エドモンド本田(ストリートファイター)

登録日:2011/08/17 Wed 00:51:56
更新日:2024/01/22 Mon 19:11:37
所要時間:約 4 分で読めるでごわす





大一番にごわす!!

よいしょーっ!!


                           マム
                           _z≦=ヘ三{i
                       __辷三ニ{{ ,イヽ
                  . : ´    マ冖´ |!ヾミ{{ i
                    /        i{ ゞ≧='泛='、
              i{          ヽヽi マ´ r`‐' ヽ
               __ ハ       |    ヽ > ─′  |
.          /   /i    ´ ̄`TT´     |     | ヽ|
.         /   i{ /       / {     人   ノ  |!
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     {{    /  ̄i ヽ     i         |__ ノ `ヽ     i
.      ヾニ彡, '  ̄‘:      i  ̄ ̄ ̄ ̄  |  ハ、      |
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     ト、 i |{    i   ‘:.   `ヽ       /  /  |-=' ¨ \    ` ‐、
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      ,ィ    ,  /                          ̄
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エドモンド本田とはストリートファイターシリーズに登場するキャラクター。
初登場はストリートファイターⅡ。ゲーム中での表記は『E・HONDA』




【プロフィール】

出身地:日本
格闘スタイル:相撲
生年月日:昭和35年11月3日
身長:185cm(髷込み)
体重:137kg
スリーサイズ:212・180・210
血液型:A
好きなもの:ティラミスちゃんこ鍋・風呂
嫌いなもの:優柔不断
特技:鍋奉行
担当声優 :郷里大輔(アニメ映画、よみがえる藤原京など)菅原正志(ZERO3、カプエス) 永野善一(以降)


【人物像でごわす】

日本の相撲取りで、番付は張出大関*1
普段は赤いまわしの上に青い縦縞の浴衣を身に着けているが、戦う時は上半身をはだけた姿になる。
意外とまわしのみで戦う事は少ない。顔に隈取り、勝利時には歌舞伎の“見栄”を見せることも。

エンディングによっては世界を救うほどの力を持っているのに未だに大関なのは、あの世界の力士が本田以上のつわものぞろいであるため…
ではなく、余りにエキセントリックな数々の行動故に相撲協会からは異端児扱いを受けているため。*2
が、当人は別段気にしていない。ただし、『熱唱!ストリートファイターⅡ』では「わしは横綱エドモンド本田」と歌っている。
顔に隈取をしているのは、大相撲の力士としてファイトしているわけではない、という意思表示と日本の文化を世界に知ってほしいという彼の思いから。

力士としてファイトしないのは角界に愛想を尽かしたからではなく、彼なりの気遣いだったりする。
(現役の力士がストリートファイトをすると、相撲協会に迷惑がかかるから)
そのため力士として取組に臨むシーンが見られる『ストⅣ』のEDでは隈取りをしていない。
他の力士達も本田の奇行には苦い顔をしつつも、それらは全て相撲を愛するが故と理解しているらしい。
『Ⅳ』のEDでは本場所をすっぽかして格闘大会に出ていた彼を空港で待ち受けて、休場した取り組みにまとめて付き合うなど配慮してくれている一面もある。

