六神合体ゴッドマーズ

登録日 :2011/08/31(水) 10:17:08
更新日 : 2017/06/10 Sat 23:32:27
所要時間 :約 9 分で読めます




『六神合体ゴッドマーズ』とは、横山光輝の『マーズ』を元にしたロボットアニメ
ギシン星編、マルメロ星編、地球編の3部構成からなる。

美形キャラが多いために腐女子人気が高かったことが有名。
腐人気がダントツに高かったマーグの死亡時にはなんと葬式が行われた。

以下、作中のネタバレ注意。


【あらすじ】

1999年、太陽系へ進出し繁栄していた地球にギシン星のズール率いる超能力者と戦闘メカが攻め込んできた。
唯一の対抗策は、ギシン星人ながら地球で育ったマーズこと明神タケルと彼が操る六神ロボのみだった。

行け!マーズ!悲しみを背負い生きる人々を救えるのは君しかいない!


【人物】

◆明神タケル/マーズ

CV:水島裕
17歳の少年。地球防衛軍所属クラッシャー(以下C)隊の射撃担当。
本人も知らなかったが、実は17年前にギシン星から反陽子爆弾で地球を破壊する使者として送られた超能力者。
しかし第二の故郷・地球を守る為、巨大ロボ、ガイヤーを操りズールに反旗を翻す。
ギシン星編では養父や兄の死を乗り越えて地球を守り、マルメロ星編では迫害された−(マイナス)超能力者を救う為に奮戦、地球編では命を削る呪いにも打ち勝ち、宇宙の平和の為に戦い続けた心優しき主人公。

◆飛鳥ケンジ

CV:石丸博也
23歳。C隊のリーダー。マルメロ星編では宇宙基地ケレスで指揮を執ることが多い。

◆伊集院ナオト

CV:鈴置洋孝
17歳でタケルと同じC隊の射撃担当。最初は異星人のタケルを信用しなかったが後に和解。
地球編では命を削る彼を助ける為に特攻を敢行しようとするまでになった。

◆木曽アキラ

CV:塩谷翼
16歳でC隊の操縦担当。デートでスーツ姿を披露して皆に笑われた。因みに相手は変装した敵。
待て、あわてるな。それはロゼのわなだ。

◆日向ミカ

CV:川浪葉子
15歳の紅一点。C隊のレーダー・情報処理担当。衝突しやすいC隊の緩衝材役。
マルメロ星編ではガッシュに一目惚れをして彼の考え方に影響を与えた。

◆明石ナミダ

CV:山田栄子
戦災孤児の少年でタケルのファン。
ある事件から地球防衛軍の食堂係として雇われ、大塚長官がC隊の隊員として加入させた。オイ大人仕事しろよ。
後に超能力の素養があると判明する。

◆大塚長官

CV:富田耕生
地球防衛軍長官。スターシステムにより、前番組『太陽の使者 鉄人28号』の大塚警部が出世した体裁を取り、今作の当初の目玉だった。
その設定を踏まえて『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』で再会した正太郎に「大塚警部!」と呼ばれた時には「今の私は長官だよ」とやんわりと訂正した。
ミカと話していると千葉繁が足りない気がする?節子、それボトムズや。

◆明神静子

CV:前田敏子
タケルの養母。彼が悩んでいれば、時に厳しく時に優しく叱咤する。
最終回では自分の愛がタケルの重荷になると悩むロゼの背中を押した。
『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』でギシン星人に人質に取られるが、ZEXIS・ZEUTH一同の身体を張った活躍(という名のフルボッコ)で助けられる。

◆マーグ

CV:三ツ矢雄二
ギシン星に住むタケルの双子の兄。両親が殺されたショックから鳥と戯れるだけの少年…を演じギシン星内部の情報をタケルにリークし続ける。
しかし土星でタケルに父母の形見のペンダントを渡した後にズールに洗脳され、兄弟は悲しき運命を辿る。
端正な顔立ちに王子様ルック、健気に主人公を助ける姿で世の腐女s…お姉さま方のハートをがっちりキャッチした。
あまりの人気に夭逝したにも関わらず最終回で視聴者が最後に観る顔は彼であり、OVA版では主役を奪い、第一にクレジットされた人気キャラ。

