

余談だが、ルビーに寝てる間体のサイズを測られた。(服を仕立てるため)
体のサイズを……ゴクッ。

旅の途中、悪の組織(特にアクア団)と衝突を繰り返しながらジムバッジを着実に収集していった。

しかし、ヒワマキでのナギ戦で敗北。半ばナギに師事する事に。
そこにミクリに連れてこられたルビーと再会。
話している最中に興奮したブーピッグの群れに襲われる事故に遭い、ルビーが思わず全力で助けてくれたために彼の実力を知るが……。

力があるのに悪と戦おうとしないルビーを見限り、彼から貰った服も脱ぎ捨て、戦いへ向かう。だが、彼女一人の力ではどうにもできない状況へと悪化しつつあった。
そこに事態を打開すべくルビーが合流。戦いの場を変えながら二人はマグマ団・アクア団との激突を繰り返す。

そして、決戦間際。彼女の過去の出来事が語られた。


幼い頃のサファイアはバトルも出来ないキレイ好きでおしとやかな女の子だった。

父の友人の息子と知り合い、やんちゃそうな彼と遊ぶことを楽しみにしていたサファイアだったが、
ある日、遊んでいる二人は凶暴なボーマンダと鉢合わせてしまう。

男の子は必死で手持ちのポケモンと協力し、頭に傷を負いながらもボーマンダを追い払ってくれた。
しかし、サファイアは襲われたショックと鬼気迫る表情で戦う男の子の姿に恐怖を覚え、「怖い」と言ってしまう。

怪我してまでも自分を必死に守ってくれた男の子を自分の心無い言葉で傷つけてしまった、とサファイアは後悔した。
その事が原因で着飾る事を止め、恐怖に負けないくらい強くなる事を誓ったのだった。


最終決戦。
ルビーとともにミクリの師であるアダンの下で修行し、カイオーガを制止させられる「あいいろのたま」の制御を身に付け、
ジムリーダーたちが次々と倒れる戦いに終止符を打つためにルビーと伝説の2体の元に向かう。

突入前、サファイアはルビーに想いを告白し、この事件が解決したらミシロに一緒に戻ろうと笑いかける。
しかしルビーはそんなサファイアを護るべく、あいいろのたまを借り受けて彼女を安全な乗り物の中に無理矢理保護する。
突入するルビーを止めようとするサファイアだったが、ルビーは止まらなかった。

結局ルビーとセンリの奮闘ととあるポケモンのおかげで事件は解決するが、サファイアは蚊帳の外という微妙な扱いだった。

事件解決後。約束の期限日が迫り、大急ぎで未攻略のジムに挑戦。
無事、ホウエンジムを制覇する。

ちなみに告白したことをルビーは綺麗さっぱり忘れており、それを聞いたサファイアはちょっと落ち込んだ。


第6章

ルビーと共にエメラルドのサポートに現れる。

ルビーとの関係は良好で出会った当初の険悪さはないが、告白をルビーがきれいさっぱり忘れているため仲の良い友達止まり。
『もう一度告白しよう』と決意を燃やすシーンが4章のラストにあったが、どうやら無理だったらしい。

ただ、二人はお互いに気付いていないが、端から見ているとカップルそのもののやり取りをしている。
エメラルドがあてられて『イチャつくな』とキレるのがテンプレになっていた。

まずはエメラルドとの交流のためにバトルドームに参加し、ベスト4まで進んだがヒースに敗れ、エメラルドにも拒絶されルビー共々放り出されてしまう。
そして、エメラルドとジラーチの捕獲を争う敵・「鎧の男」がバトルタワーを占拠したため、ダツラを加えた四人でタワー突破に挑む。
なんとか最上階にたどり着くが、鎧の男はジラーチの力で「海の魔物」を誕生させ、その圧倒的パワーで一同は窮地に追いやられる。
そこに現れたゴールドクリスの口から、先輩図鑑所有者たちが石となってここにいることが語られ、二人は事態の打開の為「究極技」会得に挑む。
そして、石化を解くカギであるエメラルドの心をルビーと共に溶かし、合体攻撃に参加してバトルフロンティアを危機から救った。

なお、服装は4章後半のエメラルド版のものと同じ形状ではあるが、色彩が青を基調としたものに変わっている。


第13章

服装が『ORAS』の女主人公のものに変更。またまたルビーに仕立ててもらったらしい。
第4章の頃は漢字の読み書きが全くできなかったが、本章ではある程度の読みはできるようになっている(それでもまだ小学生レベルだが…)など、
TVにもほとんど興味のなかった当時と比べると大分世間慣れしている様子。

本章ではルビーの回想で、第6章の直後においてルビーと一緒に、各地をフィールドワークしていたことが語られている。
それゆえか、ルビーへの慕情がより強くなっていて、彼が本章ではやたら女性(特にルチア)と絡むせいで嫉妬心を抱くことも。
エメラルドとも親しい関係になったが、彼のきつい悪口に対してしばき返すなど、割と喧嘩する。
なお、巨岩を持ち上げたりヤシの木をへし折って振り回したりと身体能力も磨きがかかっている?