義理人情に厚く、何事もガハハと笑いとばす豪快な性格。一人称は『わし』で語尾に「~でごわす」と付ける。
思いつきで行動することがあり、「世界巡業」と称して、ストリートファイトの世界に飛び込んだり、銭湯に土俵を作ったりも*3
特に「世界巡業」ことストリートファイトへと度々出奔しているらしい。
前述の隈取り姿を見ただけで「まさか!」「今度こそ止めないと…」と他の力士達に力ずくで止められていた。もっとも「無駄じゃい!」と一蹴していたが。
料理も上手なようで、特に大好物であるちゃんこ鍋の味には強いこだわりがある*4
それを生かして「さいどびじねす」ことちゃんこ店「どすこい亭」を経営中。大人気店で世界進出もしている。
『6』では更にメトロシティにちゃんこ料理店「相撲茶屋・江戸紋」を出店している。
新人時代は鍋当番をしていたのかもしれないが、もしそうなら、体格のことも考えて*5最初はあまり期待されていなかったのかもしれない*6
ちなみにこの店、現役の力士達が店員を担当し、背中にちゃんこ鍋を乗せながらスーパー頭突きで空を飛びながら料理を配膳するらしい。
どうやらこの世界の力士が超人的なのは本田に限った話ではないらしく、スーパー頭突きは江戸紋の店員に必須スキルなのだろう。
とある場所では、ファイナルファイトの雑魚敵の見た目をしたニコラスというキャラから
「俺は頭突きが得意なんだが江戸紋の相撲取りに負けちまった」「相撲にはスーパー頭突きって技があるとか」
「「スーパー」が付いてるぶん強いに決まってるじゃねぇか」という話を聞ける。「スーパー」なら仕方ないね。

参戦理由は「角界に歯がゆさを感じて、強者を求めて世界に旅に出る」だったり、「相撲をわぁるどわいどにするのでごわす!」だったり。
ストーリーの根幹に関わるシャドルーや殺意の波動などには興味も関心も無い為、必然的にそちらでの出番はほとんどない。
そのため、ストーリー面ではあまり目立っていなかったり、外部出演作が少なかったりなど、初代メンバーの中では比較的影が薄い。
扱いとしてはコミカルな三枚目キャラとして扱われることが多い。
後のシリーズに『Ⅱ』からの参戦キャラが選ばれる際は、居ても居なくても問題ない&性能的に嫌われやすいので省かれる事が多い。
『ウルⅡ』では、最終的な目標は「相撲の技と通して心と体の融和を図ること」「毎日ちゃんこを食べること」だと語っている。

実写映画『ストリートファイター』では完全に別人で、かつて「横綱に一番近い男」と呼ばれたハワイ人力士。
バイソン将軍に廃業させられ、今ではGNTの撮影クルーに落ちぶれたという人物。ザンギエフと怪力勝負をする。


【関連人物でごわす】


道や形は違えど『世界を相手に強者を追い求め続ける日本人ファイター』同士、色々共感するところがあるようだ。
劇場アニメ版ではひょんなことから彼と行動を共にし、ベガとの戦いに臨んだ。
逆にテレビアニメ『ストリートファイターⅡ V』ではブランカ共々完全にはぶられ未登場。

漫画『ストリートファイターⅡ V烈伝 昇竜争覇』では、なんと黒幕の実験生物兵器として登場。
作中随一の残虐な性格になっており、南極でリュウ、ガイルと戦う。
改造されており、腕が切断されても槍のような形で再生したり、掴んだ相手の生命力を吸い取ったりと完全に化け物。
銃弾を平然と弾き返し、雪上車のキャタピラを引き千切ってガイルの同僚を文字通りミンチにした。
サマソで腕を切り落とされるも上述のように岩ののようなものを生やし、ガイルを貫いて殺害。
その後も圧倒的パワーでリュウをクレバスに突き落としかけるが、キャミイが助けに入ったことに激昂。
リュウを掴んで動けないキャミイをいたぶり続ける。
その行動に怒ったリュウが正気を保ったまま殺意の波動に目覚め、灼熱波動拳で焼き殺された。
実はジェームズ本田という別人らしい。ハワイ・オアフ島出身。高砂部屋。

  • ソドム
『ファイナルファイト』に登場したマッドギアの幹部である似非カブキモノ。
千秋楽に乱入されて(『ZERO2』のソドムED)以来の顔見知り。
「アンタは行動が極端でイカンわい」とは本田の弁。
てかあんたもあんたで力士としての行動が極端だろ。

  • ユーリ&ユーニ
ZERO3にてシャドルー壊滅後、行き場を失ったベガ親衛隊を引き取る。
「困った時はお互いさま、みんなワシのところにきんしゃい!」

ちなみにオールアバウトムックではブランカに対する勝利メッセージで
「すまんの、ワシには面倒見切れん。いい人に拾われんしゃい!」と保護をあきらめていた直後に
このED画像と比較して「!?」と突っ込まれていた。同時にダンの異常なコミュニケーション能力も浮き彫りとなった。