◆ロゼ

CV:鵜飼るみ子
マーグの副官の少女。超能力を蝶のように飛ばす。
超能力でミカを操り基地を破壊する等、ズールの権化のように冷酷だった。
だが兄の敵であるはずの自分を許したタケルの愛にふれて変化、最終的にはタケルを愛するまでになる。

張五飛

CV:石野竜三
「ズール皇帝こそが正義だ!」「ズールは悪だ」
弱者と悪を憎む地球人の男。ナタクと呼ばれるロボットを操ってタケルの前に立ちはだかる。
撃破されることによって洗脳が解かれ、以後は彼の心強い味方となる。
登場から洗脳解除までが一話分だった為、上記の手のひら返しめいたシュールなやり取りが良くネタにされる。
……判っている人が大半だと思うが、『スーパーロボット大戦64』でのネタである。

◆フローレ

CV:榊原良子
マルメロ星編のヒロイン。母星の+(プラス)超能力者から逃げていたところをC隊に保護される。
自分を助けることで関係ない地球とマルメロ星が争う事を恐れ犠牲になろうとするが、地球全体の決定を覆して自分を助けたタケルを信頼し、同族の為に父ギロンに立ち向かう。
超能力を使うと額に紋章が浮かび上がる。

◆ギロン

CV:小林修
マルメロ星を治め宇宙制覇を目論む男。世界は+超能力者だけであるべきだという理由から−超能力者を迫害、虐殺していた。
野望の為に母星を再起不能に、邪魔になれば実の娘を殺そうとし、妻でさえ殺す外道。
母星の代わりとして地球を侵略しようと艦隊を率いて月まで侵攻するが、タケルとフローレに討たれる。

◆ガッシュ

CV:野島昭生・曽我部和恭
迫害され逃げた−超能力者をまとめる宇宙海賊。目的の為には手段を選ばない男だったが、ミカとの交流を通じ愛に目覚める。
人質となったミカを助ける際に凶弾に倒れ、フローレに同士を託して散る。

◆バラの騎士

地球編から登場。復活したズールに超能力を使う度に寿命を縮めるデビルズリングの呪いを受け、苦戦するタケルの前に現れた謎?の仮面戦士。
宇宙空間でも深海でもその身一つで颯爽と現れタケルを助ける。
イメージはテッカマンのスーツ+ニルヴァーシュのリフを合わせた感じ。正体は×××が憑依した○○。

◆ズール

CV:納谷悟朗
大体コイツのせい。ギシン星・地球編のラスボス。
マルメロ星のギロンにも夢枕で宇宙侵略を唆した。
「宇宙はワシに跪いて当然」という考えの持ち主で、逆らった者に死の制裁を与える恐怖政治でギシン星はおろか「生死の狭間」すら治めている。
本人曰く細胞が一つでも残っていれば復活可能。よく勝ったなタケル…。
スパロボでは他作品のキャラにもそれぞれにとって核心となる話をしたりする。


【メカ】

□コスモクラッシャー

クラッシャー1〜3号に分離可能な戦闘機。武装はレーザー。
操縦席は上から見るとサイの目の5状に設置されている。

□フロンティア号

ガッシュが艦長を務める宇宙海賊船。
宇宙空間なのに、霧が出たらこの船の出現・退却の合図。

【六神ロボ】

ギシン星科学長官でもあったタケルとマーグの父イデアが技術の粋を集めて作った6体の人型ロボット。
普段は地球の各地に石像として鎮座している。

□ガイヤー

タケルが乗り込む赤いロボット。原作よろしく反陽子爆弾搭載機でタケルの意思一つで、あるいはタケルが死ぬと爆発して地球は滅びる。
しかしギシン星最終話で父イデアの教え通りに命を賭けて戦った結果、ズールに爆弾を押し付ける事に成功した。
待機場所は太平洋の明神礁。

□ラー

黄色のロボット。左脚担当。
イースター島の近くに鎮座。

□シン

黒いロボット。右脚担当。
タケルが気絶しているのに静子とナミダを助ける奇跡を起こした。
カンボジアのアンコール遺跡に待機。
♪もえるジャングル〜

□スフィンクス

メタボな体型のロボット。胴体、頭部担当。
エジプトの砂漠地帯に待機。
♪砂漠の砂を〜

□タイタン

緑色のロボット。左腕担当。
普段はインド洋深海に常駐。
♪渦巻く海を〜

□ウラヌス

白いロボット。右腕担当。
北極の氷山内に待機。
♪氷の壁を〜


【ゴッドマーズ】

♪六つの誓いが今、一つの勇気になる。深い眠りから覚めろ〜


タケル「六神合体!」

六神ロボが合体した真の姿。
単機で敵艦隊を鎧袖一触とばかりに蹴散らすその姿は、正に宇宙を駆ける王者。

敵「げえっ!ゴッドマーズ」


タケルの呼び掛けに応じて六神ロボが集合→ガイヤーがスフィンクスに格納された後、4体が各担当パーツに変形、合体され→操縦席が機体頭部まで上昇、
眼が緑に光るタケルの顔にゴッドマーズの頭部が浮かび上がる合体シーンがテンプレ。