ダイゴに召集されメガシンカを会得すべく、エメラルドと共にキワメから課された修行に取り組んでいたが、ルビーが中々やってこないことに不信感を抱く。
しかし修行に入る前に彼と会った際、「シシコ座流星群天体ショー」のチケットをもらっており、その高揚感でなんとか心配する気持ちを抑えていた。

かくしてメガシンカを会得し、シーキンセツへと移動するが、そこでちゃもに対して行われたのは「生体エネルギーの吸収」という、大凡人道的とは言えないものであった。
困惑するサファイアの前に、姿を現したヒガナは真相を語った。
生体エネルギーは次元転移装置を起動させるためのものであること、それは地球に激突する巨大隕石を転送するためであること、ルビーがヒガナと接触していたこと…
これらの事実を周囲がみな黙っていたこと、ルビーがまたしても自分に黙っていたことのショックで、サファイアは言葉を発することができなくなってしまう。

さらに、ヒガナから装置を守ろうとしたサファイアはフーパの力でトクサネ宇宙センターへと転送された。
これ自体はダイゴたちの計画にはむしろ好都合だったが、ヒガナは再び装置を狙う。
言葉を発せなくなった代わりに感覚が鋭敏となっていたサファイアは、ヒガナの殺気を察知して先制攻撃するも、ヒガナもマグマ団・アクア団の新メンバーを連れていた。
辛くもサファイアはその場を逃れヒガナを追うが、ボーマンダの一撃でロケットから叩き落されてしまう。

なんとかギリーに助けられ、秘密基地で介抱されていたサファイアだが、レックウザがフーパの輪を通して現れ、更にルビーも帰還。
巨大隕石の前哨戦といえる小型隕石群の落下に際し、ルビーは自分の行いを悔いつつサファイアに協力を求めた。
これに対し、サファイアはわだかまりを書いて伝えてレックウザに飛び乗る。
そして共に「ガリョウテンセイ」を放ったものの、三度現れたヒガナの手でルビーはボーマンダの火炎放射に焼かれ、想い人の危機を前にサファイアの声が遂に戻った。

だがレックウザを使役しようとしたヒガナの行動が失敗に終わり、
ホウエンの全勢力を結集した隕石迎撃作戦が始動するさなか、サファイアはルビーへの不信感を再び抱いていた。

ヒガナの想定していた「伝承者」が宇宙空間にレックウザと共にゆき、死ぬ役割であること。そしてヒガナ自身がレックウザに拒絶されたダメージで倒れたこと。
何より、ルビーの何かを決意したような顔つきから、彼が伝承者となって宇宙へ行ってしまうのではないかと思ったのである。
サファイアはルビーを問い詰め、挙句ルチアとコンテストの話題で盛り上がる彼の様子に対し、怒りと嫉妬心からメガシンカまで使ってその口を割らせようとした。

しかし、ルビーの真意は「自分のデザインした服を着て、二人で一緒に伝承者となること」だった。

こうして、いつもの調子を取り戻し喧嘩しつつも、二人は伝承者となってレックウザをメガシンカさせ、隕石の破壊に成功。二人で流星を見ることもできた。
フィールドワークに付き合ったお返しとして、サファイアがコンテストライブに出演したところで、本章は終わっている。


○台詞集

「助けてやったとに…なんばしよっとね!!」

「と、友だち!?そ、そんなんじゃなか!! あたしはあんなヤツになんの気持ちもなかと!!」

「あたしだって女の子ったい!! かわいかものも大好きだし、いいなーと思う人に憧れたりする気持ちもあるとよ!」

「鍛えた力はなんのためったい!! 誰かば助けたりそのための力じゃあなかとかァァ!?」

「あたし…あんたのことが…好きったい……」

「ポケモンと一緒に戦うあんたが好き。ポケモンの毛づくろいばするあんたが好き。気取って気持ちばかくすけど、本当はやさしいところも好き。
 こうと決めたら迷わず立ち向かうところも全部、全部好き」

「……一緒に…ミシロへ戻ろう?」

「よかったら話してくれん? アンタがどげん場所で、どげん想いで、どげんふうに生きてきたか」

(あん人はあたしにこんな思いさせとおないから黙ってたん?あんた自身はどおなん?どんな思いでこんな約束したと?)
(あたしもやれることは1人でやる。やるべきことは目の前にある!)

「ちゃもが、ジュカインが差し出したエネルギーばムダにせんためにも、計画ば邪魔させるわけにはいかんとよ!!」

「言うたよね?今度置いてけぼりにしたら許さんって!」
「倒れたヒガナば見て思いつめた顔をして!あんたがあげん顔ばしたときはいつも…」

「今からでも遅くなかよ。聞きたかこと、話したかこと、いーっぱいあるけ、帰ってくるまで待っとって」

「…うれしか。最後の一瞬まで…いっしょにおれて…」


追記・修正、頼むったい!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケットモンスター
  • ポケモン登場人物項目
  • ポケットモンスターSPECIAL
  • ポケスペ
  • ポケモン
  • サファイア
  • 主人公
  • ヒロイン
  • 図鑑所有者
  • トレーナー
  • ポケモントレーナー
  • ホウエン地方
  • ミシロタウン
  • 第三世代
  • 第4章
  • 第13章
  • 野生児
  • 野生児ギャル
  • もののけ姫
  • 博多弁
  • ルビーの嫁
  • ボーマンダ
  • トラウマ
  • 強いヒロイン
  • 四つん這い
  • ハルカとは違うのだよハルカとは
  • ロリ巨乳
  • スパッツ
  • バンダナ
  • 八重歯
  • 究める者
  • 結構暗い過去持ち

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月15日 01:08

*1 その後の登場の際も基本は彼が服を仕立てている割にサイズがサファイアにきちんと合っている。どういうことなんだろう?

*2 あまりに野生児扱いされることに対して「あたしだって女の子ったい」と彼に苦言を呈したこともある