古くからの友人でトルコ版大相撲とも言えるヤールギュレシ(オイルレスリング)の使い手。
本田の髷は彼の会社の油で結っている。『自国の国技で世界を相手に闘っている』者同士なためか気が合う。
『ハカン殿』『本田はん』と呼び合うほどの親しい仲。
…なのだが、お互いが『自分の格闘技こそが世界最強』と信じて憚らない為、ちょっとした一言が原因で大喧嘩…なんてことも。
『ストⅤ』のエンディングでは仲良くアイスを食べていたところ隕石が襲来。
2国の相撲の力を合わせて(?)*7隕石を破壊し世界を救った。

『ZERO3』におけるザンギエフのエンディングで登場。
サイコドライブを破壊しようとシャドルー基地に侵入した際、悪いやつを懲らしめに同じく基地に侵入していた本田と鉢合わせ。
サイコドライブ破壊の為に協力する。
…のだが、肝心のその方法というのが本田をスクリューパイルドライバーでひたすら何度もサイコドライブに叩き付けるというもの。
本田もスーパー頭突きで頭部への衝撃に慣れているのか、こんな方法なのに終わった後は諍いなく意気投合した。
レインボーミカのEDでダブルラリアットだけでサイコドライブを壊してた?気にしたら負けだ

料理人という噂を聞きつけ、日本の男の料理である『ちゃんこ鍋』と『青汁』を勧める。
ただ、腕前が壊滅的という事実を知らなかったせいか、まずい料理を食わされるハメになったらしく、
6では彼の味付けについて嘆いており「やつの目を覚まさせるちゃんこを作りたい」とこぼしていた。

  • あさのけいこ
6のワールドツアー本編クリア後、メトロシティーのハガースタジアム方面に出現する「強き者たち」に該当する女性。
「あさのけいこ より らくしょうかい?」と往年のネタ謎の問い掛けをしてくる本田スタイルのファイター。レベルは驚愕の83。
勝利後は「分かる人が分かればいいさ」と多くは語らず姿を消す。分かる人は概ねアラフォー直前

  • 弟子
6のワールドツアーモードにおけるプレイヤーキャラクター。(いわゆる自分の分身となるキャラクター)
ある依頼を受けて相撲茶屋・江戸紋にやってきた際に弟子入りする。
豪快な一方で強さには真摯な本田とも相性が良く、良い師弟関係を築いている。
ただし、(好感度上げのために)イタリア土産のアヒルちゃん人形を本田に何度も贈り続けるという奇行に出ることがある。
本田にとっては転ばされた宿敵のようだが、「今度こそ克服する」とポジティブに受け取ってくれる。


【ゲーム上の性能】


体格どおりの重みのある技をウリとする打撃寄りのパワータイプ。
作品によって異なるが概ね牽制向けの技を多数持つのにキャンセル可能な通常技が極端に少ない。
そのため、立ち回りで細かく優位をとりつつも時には一気呵成に攻め込んで勝ちを拾うといった、癖の強いキャラクター。
大抵の作品でキャラランク中位~中の下くらい。とにかく飛び道具が苦手。
逆に飛び道具を持たないキャラには判定の強い各種技で優位に立つことができる。