デザインが複雑でCGもなくセル画だった当時ではアニメーションで動かすことが困難だったため、基本的に動かない。
敵の攻撃を受けても全く動かず、必殺技も止め絵をスライドさせたバンクとなっている。
当時のアニメーターもあまりの線の多さに「(前番組の)鉄人28号は線が少なくて動かしやすかったけど、ゴッドマーズは線多すぎて嫌になった」と語っている。
しかも左右非対称ゆえに反転させることもできなかったのだからよほど苦労していただろう。
もっとも本当にびっくりするくらい動かないのは最初のギシン星編だけで、マルメロ星編以降は当時のロボットアニメの標準やや下くらいは動くようにはなった。

スーパーロボット大戦シリーズ』に参戦してもそれは変わらず、
Zシリーズで敵の攻撃を回避する際も他のロボットは専用のモーションがあるが、ゴッドマーズだけはそのまま横にスライドする。

ぶっちゃけ初参戦のまだあまり戦闘アニメが動かない時代の『スーパーロボット大戦64』で忠実再現しちゃっている。
『スーパーロボット大戦D』ではファイナルゴッドマーズで剣を振りかざすアクションを入れてしまったため「捏造」と言われるくらい。
(ただしカットインと斬った後に敵に振り向く等、そこ以外の再現性は高い)

まぁ、後期オープニングや本編でもこれくらい動いてるときあるんだけどね。

ファンからは、あまりの動かなさと圧倒的な戦力から、ゴッドマーズは「動かない」のではなく「動く必要がない」として、不動明王の異名で呼ばれることもある。
余談ながら某東映特撮最強ロボとはデザイナーが同じ。動かない理由は違えどあっちも不動の無双ロボ。


《武装》

◇ゴッドファイヤー

腹部にあるGMマークのGから放たれるエネルギー波。タケルの疲れによって威力が左右される。
決して『マ』ではない。

◇マーズフラッシュ

画面が暗転して青いMの字から実体化する巨大な剣で斬る。ズールに奪われて逆に斬りかかられたこともある。
何度か投擲して相手を仕留めており、最終回では六神合体wしたズールを倒してしまった。

◇ファイナルゴッドマーズ

必殺技。95%くらいは上記二つの合わせ技。
だがマーズフラッシュ→ファイナルゴッドマーズという流れもあるので、
正確には「マーズフラッシュを使ったゴッドマーズの渾身の一撃」が妥当かも?
最終回一歩前に「生死の狭間」に居たズールに放った兄弟が力を合わせての一刀は必見。

◇ダブルマーズフラッシュ&ダブルファイナルゴッドマーズ

スーパーロボット大戦D』におけるOVA版ゴッドマーズとの合体攻撃。

◇スーパーファイナルゴッドマーズ

第2次スパロボZ再世篇における金色化状態での必殺技。
…なのだが、ファイナルゴッドマーズの地形適応が宇宙Sなので、宇宙戦では実ダメージはファイナルゴッドマーズのほうが高くなることが多い。
この武装取得と同時にファイナルゴッドマーズは射程が1伸びるし。
原作におけるズールとの最終決戦の再現である(上述のようにその時やったことはファイナルゴッドマーズではなくマーズフラッシュ投擲だが)。


【小ネタ】

(ガイヤーではなく)ゴッドマーズに最初に倒されるギシン星人ギーラはCV:納谷六朗さんである。
ズールの(中の人の)弟をあっさりと2話で倒していることになる。

OPのとある歌詞が歌い方のため「独身万歳!」に聞こえる場合がある。
空耳だが、この作品がやっていた世代の人が聞こえて割とシャレにならない時がある。



追記・修正はギシン星人をファイナルゴッドマーズでトドメを刺しながらお願いします。

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