ドット絵時代における牽制の主力は中パンチの張り手。立ち、しゃがみ、ジャンプすべて役に立つ。
初心者はとりあえず百裂張り手でにじり寄れ、というのもお約束だった。

【主な必殺技

・スーパー頭突き

本田の代名詞的な技。
「どすこい!」の掛け声と共に身体を水平にし、前方に頭から飛んで行き頭突きを当てる。
お相撲さんが重力を無視してうつ伏せの体勢のまま水平にかっ飛んでいく
…という冷静に考えると意味不明な技だが、気にしてはいけない。
相撲における立ち合いの動作「ぶちかまし」を取り入れた技と言われている。
見た目は奇抜だが性能自体はシンプルな突進技でブランカのローリングアタックと比較すると、こちらのほうが出が遅い分、ガードされた時の隙は少な目。
実は出掛りに無敵時間があり、対空技としても機能する。
初代『Ⅱ』では弱頭突きの無敵時間が長い上に、無敵時間中に攻撃判定が出た。
このため少しひきつけて出せば完全対空になり、相手の突進技を返り討ちにするのも簡単であった。
『ダッシュ』からは徐々に無敵時間が短くなったり、攻撃発生と同時に無敵時間が切れたりするようになってしまった。
それでも本田の主力の一つとして、なくてはならない技。突進中は空中判定、空中無敵。
『Ⅳ』ではアーマーブレイク属性を持ち、弱は頭から肩までが無敵で、EX版は発生まで全身無敵が付く。
『Ⅴ』のEX版は発生が早いが無敵判定がアーマー効果に変更されてしまった。

『6』ではキャラクターガイドにて本田本人から直々に「ガードされても反撃を受けず、ずいーっと押していけるんじゃ!」と宣言されるほどの無法なガード隙の少なさ+強攻撃単発レベルのドライブゲージ削りを誇り、これと百貫落としを撃ちまくる本田が大量発生した。
一応リーチが長い小技ならギリギリ届いて確定反撃できるキャラが一部いたりするが、反応するのはなかなか難しい。
ちなみにワールドツアーでは本田のマスターアクションに設定されており、先制攻撃をぶちかましたり崖を飛び越える移動アクションとして使用できる。

・百裂張り手

本田の代名詞的な技その2。
パンチボタン連打で目にも止まらぬ早さで張り手を連続で出す。
名前こそ張り手だがどう見ても突っ張りであることがよくネタにされる。元祖削り技。
主に飛び込みからケズリを狙って使うが、特に画面端でのケズリが凄まじい。
初代『Ⅱ』においては相手次第だがこの技だけでハメに近い状態に持ち込めることも…。
『ダッシュ』では前後移動が可能になり、『スパⅡX』以降は出始めに大きく踏み込むため、削りやすくなった。
ただし、ターボ以降では無敵部分が削除され手先を攻撃されると弱いという弱点ができた。
EX版はヒットすると最後に強力な張り手で相手を大きく吹っ飛ばす。

『6』ではドライブゲージ導入&ガードされて反撃確定のせいで削りにこそほぼ使われなくなったかわりに、ブランカのエレクトリックサンダー同様に連打入力から214P入力に変更された事で
仕込み入力/暴発の煩わしさ/EX版の出し辛さといった要素から解放され、
また、他必殺技のタメを維持しなくても安定したコンボパーツとして活用出来る様になった。

・スーパー百貫落とし

『ターボ』で追加された特殊な軌道の突進技。
フライングスモウプレスで斜め上に飛び、百貫落としで降りてくる。上昇中にも攻撃判定がある。
ボタンが強いほど飛距離が伸びる。『Ⅴ』以外では上昇中は無敵時間があり、落下攻撃は中段判定。
対空、飛び道具からの脱出、起き攻めなど使用用途は多岐にわたる。ただし着地後の硬直は長い。
飛び上がってケツから地面に着地するこんな技は相撲じゃないなどと言ってはいけない。あくまでもストリートファイト用の技なのだろう。
そもそも本田の技でちゃんと相撲の技の方が少ないのだから
EX技では上昇時に打ち上げた相手を、下降時の攻撃で追撃することができる。

『6』では異常に硬直が少なく、頭突き以上の当て得技と化している。おまけにこれで確定反撃を決めるとコンボ可能+ガードさせてもドライブを強攻撃並に削るという初心者殺し。

大銀杏(おおいちょう)投げ

『スパⅡX』で追加された投げ技。「大銀杏」とは、関取(十両以上の力士)が結うことができる髷の髪型のこと。
片腕で相手の頭を鷲掴みにしてそのまま豪快に地面に叩きつけ、さらにその姿勢から百貫落としで追撃するコマンド投げ
投げた相手の位置が画面端である時を除けば追撃の関係で左右が入れ替わるが、技後の間合いが近いため起き攻めなどがやりやすい。
初出の『スパⅡX』では気絶値が高い上に威力もあり、ハメ(に近いもの)も存在していた。
その上コマンドがすごく出し易かった(ヨガフレイムと同じ)ので、X本田の存在を投げキャラとして一気に押し上げた非常に強力な技であった。
あまりに強力すぎたためか、『Ⅴ』までの間コマンドがレバー一回転になっていた。
弱体化しているが、それでも本田の接近戦を強くする選択肢として意識しなければならない技。
実はIIXで俯せダウンKOするフェイロンが仰向けダウンKOする珍しい技でもあったりする。
EX版は発生が早くなるだけだったが、『Ⅳ』からスパコンの「大蛇砕き」と同じものになった。

【主な超必殺技】

・鬼無双

スーパー頭突きを2連続で繰り出すスーパーコンボ。飛び道具に耐性があり飛び道具対策に使える。
初出の『スパⅡX』では確定でフルヒットせず、途中で逆に反撃を食らうこともある残念技。
そのため「鬼でも無双でもない」と呼ばれる死に技だった。
その後は強化が進み、現在では切り札の一つとしてなくてはならない技に。
『スパⅣ』では出掛かりに全身完全無敵、飛び道具に対しては長い無敵判定がある。
ただし、スーパー頭突きやスーパー鬼無双と違ってアーマーブレイク属性はない。
『Ⅴ』では鬼瓦発動時にアーマー&ガードブレイク付き強化版「鬼大角」に派生する。

・スーパー鬼無双

『Ⅳ』で追加されたウルトラコンボ・I。その名の通り、鬼無双のパワーアップ版。
自身の顔を両手で叩いて気合を入れた後、「スーパー頭突き」を放つ。
ヒットするとロックし、相手もろともステージ端までそのまま頭突きで壁に突っ込む。
着地と同時に「百裂張り手」を放ち、最後に振りかぶった強力な張り手を腹にぶち込んで締める。
攻撃判定の発生は遅いが、出掛かりは無敵で攻撃判定自体も強く威力も非常に高い。
ただ、本当に発生が遅いので当てるのが非常に難しいロマン技。
AE版は調整で飛び道具無敵時間が長いので、相手の飛び道具による硬直を狙うのがいい。

『6』ではレベル2のスーパーアーツとして登場。
頭突き・張り手まではⅣと同じだが、締めとしてサイコクラッシャーアタックのように捻りながらのODスーパー頭突きが加わった。

・富士(おろし)

『ZERO3』で登場したスーパーコンボ。Zイズムにのみ実装かつこれ以降の作品では採用されていないレア技。
斜め上に向かって放物線を描く「スーパー頭突き」を放つ。
これがヒットするとちゃぶ台返しの要領で相手を上に打ち上げ、「スーパー百貫落とし」を繰り出す。
威力は「鬼無双」以上だが非常に隙が大きい。
ZERO3以外で採用されていないのは、タメ入力の対空スパコンという使い所が極めて限られる仕様が
ただでさえ遠距離では待ち戦法になりがちな本田の戦闘スタイルの偏りを助長することや、元々の性能からして対空通常技が豊富で
ゲージは地上戦で強力なガード崩しとして機能する大蛇砕き/牽制や飛び道具に対して遠距離から刺し込める上にLV3なら削り手段としても有用な鬼無双などに回され、
相対的に使われる事が殆どなかったためだろうか。

大蛇(おろち)砕き

『ZERO3』で登場したLV3専用の投げスーパーコンボ。
「大銀杏投げ」の強化版で、相手を二回地面に叩きつける。
投げ間合いは通常投げより少し広い程度だが発生が早く、暗転後の回避はできない。
『スパⅣ』ではウルコン版に「震・大蛇砕き」がある。

発揮爆砕(はっきばくさい)

『6』で追加されたレベル1スーパーアーツ。
相撲の仕切りから相手を強烈に押し出す打撃を繰り出す技。
技の出始めに無敵時間があり、切り返しや対空に使える。
ただし相手が派手に吹っ飛んで距離が離れてしまうので、コンボを決めに行くことは出来ず大きな有利にはなりにくい。

震・大蛇(しん・おろち)砕き

ウルトラコンボ・Ⅱ。その名の通り、大蛇砕きのパワーアップ版。
上手投げの要領で相手を掴み、相手を頭から地面に叩きつけてねじ伏せた直後、自身は空高くジャンプ。
空中で歌舞伎の“見栄”を切る動作を取ってから宙返り、超高速・超高度の「スーパー百貫落とし」で相手を圧し潰す。
余りの勢いで地面には二重の衝撃波が発生するほどだが、威力は「スーパー鬼無双」よりも低い。
当初は暗転を見てからでは間に合わないほど発生が早かったが、AE版の調整で発生が2Fも遅くされる。
このためジャンプで余裕回避できるようになってしまった。確定反撃でもないと見てから回避される。
代わりに投げ間合いが広くなりコマンドも簡略化された…が、性能的には微妙過ぎる。

・神ヶ島

『Ⅴ』で登場したクリティカルアーツ。
「スーパー頭突き」を繰り出し、これがヒットすると柏手を打ってから突っ張り、両手の「百裂張り手」を叩き込む。
最後に振りかぶった強烈な張り手を相手の顔面に叩き込んで吹っ飛ばす。
その後は心の字に手刀を切って*8画面中央から仕切り直しとなる。
上述のスーパー鬼無双に似ているが、この技のスーパー頭突きは一回のみ。
出掛かりに無敵判定があるため対空に使えるが、ガードされるとスーパー頭突きで止まってしまう。

・千秋楽

『6』で追加されたレベル3スーパーアーツ。
相撲のぶちかましを放ち、相手を振り回して摩擦により炎の土俵を描く。
そして寄りきりで土俵の外に押し出す…と見せかけて掴み上げて強烈に投げ落とす技。
出始めが無敵でリーチが長く、出も早いので様々な状況で狙っていける特殊追撃判定も持つ。
本田の残り体力が25%以下の場合はクリティカルアーツに強化され、投げ後に一度踏みとどまった相手に背後からスーパー頭突きを叩き込む。
「抱えあげて寄り切り、投げ落とす」という珍しく相撲らしい演出故か、自動実況では公式実況者兼有名プレイヤーであるアール氏に「STREET FIGHTER 6の本田は、ちゃんと相撲をする!」と言わせている
ちなみにこの技が出せる体力でK.O.すると、複数の座布団が画面を飛びかう演出が入る。


【余談】


  • あの特徴的な隈取りだが、ストリートファイト中だけでなく本場所中もしているシーンがある。(ZERO2のソドムED)*9*10
  • 電撃技をくらった際、マゲの中にも骨が見える。その正体はなんとスーパー頭突きの威力を上げるために仕込んだフライドチキンの骨……と言うのはどうもゲーメストネタだったらしく、正しい設定は「頭骨が隆起したもの」 つまりはである。デザイナー曰く「力士なんだからチョンマゲに骨くらいはえるでしょ」とのこと。
  • 四股名に関して、公式イラストの春麗がストラップに付けていた千社札の表記から『江戸主水』だったり、本田の他の公式イラストでは『江戸門戸』だったりと『あくまでエドモンドの当て字』として正式採用された設定ではなかったが、6のワールドツアーでの会話にて「エドモンド」が『四股名』である事が判明。初登場のⅡ以来シリーズを共に観てきたプレイヤーにとっては、エドモンド=本名ではなかったという驚きの事実を知らされる形となった。本人曰く「リングネームみたいなもの」との事で、本場の取組において「エドモンド」に対応した漢字が割り振られているのか、その他本名などは明らかにならず。なお「エドモンド」というのは当初の出身がハワイ(当時の角界はハワイアン力士が全盛期)だった事の名残で、ヨーロッパ圏の名前のエドモンドを『江戸』とかけて「わあるどわいどに勝負するために世界で通用する名前」としたとの事。でもVの新キャラのエドとは特に繋がりはない。
  • 両国国技館で行われた『SFC版ストIIターボ全国大会』では、場所が場所なので相撲協会への配慮なのか、本田のみバルーンの配置やスタッフのコスプレが行われなかった。
  • 関連作品、派生作品、クロスオーバー作品への参戦数が『ストII最初の12人』のなかで最も少ない。『ストリートファイターEX』シリーズでは(ほぼ同キャラのクラッカー・ジャックをバイソンの代理と考えれば) 本田だけがいない という状況まであった。
  • ストⅤでも『ストII最初の12人』のうち参戦が最も遅く、参戦まで実に3年半もかかった。それとは対照的にスト6では最初から参戦している。
  • ストII~Xのスーパー頭突きはサガットグランドタイガーショットの上を抜けられるが、ZERO3やカプエスだと食らってしまう。
  • 「ストリートファイターII MOVIE」ではダルシムとバトル。相撲のパワーでガンガン攻めるがダルシムのヨガや超能力で負けかける…が、彼がリュウの気配を感じ動揺した隙を突いて勝利した(というかダルシムが降参した)。しかしその後リュウに対して「お前がいなければ負けてたかもしれん」とダルシムが異変した*11ことを察して賞金を半分押し付けるように渡すなど、格闘家として筋を通すキャラクターとして描かれていた。その後もリュウと共に山奥で修行をしていたが、そこにベガが乱入。彼自身はバイソンと異種格闘技戦となり崖下に消えたが、ほぼ無傷で生還。更に戦闘不能となったガイルと敵であったバイソンも担いで戻ってくる等、かなり優遇されている。
  • 『6』においてはAI自動解説のコメンテーターとして好角家として知られるデーモン閣下が参戦したが、「この力士は空を飛んで頭突きをするから凄いよね」「良い頭突きだ!」「大銀杏投げ!カッコいいね!」と意外と好意的であった。取り組み放棄問題とか大丈夫なんだろうか。




朝の追記・修正より楽勝でごわす。

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最終更新:2024年01月22日 19:11

*1 1994年まで実在した、大関の中で最下位の番付。大相撲の番付において3人以上大関がいた場合、本来とは違う位置に名前が載せられる大関。ただし、近年では説明を簡潔にすべくか単に「大関」とされることも多い。

*2 現実世界の大相撲においても横綱には力だけではなくふさわしい振る舞いが求められ、横綱審議委員会に推薦を受けないといけない

*3 尤も、これは馴染みの銭湯が経営難に陥った時に相談を受け、「何か売りになるもの」を、と考えた末の行動なので本田なりの善意である。

*4 『Ⅱ』のエンディングでは、肉、白菜、生シイタケ長ネギなどが入ったすき焼き風の鍋を食べていた

*5 大柄なイメージがつきがちだが、髷込みで185cmというのは力士の中ではかなり小柄な方。

*6 お相撲さんは故・鳴門親方(元横綱・隆の里)など料理が意外と上手い、というのは今や有名だが、期待の新人に対しては鍋当番を免除するのが大相撲界の常識なため、大関や横綱まで上り詰めた人で料理上手な例は実は少ない。

*7 ハカンがオイルの滑りを利用して本田を隕石に向かって発射。その後本田は松葉杖をついていた。

*8 幕内で賞金を受け取る際の動作。本来は左・右・中の順に三画だが賞金を受け取った後にもう一画払って心とする力士もいる

*9 シリーズ初期は設定やキャラが固まっていなかったのか様々なキャラクターの描写が現在とは食い違うことが多い

*10 また現在ZEROシリーズ自体が一部パラレル設定とされている

*11 実際降参を申し出たダルシムに対し「負けでいいとはどういうことだ?」「賞金は俺のものでいいんだな?」と再三確認していた